三人旅(二)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 不詳(PD)[作詞], 三遊亭 円馬
- Label
- ビクター
- Genre
- 落語
- Publication date
- 1928-06
- Category (AI-assigned)
- 人間関係
- Keywords (AI-assigned)
- 孫, 口の悪さ, 態度, 会話, 周囲
- Notes
- 商品番号 : 50331, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
おい、口の悪い孫じゃねえか。腰とらきんちゃっきりだとよ。
よた子、てめえの兄さんがよくねえからよ。
馬鹿にしやがんねえ。
いや、なんちまほんとに口の悪い孫さんたちだ。
お口も悪いが、女もよくねえや。
え?
俺の前こうガクガクガクガクお辞儀ばっかりしやがんだ。
おい、孫さん。
へえ。
この前お辞儀するな。
蚊にひとくまされや、ちんばんまでこわしてんの。
おいおい。
俺がびっこひいて歩いてちんばんまで乗れや、せわねえや。
冗談じゃねえ。
こんなんまおとなしかろうな。
いたってむしむしでよ。
うん?
きのうもお客さまがちっきやがって、何にたまげたか。
ジャーッと風だしゃがってよ。
どうして?
それでもかわいいもんでござりまするわな。
日が暮れになりますと小屋までは帰ってきますわの。
なれたもんだな。
客のっけてか、客どこ落としたかわかりませんので。
うん!そんなことたびたびながろうな。
たびたびはございません。日にいっぺんくらいで。
あれ?きょうはもうすんだのかい?
まだすまねえだよ。
お?どうだ様子は?
そろそろかけだすとみえて、まだこつきがよくねえぞ。
よせやいこいつは、おれだけおろしてくれや。
はっはっはっはっ。
だいじょうぶだよ。
おい、おい、お客さまだぞや。
お客さまだぞや。
おはよう、お客さまでございます。
おはよう、お客さまでございます。
おまえよ。
お客さまもすぎだぞや。
おすぎのおしたこしねえかよ。
はい、たべま。
いろんなこえだじゃがら。
お客さますねだぜや。
お、すねだぜやときあった。
ねえやすね、あらつくんねえ。
あんたのすねえかけぶけえの。
おう、おれのすねはけぶけえよ。
あんたのすねのけぶけえのみましてとわし、
国のことおもいだして涙でますよ。
はっはっはっ、とろけてやがら。
おめえの兵士がけぶかくて国のことおもいだしたのか。
おら兵士などねえだよ。
なんだって国のことおもいだしたのだよ。
おらのとったの牛かたでんの。
日が暮れになりますと牛ひっぱってけえてくる。
牛のすね洗うのがおれの役さ。
あんたの足いかくけぶけえから、
牛とまちげえて。
だかんすんなよこいつは。
おう、ちゃざいとおしや。
どうぞこつれえねがいます。
どこだどこだよ。
こつれえ、こつれえ。
ほほ、どつれえ。
よせ、まねずるなよ。
ほんとにエルのひとくちわるくてやだけえ。
なにをやんで。
ねえや。
はい。
おめえいくつだ。
おらかねえ。
おらかねえ。
うらでもおもてでもかまわねえ。
おめえいくつだ。
おらじょうはちよ。
ええ。
じょうはち。
おもしろいなまえだなじょうはちだとよ。
ふーん。
くぼのうちにじょちゅうなんにいるだ。
さんねんでございまするわ。
なんでさんねんで。
ねんきょうきくんじゃねえんだよ。
おめえみたいな女がなんにいるってんだ。
だからさんねんや。
だからさんねんぎゃってやら。
どうさんねんなんだよ。
ふうとりひたりさんねえ。
ええ。
ふうとりひたりさんねえ。
はちゅうちゅうたこかいな。
よせやい。
どうさん。
おじゃれをかいます。
さんにんたび。
おながくなります。
このけんでごめんをちょうだいいたします。