網模樣燈篭菊桐 初至三編
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- 歌川國貞畫
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- 日本語
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- アミモヨウトウロノキクキリ
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- 東北大学
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狩
12550
}
あみ模様燈籠菜相
初編
弐編
三編
初屋無
あみもやう
とうろのさく銅
柳水事つゞり今
梅蝶楼し
かく
第二百第九一冊彙ヲ一
以テ購入セル□□□□□
狩野亭吉氏藤嶽書一
西英堂梓
せつ
おも
実は
おく
女中
菊川
中げん
猿
初篇
上
権位
統合
国曽
ゑがく
初へん
御模様は龍栄物二番
柳水亭種清啓蒙
高麗五十
の金蔵
同断
八
細もやくは
燈籠の
栗き事
第三経
上下
けんもと
つたきち
柳水亭種清綴
梅蝶楼国貞画
紅英堂
梓もと
第三篇作の巻
縄模様煙煙桐
柳水郎種清綴合
梅蝶楼
国貞直
十七
十六六
御看官の御好に又操返す毎月も及ばぬ筆に
御家世話綴合せし狂言は興斎翁が講雑を漉復
たる綱うち七五郎水死の恨深川にまた幽霊も初
秋やお坊吉三が人真似の悪事は知れた青瓢共千歳
に固ある小猿の七が宵の間に矢矧の橋の夢さ
へも彼万宗屋の古を尋ね曲輪県に新宅に稲木
親子が玉菊の返善と名類に揚たる韮師河竹が
劇切指を即に序とす柳水亭種清徳ノノノ院徳清徳ノ
糸杉樹枝樹枝樹枝
小猿七之助
於坊吉一
遊女於杉
同右同同
中老兼川格於熊
よみはじめ
あしかゞ
しやうぐん
御検機所
よしまさ
ころひがし
やまにでしよを
がまへよこぞつてとう
しのきみをひがし
やまとしやうずる
なればぢ
せい
もつ
とも
やみな
らひ
しもべ
までいな
きをあらくのゝ
しることふしにつけて
しばくおほかり
いまこのはちまんの
しやぜんにおいて
ごんへいなんどのちか
げんどもいなしん
のじやうをあさけり
そしるそしんのよう
がやとひの
ぢうげん
はたす
けと
いふ
ものあり
いまごん
へいがぞう
ごんを
やとひ
ながら
も
いなきが
けらい
わがしゆうと
するしんのぜう
をあざけら
ぐきよかり
けるころは
ふみづき
いはじめつ
かたあしかぐ
けのしよかう
ごぶうんいのり
のおんために
しやうぐん
のだいさん
としてかは
らのたいしへ
さんげい
あるその
はたも
□□□□□□□□□□□□
らか
ことなかりし
かばしぶかは
いな木をにくむ
ことあだがたき
のごとくなり
これをや
かやくをくち
をしくおも
われば
としより
としより
ごう
しやに
ひき
ごと
など
いひ
づゐ
におほく
のちうげんを
にごんと
とのひと
いはせず
ぐには
いひこめたり
しぶかはぐん十郎
それをねに
いな木しんのぜうをだに
さしちらうをはじめとしてひとくこ
〽サよにんのしよしたちともずさめし
つれもろともにかまくらをうちたゝれすぐが
もりへきにけるがこゝはこやすみのたてじよなり
こてはちまんぐろのべつとうへおこやすみせられ
けるがそれがわりとうちうげんなどはとりぬ
さきにむしろをしきわりこをくらふて
ありけるがしぶかはのちうげんにごんへいと
いふしもべありあくまでそこいぢあしかり
しもへありあくまでそこいぢあしかりらふそれがなかにいなぎあふ
けるがしぶかはといへりけるはこのはたもとの
くみがしらにしてぬぢけおりぬることをは
むねこゝ
ことにあ
かげのきゝもの
けるがそれがいなとうちうけんなどはとりぬ
なるゆゑとぶとり
もおつるいきほひなれば
みなしぶかはにこびへつ
らふそれがなかにいなぎおや
こはあんちよくのせいしつにして
こゝろのぎなきがん十郎にこび◑
御英義義
もちごんへいに
かたへにたてたる
やりもちいだし
きほど
しやにいふ
もいならば
サアこのやりを
つかふて見よつかへし
〵とむりわきへし
冬木材木
〽つきしむほうこなたはやとひのちうげんなれば
たゞひたすらにわぶるのみそのよはみをば
つけいつてぼうじやく少じんにながやりをさし
つけながらごんへいはわざとわが手にかの
やりをなかよりほつきとをりくだきそめ
つみをはたすけになすりつけ手どり
あしどりせゝくるところへくみがしら
しぶかはぐん十郎をだにさしちも
もろともにかちわか
とうらがぜんごを
とりまきゆう
ぜんとしていで
きたりこのていそ
見てぐんじふらう
こゝろによろ
こびしもべ
はたすけを
とつておさへ
やりをおつたる
そのつみにげ
らうがくびを
らうがくびを
ぶつぱねんとかたなのつかに
手をかくるをおだにさしち
らうおしとめいろ〳〵なだめて
なはをうちひつたてんとするその
ところへいなきしんのじやうはしりいで
