寿限無(一)
- AI summary (β)
- 内容を要約すると、以下のようになります: ある人が友人の家を訪れ、赤ちゃんが生まれたことを報告し、名前をつけてもらうよう頼みます。友人は「初七日」という言葉の意味を説明し、赤ちゃんの名前をつけるのは重要なことだと話します。訪問者は、名前をつけるのに詳しい人に頼むべきだと考え、友人に助けを求めます。友人は冗談を交えながらも、赤ちゃんにふさわしい名前を考えることを約束します。
- pid
- 3580342
- date
- 1929-12
- note
- 商品番号 : 50967, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1929
- genre
- 落語
- creators
- 立花家 花橘
- duration
- 185
- persName
- 立花家 花橘
- publisher
- ビクター
【音楽】
こんにちは
よう、どうした?
まあ、こっちをお上がり
ええ、ありがとう
へへ
ちょっと、お頼みがあって来ましたんですがな
何じゃ、また改まって
どういうお頼み?
いいえ、他やないんですけどね
いつのかかが男の子手紙を製造しましてな
そんな変な口の聞き方をしなさん
男の子手紙、製造したの
ははは
まあ、しかし赤さんを産みなさったの
そりゃえらいおめでたい
ええ
で、今日が初何日にあたります
まあ、かわいそうに
人も知らんのやが
すると何かすぐに亡くなったんかい
誰がだよ
で、その赤さん
うだうだ言いなあんな文字、他社でし
けどおまえ、初何日って言うてるやん
ええ、生まれて初めての七日目じゃ
さかい初何日
それ何を言うのや
初何日という言葉は意味言葉とした
縁起のようない言葉や
な、同じことでも
生まれて初めての七日目なれば
これを引きやと言いなさい
待て、頼んまって
いくら私貧乏したって子供を引きに置かん
子供を引きに置けと言うのじゃない
六日目を六日だれ
七日目を引きやとこう言うのじゃ
ああ、だよか
知らんもんでさかいな
で、そこで名をつけんならん
で、かかといろいろ相談しました
で、私かかに言います
な、こんなものは
ことのよう分かったお方につけてもらわん
と言うと
何しろあんた
この頃は生命学とか
あるいはまた
名はその人の体を表すとか言うて
難しいもんやせん
で、まあことのよう分かったやつやったら
この横町のデコボコんとこ行ったら
でも知ってけつからさかいきのでやってきたんで
なんかもし
めでたい名前つけとくんならんか
おい、ちょっとちょっと待ち
そのデコボコってのはだれや
で、うほほほほ
ああ、これはつらい
つろうのうてばか
何も言うのじゃ
あんた聞いてなあるか
聞いてなあるかって
お前わしに言うてるのやがり
いえ、それ何もな
あんたにたいって言うたわけやんわへんねん
で、私かかに言いますのは
こんなものは
ことのよう分かったお方さまにつけてもらわんと
いかんさかいねん
で、まあこの横町の
おで、おでこぼこさんのとこ
おでこぼこさんとはどうや
まあお前のこっちやから
わしは気にはとめはせんが
どういう名前や
何しろめでたい名前
しなんうけあいの
しすてつとこ
保険つき
という名前つけてもらいたんねん
いはっはっは
えらいむずかしねやな
かわいいって知ってもらえん
お前でも
こがかわいいかい
お、お前でも
もし
お前でもとはなんですねん
私かて
かんぶつのちょうたる人間でやったかいな
これこれ
口をつくのなら
あんばいよう言いなさい
かんぶつのちょうなんや
それも言おうなら
ばんぶつのちょうや
ばんぶつかて
ものをくわなんなら
しまいかんぶつや
そんなばかなことを
言うな