落語:手紙無筆(上)

Lyricist / composer / arranger / performer
三遊亭 金馬(3代)
Label
コロムビア(戦前)
Genre
落語
Publication date
1935-10
Category (AI-assigned)
文学
Keywords (AI-assigned)
手紙, 隠居, 驚き, 感謝, 本城
Notes
商品番号 : 28567, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
ごいんきゃん すいませんけど ひとつ たすけてないな なんだい はっさんじゃないか 顔色をかえて とびこんできたな なにか大じけんでもおこったか すいませんがねえ てがみひとつ よんでもらいてんつ あきれたな ようというのは てがみをよむことか そうなんつ てがみぐらいで 大のおとくが 顔色をかえてくるやつがあるか あってもなくってもねえ あたひにはよめねえんだもん ともだちほうぼをもってあるいたんだ 誰もよめねえ それからね あたしはよこちょうのいんきゃんによんでもらうって言うとねえ それはむだだってやん あのいんきゃんはねえ めがねかけて こうまんなつららしたって じはかいもくよめねえってんつ おいおいおい だれだ そんなしつれいなことを言うのは え なんのためにめがねをかけているのだ たかのしれたるてがみぐらい なにほどのことやあらんだ そうなればわしもおとこだ いじでもよんでやる さあ もってきなさい じっぽんでもにじっぽんでも ねえ そんなにありはしませんよ いっぽんです なんだ たったいっぽんか うーん ものたりないな ものたりないてえな へんだねえ おねがいします これです おいてきなさい あとでよんでおいてやる え あとじゃこまるんだよ つかいがまってんですがねえ じゃねえんちゃってんぞえな おいおい おまえはねえ 人にものをたのむのに そうあんちょくにいうやつがあるか てがみなんてものは ちょっとやそっとで よべるべきものではないぞ まず みっかいつか いっしゅうかんでよべれば はやいほうだな ながいのになると みつきからはんとしはかかるな へえ たちのわるいびょうにんみてえですねえ どのくらいかかるかは ちょっとみつさいな てがみというのはこれか うーん これはまさに はんぜんとあきらかにてがみだ なあ これをてがみでないというやつがあったら わしのとこにつれてこい だんじてやるから だれがなんといってもてがみだぞ だれもなんともいやしないんです うーん ぜんたいこのてがみはどこからきた ええ へんだねえ どっからってそこにかいたんでしょう いや かいてはある かいたのをよむより おまえにきいたほうがはやい おかしいねえ ほんじょうのおじさんのとこからきたんですよ あらさえないものだな ちゃーんとかいてある そうすか うん はっきりかいてあるな ほんじょうのおじさまよりはちこうやと あれ へんなてがみだなあ わしはなんにもしりませんがねえ あてないさまをつけるってのがあるけど おじさん自分のほうにさまをつけて わたしはよびつけですか おまえはなぜそうふふくをいうのだ おじさんといえばおまえよりめうえだろ したがってめうえいさまをつけて おまえをよびつけにするのはさしつかいない たってさまをつけられたかったら おまえがおじさんになれ むりなこといっちゃいけませんよ きゅうにおじさんになれやしませんよ のやますからみつかえ どれどれ はいけんないだそうかな んーなになに いっぴつけいじょうつかまつり そろしかればと どうだ ものすごいものだろ どう ありがとうございます いっぴつけいじょうつかまつり そろしかれば はいけいへのぶれば ぜんぶんごめんくだされたくそろ ちょっと申しあげます ひとふでしめしまいらせそろ いっぴつけいじょうつかまつり そろとだ へーそんなにいろいろかいたんすか なにこのなかからおまえのすきなのをよりな