いろ〳〵にわびいれどもかへつていなぎをちやうり
ろうすかことさながらあくたのごとくなりされば
むねをおししづめむじつをうけたるはたすけがと
いつていふくすをだにもともにことばをそへみさへ
ほどごくはんめんのこくげんを
〽はよりしまづやつとろにてしばしが
なだめてしやちかりへおし
かへすあとにむねんをおも
てにあ六はしよをくひ
てにあらはしはをくひ
しばるしんのじやうぐん
しふちうがうしろかげ
をねめつけてべしゆいとか
とはいひなづらひご
ろのがまんにしふばい
してわれへのなん
だいかつすぐも
すておかせ
きひて
をだには
はこには
〽しぶかは
うぢのこと
ばのはら〴〵
ねば
あいなら
うぢのことぬと
ぬと
ばのはらぐ
けがみをわび
なにかしゆくいの
あることとおもひまはせばその
いぜんきでんのないぎなた
みどのをしよもう
なしたる
ぐん十郎
かなはぬえんだんを〽友のしんし
十よりしねにもつてそれといはねどいまのなんだいしさいと
まりすはこれこふとさゝやきければいなぎはらなつき〽スリや
それゆゑにいつかかるばうじやくぶじんのふるまひせしかおもへばいとゞ
くちをしやしこぶしをにぎりていきどふるをさしちらうはとき
なぐさめかならずたんりにしたまふなしなだもてしやとうへ
まかでたりあとにははたすけめんぼくなげにしんのぜうにうち
むかひ〽とのさまへひよんなごなんぎをかけましたこのおやぢなが
いきするははぢおほしといきがひもないわたしのいの
ちをとるといわるゝをおかばいなさるくおこゝろを
なくば〳〵きらるくつらさなんでしぬるもみな
やくそくげらうをきつてさぶらいのいぢをた
てゝくださりませ〽イヤかろからぬひとのいのち
もとのおこりはそちにもせよふだいの
けらいといふではなしけふいちにちを
やとひしそのほうとふしてこれがとた
れふぞ〽スリやどみねんと申ものたとへ
いちにちでもしゆうけらいけふにつゞまる
わざはひもみなききしやうのさだまりごとたへて
おもうちなされずばすなたのおこしをかりうけ
てトかたなへ手をかけ君をもりまらずおひのかたいち
ぜひなくもなみだなみにしんのじやうさまでにまうす
こゝろざしをむかにするはほんいなからんシアこんじやうのおもひ
でになにがないひのこされよこのみにひきうけをんぎそめぐまん〽ヱヽ
ありがたいなさけのおことばもともたくしはさがこのくにあつぎむらのもやく
せういゞくふこうに火になるしがしのむすゆをなつめじ火ゆうぢよほう
こういたさせしがいまではもつはなきさみけいせいたまぎくとやらまうしますむす
めにはあひなされたいしんだをいたやきくとやらまうしますからまうしますむす
めに心あひなされたらしんだことはかならずさたなしあとはあなたのみなさ
けでおすめがこのすへひとゝをり出たのみまうすはそればかりこれでこゝろは
のこりませぬ〽そのたまぎくがみのうへはこにひきうけてきかとこつがんへ十五郎
ありがたいそのなことばむすめをふたのみまうすう人はこのにみづきをいちごとい
周良長長
してみらいそいそいぞぐおひのたび
〽しでのやまぢをむかひ火びのやい
ぼんかけて〽みだのじやうどへゆくそ
らの〽さためなきよやしらつゆの
〽そのたまのをがたまぎくに〽こゝろ
のこさずじやうぶつせよ〽かくごは
とふから
〽なむあ
みだぶつト
となふる
こゑとも
ろともに
はたとおち
たるはたすけが
しらがのかうべぞ
あはれなりけり
をりからいでくる
しぶかはをだに
〽いなぎへんじは
いかくぞ下いつ
くちまたずしん
のじやうはた
すげがくび
さしいだし
〽おふせのごとくげちうがくび
まづこのごとくうちおとし
たりはざじつけんとさし
いだせばぐんじふらうは
〽ぎよつとせしがそのいろ
見せず〽あつぱれなかつきへ
紺根杉松
かきうち
さしきをきりあげて
このてのう
ちば見
かへらんとなしけるがかの
あみ
からはけ
らいども
うち
の道
そあひ
てにして
わがめ
どぼり
にて
ひと
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
これを見て
こゝろに
それと
がみをやつたらざつそく
きてくだつし〽そりやア
しやうちさ〽ときにその
すけはどか〽アや
らうはどこへいつてゐま
すつおんしらずの
ふこうものさち
やんおめへはかう〳〵
だの〽ヱヽいね
をうらももがみをやつたらきつそく◑としをしたもの
へこませるぜへき
くをいふなへ
とほみちを
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ぶト
むり
□□□
むちおつ
とつてうつてかゝるを
しんのじやうなんのくも
なくうちずゆればくん
じふらうはくちをしげに
ふいをうたんとたちむかふ
をさしつたりとあしらい
しゆれんげにいさましくぞ見
みにけり○それはさておきこゝは
ましな川ほんしやくのしま
ざきやのみせさきにおばうきちさが
おい
とま
一のこしたる
にて
だいのものをしり
