奉射並百手之式

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土井利往編
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2026-08-17T19:23:21.344Z
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土井利往編
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ブシャナラビニモモテノシキ
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東北大学
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2025-11-13T06:51:39Z
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
奉射並百手之式 奉射并百手之式 4547 奉射之式 目録 一奉射之事一大的の勢之事 一同拵やうの事一同中之事 姫書 一同綱之事一同蝉の事 一大的かけ様の事一布皮之事 一同拵やう之事一同串の事 一折かけ中の事一概の事 一的の遠さの事一弓場之事 付幣供物同図 一数塚之事一神前之事 一贄之事同図一弓之事 一矢之事一矢筒之事 一ゆかけの事一射手出立之事 一刀之事 一刀之事一扇畳紙之事 一沓の事一敷皮之事 一日記之事一再拝の事 一揆副の事一中間之事 一式之座之事一射る時の体拝の事 一足ふみの事 一足ふみの事一後間之事 一前後射果て足ふみの事一二度目以下の事 一夫之事一敷皮たゝむ事 以上 奉射之式 ○奉射の事 一奉射と云は神社の祭り又は祈祷なとに社頭にて 射る也的を射て神慮をなくさめ奉る意也神に 的射て手向奉るゆへに奉射とは云也 追加一 一小笠原植盛ノ記廻 手ノ事言的のま存こ に鬼と云字をかくへし 一的の眼をはいかにも 一的は大的なり射手六人にて三度弓に射るなり的 より初惣して何事も式の大的に違ひなしされ 一的の眼をはいかにも 大にかくへし云〻 又云法量巻ノ図ニ 式の的の法式を能々糺し知りて後取行へし式の 一絵ノ出シヤウ三人カ一ノ ニツモリロ伝 的の事は委細に大的式に詳也 右の如く見へたり是コ 鵠如斯里シ 一奉射に付て常の式の的と違ひめ有事は委細に 其記之置也其余式の的に同し事は略之大的式に見 マナコヲ黒クスルナリ 此コマナコノ黒キ下ニ鬼 ト云字ヲカキテ其上ヲ 合て知るへし クロクスルナルヘシ常ノ的 トハカハルナリ其外ニハ 替りメナシ 又的串ヲ白布ニ 大的の勢之事 大雨の勢之事同拵やうの事 テ巻ヘシトアリ 又ヌノ皮モ白キヲ 同申之事 同総之事 用ヘシトアリ常ノ 是等ノ分也 大的トカハリタルコトハ 同蝉の事大雨かけ様の事 布皮之事同拵やうは事 同串之事折かけ串の事 右之分式の的に同し大的式に詳也見合へし 〇概之事 一概は神社によりて俄に築事も有へし又兼而より あつち有社ならは其概をも用へし新に架つきがた き地所ならは布皮計にてもくるしからず ○雨のをさの事 一的の遠さは三十三枝に打て三十二杖に傾かくる事 一本式也然共神事なるゆへにそれよりも少し近き方 も可然廿五枚又は十三枝計をも用へし所にもより 射手にもよるへし時宜によるへし ○弓場之事 一弓場をこしらゆる事は神前を射前になすへき事 なり然共神前の様によりて射前ならぬ事あらは神 前の左右にてもすへし但し略義也必後にはなすからす ○数塚の事 一教塚の拵やう古実等式の的のことし 一弓場の惣かこひには四角に根ほり竹を立てしめし 