慶安太平記 (二)

Lyricist / composer / arranger / performer
河竹 黙阿弥[作詞], 木村 松太郎
Label
ビクター
Genre
浪曲
Publication date
1929-11
Category (AI-assigned)
文学
Keywords (AI-assigned)
雨, 米の収穫, 笛, 京都, 江戸
Notes
商品番号 : 50974, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
あなたの首都が取り巻く中に年の頃なら四十五六上がら顔した一人の男 どうだい見物 今年は三月以来乾発でタラタラ割れるようだ 日本の米蔵という欧州じゃ植え付けもできないし してみりゃ来年は危険だよ これを救うには雨を降らさなければならない 国々で雨漏りをしているが未だに降らない 今日は俺が芸のうちからわずかな雨を降らしてみせよう ゆっくり見ていきな 一枚の皿に水を入れると 柑橘の摘み沢の上で回せ始めましたが 不審にはこの水が少しも出ない どうだい見物 皿の水を出す前に俺が自慢の笛の音を聞かせてやろう 腰に挟んだ横笛を取って吹き始めた 口は聞かねど笛の音に 我は元京都月御門に 仕えた時は五百行 不当した事から浪人も 流れ流れて江戸をもて 見るも哀れなこの姿 投げ銭もらう死人も同じ 落は木の種食は落の種 江戸は目倉が千人いれば また目開きも千人とやら 我を乱す者あらば 再びこの世に出られると思いし 甲斐も情けなや 乱す者がないとすりゃ 甲斐も情けなや 乱す者がないとすりゃ