演説:総選挙に臨み国民に愬う(二)

作詞・作曲・編曲・実演家
若槻 礼次郎[立憲民政党総裁]
製作者(レーベル)
コロムビア(戦前)
歴史的音源ジャンル
講義、講演、演説
出版年月日
1932-02
カテゴリ(AI 付与)
政治
キーワード(AI 付与)
井上内閣, 審議権, 資本家, 金本位制, 国民大衆
注記
商品番号 : 26778, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
県打官停止に関する緊急勅令もまた、第60議会の追念を得ることが県政の本義であります。 しかるに、政府は議会のこの重要なる審議権を無視したるのは、県政の従令者と言わねばなりません。 井上内閣は、訴覚引き等において、近輸出債権主の傍協を相手して、社会の一部面における少数資本家に暴利獲得の機会をいせしめました。 これがために、浜口内閣成立以来、国民必死の努力によってようやく確立いたしました金本位制は破棄されたのであります。 その結果として、一般物価ごとに国際製品の不自然なる投機をきたして、農村及び都会における消費対象の生活を圧迫したので、 のみでなく、国内物価の投機は輸出貿易を不信ならしめ、真の後継機をきたすことは容易にならないことになる程度に、我が国民経済の基礎を破壊したのであります。 核のごとく、県政を蹂躙し、国民経済の基礎を破壊し、国民生活を圧迫したる井上政友会内閣は、国民大衆を当利当略の犠牲とせんとするものでありまして、 その態度のここに民服と両立しあたわざることは、日を見るよりも明らかであります。 よって、国民諸君は、奮前決起して大義名分を守り、国民生活を安定せしめ、国家を大山の靖国を考えために、我が民政党を勝利に導くよう、 真剣なるご努力を期待し、絶望をそろう次第であります。