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
めに見てきんたは
ふたをとり〽コヲ
かけ
よめ
わづ
おば
つげて
いでゝやく
には
きちさ
まみあなのきんたとともにあつゞ
けのほうそんまへのたいくつさに見せ
さきへでゝすゞみなるところへいでくる
りやうしのしち五らうきちさはり
つけて〽七五らうあついのにとこへ
かくのだ〽こりやわつだんなけふ
のあつさはまたかくべつひどう
ござりますからいゝはなしが
あつてきたところがかんじんの本
やはとまつていきねへ〽どふしてこんやい
はやくかへつておむかひにへびをたか
にやアならねへ〽ひくれまでは
よからふじむまはむまづれしち
なづきつゝ
しばしたちぎゝ
なしゐたりそれ
ともしらでよし
らかはのこり
おしげに
こねへのですど〳〵とかへるのさ〽そんならこん
ごらうばかれてきちさも
まみあろもみとほ
しのざしきへとほりけり
かまたらみぎわのぎ
しきにはよしらうと
いふおた石ものこれは
さかやの手だいなりしが
けふかけとりにいでたる
きんた
のに
火
七貫
これを
やう
なぎ
があ
らァちやづ
らふじやァ
ねへか
のいでひるあそびといふき
わどひたのしみその
あひかたはおそこ
ぎとてこれきち
さぶらうがふかに
なりしがそれともしらずてくだ
なりしがそれともしらずてくだ
にふはとのせらめてありがねの七十両の
そのうちより三両いだしてこれをあたへそこ
一壱漬長
すばつた
お
すきに
わかれすご
〳〵にかひを
おりてゆ
て見
とおひかけ
んときちさにむかひ
〽それぢやかわかだんな
わつちやくへりますよ
そのうちあふからね
ことすいふ
なへくいた
きやァくせ
せらァ〽ぜにも
ねへこせに
たくばいふぜへ
〽やすくつぎへ
新橋橋町
つゞきすかな
しぶかはのわか
だんなた〽なるほど
さういはれて見ると
ひとゝいふものはかはりやすい
ものおめへさんもそのいぜんはしつ
きんのおはたもとしぶかはぐんじふ
らうさまのおどうとごきち
さばらうさなみしやうがわるひ
ばかりでおぼうさん〳〵といは
相たものがおぼうきちさと
相たものがおぼうきちさら
あだなによはれいまぢやァ
わかてのわるがほなかま
〽ヱヽそんなふさぐはな
しはよしやなせ〳〵
とこぞでさけにしやう
トいふところへおすぎか
ばた〳〵〽ヲヽーおすき
ヱいま
のきやくはお
たなものに
にあはぬごり
かうなをとこだが
にぎりつこぶしと見へる
な〽そんなにわからねへひと
でもねへがとふでもあきんど事
岡美美美
いだから
〽いくらとつた
たつた三両
よ〽三百七十
しろこれは
うちのかん
じやうへいれて
おゝきよ〽そ
一れはたことか
ねはたことか
やつばりかねは
とりあげばゞ
やだくひのこ
したかなぎが
あるからそれ
でうなぎざ
けでものもふ
〽こゝでやらつし
〽じやまになら
ふ〽いゝじやね
へか〽おらアく
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ふきかめんな
いきらひか
〽それもいゝのト
まみあへは
つぎのぎしきへ
いでたるあと
きちさはおす
きのかほを
りて〽ちやんこ
ろなしのだい
しんがぜいたく
をいつちやァ
きまりがわ
かいかかきの
ときからもつた
くせてめへは
おれがうはの
むすめ
おれゆへ
拾才才
なる
でもきのどくだ
〽かゝきんのであん
ほうし出
まへにふし
ゆうさせ
まひと
ヱ
ちかひきや
くじんや
なじみに
なればかく
さんによそ
へてたのむ
むらんふみ
二三まいから
四五まいとおかね
のたかもきやく
しだいおまへを
みろぐわたしの
こゝろぞれをさう
ともおもはずにいくら
あげてもとるそばから
いはつきのまつそかの
らはきばつかりしな
さんすからくやしいのも
ひといちばいじやけんな
おかたにしみぐとこつ
ちでほれたがわたしの
ちでほれたが□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あやまりなんぼをとこの
こうげでもすこしはさつ
しるおまへならこんなぐ
ちもいふまいにきにもちの
なるやうなせけんしらずの
ふところこおぼうさんじやア
あるまへぞへ〽さうたゝみかけ
ていはれちやういひわけもねへ
けれどひとのうはさやこじや
くりをまことにうけておこる
のつそんなおれだとおもつて
ゐるか〽じやすゐものかしら
ないがどふしてまもりへこのくさ
りトひきいだされて〽アイタ〳〵
ユリヤア手めへのかんざしと
しろのきせるをつぶしたのさ
〽その手ついでにわたしまで
つぶしておくれな〽なんでおれが
〽わたしのかほを〽たてゝねら
〽わたしのかほを〽たてゝゐら
アな〽いまのきやくかへ〽ヱトさく
やききかすれば〽そんなら
いまのよしらうがじふやにじ
ふは〽かしてやらふとやくそくで
ふねでかへるといつたつけがモヲ
ゑいたいへついたらふ〽はやい
ものだトすてぜりふまくら
ひきよせひよくござれんりのや
一断断断断同
□□□□□□□
▼
ゆう
むを
したの
