評議会 昭和十三年 其一 コマ33
- コマ
- 33
- 巻
- 評議会 昭和十三年 其一
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- 2518
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帝國大學に於ける不法慣例の打破
-綜合情報-日本國體の主張-
「所謂大學ノ自治ナルモノハ認メラレナイノデアリマス」「此際最高學府ノ粛正刷新ニ當ラムコト
ヲ期シテ居ル次第デアリマス」とは、木戸文部大臣が第七十三議會に於て本年二月十七日貴族院に於ける男爵井
田磐楠氏の教學刷新に關する質問に對して明瞭に確答された詞である。
我々はこの木戸文相の答辯が何時實現するであらうかと一日千秋の思ひ
對して何等の處置をも爲さず、その責任を果さずしてその位置を去られた。
然し縱令その位置を去られたと言つても、現に内閣の一員たる以上、尚ほその責務の一端は負擔されなければなら
ないことは言ふ迄もない。斯くして大學自治の取消し及び不逞思想教授の處分の二つの念務は、當然現内閣に依つて
實行せられなければならない重大懸案となつて居る。されば木戸文相の後を襲いでその椅子に就いた荒木大將が、此
の懸案の處理に當るべきことは當然のことである。
荒木文相は去る七月二十八日學士院に長與東大總長を初め官立ケ
法慣例の是正に就て懇談する所があつた。而してその重點は、
元來官吏任免の事は大權に屬することであるから、大學教授と雖も天皇の官吏なる以上、大學自治の
美名に隱れて總長の任免を自由にすることは不當である。從つて從來慣例となり居る學内の選擧によつて
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