量地指南 後編卷之3
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- http://hdl.handle.net/2324/6631390
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- 2026-08-17T18:54:31.164Z
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- book
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- 2026-08-17T18:54:31.164Z
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- 表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界 内匡郭 20.5×15.3cm, 保存状態 破損, 虫損あり
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- パブリックドメイン
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- 村井, 昌弘, ムライ, マサヒロ
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- 測量算学類(写本共), 測量, 理学
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- jpn
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- 前川橋本
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- oai:catalog.lib.kyushu-u.ac.jp:2324/6631390
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- リョウチ シナン
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- 九州大学
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- 表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界 内匡郭 20.5×15.3cm, 保存状態 破損, 虫損あり
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- 圖解量地指南後編
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
量地指南後編三
19.1.20
158480
量地指南後笠
極伝解
士村井昌弘編述
夜中見町
夜中見町と
夜陰の目的に
るの法なり。一書に
兄様とあるも。ともに
同術なり
古伝に云闇夜といへども。目的に火を用る時は。白昼に異
ならず。但渾発を以て量りがたき故に。定規やうの器に割
を付て。常に遠さを寸分に模してこれを用る也。且手本闇
時は。見込見返ともに。知かたき故に図のごとく。線香又は
火縄等にても。短く切て火をつけ。是を目的にもちひて
○
大學工學工學校工學校
大學工學園大學校
}
鉄炮
學物理學教室
111000
ELATILININEI
數學物理學教室
數學物理學教室
大正ノ年ノ
州帝國大學理學部
九州帝國大學
物理學教室
6790
物理學教室
第19.1.20
158480
量地指南後篇巻之三
勢南処士村井昌弘編述
極伝解
夜中見町
一夜中見町とは。夜陰に町見を量るの法なり。一書に
一夜陰の目的とあるも。また夜の見様とあるも。ともに
同術なり
古傳に云闇夜といへども。目的に火を用る時は。白昼に異
ならず。但渾発を以て量りがたき故に。定規やうの器に割