えたの
手を
いはせず
らふかの
そとより
わかひもの
〽おすぎさん
ちよつといて
りやきたべた
すけとんだれだへ
〽なくまがりの
さだいふさまで
ごさいます〽いやだ
こふ
してちよつと
のふ〽それじやる
おはやく
〽ヱヽじれつ
こへきばちみづ
すゐあぐるふぜい
にてみだれかくわし
おりからにしたには
ばた〳〵あしをとゝ
たいどふ
せふト
じれても
かぜの
ふくまゝに
ともにおきやくの
いりをよふかぶろが
へんじもアイ〳〵ひるゝ
なびく
やなぎの
きし
おもひとこのうち
きちさはきにかけ
ちかき
さんばし
〽きやくが
あか
つた
へんへこぎつけ
しはのりあひ
しはいつあこ
ぶねのむかふ
ごしせんどうは
とおもふに
だれぞ
こなけり
やいゝが
トあん
じる
より
なほ
こゑかけて
〽おきやく
さんしづ
かにあが
つてくだ
せへトせい
すれども
さらに
きかず
われさ
きにと
おほやま
がへりそ
れにまじ
わるしち
ごらう
すげがさ手に
もちはやあしに
ゆぎすぎんと
するかしろ
より一七年〳〵
だんなちよつと
まつてくだ
さりませト
こゑをかくるは
さかやの手だい
よしらうなり
しちごらかは
ふりかへりわしの
ことかへなんの
糸材材木
つぎようじで〽ほりのことでもござ
りませぬががんぎからこゝまで
のるうちしながはでのみすぎた
せいかぐつすりとねましたが
ふねのかくのでめがさめて
ちとおたづねまうしたいことが
ござりますからそれで
おあしをとめました
わたしにたづねてへことがある
とは三どうぜんにせまひ
とはごとうぜんにせまむ
ふねのうちおしあつてゐまし
たがつゐとろくとやるうちに
さいふにいれた七十両のかねが
なくなりましたわしが
そばにゐな
すつたは
おまへさん
ばかり
ひよ
つと
おつゝみ
のなかへでもまぎれ
こみはいたしませぬか
おきのどくではござい
ますがわたしのねんばら
しにちよつとお見せなす
つてはくださいませんか下きひて
ぎつくり七五らうされども
それしやのぬかりなくかさの
たゝねへぞん
ぶんにあらため
ねへそ
れふろ
しき
とさし
いだす
2
}
なにく
わまか
ほを
あひだへかねをかくし
〽それ
じやァ
なんと
いひなさるおほぜいの
のりあひふねほかの
ひとにめもかけぞわしが
いふのだの〽どめしてあつさうなさういふわけでは〽ねへ
ことがあるものかそばにゐたのがふせうだからうた
ぐられるのもわしがさいなんなほぜいのりあふ
そのなかで見とめたことがあるならば
ふねをつけねへまへかたにかねが
ねへといふがちゝほかのてあひを
おづかけずにおれをめざして
ふらんからはおれあせ
らんからはおれもせ
おまへのそばにゐたゆゑその七十両をぬすんだと
けんへつらが
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おそしとよし
らうはあけてとつ
くとあらたむる七五
らうははだかになりふる
つて見せてもでぬこかてだうり来
一同煮長刀
ぬすんだかねはかさ
のうちそれとしら
ねばよしらうはきの
どくさうに手をついて
〽おほきにそさうを
いたしましたまつひら
ごめんくきれませおは
ごばかゝきれまでろは
らもたとふがごりやう
けん〽ユヲりやうけんしろ
ごめんなせへといやァすむ
だらふがおらァそれじや見
すまされねへヱゝどう
してくれよふニゝいひかけ
ぬかしたあをにさいめ
このさいまきでとせうぼね
こふしてくれふトぢからに
まかせつゞけてうつこと五六
十ごめん〳〵とさけべども
すへはこゑをもえたて
えずしぬるばかりのてう
ちやくによしらうだいじへ
ばつたりとたふるゝを見て
しち五らうもつたるさい
しち五らうもつたるさい
まぎなげいだすそれと
いつしよにかさぶとんの
なかよりおつる七十両よし
らうはやゝめをつけて
〽それこそこいつがぬすんだ
はトとりにかゝるをうち
ごらう手ばやくさゞつて
片かけいだすをのがしはせ
じとなさへしかたそて
ひつちぎつていちもく
さんいづくともなくにげ
こせけりよしらうは
はがみをなし〽おの
ねかねをぬすみなが
らひだうにおれを
うちせうちやく
あとおつかけて
あのかねを
とりかへさへでおく
べきかとかけ
編模様布
□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あまりていこくうたわ
しゆへあしこしさへも
たちかねて七ごらうがにげ
やうかたをにがみつめてはい
まはりしはいぢらしくもまた
あはれなりけり
〇ふしぎやこゝにいまだこぬこう
せいを見ることいぶかしく〽あづまぢに
そのなもたかきおかざきやながれぬ
はやきやはぎがはみづにかげうくゆみ
はりのはきのひかりにひよしまるこきやう
をあとにみちづれはいせのもどりのまだへ
らいぬ〽ふちよこい〳〵こい〳〵もづまも
たかくおひつおはれつよねんくや
たかくおひつおはれつよねんかへは
なくちぬをあひこにひめし
まるくやひくるうてがつかりと
はしのたもとにびとやすみ
こんやはこくのはしにぬ
