がまの脂(下)

AI要約 (β)
この文章は、鎌田油屋という店の宣伝文のようです。内容は以下の通りです: 鎌田油屋はお酒が好きで、酔っ払っても忘れない性格です。お酒を勧める場面があり、急いでいる人にはゆっくり聞いてもらうように言っています。鎌田油の効能について説明し、刃物の切れ味を保つための油であることを強調しています。紙を切る実演を通じて、その効果を示し、刃物が切れなくなった場合の対処法も説明しています。最後に、血止めの薬がないか尋ねる場面で締めくくられています。
pid
8270808
note
商品番号 : T3318, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
genre
落語
creators
春風亭 柳好
duration
183
persName
春風亭 柳好
publisher
テイチク
この鎌田油屋さん、お酒が好きです。 へべれ気になったが、よくてぇ奴は忘れませんで、 もうひとおけもおけようせんで。 さあ、お酒合い、お酒合い。 ご用途、お急ぎの方は、ゆっくりと聞いておいで。 なあ、軍手の鎌田油、白黒川、白黒川、どことわかる? 前足が六歩、四歩、後足が六歩、白黒川、 この鎌田油を取るのには、うざい、とも。 酔っぱらすんじゃねえ。 四方に金網を張る。 したい、金網を。 鎌、この中へおいこう。 鎌、お前の姿が四方の金網に、 いや、あべこべた、お立ち合い。 さあ、この鎌田油の効能は、刃物のきれいによって、 とまい持ち出したは粗末な品であるが、 端木がなもがらず違う。 ぬけばたがちの功労のためには、たいわ。 さあ、脳あけて具合をわり、紙を切ってみよう。 一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚。 八枚の鍵は、十六枚。 十六枚は、何枚だよおい。 三十二枚。 三十二枚がめちゃめちゃに切れる。 原石山楽観の形。 かように切れる刃物でも、たった一つくつ切れるときは、 なまぐら同様になるお立ち合い。 押しても引いても切れない。 え?切れた? いや、押しても引いても切れた。 切れても心配することはない。 切れたら副手刀。 釣りをたった一つがつかるときは、 たばこ一本なんか飲まないうちに、 血が止まらないね、これは。 止まらなければまたつかるお立ち合い。 二つくつかれば必ず止まる。 止まらないね、これは。 これは大変だよ、お立ち合い、これ。 みんななすり込むぞ、みんな。 みんななすり込めば必ず止まること。 どうやって止まる? まだ止まらないね、これを。 何言ってやんねん、止まらない、止まらないって。 青い顔してやらん。 ちょっと聞いてごらん。 油、どうした? お立ち合いの中に血止めの薬はないか。