一縄を張て不浄をいましむへし間々の杭は竹にても 木にても然へし 一神社なき所にて取行事あらは射前に假屋形を作 其内に祭る神の神前をもうくへし若屋形なくは 幕のにてもすへしいつれも神前には新莚弐枚しく へし供物有へしそなへ物は白木の机にそなへへし 其上に白木の三方又ハ木具又ハ足付の折敷等なるへし 一供物は洗米のし蚫こんぶかちくり神酒なるへし其 外は祭る神の社法にもよるへし中央に白幣を立 へし但神前の事は神職あらは其神職に任すへし もしなくは射手の方にて取計へし 一奉射の時は射手も別火精進際斎して出へし ▢一射手的始ぬ以前に各神拝拝有へし対終て又神拝 有へし神酒をいたゝく也神酒の呑やう酌の仕やう等は 口伝にあり ○神前之事 是は仮屋形之内にかさる時又は幕のにて取行時射手方にて 一のしかた也神職ありて取行時は神職にまかすへし 一射手神拝の以前に神職 射手に向て祓をよみて射 手の身を清むへしさて神 前に向て宿願之子細か祈 一禱の子細か奉射を奉納 する宿願の趣を祝詞に作 りて誦へし是本式なり 然共是等の事は皆々 一神職の預る事なれは神儀 あらは其外職にまかすへし 若神職なくて射手方にて 取行事あらは右の如くす る事古実也神に向て祓 をよむ事有へからす ムシロ 白幣也 合合 ムシロ 香花ヲモ奉ルヘシ ○幣之図 是ハ目録折紙 一ノ如ク横ニ二ツ折 テサテタテニ三ツ ニ折ル 是ハ別ニ付ル也 左右同シ 二枚カサナル 表也 カミヨリニテ シマキリニテ 牛竹 紙ヨリニテ三マキ 本ヲカミニテツヽム 一紙ヨリニテ 片ワニ結一 此所ヲ三角 二折リテハサム 紙一枚ノ内ニテ作ル 左右ノシンモ本ヲ包ムモ紙ヨリモ 右二同 両方のひれ九此切ル 紙二夜 こゝを三角に折テハサム ○贄之事 一奉射には贄をかくへし奉射の旧記に贄の事 見へす然といへとも神事笠掛神事犬追物の例 によらは必熱をかくへき事也 一贄には魚鳥の内を掛へし鳥ならは二つかひ同山緒 をかけて同ならへ雄は前の方雌は後にかくへし鷹の 鳥に山総かくることくに後にて結て鳥の頭を上へな して掛へし又魚をは腹を合てあきより口へ毬の有 すゝきにても通してかくる穂の有薄にても付る事は 魚に限たる事也又縄をあきより口へ通しても付る又 鮎なとの小魚をかくるにはわらしへにてもあきより引通レ て五ツならへて十かくる也 一掛附は神社ならハ社の柱にも又は神前にも懸へし又神 社なき所にて仮屋形にてあらは其神前の前の柱に 縁より上弓たけの高さにくきを打てかくへし又幕 張にての時ならは神前の前の右の方に木にかけて地に 立へしかくる木の事はまゆみの木はせの木くぬ木を 用へし此内何木にてもあれ土より上弓たけに切へし 土へ入分ははたらかぬ程何ほともほり入へし木に枝を 一四ツ残してそろへて其枝をそぎてかくへし一の枝をは 左へなして立へし南方へ枝を置て前後の枝ハ切へし 四ツの枝に一ツゝかくる小魚は一枝に五ツヽかくる也又鳥一つが ひ大魚二ッ小魚十斗の時は上の枝にかくへし 此処ヲ わさき 雌ハ女子結 女結 此所の すへて大魚は細なわにてかくへし 又ほの有すゝきをも用 此所ノ 雄ハ男結 わさき 男結 此所ヲカクル にへかくる木土より上 弓たけなるへし すへて小魚は はうしべに懸る 枝の先は そく也 此枚を左へなして立ル 右の外は弓場の事式の的に替りなし日記付かいそへ 一文取等の居所も式の的に同し見合へし 矢の事 一文筒之事ゆかけの事 右の分式の的に同し大的式見合へし ○村手出立之事 一射手の装束は小素袍折烏帽子なるへし又は直垂に 風折ゑほうしをも用へし素袍直垂の趣の納やう等 ハ委細大的式に詳也見合へし 一刀之事 扇畳紙の事 沓の事 小素袍の時は沓なしす足か又は いけゞを用へし 