よふわれもそこらへ
ころりとせへドレモヲ
ねよふトはしの
うへむしろひとえ
かへむしろひとえ
がたまのことこ
こひぢを
まくらに
きしに
なくから
かにまじる
たかいびき
ゆきゝもとだへ
ふくるよにしのび
たいまつしと〳〵
とにしのかたよりこへきたるいへ
いまかいだうにうわざあるごう
いまかいだうにうわざあるごう
しのとうりやうかんとうよろく
さきにすここしらうどうが
さきにすここしらうどうが
同断断断断同
あり〳〵とやは
ぎのはしの
たゞなかより
ひとめに見
おろすおか
ざきじゆくじ
さきじゆくじ
こくをまつのした
かげにてしめし
あはさんものども
きたれじらう
どうひきつれわ
たりきてはしに
ふしたるひよし
まるをはつたとふ
めばおきあがり
おしとゞむるを
よろくは見て〽なに
やつなればみちの
さまたげかたよつて
とふしおろふ〽イヤ
とほすことは
ならぬ〽とは
また〽この
とほ
はしは
おほ
たゝはこの
さぬ
したのかはをこ
してゆかつしやれと
おそれももなき
おそれものなき
いちごんににつくき
わつぱとらうどうども
〽ヤア〳〵こいつがわつぱの
みをもつてだいそれたし
ことぬかしおつはしのほへ
綿桟材材
一紺棧材
〽つゞきしうへにねてゐるからは
おほかたやどなしこつじき
ならんふみころされぬを
しあれせとこちをひら
いてとほしおらふトかさ
にかろてのじるを
みゝにぬかけぬだいたん
ふてき〽イヤおまへ
がたのよふなれい
ぎをしらぬひと
たちはとほすことは
ならぬわへ〽ヤアかへす
〳〵もにつくき
わつぱそのなと
ぼねを
とゞめて
くれん
一後長長
よむもあらめ
をかし
けやア
〽ヱリや
わつ
ばよ
いま
たまはれば
われ〳〵は
れいぎを
しらぬ
いふたが
このわう
くはんの
きやうしやう
にひとも
なげなる
そのあり
さまゆきく
のさまたげ
なすを
いはずよへつて
ひとをぶ
れいものとはいかな
るしさいあつての
ことぞ〽おぢさん
おまへそれをしら
ぬつ〽十二しら殿とは
〽およそにつほん
こくちらはおれが
てうちもどう
ぜんもとより
といふもなければ
てんがのわう
らいなればこゝ
にあればこゝがへ
うちたれがぬし
こんやはおれが
からきてふみにじ
りたゞひとことの
はしのあるじ
そのあるじの
ねてゐるをあと
にひさつもなくつぎへ
十一
十一
同模様
〽つゞきしとほるはぶれい
でいあるまいかけやそ
ではあるまいか〽サアそ
れは〽たとへおとなであ
らふがこどもであらふが
おなじにんげんそれを
なんでこじきこといふた
はしのあるじをこじきと
いふならいつぱんたりとも
ふるまふたうへこじきといは
つせへなんとおぢさんそんな
ものではあるまいからたゞいち
ごんにいひふせればりのとう
ぜんにはちすばもかへすこと
ばもなかりけり〽わつぱがこと
ばいちりありおよそいくざを
なすものかくふてきのこゝろ
なくてはばつくんのせうもはえ
がたしコリやわつぱよはしのある
じにひとことのれいをなさねはわが
あやまりゆるしくれよ下かしらを
さぐれば〽そんならおぢさんあや
まるのか〽いかにもよくあやまりし
そのうへにてたづねとふべきしさい
かくいうへにてたへきしさい
あり〽そりやなにを〽ヲくほか
でもないこのおかざきにいつこの
ぶげんそのなはくりかきしふゑ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
もんといふなんぢそのやをしる
ならばあないをせよときく
よりも〽いかにもあんないいとや
すし〽かないのやうすはしりたるつ
〽ヲゝしつてゐる〳〵〽さだめて
ごうかのことなればようじん◑
◑きび
しくもんこ
をかためて
あるはひづ
じやうものほ
とさせず
しのびいる
には
〽へいの
うち
より
さし
いでしかきの
たいぼく
あししろ
にまづこ
のごとく
トかたへにた
なしやなぎを
つたひましら
のごとくこず
えにのぼり
えだをつた
はりしの
びいり
なん
なく
□□
せんのくわんぬき
うちよりあけ
二の巻ゟ
さそくのと
うつてかんしん
なしあくヲ
あつぱれなる
なんぢが手
だて図
さそくのとんちにかんだうもよこ手を
□□□□□□□
三の巻ゟものをとさせず手びきをなさんト□ひつじやうせうりにうた
がひなしされどももし
またてきのかたにもよう
ゐのあつてぜん
ごさいうをとりかこま
ばそのときなんぢはいかゞ
なす〽ヲヽそのぎはきづかい
したまふなきだけを
あひてにたくきあい
すこしはおぼえのこのこ
うで〽なれどもたぜいの
にんずにてまづこの
ごとくとりかこ
まば〽そのとき
こそはこどもの
いつそくぬけつ
くゞりつあしら
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
やふきそのときは
手ごろのいしを
ゐづゝへうちこみおちたる
ていにてあざむきつその
ばをのがるくわがけいもや
なんとみなのしゆきつ
からふトいとほこりぬ
四かにものがたれば
こなだにみとなし