を付て。常に遠さを寸分に模してこれを用る也。且手本闇
時は。見込見返ともに。知かたき故に図のごとく。線香又は
火縄等にても。短く切て火をつけ。是を目的にもちひて
大學大學工學校
大學工藝工藝術
聖聖天皇帝國
}
正一2
學物理學教室
1000
數學物理學教室
數學物理學教室
大學學大學大學
物理學教室
6790
理學部
6790
見込べし。しかるときは昼に同じと云云
見返
一〇
◎
忍ノ術ナル故小差ヲ不論也
見込
}
又云右小火を用る時は。見盤にても求め知る術あり。然る時
は。渾発を以て計ることも自由なり。或は十間開て一の割
従成曲動
琉球画
に当るときは。遠さ十町などゝ。兼て試み知るなり。余は是
を推て積るべし
船路之積
古伝に曰海上を渉て曲節直径の船路を量知の術
なり是は船路の要といふも同術なり
口先陸地に於て。湊口の両端の広幅を求め。是を海上
とす。扨船中には度数を仕掛置磁針を以て。方位を
黙して出船す。度数とは。線香土圭記歌伝声捨糸
問にても里数を試するの品物をいふなり。勿論洋中にて
『あるときは。捨糸なり。何れも其船の走の様を懇に改
し。昼夜右の如く。怠屈すべからず。曲径路一次々々の方
町里を糺すこと。厳重なるべし。然ば遠路の船路曲道
見込べし。しかるときは昼に同じと云云
見返
Q
浅草画動
忍ノ術ナル故小差ヲ不論也
QR
又云右小火を用る時は。見盤にても求め知る術あり。然る時
は。渾発を以て計ることも自由なり。或は十間開て一の割
に当るときは。遠さ十町などゝ。兼て試み知るなり。余は是
を推て積るべし
船路之積
一古伝に曰海上を渉て曲節直径の船路を量知の術
なり是は船路の要といふも同術なり
術曰先陸地に於て。湊口の両端の広幅を求め。是を海上
の種とす。扨船中には度数を仕掛置磁針を以て。方位を
極め。黙して出船す。度数とは。線香土圭記歌伝声捨糸
等。何にても里数を試するの品物をいふなり。勿論洋中にて
変風あるときは。捨糸なり。何れも其船の走の様を懇に。
むべし。昼夜右の如く。怠屈すべからず。曲径路一次々々の方
位の町里を糺すこと。厳重なるべし。然ば遠路の船路曲道
直路掌を指がごとくならんと云云
或伝曰湊より。船出ざる以前近邉の山へ上り。湊までの町
見を勤め。何十町と知り。其種の口を違はずして。扨長さ二三
尺許の竹を渾発のごとく拵へ。湊の口を合せ。要を能して置。漆
より船を漕出すときに。舮に立。右の竹を以て。湊の口をみる。
竹の開口湊の口に合の時に。最前陸にて町見を求たる所
の道程と均く舟走ると知るべし。是を湊の種といふ。また度
数の制
度数とは何にても
を以て。船の走りを知ることなり。図
数を試するものをいふ
のごとく。竹筒を拵へ。寸分を盛付け。内に線香を立置。右に
湊の種をもつて量りたる。何十町に何分燃とみて。是を元一
らして。一分に何町走り。一寸に何里走ると定置き。線香の
火刻といふも
是をいふなり
寸分を以て。海上の道程を知る。
又湊にて町見
量りがたく。湊の種を取がたきときは。捨糸の法を用ゆ。其
法縄何十町なりとも。兼て積り認め置き。是を船の船に
つけ。陸の岸に枝を立。船を出さゞる前に。右の縄を材に結
付置。出船して縄の尽る時。度数の制の線香を見て。線香何
分に何十町走るといふことを定る。是を捨糸といふ。又洋中に
て。順風逆風など変あることは。捨糸も線香も始の試とは違
べし。能々心得べし
又或伝云量船路有益之地一名曰レ湊岩石押二滄波而必有二午
両端其両端之求レ幅而是用二出船之種一也得二順風而洋中一趨船
少無レ止如二陸地一也蓋曲折而求レ知レ之乃船路之術也云云是又
前条に同じき語なり。漢文のごとく記たるまでのこと也
一伝に云船路の積といふは。行舟の常道屈曲の径程。凡て地
□□□□□□□
{
}
一同廿三
幅方位を具に考る術なり。又長流の水上を尋ね。大河の遠
近を求るに大益あり。其術はまづ陸にあるとき。地幅を求め
但五里も十里も沖より
見安きものを求をへへし
是を繋出の種に用る也
扨方角を
得て出舩し。線香時計漏刻の類の度数を以て。刻限を糺
し。一里毎の舩行を定め。是を種とし。始終の行道を求る
なり。或は船の曲な則は。磁石を以て支を改め。其間の刻
