落語:からし医者(一)
- AI summary (β)
- この内容は、漫才の一部のようです。登場人物が医者にかかる話をしていますが、医者が次々と変わり、最終的には赤壁しゅうあんという医者にかかることになります。途中で、登場人物が行儀の悪さを指摘される場面や、下着のままでいることを笑いにする場面もあります。最後に、登場人物が医者の家に行くと、医者が学問に励んでいる様子が描かれています。全体的に、コミカルなやり取りが続く内容です。
- pid
- 3577352
- date
- 1936-01
- note
- 商品番号 : 67486, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1936
- genre
- 落語
- creators
- 桂 春団治
- duration
- 211
- persName
- 桂 春団治
- publisher
- リーガル
♪♪♪
えぇ、お笑い具装、少々申し上げます。
表から入るとんまじゅんを捕まえます。
えぇ、これこれ、こっち入らんか、すどり瀬人、どうしたん?
やぁ、こんにちは、こんにちは、悩まぬ。
この間から、ちょっから顔見せなんたが、
今日はまたな、顔色が悪いが、どうかしたんかい?
えぇ、お医者、一人もあんねん、そう、そうらしいと見えて、
どないない、もうどないなって、もうなんですねぇ、頭にしびりが切れたり、
足の裏に頭痛がしたりしますねが、
おかしげな病気患うなよね。
病気はそれだけかい。
えぇ、へそな、なんに赤切りが切れて、ああああ、おい、
患うなって言っても、にわかしてる男や。
ほたらかしてたら、いけへんがな、お医者にでもかかったんかい。
えぇ、そらもう、薬にかかって、医者に飲んでねんけど、
なんじょうものいえんねん、おかしげなものやしんと、
薬にかかって、医者に飲んでねん。
お医者はどなたにかかってん?
天間の断じれ飛ばし一三郎しゅう医者に。
えぇ、おかしげな医者にかかるねん、断じれ飛ばし一三郎。
その医者にまだかかってんのかい。
えぇ、それいかんと思って、
あじかの黒けぶりごへださんとかえたん。
おかしなばっかじゃなもた。
で、その黒けぶりごへだにかかってんのかい。
えぇ、それいかんと思って、
からごの町の古川金着さんとかえたん。
ちょいちょいすないねん。
いやいや、こいつ医者はよるな。
おら、えぇ、お医者さんにしゅうせんしてあげる。
おまんすけ、あぁ、おれとこの横町、
陽光もどり、みたてはすごくんまい。
わしとっからゆいていきなり、
みたてもあんじょうしてくだはるで。
えぇ、名前はなんちゅうのん。
名前は赤壁しゅうあんさんちゅうてな。
あぁ、あんたの医者もおもろいねん、なまた。
まぁ、とにかく言ったら、
伊天松さん、あんたの気休めに。
いやぁ、おい、おまえの気休めにいくねん。
なんでも、ものよりはみんなあべこべやが。
しかし、おまはんに言うとくで。
人のうち入ったらじきにまんとう脱ぎながりや。
行儀悪いちゅうこと知らんのか。
なぜまんとう脱がんねん。
人の家あがってちんとすわんのに、
まんとう着た着っぱなしで。
なぜ脱がんねん。
行儀悪いやないか。
へへ。
まんとう脱いだら、よけ行儀悪いん。
なんで、下はだかりやんねんで、わて。
おれ、そんなあふなことすねん。
はだか脱げ、まんとう着ちゃうのか。
へへ。
もう、お医者さん行って、診察してもらうのもなんてですね。
もう、着物着て脱いだらすんのに、
邪悪くせえもん。
まんとうやったら、ボタンかけるだけやしな。
へへ。
まんとうのはねはねて、
たんと手を出したら、
もう、そんなあふなことすねん。
やらへん。
そこに、ゆかたやけど、つつっぽんがある。
それみにまんとうやがある。
え?
そうそうそうそう、そいつこに。
その家からまんとう着けよ。
おお、おれ、かっこようなった。
それで、おまにうぞほで。
むこでみちもうたら、もどりん女になる。
へへ。
それではとりあえず言ってます。
ああ、あっ、これこれ。
げたがかわってる、げたが。
えっ?
げたがかわってるが。
ああげた。
あは。
まあええ。
いや、まあええやないかな、おい。
げたがかわってへいや。
これかわってへん、かわってへん。
かわってへん。
おおてへんて、おれのげたやんが。
さぁ、あんとのげたやさえかわってへんやん。
おれのげた履いて、変わってへんだらどうしたむ。
わたけしの裸足で来たやんさけ、変わってはいんへんやん。
おすねえ、おかしすぎなものよ、おすねえ。
なんかすねえ、あほがん。
これこれ、おもてじめえていけんか。
いや、こんどじめえる。
いやあほ、あほやがれ。
あほめは、つじおばくるっとまがりうる医者のうち。
お医者のうちには、たれがきばってます。
おもては、くんのこまゆけ、ちりめんじくいには、げんかよにして。
つっけいに、しょせいが。
きいてわからん、おしえてもらってわからん。
しょうがいわからんたら、がくもんしちゅうる。
まえさえて、ややこしほんおいて。
てには、じずきもってん。
それ、それおのれ。
それおのれ。
それおのれ、こりゃ、くそたれめえ。
と、だいぶんそのもし、むかつくほじをみおる。