落語:眼鏡屋泥棒(下)
- AI要約 (β)
- この文章は、混乱した状況の中で「俺」が頑張ろうとする様子を描いています。小僧たちが遠眼鏡を逆さまに使っている場面や、時間が二時であること、そして仕事を諦めなければならないという結論に至るまでの流れが描かれています。最終的には、話がつまらないと謝罪し、視聴者に感謝の意を示して終わります。
- pid
- 8268038
- date
- 1926-10
- note
- 商品番号 : 16290, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1926
- genre
- 落語
- creators
- 初代 柳家 三語楼
- duration
- 197
- persName
- 初代 柳家 三語楼
- publisher
- ニッポノホン
されされどけどけ、俺が頑張る。
中を見ますと言うと、せーの、だっさりキリコがついてる眼鏡。
こりゃかしだ。
声が悪いや、語で悪い。
そりゃなるほど、さっせいの見たとおり、小僧にはしげえ子ではせんが、
その小僧が、いやいるはいるわ、たいへんにいる。
こんなに小僧のいるうちじゃ、さんとうもじいぶんとさりんがしょうし、
だんなもかならずこてこております。
こんなどうもこてこているところは、うー、こりゃだめだ、うー、わけにせんぞ。
なにを言うこいつら。
どきょうのねえやつらだ。
どけどけ、俺が頑張る。
今度は親分のような声がしたから、小僧さんがさきなき遠眼鏡を持ってまいりました。
これはご案内のとおり、遠くの見えるものですが、
ひっくる返しにすれば、とんがいこれが遠くになります。
遠くを当たり前に見れば近く見えるやつ。
この遠眼鏡を逆さまにいたしまして、
そして血鼻にくっつけて意地をころしておさえております。
どけ、俺もひとつ頑張る。
ふははははは、ふーん。
さきな、大変にかんじいってますね。
どういうことになってるんだ。
ふーん、これはとんでもねえことだ。
これ、ごんたよ。
おい、今、何時になるんだ。
ちょうど今、二時でごにゃ。
何時?
ふーん、どうもさかさかちこ奥村のほうが遠いから、
こーっと、ちょうどあの蔵まで行くのにゃ。
今からじゃ夜が明けてまうから。
やっこりゃ、この仕事はあきらめなければなるねえ。
えー、つまらないお話でございます。
失礼をさまくりました。
ご視聴ありがとうございました。