限をしるすなり。すべて大灘にては変風なきもの
なりといへども。若風の強弱定まらざるときは。捨糸を
用ひて舩行をめらたむ。此のごとく。昼夜に求めて而分度
の矩を以て。船路を作極るときは。委く求め知るなり。但
船の用意人数役附。あるひは船中の磁石等秘伝あり
と云云
度数制火刻法
湊渾発巨種也
度数制
天風法或風席片云
或云此船中度数旧制也依無益今無此器云云
予未見之
積遠里
一積二遠里二といふも遠里の法といふも同術なり
此術は国の図に用ること多し。或は十里を求る時の開は。凡十
戌五分
見返
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
十一一
子○
一内二分
見込
子○
辰十五町
一一七壬申
一七ト串
昨年1
128耳
余町百里を求る時の間は。凡三四里計也然れば海岸より
遠〓などを求る時は。其場に於て開べきの晶地なし。故に
開を重て求しかなり。かくのごとくする時は。其ことに限らず。諸方
よりの遠近方角。自求知の術となる也。まづ見込の支を記し
扨開の支と間町とを幾開も段々にこれを記し。何の所に限
らず。見当の見ゆる所より。見返にて其支を記し。黙してのち
分度の矩を以て。其図を作るときは。諸方の遠近。自然に求
め知るなり
見込酉二分
辰へ十五町
申五分へ十二町
卯八分へ
申へ
十七町
辰三分へ
八町半
一未二分へ十一町
酉四分へ十八町
申五分へ廿五町
見返戌五分
遠里矩といふものあり。国図の要法とす。遠目的のとき。條会
慥ならざるときは。此術を用ゆ。目的の見込。至て遠きときは
線会決からざること。間多き者なり。此術を以て勤る時は。数
百里といふとも求に差ざるなり。図のごとく條線の舎快から
ざる時は。針をさし。糸を付て。元の墨に随て両方へ引合せ。糸
のよく合て会になるまで。何尺も引べし。定規などに随て墨
を引ては。毛髪の差あるなり
試二北極一
古伝云天の高さを量る術なり。北極の積といふことも同術也
一量天尺を以て。北辰を見込て下京の当る所に記し。数千里を
趨り。又北辰を見込ときは。必下糸の当る所に差出来す。其
差の口を数千里に用ひて。下糸の全長を計るときは。天の高
を知るなり。平町を上下に用る理なり。其術明かなりと
いへども。小里に於ては求めしるべきの理なし。謂は分数に叶
ざるに因てなりと云云
昌弘曰町見の数書名此術を載て洩すことなし。空理にして
定測となすべからざること。言語を費に及ばず
唯其理を尽すのみなり。今日本の地にして開地
数千里を求むべき地あるべきや。諄に空言
論ずるに足ずといへども。古伝の洩ざる
所なれば。今初心の為に云こと尓りし
今日
煙
○左官
匂陳三星
○諸子
☆
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
○天皇
□□□□□□□
見込
十弐番組
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
旧伝云天の高とは。極の坐までをいふことなり。無星の天は。天
文にも論ずることなき也。蓋極とは世界の貫気也。故に繞る
所八星を以て極と定るなり。極の坐は天皇星よりして相
去こと。三度半但天度の積を用るなりと云云。昌弘云是又
無稽の言なり用ゆべからず
真矩縄
真之縄真之縄張真矩
之縄真矩之抜といふも
一同術也或は見盤を用
ひ。又は見盤元器ともに
用ひずして。竿と磁針を
此間何町何間ト極テ
山陰ニテ行程ニ合ス
□□□□□□□
コト肝要ナリ
一〇〇〇
仮ニ立タル真矩
定ル為ノ竿也
以て量ることもあり。倶
に其理は同じ
此術は屈曲たる道路を
直に作り。或は町屋割
屋敷割に用ゆ。又は田
地の用水を取に高山を
穿ち。山陰の水引とる
ことあり。かやうの類に第
一とするなり
術曰望の場所に竿にて
も。竹にても立ぞれより直
矩に竿三本を以て叚々に
此間山陰ニテノ
町数ト等シクス
此印
残印ト貞矩也
立替々々先へ見通し行なり。扨。山際に至り引間たらば。竿を
一本立て残す印とし。其竿の左右と向に。鼎足に竿を三本
立て見合すれば。向の竿も真矩になるなり。又夫より最前の
ごとく。段々に竿を立替送りて。閑る山を離るまで見通し行
