桜鍔恨鮫鞘(鰻谷の段)(二)

作詞・作曲・編曲・実演家
竹本 錣太夫, 豊沢 新左衛門[三味線]
製作者(レーベル)
ビクター
歴史的音源ジャンル
三味線楽(浄瑠璃)
出版年月日
1935-04
カテゴリ(AI 付与)
感情の葛藤
キーワード(AI 付与)
孤独, 裏切り, 家族, 絶望, 復讐
注記
商品番号 : 53389, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
そこにいるわ。ごはんじゃないか。 いや、お父さんか。 お、お、ごはんか、ごはんか。 このつらいのに、われひとり。 そして、かかめはどこへ行きおったか。 いや、かかさんはお家に行って、わしひとりここにおえて、 おじさんと寝ていらっしゃるよ。 なんて、それは、われを家に放り出し、やけに遠くに寝てもろうか。 じゃあ、かわいいそっちをかまわんから、 おとこのきりもしんていもしんじつすてたに、 こりゃ、ちがいない、ちがいない、ちがいない。 いや、そことはしないで、おれがでに、いろいろとおりをつけてみて、 よむやとおもことはちろでがこらえ。 こらえたが、もうかなわつ。 にくさもにくしむず。 まあ、ふたちに。 いやいや、ちくしょうむねをきりころし、 わがいのちをとられたときは、がただのしんにも、おやのかたきをいおたるのみか。 いおりさまのおとななされたごじょうりょう、 ちゅうべいどろいをもどさねば、つくしたこともみずのあわ。 ああで、もうかなとばつぎす。 にくしゃにあわす、うめのなみだ。 ああ、けんざいにょうも、おめおめとひとにとられ、 かいなしといっしょうむしろよみさされ、 もうかけなしとかけなしはたちもどり。 まあ、いおりさまにこのよぼさをとられたときは、 ああ、ふりかえり、 わがいはにくしたまたあとへ、 うちをのぞいつかどこにつ、あったりいたりみばまがき、 ちででくだくるてておやに、きゅきすにまばる、 もうかけなしとかけなしはたちもどり。 ああ、けんざいにょうも、おめおめとひとにとられ、 まあ、いおりさまにこのよぼさをとられたときは、 ああ、ふりかえり、 わがいはにくしたまたあとへ、 もうかけなしとかけなしはたちもどり。