日記之事再拝之事 揆副の事中間之事 式の座之事射るときの体拝の事 足ふみの事後間之事 前後射果て足ふみの事二度目以下の事 失之事敷皮たゝむ事 右の分式の的に同し射る時の体拝足ふみ以下委細に 大的式に詳也見合へし 一右奉射の式弓矢的を初弓場の事并射手のたい はい以下に至迄皆々式の的の法のことし依之其同き 事の分は略之式の的と違ひたる事は贅をかくる以下 其違ひめをは委細に記し能々大的式と参考して 知るべし 以上奉射之式也 百手之式 目録 一百手之事一大的の勢之事 一同拵様の事一同串之事 一同綱之事一同蝉之事 一大的かけ様之事一布皮之事 一同拵やうの事一同串之事 一折かけくしの事一概之事 一的の遠さの事一弓場之事 一神事に射る時の事一贄之事 一弓之事一矢の事 一矢代の神頭之事一矢筒の事 一鰈の事一射手出立之事 一刀之事一扇巻紙之事 一敷皮之事一日記之事 一さいはいの事一かいそへの事 一矢取中間之事一式之座の事 一弓矢敷皮様同敷やうの事一矢代の事 一矢代振やうの事一射る時たいはいの事 一射様之事一射果ての事 一二号めの射手の事一二度目より以下の事 一夫の事 一矢の事一射果ての事 一敷皮たゝむ事 以上 百手之式 ○百手の事 的ノコシラヘノ一 一百手的バ大的也矢数百本ツゝ対る故に百手とは云也的 コト奉ノ部 ニアリ百二十モ 同シ 以下弓場の拵等式の的に大方替りなし是も神事 祈祷なとの時にも射る也常にも射手修行の為にも 射るなり的以下式の的に同し委細大的式に見合 へし此式には其違ひある事計を記す其余大的式 見たる分は略之ケ条斗を記しぬ 一百手射手の人数は十五人或は十七人なるへし猶其余 にもあるへし人数の多少は定法なしまつは十五人成 へきよし旧記に見たり 一弓立は二弓立に射へし十五人の時は初め八人後七人也 一人数多とも此分にて初を多く立へし丸物草鹿の ことく成へし 一兼而射手を定らるゝ時ハ矢代なし其定のことく立 へしかねて定めさる時は矢代あるへし 一大的の勢之事同拵やうの事 同中之事同綱之事 同蝉の事大的かけ様の事 布皮之事同こしらへやうの事 同事の事折かけくしの事 梁の事的の遠さの事 右の分式の的同し ○弓場之事 一弓場拵惣体は式の的に同し但し数塚はなかるへし 弓立は丸物のことくなるへし地杭有へし拵やうは丸物 式に詳也見合へし ◯神事に射る時の事 一神事に射る事あらは神前の飾其外は奉射的の 式を用へし ○贄の事 一神事百手には是も贄をかくへしにへの事は奉射の 式に詳也見合へし其余も神事に射る時は奉射に 准し知るへし 矢の事 一弓の事矢の事 右式の的に同し但し百手は矢数多き間替へ矢も 多く持へし ○矢代の神頭の事 一百手には矢代ふる間矢代の神頭を持へし弓場に 入時も的矢一手に矢代の神頭をそへて持へし持やうは 開的のことし神頭の拵やらは丸物式に詳也見合へし 一矢筒の事 ゆかけの事 右式の的に同し ○射手出立の事 一射手の装束は小素袍折ゑほらしなるへし紐の納やうは 大的式に詳也見合へし 一小素袍の時ハ沓ハ用ひす素足たるへし又はいけゞをはくへし 一刀之事 扇畳紙の事 敷皮之事右式の的に同し ○日記之事 一日記の事百手の日記は夫数多きゆへに式の的とは替ル へし杉原を竪に二枚つきて又それを横につぎて 用へし書様は左の如し 端作如此出ヘシ 百手射手 ハシツクリノ下ニ年号 月日ヲ二行ニ書下モアリ 如此苗氏ニテモ名ニテモ一字カクヘシ 畠 000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 \0000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 