なり。扨開る山を離て横へ向ふとき。又最初のごとく。竿を一本
残し。其竿の左右向へ竿を三本鼎足に立て。見合向の竿を真
矩にとりて。段々初のごとくに見通にし行せ。次に又山の開ざる
所に至て。目的の方へ最初のごとく。鼎足に竿を真矩を取。右にて
山陰を勤たる程間数を進むなり。其間数の終り即望みの
場所と真矩なり。此所にも鼎足の業あるべし。但縄を用る
こと肝要なり。十間にも二十間にも。縄の長を極め。真中に
印を付て。先の竿へ打掛面の竿へ引合す時はおのづから真
矩になるなり
又曰此術は。此方より遠く見たる目
的まで。一文字の通を差ずして。求る
術なり。或は直道等を求るときは。此
術を用るなり。古伝には棹二本を以
て求め行といへとも。若目的を見隠す
時。道を失ふ故に。これを改むる棹三
本を以て求め行なり。図のごとく望所
に。棹一本を立。目的を写して。又二本を
立べし。而后には。目的を用るに及ばず
蹟の一本を先へ送て叚々に立替々々
行べきなり。即一文字の通を極る也
見写
同
[
□□
さまい
一一、、、
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
〃
□□□□□□□
同国
十五日
□□□□□□□□
二十一
一同一
見通
三十間
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
如此規矩元器ヲ用也但各町間ヲ
求メ渾発一本ヲ用也口伝ハ
夕にて
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
十八朔
十八間
四日
□□□□□□
通り
下〃
但地幅を知ことは。棹の間を定て縄の限に用べし。其縄数にて
遠さを求知なり。或は川泥等へ行当るときは一本づゝ段々に
越て川向へ通を写し。跡の一木にて川幅を求べし。かくのごとき
の節渾発一本を以て遠さを求て大益あり。或は村里森林
等へ行当るときは。二目返を以て。直矩に抜て本通を求むる
ことあり。或は見盤元器等を用ゆ
地形高低
一此術は山谷の術のごとくにして。異傳あり。山は急に高く。谷
は斜に深し。此術は陸地自然に高下ある地形をいふ。但小事
に於ては見渡といふ。大業に於ては隔境累重といふ。扨高下
を求ときは。図のごとく見盤元器高き所に立て。水をもり
早き所に間竿を立て。是を見込其当る所に印をつける
ときは。高下の差しるなり。かくのご
とく。段々に送りて差をしる時は
一始終の高下各あらはれ。或は類
各水ヲ
盛ル
一書の術目に。地形高下小事見
一渡累隔累倍などあるも同術也
伝曰小事見渡といふは。用水田畑の
高下。又は屋敷等の高下。軽き業也
然ながら若干の大業も勉べし。其法
盤を竪にして。平直を極め。盤の上端に
定規を置。見当にして高下を量べき
所へ棹を立させ。見渡すなり。盤尺と
棹に印を付て。其印の上り下りにて
○
同七十一日
其地の高下をしるなり
又曰隔境累重といふは隣国の高下地形を量知る術なり
尤大業なり。故に盤に水を盛る体の仕形にてしるといへ
ども。假令は江府より。常州総州の高下を見る時は。筑
波山を目的にして。山の高下にて其所の高下を考る也
右に所謂隣国の高下地形を計るといふは。弟一番の場所
にて。向上の平町を勉め。假目當の山まで。五の矩を極め
山の術を勤め。三の矩を極め。四を量り。何里と記し見盤
に悉く盛つけ。次の盤を立べき場まで行なり。進むこと
何里と。町里を打て知べし盤を立べき場なり。高下を量る
べき地なり。二番に至り。又図のごとく見込盤墨をひき
其地の高下。又目的の遠近にて差あり。進む所の四を図の
ごとく切て。三を量り高下を知るべし。三番に至り図のごとく
見込むに。向に山あつて。假目的に見へず。しかる時は。其閑る山
を又目的にとり。第一番の通りに。山の術を勤め。三四五を
知て。扨其山に上り。仮目的へ図のごとく。見込差引して三番
の地を知る。尤二より三へ進む所の町里も二のごとく右に
断る閑には目的に仮に見通の材麾を立べし。四番に至
りて図のごとく。見込。三に云がごとく。高下を知べし。進む処の
町里を知ること。二番の場のごとし
或傳に云。遠所より川水池水等を此方へとる時は。先水平噐
