居酒屋(上)

AI要約 (β)
この文章は、居酒屋でのやり取りを描いたコメディの一部です。登場人物たちは、注文や会話を通じてコミカルなやり取りを繰り広げています。特に、酒の種類や魚の注文に関するやり取りが中心で、言葉の誤解やユーモラスな表現が多く見られます。全体的に、混乱しながらも笑いを誘うシーンが展開されています。
pid
3578107
date
1942-03
note
商品番号 : 68012, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
year
1942
genre
落語
creators
三遊亭 金馬
duration
188
persName
三遊亭 金馬
publisher
キング
お前は? シェイ!宮下お前! 何だ? 大神宮さんの舌が空いておりますから、お宮の舌お前! 何だ、どっか破けたような声出すなよ。 お宮の舌で宮舌か。 お父さん、あの、お酒もしてくれ。 シェイ!お酒は澄んだんですか濁ったんですか? おい、不敬意な言い方するなよ。 濁った酒なんか飲めるくらい澄んだんだよ。 えい、上位賞! おい、ちょいと待つくれよ。 一号でいいんだぞ。 ケーキでございます。 ケーキか、俺はびっくりしちゃったよ。 ケーキならもっと大きく上位とーってやれ。 お待ちどうさま。 おい、来た。おいおい、一杯ついてけよ。 誠にあえすいません。込み合いますからお手尽くで願います。 そらし、はっきり断れあったな。 嫌なこと言うなよ。込み合いますとって誰も嫌ひねえじゃねえかよな。 おい、汚ねえ手だなお前の手かよそりゃ。 ベースボールの手袋みてえだな。 どうでもいいけど親指ばっかりかよ。 小指があんのかよ。 太さも長さもみんなおんなじじゃねえか。 バナナ5本並べたいな指してやんな。 肉でいいや身がいっぺえ減ったら。 月読み取れたんじゃねえな。 カニじゃありませんよ。 そう言いたくなるじゃねえか。我慢してついておらんだ。 もっとケツを持ち上げなきゃ出ないよ。 もっとケツを持ち上げなきゃ出ないよ。 お前のケツじゃないよ。 トックルのケツを持ち上げるんだよ。 おい来た。よし。 おい、この酒すっぺえなほら。 しっかり酒だぞ。 今まで甘口に辛口ってのはずいぶん飲んだけどねえ。 酸っぱ口ってのは初めてだろ。 他にねえのか。 よしゃあねえ代わり持ってきや。 おしがーりーちー。 お魚何にいたします。 どりゃ魚食ったんだ。 いらないんつか。 いらねえってやしないよ。 お魚持ってこいったら何にしますと聞きなよ。 何ができんだ。 できますものはチーアイラタラコバーンコーのようなもん。 ブリニョイモニスダコでございます。 えいー。 恐ろし早ええなあ。 さあ大変だ。まるっきりわからなかったよ。 おしまいのピーッとのはわかったがなあ。 それをもっと長く伸ばしてゆっくりやれよ。 できますものは。 うん。 チーアイラタラコバーンコーのようなもん。 うん。 ブリニョイモニスダコでございます。 えいー。 おいそのおしまいのピーッてのは取れねえか気になっちゃわねえなあ。 ただいま申しましたのは何でもできます。何にいたします。 じゃあすまねえけどようなもんっての持ってくれ。 え。 ようなもん。 そんなもんできませんよ。 おめえ言ったじゃねえか。 いいえ。 じゃあもう一回やってみろ。 できますものはチーアイラタラコバーンコーのようなもん。 えへへ。何がえへへだい。 今頃気がついてや。それを持ってこいよ。 これは口癖でございます。 ああ口癖か。口癖でもいいから一人目持ってこい。 そんなもんできやしませんよ。 酒の代わりだよ。 ごしがりーちー。