落語:癪にさわる(上)
- AI要約 (β)
- この文章は、昔のご夫人たちが持っていた「いろげ」(色気)について述べています。具体的には、風邪を敷いたときに江戸桜座や玉江の木工所の紙を貼ることが色っぽいとされていたことや、梅干しを貼ることが不快であることが述べられています。また、目が悪い女性が白いハンカチで拭くことが色気に欠けるとされています。さらに、尺という山に住む女性が男と手をつなぐ様子や、オクレゲ(髪の毛)が黒くて十五六本あることが嬉しくないと感じることが描かれています。最後に、苦しい状況で男の顔を見つめる女性の目つきについても触れられています。全体的に、昔の女性の色気や行動についての感想や描写が中心となっています。
- pid
- 8268051
- date
- 1929-02
- note
- 商品番号 : 17149, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1929
- genre
- 落語
- creators
- 五代目 三升家 小勝
- duration
- 146
- persName
- 五代目 三升家 小勝
- publisher
- ニッポノホン
えー、すべてこのいろげというものはご夫人にありましたもの。
昔のご夫人というものは全然いろげというものをたずさえている。
ついと風邪を敷いたときなんでね、江戸桜座とか玉江の木工所を小さくこう切って、
米紙のところに貼っているのがいろっぽいもの。
そんなスコットがおばあさんの梅干しを貼ったの、やな心持ちだね。
梅干しが柔らかいと流れてきてね、シワのところで宿泊して、中が乾いたの蒸して食っている。
汚いね、することが。
ましてやこのお目が悪くても女の子はそう。
ね、目が悪い庭園でも海のキレカなんかで拭いていらっしゃるの。色取りがいい。
もう虎型の方はいくら目が悪いったってまさか明けキレじゃ拭けないから白のキレカなんかで拭くんだ。
色の黒いところに白のハンケチがいくんだ。黒板でほんとシワ引っかかったやん。どうも色気がなさすぎます。
ましてやこのお婦人、尺という山にある。
尺に嬉しき男の力じっと手に手を何にも言わず二人してつるかやのしも、
コスノトという書物に出ている。だから学校では習わせない。
実にこの尺残ったときの不潔手も長いも言われない。
お色の白いところに少し青みがかかってね、目尻がぎりりと上がって、
どうしても上がらない人は逆さまに立つよりほかしが悪い。
それでこの瓶のところにオクレゲというやつが十五六本下がって。黒でね。
うた丸の画面ていうな思う気だよ。
だからもうオクレゲは黒に限りは十五六本のオクレゲなんて嬉しくねえ。
それで苦しい手でカタカタで胸先を押さえ、
カタカタが男のしだかなんかにぐいっとつかまって、
苦しいのを太陽てんだあの歯をくり、歯を歯を、ああいけない。
曲げつけない。あたしの歯をくりしばれんの。
それで男の顔をじーっと見る目が、苦しいような悔しいような嬉しいような、
死んじゃいけりゃ警察の目とおりやが目つきをして、
誰がこんな病気を教えたの。
おまはんが苦労をさせるからだってだろと、
死ぬまででいいからいっぺん言われてみてえと思ってません。