落語:寄合酒(一)
- AI summary (β)
- 【小春の夜】の要約: 若者たちが集まって酒を楽しもうとする話です。彼らはお金を出し合って酒を買おうとしますが、誰も十分なお金を持っていません。結局、誰かが十円札を持っていることがわかり、それを使おうとしますが、結局うまくいかず、混乱が続きます。全体的に、酒を楽しむための準備がうまくいかず、笑い話のような展開が続きます。
- pid
- 3577337
- date
- 1935-12
- note
- 商品番号 : 67427, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1935
- genre
- 落語
- creators
- 桂 春団治
- duration
- 192
- persName
- 桂 春団治
- publisher
- リーガル
【小春の夜】
えー、相変わりませずお笑いごさを少々申し上げます。
えー、何につけても、ご集中もあふわえの良いもん。
泣くも酒、笑うも酒とか申し上げます。
若いもんが十四五人もより集まります。
おい、さあ一つ、今日は皆メルトイがこうやって行政より集まって一つ一杯やろうか。
さあ、それが良かろう。
えー、で、何じゃ張り込んでもらうちょうど、今度またタネヤンが張り込んだおりに、
少ないって言ったらこんなに酒、天然に出しやしようか。
さあ、それが良かろうな。
何本を出しやしようか。一人前に一朗出したら、で、十四五両の金がまとまる。
うわ、ちげーなよ。
なら、あの、なあ、あの、ツレヤン。
そこらが一つ一朗出してもらうやか。
何本や?一朗でええねん。
あ、一朗でええのか。
おい、札でええか。
もう、札でええねん。
ああ、銀貨でやろう。
銀貨でもかまんが。
どうかで、いかんか。
何でもええねん。
何にもないねん。
こんなごじゃがじゃ、おい、泣けなごじゃがじゃ言うねん。
何かしてやんが。
あの、タネヤン、あんた、あそこ一朗はへんか。
いい。一朗持ちやしようはへんが。
買ってきてやが。
結構ですな、買ってきてもらったら。
どこで?
えー、若狭までいかんだらんが。
だお、一朗うちに若狭へ借りにいけるか。
あほやなこいつ。
若狭へ借りて、お前、貴方だけでも一朗でいかれへんが。
だお、あほやなこいつ。
若狭へ行ったら、貸してくれへんのか。
若狭で借りや借りちゅうて。
そりゃ、若狭があれやが。何借りやんが。
そっちよってやお。
あの、何おじ、玄山。
あんた、一朗はへんか。
いい。
あの、十円札一枚使い残りがあんわね。
これ、使えりゃ、使ってもらいたいと思って。
もう、あと二五一千円くらい、ちゅうたかないのに。
十円札一枚だけ残ったん。
お、昨日どこにあんの。
おい、みんな、れいゆうとき、この男一人で十円札してるから。
れいゆうとき、お前、一朗若狭へ借りにいこうちゅうたけた。
あ、あほかお前。
一人で十円札してるから、れいゆうな。
えれ、すまへんな。
いや、使ってくれ。
どしゃのにゃ。
ど、あ、お、あかんわ。
どしゃの十円札、出しとって。
これ、使えん。
えって、使えりゃ、使いちゅうたか。
あ、使えりゃ、使えかね。
な、みんな、待ててくだあれ。
ほら、どしゃいで、買えてこ。
な、あかんわ。
いつまでかかんねん。
あ、あほなこと言ってんねん。
あれへん。
あの、な、梅はん。
は、ない。
何も言うてへんがな、ほら。
梅はんって言うただけやもん。
さ、もう、こっちでくじ割れとめて、くじ割いてもらったら、
まずねん、んなとこで、あほが。
あの、徳さん。
いや、同じく。
木村はん。
ちょぼちょぼ。
これ、相撲の番付けみたいに言うねん。
あの、こっちずっとはんへんわ。
まだ、何も言うてへんがな、ほら。
みんな、これ、木村はんやんと、やっかり言うてほんに。
おい。
げにゃんないけど、こういう大けったい一枚出ました。
で、これでやったら、十四軍人がいけるやろうもんねん。
で、いっぱいやろうか。
おい、ちょ、ちょとみ、ちょとみてみ。
まさはん、大けったい手渡してくれた。
おい、呼ばれようか。
あかん、あかん。
あ、あれ、あむねん。
え、あむねん。
まさはんが、たいてまして、なんであむねん。
そりゃ、まさはんち、さ、立ちがいようねんがね。
いっぱいの見たかで、しゃれやと言って、
田元へとっくり入れたりするがね。
あんなもん、しゃれにならんが。
え、こないだの腕屋のわりまやかで、まだ腹がん人間がん。
あのた、生けやがな。
あ、はくりをすんで、あれ。
おい、こうたや、ねやると、もう、どっかで、いてけやと思うわ。
のうて、どれも、きびやんないって言った。
いっぺ、たねじみよ。たねじみ。
あの、なあ、まさはん。
このたえ、かえなあったんか。
いやあ、こうでは、まえん。