落語:ぬか袋(下)
- AI要約 (β)
- 内容を要約します。 ある人が掃除をして水を入れたが、非常に汚れていることに気づきます。年に二度しか掃除しないため、汚れがひどいのです。そこで、ぬか袋を使って磨くことにします。ぬか袋を作るために布団の綿を使い、ぬかを入れて磨き始めます。途中でぬか袋が湯に沈んでしまい、探すことになります。最終的に、ぬか袋を見つけて温泉のように温まることができました。最後に、笑い話として終わります。
- pid
- 8269144
- note
- 商品番号 : 1581, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- genre
- 落語
- creators
- 立花家 花橘
- duration
- 200
- persName
- 立花家 花橘
- publisher
- オリエント
そこらを一遍掃除して、水でも入って焼きすとき、えらい汚いじゃないか。
さようか、これでも私、水が入ってますし。
やさしの割にえらい汚れとあるな。
日に二度かい?
いえ、年に二度。
年にかいな。
一遍入って綺麗に磨いとき。
え、大きなありがとう申します。
な、どうぞ、なるだけこんばんおはようとの申します。
な、ありがたいありがたい。待てば感度の日よりありげんじゃ。
さあ、それでは今のうちに一つお湯いってきたろ。
コート、石けんはないと。
お、ぬかつこだろ。
なあ、ぬかで磨き上げたら色が白になるっていうな。
何かぬか袋にするものがないかいな。
あるある。
おしりでにしきぶとんのわたのむいとやつがある。
さいは今日をかねるや。
あいつ持っていたろ。
しきぶとんのわたのむいさん持って米や入れ。
ぬか半分ほど入れてもろうて。
そいつをかたげよって。
よしとさあの、こうださ。
よしとさあの、こうださ。
つばやの、ごめんなあれや。
え、おいでや。
えらいおめでとうはんじゃんな。
何が、めでとうはんねん。
何がって、今夜、おれかかもらうねん。
な、あんたとこがめでたい。
わたいとこめでたいこともなんともわんやがな。
えらい白状やなおい。
いままでおら一人にやで。
これからかかがてけてみ。
かかと二割ふろい入りにくんね。
そしたら一人でも客がふえむ。
ともにおまえとこめでたいやないか。
もってもってめでとうはんねやな。
へへ。
なまおめでとうはんねや。
二千はらうわ。
なんぼや。
あんた、きんのあれひんのか。
おら、きょねん入ったないやつに
なんぼになったるかそりゃわからんや。
ああ、そうか。
四千です。
四千か。
おら、ねぎらんで。
二千ねぎるひともあったやな。
ああ、そうか。
一千かふってやのおりからや。
一千どうかではろたるわ。
せいか。
ひんに、ほうに、よっと。
すりいらんで。
すりほらへんで。
ああ、そうか。
で、きものこは入れときよってんな。
おまえそっからすっかりばんすけてや。
はずかにあずけたで。
はずかにきょうもらわんけど。
そんなもんわざわざしまへんで。
そうか。
よいとさんのこうださ。
あ、もしもしもし、さいしょ。
あんた、にもつやったらこっちへあずかっときまって。
いや、にもつとちがう。
こらぬかぶくろや。
ぬかぶくろかいな、それが。
おおけなぬかぶくろやな、あなた。
よいとさんのこうださ。
よいとさんのごめんな、あれや。
だめ。
おいおいおい。
おいおいおい。
こらぬかぶくろしない。
とびこんだりしない。
じずかにはいり。
あたまからゆがかかるやないかい。
だれもとびこみへんなな。
あれ、おれがぬかぶくろほじこんだやん。
ぬかぶくろ。
おおけなぬかぶくろやな、あなた。
かいをあげたらええのにしばらく
ほりこんですてとってやった。
ゆがふくんでぬかぶくろがしずんでしまいで。
あほがけいだしてさがしておる。
ええ。
もし、そこらにぬかぶくろはいんかいな。
そんなもんはいんで。
おおけいのんじゃんねん。
ああ、あれぬかぶくろじゃった。
ええ、そうじゃんねん。
おお、さようか。
わたえまたここのお湯がげんきょうした。
おんせんになったんかいな、このようもんてな。
わたしじんじわるいもんじゃったかい。
じんじんてお湯でぬくめてまんねん。
そんなむかをしたらどんならん。
なにをしたらんねん。
おおさ。
おなじみのおわらい。
おじさんがよろしいようでございますから。
ごきげんよう。