を以て。此方の地安を定め。扨水平を以て。五町も十町も印の
川水を見て。低き時は竿に印を付て川に立置此方より。水平
にて耽合せ。竿の印より下を低分と知るべし。川水高きは此術の
昌弘曰此遠境高下ヲ
量ルノ図甚タ齟齬アルコト
改ルニ先條ノ下ニ断リ置
タレハ贅言勿論タリト云
ヘトモ聊モ此図形所取ナケ
レハ猶又不可惑コトヲ云也
努々不可取也
一
還源を用ひ。水平を五六尺も高く台にて上げ。夫より川水
を見るべし
又云彼方と此方と同直の地にて。水上と水落と同尺ならば
樋の水とるごとくに。上より押かけ水かゝる理なれども。勾配ぬ
るきは洪水のとき悪し。水の流にも程あり。其所の高さにかゝ
らずは用に立ず。右十町も先にて。目的見定めがたくは。五町
目と六町目に。印の材麾を立。夫を見通し。又五町目より向を
見通し。遣違へ。間を打心にて。中次の理なり。又十町先にて
横へなりとも。斜になりとも折曲。又十町も先の勾配を見時は
曲途にて。三角の矩を耽合せ。其後右のごとくに見通し。高下
を知る。或は家作の節。礎の高下。水盛水縄を引こと。遠近ともに
同理なり
又云谷を廻し向の山へ水を取る勾配常に考置べし。又山を
ほりぬき。山の前の川を。山の後の田へ水かゝり知事。川より山
の高さを積り。又田より山の高積。其高下にて知るべし。或は山
の上より。前の川。後の田の高下積も善といふ
中不中片極
此術は仮令ば。最初平町にて量置たる遠程。若眼力の誤り
などあるかと疑はしきときに。此術を以て改正するときは中略
立所にあらはる
ら八十間土手の高く王十間と申上昇
開
此間ノ広サ
壬午国疾ニ本高
違ナクハ中リ
タルナリ
見返
第四月一日同十分
を甘丁妙具或曰年前の
今日其開者二千人間
見込
中リヲ知印
此間廿八間
術曰最初量りたる。盤面の見込見返の墨線を其侭に置て。仮
令ば其開除二十八間ならば。見込の通へも二十八間。開除の印
を付て。扨見返の手前の墨の会より。彼印を見通し。両の開除
の縮口同寸分ならば。其誤りなしと知べし。此術は前編の知双
開方と均き事なれば。弁ずるに及ばずといへども。極伝の一条
として用ひがましければ。学者の惑を生ぜんことを畏れて記す
土手陰知二木高一
此術は。土手の上
馬路
五間をしり。地幅四十間を知り。地幅四十間を知り。木の高
なり
さ八。十間。土手の高さ五十間を向上り。平町にて雉を知り。さて
盤を竪にして。木の高さ。土手の高さを見込。墨をひき。各矩ほど
計り。其盤に土手の形をなし。右の分見にて。木の高さを知る
尤土手の両垂斜同じやうにこれなき時は知がたき也
又云此術は土手の前後同じ勾倍なる時
に求しる理なり。先土手の根にて。遠程を知
り。扨同所より。向上の平町を以て。木の梢
まで。空の規を求め。同く土手の上角まで
空の規を求て。土手の馬路の広さを知り
扨右の所に盤を竪に居へ。水を盛り。要を
用ひ見込て。各墨線を引。分間を発し。剰
盤を用ひて。形を極る也。古伝の侭に記す
見返
見返
見返
〆〆
八十間
八十間
見返
五十間
地幅四
「指二高何分」此術は高下の誤りを糺す術也。但見盤をもちゆ
仮令ば。木の高さ十五間とも豫め求め知し時。中か中ざるかを糺
さんとせば。先其盤面の口を十五に割て。墨を加此見ル法伝ヲ誤ルナリ
如此見ル時ハ相違ナシ
引渡し。扨其木の根より。一間にても
二間にても。立木に目印を用ゆ。扨盤
を立て水をもり。盤面の引渡の墨に
定木を当。木につけたる目印を見込
べし。其盤面の墨と立木の印と
的当するときは。即木の高さ。
相違なしと知べし。或は天守
櫓の重々を糺し。又三分一
五分一等是を指す。およそ
総高十五間ノ
印上十三間印下二間也
鉄炮勾倍等用捨あり
此術見盤術。渾発術ともに。往々記す所といへども。古伝より新
伝に至つて。皆是を奥儀の巻に載。故に廃するに忍びず爰に
出す。見者贅言を罵ることなかれ
向指二真矩一
一向指真矩とあるも。向正中を指とあるも。向二真中二陰指
とあるも同術なり
術云向の両の真中を望み。先初に真中に塁を引。其場に至つて
真中と思ふ所に盤を居。左を見込。墨を引。其尾頭を右へ写し
是に定木を当て見込。当る処迄よりて当るなり。扨各当りを
得て。中の墨に当る所向の中なり