かんたうがよろ
こばしげにうちわら
ひいさみたつて
もつぐる
やはんのかね
〽もはやじこくも
うしみづどき
入りをつ
せしがかは
そんならこれよ
ふりをつ
いざきへト
たらんと
かぜのいと
ひやみに
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
みにしみて
さむけばさ
さむればき
しのねなし
ぐさこざる
七の女が
えいたい
のはしの
岡良長次
芝
かば七分
四月廿一日
四日
四
つぎん
紺模様柳
ばなにかたゞ
ねのゆめのせか
いぞさめはて
たりこざるは
あたり見ま
はして六テ
そんなら
いまのはゆめ
であつたか
のみつけねへ
せうちうでぐつ
すりよつてせつ
ねへからぢつと
よひのさめる
うちたばこ
ぼんをまく
らにしてやは
ぎのはしのよみ
きりをふたく
さりきくうちに
いつのまにかねて
しまひゆめに
見たのはころと
くできひたとほ
りのやはぎのは
なるほどしら
ねへことはゆめ
にやア見ねへもの
だまたかんがへて
見るとおかしいのは
やはぎにたよりの
えいたいばしとつ
ちりとんにもある
とほりおやはちく
あみやすげと
いふもやうしの
せがれのさるの
すけし
おれもまた
あみうち七五
らうといふ
もやうしの
がきで□
同昼夜力
十一
てへものへしかんばんきがきひて
あきれらアト見やるむかふへひと
りのぢよちうやのじむすびにかた
はづしはこてうちんをさきにたて
わかとうめいたる
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
こざるとあだなのしちの奴まんざら
えんのねへこともねへどふぞおれもすへ
しゞうくわんばくにでもなり
わかとうめいたる
さむらひなきつ
さむらひひきつ
これあしばやにいで
きたりしがいつゞなし
けんはなをくふみきり
さむらひのすけへいが
ぎうりをとつてきれ
たるはなをくすげて
あたりしきよをうつ
がひしちのすけはあた
がひしちのすけはあた
まのものをとくと見
すまし手ばしこく
かんざしひきぬき
こうしやくばのこしろへ
はやくもにけこんだり
すけべいべ〳〵すけうろ
〳〵とおひかけんと
がするをちうらうきへ
がはおじとゞめ〽アヽこれ
〳〵おひかけるにはしよ
ばぬわいのたゞきがゝり
なはぎよやうぎくの
もんのなかへきくがはと
わがなをばほりいれ
させしあのかんざゝ
もしやさい
もしやごにちに
なんぞのしやう
こにやくよし
ないとにて
おもはぬひま
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
いりさぞおか
みにておま
かね
によう
すこしもはやふま
ゐりませふトあし
をははめてあゆみ
ゆきけつも
ゆきけりあと見
おくりて七のすけ
〽としのころは
二十二三そんな
ざかりのごしゆ
でんふうまだ
そとこの
あぢは
しるゆへ
どんな
ばうにするか
なやしいかなることにや
七の介しんそこほれたる
そぶりにてあとつぎへ
やつが
きのわりいはなしだ
足覚美助
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つゞき〽すこしも
はやく〽あと
て五
おつかけ
なく
さうだし
こゝろごく
かつのりやう
にんはみちを
わかれてにし
ひがしよみせを
しまひしよしず
ばりのまへにて
はたとゆきあひ
しがかほしれ
ざればの
ます
ひち
すけはあと見
かへり
しなふう
だじめを
つけ
十一丁
ます
なが
らゆき
すぎつゝ
たちどゞ
まつてなる
こなたに
よしいろ
□□
かくは
げしく
かはの
ふか
みにみを
なげ
うちう
きもやら
ずにしく
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
らんかんへかたあしふんがけ
なむあみだぶつトとな
たるこゑとてもにあはれや
はしがねよりまつ
さかさまにす
ゐちうへ
とんぶト
みづおと
ちとも
たりしはあは
れかなしきよし
らうがみのはて
□□
いとゞはかなかり
ゆきけ
けりその介はふびんとも
りもくはう
おもはでじかはのなつをば
らんやよりもはやき
みこみ〽アゝみなげから
ことてつぽうのごとき
ほうかぶりふたゝびむか
ゆふだちあめいかと
ふをきつと見てかなむ
づちもまたつよく
なるところはふか
さんいつてうおくれた
がはすききのやり
岡良美力
十一
□□
いきせぎ
はせつきひと
いきつき〽エウ
おほのやの
ぜんこうべら
ぼうにす
いぜまた
おすきさ
んもあける
ならふらねへ
日にすればいゝ
にきのきかねへ
〽それにあひてが
なうでのわる
おぼうきちさと
きてゐらからたと
へゐどころをつき
とめてもとりもどす
のがむづかしいとこゝろ
あてのかくれがをさして
すた〳〵はせゆくみち
をひつちがへてはこぢ
やうちんびやううち
一のりものにやくにん
すけへいつき
そめてしづ〳〵
きたるはちば
けのぢよちう
ひのちよちう
きくがはなり
〽こかや〳〵ちろ
