米屋の腹切
- AI要約 (β)
- この文章は、ある侍が剣術を使って戦う様子や、その侍の生活について描写しています。侍は小柄で長い刀を持ち、剣術を駆使して戦いますが、拳法の前では苦戦します。剣術の試合では「参った」と言わなければ負けないため、互いに気合を入れて戦います。侍は防具を身に着け、戦いの中で傷を負いながらも戦い続けます。侍の生活は質素で、夜中に喉が渇けば台所で水を飲むことができる程度の環境です。侍は借金を抱え、密かにそれを返済するために努力しています。
- pid
- 8266618
- date
- 1931-11
- note
- 商品番号 : K123, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1931
- genre
- 落語
- creators
- 三升家 小勝
- duration
- 207
- persName
- 三升家 小勝
- publisher
- キング
以前このお侍様というものが、父をエバって終わる気になりました。
お体が小さいのに刀が長いから、ハツカネジミが十六笹にを加えたような形でね、
手にが人銭を携えて将棋に至る。
高い山から、低い山を見れば、低い山の方がどうしても低い。
当たり前だ。
そういうお侍様、殿から御不死というものを頂戴している。
腹は減らないけれども、こなすことを知らなければいけないので、
剣術というものをお使いになる。
今日、剣術というものが役に立ちましょう。
荒木正門、岩見十太郎を連れて来たって、
拳法の前で、いくら刀を振り回したって、体が穴だらけになってしまう。
しかし、剣術というものは参ったと言わなきゃ、あれは負けっこないものですね。
何をご覧はします。
亀の子のシャリコツみたいなものを顔にかぶって、胸から腹にかけて、
スダルブの機械みたいなものを当てがって、
あの手袋をご覧なさい、嫌な手袋。
あれをはめて女の子のとこへ行って、アイラブユー。
誰が手を出すやつがあるもんだ、鶴の割。
それじゃ、あれはまた妙なもので、お互いにそのね、気合でがんしけれども、
あれ、参ったって言わなきゃいいんだ。参ったって言いなきゃいけねえ。
さあ、おいで、行くよ。さあ、いいか。さあ、おこて。さあ、おかすり。
おかすり?
確かに、いや、こんとこじゃないか。こっちは、ここじゃねえ。
あ、そうか。予存が外れてる。
こんで、行くよ。いいかい。ほら、いいか。
やだ、ほら、さあ、さあ、いや、おのだ。
参った。
参った。参った。参った。
確かに参った。おかすりじゃねえか、また。
冗談じゃねえ。そんなおかすりばかりやるもんか。
たまにはぬか袋も、指減ってる気になってねえ。
これがまあ、ちくとうだからいいけど、もし真剣勝負だったら、どんなもんだ。
お互いにこの、かつこ写真みたいな、ちゃんちゃんバラバラやれるもんじゃない。
ねえ。
シャーで持って、互いに帽子先がじゃりずつくると言うと、
双方後に下がって、心臓が弾んできて、顔色が変わる。
そのうちにその気合を持って、パッて言うなことを言う。
ほっぺたがなんかひとつ切られてくから、きょくおかすり。
おかすりって言ったって間に合わねえ。
そのうちに腕からもも、しりっぺた、みんな肉ふそがれちまって、
おかすり。おい、何言ってやん。
おかすりにも何も肉はねえじゃねえ。骨ばかりじゃねえ。
あとはそっぷり。そんなあからねえやつやるもんじゃねえ。
そういうお侍様でも、いっちょうことが間違おうと仕方のないもんで、
ごかんきごろうにんというようなことにあいなりますみ。
ごろうにんをあすばすという程度をもっては、
てんがらしなことであるからというので、ごろうたくをおかまいになる。
ごろうたくてえとていさいがいがきしゃぐにけんのもねわれながや。
ごしんじょにもしょくどうにも。
ねえ、たたみがさんじょうかしかってない。
そのかわりそのよなかに、のぞがかわきゃ、
ねていてだいどこへてがとどいて、みずはのめるけえなおむきだ。
はらのうちはたくあいがあるけれども、ざしてくらせばやまもなく、
しまいにこのじょにがなくなっちまおうときんじょにかりができる。
かりができるというとこいつをみそかにとりにくる。
あれがねえと、にっぽんはいいくにだけでも。