蘭桧笠
- AI要約 (β)
- 木曽地域は山が多く農耕地が少ないため、独特の産業が発展しています。その一例が長野県の伝統的工芸品である「あらやぎ檜傘」です。檜傘の製作は、まず「ひで」と呼ばれる薄い木の板を作ることから始まります。これを裁断して材料を整え、主に女性が編む作業に移ります。檜傘作りの達人である三石富子さんは、70年にわたりこの技術を磨いてきました。彼女は手の感覚でひでを編み、傘の形を整えます。完成した檜傘には、魔除けや雷除けの意味を持つセミが取り付けられます。三石さんはこの伝統的な技術を駆使し、約3時間で檜傘を完成させます。檜傘には手仕事の温かみが感じられます。
- width
- 640
- height
- 360
- duration
- 218.018018
- provider
- 信州デジタルコモンズ 映像記録
- attribution
- 『蘭桧笠』(県立長野図書館)を改変
- video_format
- video/mp4
木曽は山が多く、農耕地が少ないことから、独特の産業が定着しています。
長野県伝統的工芸品に指定されている、あらやぎ檜傘もその一つ。
檜傘を作るために、まず、ひでと呼ばれる材料を作ります。
この機械によって、0.25ミリメートルから0.4ミリメートル程度の薄い木の板になるよう調節され、
瞬く間に、檜はかつらむきにされます。
これを裁断すると、ひでが出来上がります。
檜傘を編むのは、主に女性の仕事。
檜傘作りの達人、三石富子さん。
檜傘を作って70年。
では、その卓越した技をご覧いただきましょう。
まず、台の上にひでを並べ、1枚ずつひでを通す工程です。
いちいち本数を数えて編んでいるようには見えません。
手が覚えているのです。
今度はここで頭を作っていきます。一番の大事なところです。
これが一番難しいんですよ。目が空いているところをみんな詰めてしまうのでね。
引っ張りや、これで傘の格好が。
筋立てで円錐形になったものを、さらに全体が丸い形になるまで編み進めていきます。
編み上がったところへ竹を入れます。
別に組んである縁で輪竹を包み込みながら、揉め糸で縫い付けて傘の縁を作っていきます。
セミの取り付け
セミには魔除け、雷除けの意味があります。
三井さんはこのジョークテンというヒノキ傘を3時間ほどで編み上げてしまいました。
伝承の技によって作り上げられるあららにヒノキ傘。
そこには手仕事の温かみがあります。