〽こかや〳〵ちろ
げんどもきくがはさ
いそいではせゆく
まはことのほからいがき
ちのゆはやくどて
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
をとほりこせト
はなさきへひら
もとひかると
きいなづま
ぐわう〴〵ぴ
こやりとらくらい
のおとにみな〳
ぎやうてんし
ちう〴〵にこそ
にげうせ
たゝなかに
ひとりの
ちやう
くるしま
ざきやのわ
かいものせん介
たすけ両はしゆ
じんのかみおす
ぎを
こゝに
図2
あたりを
見えば
ひとは
なし一ト
いきつのて
〽いまの下
つはつよ
かつたがきん
じよへおち
たにちがへ
□へな□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つゞきしほどむまのせをわけると
いふが七ウにしからきれあがつて
ほしがちらく見えてきたそりやァ
さしのぞきをとこでせへびつくりしふ
こわかつたことであらんトかごのとあけて
●そしきくがはさま〳〵トいへ山もさらに
こたなしよく〳〵見ればきぜつの
ていかヤユリやたいへんだらいのおとで
めをまはしたそみきくがはさま〳〵
なんにしろみづをひとくちそれに
かけてもいれものはなしトまへの
ながれへはしりよりくらんでそのまく
きくがはのくちへかつしてのませつく
ふところへ手をいれてむなさきを
おしながらきくがはのかほをじつと
見るをりからよくいづるつきかげあかほにで
見とねてもアゝちゝをんなだなやうしわれを
わすれてきく川をせいいつぱいにだき
しむればそのこきうにやいきふきかへし
ウトひとこるをおきがいきましたつ
きく川さま〳〵トよびたてられてめを
ひらき〽そんならわたしはいまのひゞきで
はつとおもひきをうしなふたか〽イどふ
してよこめすけへいさまやかごのものはどふしました
〽ちまひとつにびつくりしてどこへにげてござつたかこゝに
ゐたはわたくしばかり〽ほんにそなたがこゝにゐずば
このまゝしんでしまふところわたしのためには
いゝがどこへいつたしらん下かごのうちを
さしのぞ事をとこでせへびつくりしたおもいならばきくがはさま
からかごのなかのぢよちうさんはたぞ
どふぞひとばんしつぼりと
よふなこといやつてはそなたの
ためにならぬぞよいざを
きつことたしなみやいの〽しや
たしなむことはなりませ
ぬこれがざ
てんどう
きやうか
らたそふかことぞんじました〽さぞがしいかいぜはさう
ねへいのちのおやのわたくしへ
おないならばきくがはさま
かなさけかけてくださりませ
〽しもべのみにてだいそれたおく
をつとむるきくがはにてん
ごうかはしらねどもその
やみがござりまひ〽ミニノそののぞみは〽今な
さけにあづかりともこざりますトきひて
びつくり〽イヤなにもびつくりなさることは
第五〇
このまゝにゆび
をくわへて
つたことなら
つたこなが
ひつこみ
ませんが
いくらおなをおよびまうしましても
さつぱりおきのつかなひのでまことに
こまりきりました二そのかはりこの
あいはおやしきへかへつたうへきつとそ
なたにしますぞや〽ヘイそんなら
わたしにおれいをば〽ラゝおれいを
せいでなんとせふ〽くださりま
するならしゆうながら
いまこゝで
いのちのおやようこゝにゐてたもつたのふ〽イヤモ
なら
やり
ませふ
トはこ
せこよ
りかねを
いだしつゝ
んでいだ
すをうけ
とらずべ
ありがたふは
ござります
がぜんきんは
ほしくござり
ませぬ〽なに
おかねがほしう
ないといやるか
〽わたくしへのおめい
ならほかにのぞ
一道覚美力
一三
くびつたけ
ねたまも
わすなぬ
わす松ぬ
きゝかはさま
おそばづと
めのぢよ
ちうしゆ
ちうしゆ
にふへり
あびも
がつてんで
らひだす
くらはちのち
がけどふぞ
いろよひごへん
ちろよひごへん
じほしおきかせ
なされてくだ
さりませ
〽そんなら
そなたは
きく川に
とふなが
こゝろを
かけしこか
〽おめへの
ほうじやァ
しるゆへが
わすれも
しねへほ
しねへほ
れたのは
しかもぼん
の十三日は
んといやる〽と
ころはな
にあふゑ
いたいばし
ひるにも
まざる
つきの
上にふつ
と見たのが
えんのはし
つくだをこ
してくるかぜ
よりみに
しみ〴〵と
ほれぬいて
そのときぬ
いたこのかん
ざしぎよやう
ぎくにもじ
いりのきく
がはといふな
まへがしれ
くもまの
つきの見へ
がくれあと
からへいて
やしきを見
とゞけそれ
からすぐに〽いぎへ
あしをつけ
手まはりべやのおほ
べやでせうちでまけて
へやことなりごろついてゐたかひやう
あつてきく川さまがすなむらへ
おみまへにゆくおともがたらずこまると
きひてさいはひとこんかんばんにまんぢう
がさてうちんもちにやとわれてきたのもこの
一六せうぶきふかしたならこれまでのおひめも
ひよつとでよふかとおもつたはまでのおひめも
ひよつとでよふかとおもつたつぼに
めがたつてちやうどはんとのさしむかひ
四の五のいはずときくがはさんいちばん
