落語:廿四孝(上)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- (四代目)柳家 小さん
- 製作者(レーベル)
- リーガル
- 歴史的音源ジャンル
- 落語
- カテゴリ(AI 付与)
- 物語
- キーワード(AI 付与)
- 猫, 泥棒, 喧嘩, 食べ物, 古代中国
- 注記
- 商品番号 : 65328, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
さあ、泥棒猫ごちそうさあ、ほい来て尋常に勝負しろ。
おいおい、何を騒いでるんだ、お前、ま、ま、待ちなっていこうと。
え、わしだ、うーん、サハイ人だよ、俺だ。
ああ、サハイだ、なんて、サハイのツボ焼きめ。
何だ、ツボ焼きとは、まあまあ、静かにしろ。
どうしたってんだ、クマ子。
ねえ、まあ、気付くねえ。
さっき、味を十三買ったんだ。
から、これは魚に一杯飲もうと思って、
湯から行って、啓示してみると言うと、
十三の味は影も形もねえ。
から、カカアに聞いたら、隣の猫が来て食われてったって言うからね、
魚は十三あるんだと。
ねえ、一匹ずつ食われてけば十三たびだ。
二匹ずつ食われてったって、六たび半くらいだ。
てめえたちは、カカアとババアと二匹で頑張ってやって、
一人の猫が持ってくのがわからねえかってんだ。
おい、人間は二匹で猫は一人だ、何だ。
猫に持っとるからと言ったんだ。
百人さんあるから、カカア張り倒したらね。
今度は、チョウチンババアが口を出しやがって、
チョウチンババアとは何だ。
顔に横にシワが多いから、チョウチンババアだ。
このほら、縦にシワになってきやがって、カラガサババアだ。
なんてことを言うんだ、存在の。
お前のところみたいに、三日に上げず喧嘩をするな。
そんなことはねえやね、三日に上げずなんてことはねえ。
大変毎日やらかしましてね。
昨日やらねえと、きょう固めて二つやるようにして、
そんなに喧嘩をされてたまるか。
報告をしなさい。
公は百公のもと、無二公や万能公の利き目より、
親公、公は何につけても。
日々しもやけ赤切れの妙薬と、熊の公薬じゃない。
公公の死体自分に親は無し、さらばとて石に布団も着せられず。
ああ、そうかね。
公公をつける自分に茄子は無しと、
さらばとてキウリは生でかじられず。
まるで違ってるわ。
もろこしには二重志向というものがあってな。
ええ、そうですね。
二重志向で。
おお、知ってなさるか。
ええ、知んなさらに。
なんだ。
その中に王将という方が、
啓蒙帝からママ母に仕えて大宗公公を尽くした。
寒中のことで、お母さんが鯉が食べたいというので、
裏の池へ来てみると一面の厚氷。
素裸になって、腹の温かまりで氷を溶かした。
腹で氷を溶かそうと氷の上、素裸で寝ていた。
へえ、どうして。
氷が溶けると中から鯉が跳ね上がったな。
冗談言っちゃいけないんや。
ねえ、氷の上へ転がって済ましてんだ、
白熊にわざわらしばわりで。
公公は死んじまわない。
いや、それが間違いがないというのは、
親公公の徳によって天の感ずるところ。
へえ、天の感ずるかね。
まだ不思議なことにはな。
妄想という方があってな。
じゃあ、それでおしまいだな。
なぜ。
へえ、妄想はないと。
何を馬鹿なことを言うの。
この人もやはりお母さんがあったな。
へえ、もろこしたところはお袋ばかりで、
ババアばかりで、心臓の異名国かね。
いや、そんなことはない。
やはり寒中のことで、竹の子が食べたいというので、
身の片付けをした。
竹の子が食べたいというので、
身の傘を加おうかたに、
裏の高屋部に来て漁ってみたが、
折り紙も降り積もる雪の中。
なかなか竹の子が見当たらん。
竹の子がなくては公公ができないとな。
天をにらんで立ってた。
へえ、天をにらんで竹の子が出ねえんだから、
やぶにらめそうなもんじゃねえか。
見当が違ってんな。
それから始まったんだな。
へえ、やぶにらめの願想だ。
余計なことを言うな。