浪花節;紺屋高尾(六)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 群馬県民謡, 篠田 実
- 製作者(レーベル)
- コロムビア(戦前)
- 歴史的音源ジャンル
- 浪曲
- 出版年月日
- 1933
- カテゴリ(AI 付与)
- 人間関係
- キーワード(AI 付与)
- お金, 貯金, 感謝, 約束, 心情
- 注記
- 商品番号 : 25972, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
三年の間、寝る寝も寝ずに貯めた税に、一夜で使う十五両。
金は惜しいと思われど、とめてこんな世が三日も延びてくれりゃより。
意地悪やかか、林野の芽の明けがらす。
無機の数年の恋の日に、十五両と告げるとき、この世もどなく明け渡る。
寝顔見せるは百居大して失礼と、先に起きた十五両が不甲斐長存で身を清め。
兄弟まいで薄衣裳、なお日鉢もそのまいで。
知らん女が見せずに、ふわり詰めた薩摩の芽が一服すっぺに含め付け、
九増の肩を眺めれば、寝床の中では九孔が起きてよいやら悪いやらもじもじしていると。
二服目の煙草をつけて、九増の寝ている枕元静かににじりよ。
お目覚めでありんすか。一服すいなまんしゃ。
わちきのようなふつかもの、ようなざしてくんなました。
またおらには、いつきてくんなました。
三年たったらまたまいります。
きのうきょうのお客さんは、あすくるのさてじゃのといいなましに。
主にかぎって三年とは、しつうながいじゃありんせんか。
おいらん。おめえにそう言われてと、おらは隠しに隠しきれねえから、ぶちまけたところを言うが。
じつはかずさのくるりんのお大臣の息子ってうな嘘で、
おたまがい家のこんやのくるへんのきしょくにんで、おらん九増てうもんだなおいらん。
おどろきなさんな。もっともだがなあ。