演説:新内閣の責務(下)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 犬養 毅[内閣総理大臣]
- 製作者(レーベル)
- コロムビア(戦前)
- 歴史的音源ジャンル
- 講義、講演、演説
- 出版年月日
- 1932-02
- カテゴリ(AI 付与)
- 政治
- キーワード(AI 付与)
- 政府, 安定, 内閣, 方針, 国民
- 注記
- 商品番号 : 26781, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
解散の一番必要な章図というのは、すべてのものを安定させる。
政府もうろんこれにおいて基礎を安定させる。
一人政府ではない、うちにあってはすべての事業に着手する者が、
このままこの政府の方針の通りに行くのであるか、
また元へ帰って前内閣のようになるのであるか、
ということの気がかりの間は思い切って着手はできないのである。
それより是非ともここで安定させるということが必要。
一人それのみではない。
隣国の関係を根本的に定めようといえば、
従来のごとき方針ではとても相手になるわけのものでない。
それより現在の内閣がいつまで続くのであるか、
この方針なら自分も考えようがあるということは、
確かにこの隣国も考えておるのであるから、
どうしてもこれに向かっても基礎を定めるということが必要である。
いかなる仕事においても、決して半年や一年で完成するものではない。
どんなに少なく中速力でやっても、
4年間もしくは5年間かからなければ、
一つの政治が完成するということはできない。
3年や60年間続いて、
打力に打力で重なったというこの弊害を叩き破って、
新たな仕事を始めるというのは、
少なくとも4、5年はどうしてもかかるわけではない。
それより我々は全国民に訴えて、
この日本の体制、すべてのものの衰えておるという、
この老朽した日本に活気を与えるためには、
諸君は大奮発をして我々に現状を知られることを求める。
これは極めて明瞭である。
全内閣が行っておったとおりにしたならば、
日本の産業はどうなる。日本の外交はどうなる。
これを考えて、我々が現在主張するところのものに対照したならば、
いずれが是であるか、いずれが非であるかということは、
最も分明にこれは判断できられるものであるから、
私は通信で全国民に向かって、
この公平なる審判を下されるということを私は求めるのであります。
諸君は国のために非常な大努力をせらえることを希望いたします。