落語:眼鏡屋泥棒(上)
- AI要約 (β)
- 要約: 泥棒たちが眼鏡屋に忍び込もうと計画しているが、小僧がそれに気づく。小僧は泥棒たちを驚かせるために、自分を大きく見せる眼鏡を使い、舌を出して威嚇する。泥棒たちはその光景に驚き、計画を中止することを考える。最終的に、泥棒たちは度胸が定まらず、計画を諦める。
- pid
- 8268037
- date
- 1926-10
- note
- 商品番号 : 16290, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1926
- genre
- 落語
- creators
- 初代 柳家 三語楼
- duration
- 211
- persName
- 初代 柳家 三語楼
- publisher
- ニッポノホン
三頃申し上げます。
これ、この三元の内じゃ真ん中の内が、
真内じゃせねえが、ほんと生のある内だ。
へえ、それじゃかしらなんでせえ、
この真ん中の内へ剣刀使わせ。
まず、この戸の隙穴から、
中の象徴、我、頑張れよ。
へい、一生懸命で、
泥棒が相談を致しております。
この隙は、眼鏡屋でございます。
えーっと、お板が積みまして小僧さん、
時効者だけに上談を致しまして、
残の様に叱られる形がしょいしょいございます。
今晩も寝ることはならないというので、
たった一人ぼっち手習いを致して、
きっちりにやっておりますと、
表のこそこそ相談が聞こえるから、
こりゃ泥棒が隙穴からのぞくな。
眼鏡屋のことでです。
いろいろな眼鏡が入っている。
この中から一つ、我が身を大きく見える眼鏡を、
隙穴へあてがいまして、
その方を向いて小僧さんが、
ベロベロベロベロ舌を出して、
これ、三平、我、ほんと頑張れよ。
へへ、そりゃそりゃ。
ははー、こりゃ大変だかしら。
どんどん大変だ。
何するか騒げがありますから、
小僧にはしげございませんが、
この小僧の首がひとたるぐらい大きいんだよ。
で、舌が二百五六寸もあって、
ベロベロベロベロ出して、
こっちを見ているんだよさ。
あんな舌になめられてございません。
こりゃ、命も何も貯まったもんじゃねえ。
かしら、こりゃ、およしなすたほうが良いでしょう。
はっはっはっはっはっはっはっは。
ね、そうでもなんでもそうだ。
奴隷のうちは、度胸が定まらねえ。
これ、金太郎、我、変わって頑張れ。
おい、こいこい、どけどけどけ。
おめえたちが、度胸のねえ奴は頑張っとって。
そう、俺が頑張る。
中では、小僧さんが、
こりゃ、相手が変わったなと思い出したから、
まさかと眼鏡と申しまして、
数のときからある眼鏡を込んだら、
地のところへ立てかけました。
これで見ると、いくつにもいくつにもどっこり見える。
つまりいう、昔のまさかと眼鏡でございます。
こいつを立てかけて用意をいたしておりました。