米屋の腹切
- AI要約 (β)
- 要約:年末になると借金の取り立てが頻繁に行われる。ある家に薪屋や米屋が次々と訪れ、借金の返済を求めるが、家の主人はお金がないと答える。取り立て人たちはしつこく要求し、主人は困り果てる。最終的に、主人は切腹を示唆して取り立て人を追い返そうとするが、取り立て人たちはそれでも諦めず、主人はさらに困惑する。
- pid
- 8266619
- date
- 1931-11
- note
- 商品番号 : K123, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1931
- genre
- 落語
- creators
- 三升家 小勝
- duration
- 222
- persName
- 三升家 小勝
- publisher
- キング
ましてや、年の積書の大晦日なんて来ると、貸した奴は遠慮なく取りに来る。
え、ごめんくださいがし。
何者じゃ。
薪屋でございます。
はは、薪を持ってまいったのか。
いえ、持ってきやしません。
何しにまいったん。
五感情報がな。
触れんのか。
あげやしません。
頂にまいったん。
ん?
七味と釈財があるか。
忘れてやしぜん。
彼らが釈財のない所に取りに来やしません。
それにはなんじゃ、証拠橋あって申せるか。
証拠橋も大工橋もありやしねえ。
みんなお前らがこの町面についてる。
その町面は封じていたじゃん。
からかっておいてねえ、旦那。
もう仕方がねえんでございますから。
いや、どうしようてん。
感情を下さい。
その方は貸した者だから取りたいてえの。
ええ。
こちらは借りた者だから払いたいてえの。
ああ、よくわかってます。
わかったら返る。
冗談してけねえ、旦那。
五百人余る奴が来てん。
何のくだらないこと言って困る。
下さい。
今は一線の宅配も無く。
有刑までには禁止。
調達をしてこの甲から持参をする。
武士に二言は無いと左右主人に申しくれ。
そうお話はわかりやすい。
どうか何分お頼みします。
帰れ帰れ。
ああ、一人返せばまた一人。
こんなぬかだらけな顔してまいった。
あれぬからの顔てんだな。
米屋だな。
ぬからの顔の剃毛を。
さがやお物面だ。
表を上げつくて遠慮なしにズカズカ入ってくる。
こういう敵には表を閉ざしてしまうのが一番。
信じればどんすると舞い所行く頃の掴むものだ。
さあ、これでゆっくりと煙草が繰り出す。
ごめん下さい。
ごめん下さい。
お頼みや。
ごめん。
お?
おやおや?
今老人ヘヨル的にこの家開いてたんだが閉まっちまってん。
どっかへお出かけになれ一本家だからでっかわせなくちゃならねえんだが。
どこ行ったんだろう。
旦那。
おい。
旦那。
ああ、なるほど。
乱魔で破れたときから薄く毛磨でたら。
薄く毛磨でてるとこ見ると中にいるんだよ。
凄いねえの中にいて黙ってた。
そうだ。
この横たわしに窓があって承知が破けたら、
そこへと覗いてみたら。
ああ、裏返った煙草なの。
え、旦那。
あ、こら。
何者だ。
暴れるなりどん身どもが上格だ。
敵情報覗くは何し敵の毎種物だ。
おぞかしちゃいでねえ。
米屋でござん。
米屋にいたし用事があればなぜ大手から参らん。
冗談言ってけねえねえ。
表でどうなったって黙っとしなされ。
そりゃ承知の破れたとこに気がついたん。
そんなとこに目覚めに気がつくもんではない。
穴があるから覗くんだな。
然ればこちらから紙を貼ったら見えません。
見えなければ留守だよ。
冗談言ってけねえねえ。
勘定を下さい。
今は一線の策は今ない。
有刑までには禁止。
諸脱法してこの口から離散をする。
武士に言わないと作業主人に申しくれ。
それでわかりました。
さよなら。
はっはっは。
かざりかんな。
表を正せば絡めて今あるとばやいてみると言うと。
わずかな釈在のために城をあざるさんければならん。
それも侵害だな。
先方に参って申し訳をいたしか。
もし聞かざるときは切り辞事を。
それほどの大げさなことをながら。
許せよ。
いらっしゃいませ。
恐れ入りましたとも。
そこは抜かされてくれません。
どうぞこちらへ。
どうぞこちらへ。
恐れ入らせなさなさ。
武士に言わないとのお言葉でございまする。
ああそれ言ったね。
お時間高まずこうやっておいて下さんの。
そうベラベラしゃばんだ。
武士に日本語はとづけてある。
ありますか。
いやしかしながら。
言い訳をすると言ってこれに参ったの。
金ができない。
すまんけれどもここにおいて切腹を致してあげ果てる。
状態的な腹開いて困るから。
ままって勘定を待つから待ってこないよ旦那。
腹開いて困る。
いやそういえば仕方がないからこれでとどまる。
とどまったこんなにこんなベルていことがねえから。
因義直しの奥で一杯やりますよ。
いやそうしておられん。
分からん。
分からん。