壷坂寺 (三) オオ それ我が身と
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 不詳(PD)[作詞], 豊沢 団平(二世)[作曲], 豊竹 つばめ太夫 (二代目), 野沢 勝市[三味線]
- 製作者(レーベル)
- ビクター
- 歴史的音源ジャンル
- 三味線楽(浄瑠璃)
- 出版年月日
- 1928-12
- カテゴリ(AI 付与)
- 人間関係
- キーワード(AI 付与)
- 夫婦, 信頼, 愛情, 疑念, 隠し事
- 注記
- 商品番号 : 50467, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
それ、我が身と俺がこう一緒になってからもう三年。
幼い時より稲づき、互いに心も知っているに。
なぜ、そのようにかくしゃるのさ。
お砂糖ありと打ち上げて茹でたもん。
とどぼうやらぬ俺の言葉の端。
お砂糖はさらにがてぬ家族心ながらに。
これ、沢木さん、そりゃお前何を言わせます。
嫁入りしてから三年の間、本に本に次ほども隠し立てしたことはございません。
それとも何ぞまたお気に入りなのことがあれば言って聞かせてくださいませ。
さ、それが夫婦じゃないかいな。
そうやれば、こっちも言おう。
何なりとも言わせません。
お祝いでか。
こりゃお砂糖。
ま、よーしけよ。
われと夫婦になって丸三年、毎晩七月から先。
ついに一度も言ったことがない。
そりゃもう、俺はこの世なめくらことに偉い豊相で、
もう見る影もない顔をかたち。
どれわれの気に入らぬは無理ならねど、
他に思う男があらばさっかりと打ち上げて言うてくれたらこの世に何の腹を立ちおうぞい。
もっとも、われと俺とはいとこどし、もっぱら人の噂にも、
あのお里は美しい、美しいとも聞くたびごとに俺はもういえ、
もうあきらめているほどに。
臨機は捨てせんぞや。
これどうぞ明かして言うてたもっと。
立派にえどめむ、
涙のみこむ、
僕の心のうちのせず、
おのぎり、
自分にお里はにもよもあられずすがりついて、
いえいえ、そりゃどうよくなさはいつ、
いかにいやしいわたしじゃとて、
現在おまえをふりすてて、
他に男をもつような、
そんな女ごと思うてく、
そりゃ聞こえ、
いえいえ、聞こえばせんわい。
作詞・作曲・編曲 中島大輔
歌 中島大輔