浪花節;赤垣源蔵徳利の別れ(二)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 東家 楽燕
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 浪曲
- Publication date
- 1929
- Category (AI-assigned)
- 人間関係
- Keywords (AI-assigned)
- お杉, 玄像, 酒, 別れ, 心配
- Notes
- 商品番号 : 25476, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
お杉が持て来る蟻の不断義を、軽く受け取り、これを勝手の柱に掛け。
杉、所と酒漬を貸してくれ。
蟻上一つ召し上がれ。
お流れは玄像頂戴捕まつると、蟻の着物に刺す酒漬。
並々継いで両手を使い、
蟻上、今日玄像まかりこせしは深きにあら、
今宵本城松坂町平戸の屋敷へ御見らんよ。
きまわの別れとくればあなたのご不在と、
暑さ寒さをおいどいなされん。
ご夫婦仲結まじゅうと、
育児をかけての恩事むき、
草場の陰より祈り申し揃う。
お流れは玄像頂戴捕まつる。
そばでお杉がこれを見て、
玄像様、何だってあなたお泣きになるんでござります。
いや、泣いているものか。
目から鼻水が出ているのに、
目からあなた鼻水などが出まするものか。
いや、とかくのぼせると目から鼻水が出たがるもの。
次、おわに上様をうかじりなされたら、
玄像の土にまかりこし、会わずに行くが残念である。
かいすがいすご、云うてくれ。
あなたはいずれにお越しでござります。
それか、玄宗広島の浅野大学様をもとにまかりこす。
まあ、たいそう遠方ではござりませんか。
おかえりはいつになられますか。
それから先がまだ遠い。