落語:子讃め(下)

AI要約 (β)
この文章は、ある場面での会話を描写しています。登場人物たちは、赤ちゃんについて話し合っています。赤ちゃんの手が小さくてかわいいと感心したり、赤ちゃんが泣く様子を心配したりしています。また、赤ちゃんの名前をどうするかについても話題にしています。全体的に、赤ちゃんに対する愛情や関心が感じられる内容です。
pid
8276008
note
商品番号 : 65332, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
genre
落語
creators
笑福亭 枝鶴
duration
208
persName
笑福亭 枝鶴
publisher
リーガル
さて、こうがましてんが、おかしよしなおがましてやん。見てやってくれ。さっきに一気に払ったるわ。見てもんみたいに言いないな。 よお、おさきさん、えらい勢いやな。向こう八幡で。え?え?こううんでとな。え?よおうんだ。あれ?よおうんだ。よおうんだ。猫がネズミ取ったように言いないな。 けども女子の大役やとな。え?あおうだけでも引き口一丁やとな。やっぱり何かおへそぽろんと割れて出るか。そんなことたんねないな。 こどもどこにいんねん。そこに寝さしてあるがな。いやあ、おらい寝た子やな。そうか。えらいひらがで。そら、おやすさんが寝てんねん。あ、そうか。 あ、ここにいろいろ。おー、きれいじゃな、こら。おー、おらい赤いな。さきさん、これ一手茹でたか。何の茹でるもんかい。赤子や。あ、赤子か。金魚の絵みたいに打てる。 うー、かいらじ手ひとるな。もみじのような手ひとるな。こんなかいらじ手でおっさんの手に一円取ったんか。そんなこと言うな。かやすわおい。 ひー、おっさんおいでやしよ。おいでやしよ。言わんな。言いやがらなんたら。え、すごいふり。おい、そんなこと言いねえ。何も言いねえな。 けども、さきさん、この子一番みたいなな。うれしい男やな。一番みたいなか。うー、腹を押さえると泣いちゃう。殺してしまえるで、あいつ。むちゃくちゃえ。 枕ごとに書き置きが置いてあるが、言えんの悪いこと言えないな。上町のおじきが出てきて一句祝してくれた。わしが竹やってに、竹の子は生まれのままに重ねきてとしてくれた。 ひもの子誰ぞんつけてもらおうと思ってんねん。え、おれがつけたのか。おまえできるか。成人すれば裸にぞなる。あんじょうむちゃくちゃにしてしまやがった。 しかし、さきさん、この子ほめたらいっぱい飲ますか。いっぱいがんにあいても飲まず。そうか。 ときにさきさん、なんじゃ、このお子さんはあんさんのお子さんでやすか。わしの子やないか。 ああ、すいません。くりくりと、くりむしのようなお子さんでやすな。何を言うねん。 おじいさんにいて、ちょうめいがんや、ちょうめいがんや。何を言うてねん。 せんだくはふたつからできん。じゃわいすくんでふとうてみじかい。 わたしもこんなお子がかやくりたい、かやくりたい。何を言うよね、あいつ。 どうやらいっぱい飲ますか。ああ、いっぱいぐらい飲ませたいな。 いっぱいぐらい飲ませたいな。いっぱいで飲ませたら、ほら、奥の手をだすで。 何? え、ときにさきさん、お前どこでおかしとかしょんべんしてきたやないか。 大丈夫や。このお子さんはおいことでやす。 ほら、もういやんなってきたな。 おじいさん、そんなこといいね。わしがわらわれる。 きのうでけた。ひとつや、ひとつや。 え、ひとつとはほうがこうでやす。 ああ、ひとつよりわたかったら、どうみても半分にしかみえん。