此通りに射手の人数たけいかほとも出へし兼而射手を定られは其通り に書へし初の弓立と二弓めとの間は少し間を引のけて書へし矢代のゝ 時は文代ふりて後に矢の通りに書へし是も二号めは少し引めけて出事 八同し 略之 奥に如此出へし 年号月日 一如右に書へし名は苗氏にても名にても又官途にても 一字ツゝかくへし常には十ツヽの間には其中りの数を書へし 百めの処には百と書へし式正の時は百めにも百とはかゝすして 只初よりのことく十とかくへしはつれは其度〳〵にくろむへし 初の弓立の射手の名と二間目の射手の名は少し間を のくへし射手壱人分程あくへし 一再はいの事かいそへの事 かいそへの事 一矢取中間之事右之分式の的に同し ○式の座の事 一射手式の座に付事は式の的とは替るへし式の的は数塚 と的との間に射手各前後向ひ合て座するなり百手は 弓立よりも猶上の方小丸物閣的の如く前後向ひ合て 座すへし弓場に入やうも丸物に同し委細丸物丸物式に 見合て知るへし ○弓矢敷皮持様同敷やうの事 一弓矢敷皮の持やう座に至て敷皮のしきやう扇畳紙 の納様ハ皆々式の向に同し見合へし ○矢代の事 一百手には矢代ふる事有其時は射手座に付扇畳紙 弓矢をは丸物くし酌等のことくに置て弓太郎出て 文代ふるへし惣の射手壱人ツヽ出て矢代を持行て 渡すへし矢代矢の持やうわたし様間太郎矢の請取 やう其外行帰りの式法等皆々丸物の時に少しも替り なし見合へし ○矢代振やうの事 一百手の矢代ふりやうは壱本ツゝ振なり矢と夫のあはひは 羽のすれぬ程なるへし丸物鬮的の時に立上りの矢代 のことくなるへし十五人ならは前に八人後に七人と二号に 振へし二号めの矢代の間は少し引のけてふるへし是も 丸物の三弓立めの矢代ふることくなるへし惣して丸物式 の矢代の部に詳也見合へし百手の矢代は初振たる まゝにて果る迄ふり直す事なし此分丸物とは違 なり 一矢代ふり終て惣の射手矢代見事是又丸物に 同じ 一射手見合て初の弓立の射手八人立て弓立に行事 是も同し 射る時体拝の事 一射る時のたいはいは地杭に付事丸物のことく前号後弓 は向ひ合て付へし中弓の射手は的に向て付へし扨紐 を納立て踏寄足ふみも丸物の時のことくなるへし ○射様之事 一射やうは式の的の如く乙矢を取矢にすへし其外其 丸物のことし 一射果ての事 一射果ての体拝足ふみも丸物のことく ○二号目の射手の事 一二弓目の射手の事も丸物に同し ○二度目より以下の事 一弐度目は後弓より射初る事初弓も二弓も丸物のこと し百射果るまて打返〳〵如此なるへし丸物に替りなし 只夫数多くいく度も射る迄也五十射て射手名くづか きて休足あるへし此時も紐を結ひ扇畳紙を初のことく 取納て弓矢を持て退くへし敷皮ハ其まゝ置たるも よし扨又初のことく入て扇畳を取出し初のことく取納 扨初の順に見合て立て弓立に至組を納て射へし ○火の事 一弓矢以下しちの事式の的に同し但し失の時相手 のたいはいは丸物の時に同し夫の射手より後へ向て 相手の心にて有へし委細丸物式に詳也見合へし 一射果ての事敷皮たゝむ事 右式の的に同し 百手の式も惣体は式の的に替りなし其違ひめ 有分は委細に記之大的式并奉射の式丸物式等 能々参考して知るへし 以上百手之式也 糸 右奉射并百手之式躰拝等之事旧記に詳 なりといへとも諸書に散在して見るに便なら す故に今奉射大的記百手次第其外旧記の 内考へ合此一冊となしぬ猶細事に至ては旧 記ニ見合て知るへし 寛政七乙卯年七月七日土井主税源利住 右奉射并百手之式被為述作之趣所以 相違無之候丸物式奥書可為同意者也 伊勢万助 寛政七年乙卯七月廿日 貞春の 土井主税殿 参 右一帖此度依御懇望め伝写候 条如件 藤川弥次郎右衛門 天保十一年庚子五月十六日 病 長沼源之丞殿 参