歌の歌い方(一)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 外山 国彦
- 製作者(レーベル)
- ビクター
- 歴史的音源ジャンル
- 教育・児童
- 出版年月日
- 1931-08
- カテゴリ(AI 付与)
- 音楽
- キーワード(AI 付与)
- 歌, 表現, 強弱, 発音, 学び方
- 注記
- 商品番号 : 51862, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 学芸
声の長さや工程、また発音とか規則、そのほかまだ大切なことは、声を強くしたり弱くしたりすることです。
つまり強弱をつけて歌うことなんです。
発想とか表情とか申します。
それはつまり、歌の言葉の心持ちを十分に表すために、いろいろ歌い方を変える、声に強弱をつけることなのです。
今、試みに強弱をつけないで、ほたるの光を歌ってみます。
このように歌ってみます。
このように歌いますのは、図画で申しますと、影もつけてなく、色もつけてない、線画のようなものでして、形ははっきりとしていても、なんだか物足りない絵です。
昇華の強弱をつけるというのは、図画のほうで影をつけ、彩色をすると同じことです。
お手本を見て影や色をつけて描いた絵は、教えられたとおりに歌う歌と同じです。
写生した絵は、自分が見たとおりに描くのですから、自分の思うように強弱をつけて歌った歌と同じわけなのです。
小さいときには、めちゃめちゃな絵を描きます。絵と言えないような絵を描きます。
それから、頭からすぐ銅がついていて、手足が出たような人を描き、少し描けるようになると、他の絵を見て描く。
つまり、お手本を見て描いて、形はもちろん、影や彩色の具合など、お手本と同じような絵ができそうになります。
それがだんだん上手になってくると、初めて良い写生をするようになると思います。
聖歌の方でも、図画の方と同じで、はじめは口まかせにめちゃめちゃな歌のようなものを歌います。
それから、いくらか歌らしい歌を歌ってきて、次が教えられたとおりに歌う。
つまり、お手本を見て描くと同じことになります。