評議会 昭和十三年 其一 コマ44
- コマ
- 44
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- 評議会 昭和十三年 其一
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- 2518
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妄斷して日本精神日本文化を誹謗する位の程度ではなくて、之を根本的に侮辱し呪咀して排撃し滅却せむとする思想
的逆賊の態度を示し來つた事實に對して、大學當局は從來全く馬耳東風我不關焉の態度をとり來つた事實を反省すべ
きである。逆賊に對しては飽迄勇敢に徹底的に戰ふべきで、さうでないことこそ却つて日本臣民としては愧づべく非
難せらるべきではないか!物事の本末輕重場合といふを根本的に錯倒して無自覺であり文化價値批判の基準を有せ
ぬといふこと、換言すれば無哲學無原理であるといふことが、日本最高學府の學風である!
この意味に於いては微弱不徹底ながら、東大經濟學部はその内部に「紛爭」を惹起したゞけでも、まだそのうちに
國家意識日本精神が全く滅び去つてはゐなかつたことを實證したのであるが、東大法學部に至つてはその内部から全
く何等の 「紛爭」をも惹起してゐないといふことこそ、 そこには國家意識日本精神が殆ど全く死滅してゐることを實
證するものに外ならぬのである。
それ故經濟學部を肅正する要ありといふならば、大内マルクス思想を學術的に豫め處置するを得ずして現事變下に
不祥事件を惹起せしめたに於いて、所謂「革新派」も亦連帶責任を免れないのであるが、先に細密批判した如き國體
國憲變革思想意志の所有者として飽迄「帝大教授が國家目的の遂行に反したかどうかを解釋決定するものは大學で
ある」といふ増上僣濫の河合思想を支持し之を多數決で通過せしめた經濟學部教授群こそ先づ第一に罷免せらるべく
東大法學部に至つては、内部に「紛爭」を起さなかつたことこそ重惡の集塊でありこの際全體として清算して根本的
に再建し直すべく一應解體し閉鎖すべきものである。
法經濟學部を隔離又は閉鎖せよ
-東京帝大改革第一次處置として--
三井甲之
東京、京都、東北、九州各帝大が『國憲ヲ重ンシ、國法ニ遵ヒ』の聖詔に從ひまつらずして、日本臣民たるの本分
を遺れ、 增上僣濫、 遂に治安維持法に觸るゝに至りたる多數の赤化容共の凶逆意志敎授學生を出し、 非常時局下の今
日に於いても依然として功利的個人主義、偏理唯物思想を把持して國際的革命破壞陰謀意志に連結するデモクラ民政
自由主義を宣說して、 大學を國家外に超出せしめむとする大學の自治を主張して治外法權を主張せむとしつゝある。
その元兇は實に東京帝大法經濟學部である。
東京帝大總長長與氏は總長として此の重大事實を知らぬ顏をして總長投票選擧制を
『十分な行政上の根據を有し、 多年慣習として認められ支障の最も少かつたものである』
と新聞記者團に談話して、赤化の事實とそれに就いての責任とを度外視せむとしてをる。
帝國新報紙上に東京帝大赤化史の醜態亡状が記述せられて居る通りであるにも係らず、 長與氏は反省慚愧といふこ
とは全く忘却した態度を示してをる。朝日讀賣等が『總長官選反對』を煽動する記事を掲げて、半赤化農學部、文學部は
勿論理工醫學部までも此の赤化容共法經濟學部教授群の反國體陰謀意志に合流せむとするかに報道せられつゝある。
理工醫學部等の自然科學の部門に於いても法經濟學部の赤化容共意志に合流するならばそれは自然科學者としても