又云盤の真中を割て墨を引。大図向の中程空眼を以てこれを
求む。盤を居。定木をもつて。或は左の端を見込で墨をひき
其口を右の方へ横にし。墨を引。是に定木を當て右の方を見
にて。万木を告す且人畜々必在とり当させるもの
××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
此通中ニ当ル
込也。其通に中る時は。其所即向の真中なり。差あるときは空
眼を以て。板を動して定むるなり
従脇指二真矩一
一此術はたとへばゆ土手の真中を何十間先より。真中を望
是を脇より通をさすなり
先一を見込み。二を見込み。墨をひき。さて開き二を見返
し。一を見かへし。墨をひき。地墨は手前尾頭をかなめに
して向ふはあたり次第なり。◎絞と介より墨を引き。分度
にて。真矩中墨を引出し。此墨を望次第はかり。扨この上
より。手前へ真矩に墨を引き。手前より向ふまでの遠さを
知る。扨通りて向ふへ指て望の間にてさす
同断断断同
□□□□□□□□
手前
分度ニテ真
矩ニ引出ス
〽一見込
第十一日分回二十
あるのなり
見立
女
見込
印
也
中国開
博士国国
同十月十一年
十一国貞図十一日
十一丁目
一四七一円十一円七一円
天守櫓知二居所一
一伝に此術は同通に重りて
一見ゆる物の其地幅と。高下を
量知の術也云云
一昌弘云此術全休前編に所
謂山高を知の術と同意也
といへども他流秘奥として条目
一に掲るが故に。学者の惑ひを
一暁さんがために。一図をなして
是を示すこと下のごとし
□□□□
▽天守棟上の高
○ハ上より三重目屋上の高
×ハ矢倉棟上の高
土居上場の高
一此図天守ならば
一五重なるべきなれ共
煩しきが故に。つゞめ
て三重とす
山用表裏
古伝云山の表裏を用るとは。山に裏表あることを知べしと也
解して云。山の表裏は人の座するがごとし。人座する時は。前緩に
して後急なり。故に急なる方を裏とし緩なる方を前とす。又
東西南北によつて。陰陽に配分する理もありといへども。緩急を
以て定るにしかす。しかれども其国に居ては。其国の四方の山を向ふ
所皆表といふこと宜し。何につけても其理あることなり
横二山形一
山の形を写すといふは。無益の少条なり。何時に業を勤るにも
山の術には。山の形を写さずといふことなし。但山景を図画する
ことにや。是は輿地術のあづかる所にあらず
山を責る
山を責るといふは。国の図などに。大山を小く画けば空虚あり
て如何なり。又大く図すれば国郡に蔓りて。外面の妨あり
因て大山は分間よりは小く高く図するなり。先山の裏を画く
ともいひ。又雪を顕すこともあり
求二山之斜登」
山の斜登を求るといふ目あり。是亦無益のケ條なり。但し
遠里の高山などを量るは各別のこと也。其外通例山を量るに
斜垂を知ことをせざるはなしとしるべし。其法は條々山谷の術あり見べし
知二山厚一
山の厚さといふは。山の根置地幅のこと也。小事見渡直之縄真矩の
抜などいふ術を以て考べし。故に筆舌を費さず
一本伝に云○山岳進退○知山高○進退知高○知谷深○
一知両山之差○知谷幅木丈
一極傳に云○山谷一開○知向山前山之差○山上谷底知
一木高○谷深所指間数○進退知高
一異伝に云○用山表裏○求山登斜○摸山形○知山厚○
天守櫓知居所
右山谷の数術を以て本伝極伝異伝三術に分るものは如何と
察するに。都て山谷の術は初学會得しがたきによつて。再往教諭
せんがためなるべし。但又本伝にては。其量法の微意を隠して。極
伝におゐて。始てこれを暁し。子弟に高ぶらんが為なるか。甚
いふかし。右山谷の術数方あるがごとしといへども。皆予が前
編に述る所の山谷数知方一術の中に明かなり。是がために
前編の図をふたゝび是にうつしで参考にそなふ
◯ハ山頂ヘ空径也
一▽ハ山麓ヘ空径也
二法ハ種ニシテ仮借也
ハ山頂ノ樹丈也
▽ハ彼山ノ直立也
ハ此山ノ直立也
○ハ彼山ノ登斜也
▽ハ中谷ノ直立也
▽ハ半腹ノ堂丈也
ハ此山ノ地径也
ハ彼山ノ地径也
▽ハ此山ノ登斜也
以上九種トモニ種子ノ
間数ヲ図シ渾発ヲ
以テ量リ知ルナリ
十
本
次
量地指南後編巻之三終
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