うけさせてくんなせへトかたはだぬいでにし
りよる〽そんならいつぞやゑいたいはしぐ
そのかんざししをぬきとりしぬすびと
□手を
にてあつたるかヱみみト
とつてひき
よすると
●つくこれどふぞ
そればかりは
かん下んして
ためひのふ
〽ほくらかねふん
してくれと
いつたとてちう
げんにまでここを
やつしいまだいてねる
ばかりになつてど
にして
にかんにんがなるも
のか〽さうでもあら
かくそふをつとのある
みしるもきよねんの
やどふりにわたしの
しん川のさか見せに手
だいぼうこういとめて
らうどのとたがひにうちへ
かへつたらめをとにせふと
いひなづけそれゆくいこのせきを
いひなづけそれゆゑこのみを
けがしてはどふもをつとへすまぬ
ぎやう
ふざしにはなにはなに
てんする
その
あにのこもらどのが今
ゐるおぢのむすこのよし
をぬきわりしぬすびと
岡良美之
□□□□□□□□
のふ
やけが
れぬさき
ならば
〽□ゐるぜ〽ヱそ
りやまアおぼ
えもないことを
とふにこのみをけが
せしとは〽ほかでも
ねへたつたいまきを
うしなつてゐる
うちにおれがはだ
からだをあつため
のませるみづも
くちうつしむな
くちうつしむな
さきをおして
やる手さきがさ
わつてぼんのう
のやるかたなさ
についいたづら
こゝろのまゝに
なくさんだが
なにをいつ
てもしびと
どうぜん
とても
おもひを
はらす
ならせう
きになし
てだいて
ねよふと
かいほが
なした
していしゆが
あるならよし
あるならよしも
せんがとふに
おぬしやア
けで
おんがへし
どうで
けがれた
こへ
からは
いのち
のれい
とあき
らめて
うんと
いつたが
いゝじや
アねへから
十一
きひて
きく川
めくり
なしヱヽ
そんなら
わたしが
きをめし
なひしらぬ
をさいはひ
手ごめになし
そなたがこの
みをげがした
とつやみと
〽サアぬれぬ
さきこそ
つゆばや
□□□□□□□
紬板松袴
つぎ
いとへモヲ
こふなつたら
わうじやう
しねへじ
むたいにおび
をひきほどく
を〽しらぬさき
はともかくもしつて
このみがけがさ
りやうか〽みれんな
ことをしむりに
とらへてうごかせず
ころすばかりの
ありさまにいまは
はやせんかた
なくなく〳〵
はらにある
うけがひかた
三
□□□□□□
んと
しけ
るに
うち
にもふた
ものをと
こにをんなもの
岡莫美介
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
〽ヲゝござるいしちつ
〽だねだとおもへば
おぼうきちさか
見りや部をんなとふたり
づれどこからひつぽつて
きた〽手めへもしつての
うばのむすめしな
がへのちをだよ〽チヤ
がはのおすぎよ〽さや
七さんおつれのぢよ
ちうかべ〽コリヤァおれが
いろだ〽なにいろだヨ
ごふてきなものをしめ
こんだな〽めのよるところへ
たまとやらでおれも
こゝのふしんばやて
このをんなと
ねるつもりだ
もくも
あめの
はれたる
をりをさ
いはひ
こゝへは
びつくり
かのふたりは
〽ヱヽいゝこゝろ
もちにねてゐた
ものをとをあけた
のは〽ヤさういふ
こゑは
ゆり
〽見つけた
うどくな
ばんなを
わたせと
とつてかゝる
をうちす
ゆるつきのけ
はねのけあら
そふをおすぎは
こはざにろごのな
かへにげこんでとを
しむるところへ
いぜんのちう
げんどもなる
におすぎの
おるとも
しらず
つぎへ
外相市
のゞきしかごかきあげていつさんにやしきのかたへはせゆく
をきちさはやらじとあとおつかけゆくあとを
またせん介たすけともにつゞいてかけりゆく
あとへぬつくりいでたるふたり〽モシあつうござん
したなア〽さうよびつしよりに
なつたサアふけねへうちに
はやくゆかぬわたしや
やしきへは久らぬわい
なア〽ナニやしぎへは
かへらぬヱヤアどふで
やしきへかつつた
とてごほう
こうがつと
まらねば
このまゝ
すぐにど
〽おやかた
こへなりとつれて
ゐてくださんせへ
なア〽マなんとへ
〽どふいふわけかしみ
〴〵とほれて〳〵ほれ
ぬひた〽それじやァおれに
だかれてねてそのみに
きずがついたゆへいひな
づけしたをとこをすて
おれがにようぼに
ならふとか〽それも
しのべとおもひの
ほか見れば見るほど
ゆかしざにしよせの
つきがかく
れて内
べらぼうにくらくなつ
べらぼうにくらくなつ
たじやァねへか〽いまのまに
にくさもどこへやらしろ〴〵
わたしやほれましたにそりやア
ほんまかしらねへがこれまでおらる
猿
こんなことををんなにいはれた
ことがねへからなんだかむねがどきつくやう
だ〽あんまりないこともござりますまひ
〽しかしにようぼになかきはあるまひ〽イヱ
〳〵いつたんこふとおもふたらたとへどのよふなし
よわたりでもをつとにろくがにようぼのやく〽さう
またどきやうがすはつたらこれからすぐにばいとくじ
〽いづくのうらへもみをおちつけ〽おれがによろぼにする
からにややしゐたけたぼもみづがみに〽つげのきぐ
しのつけやきばやのじにむすんだびらうども
ろくすんはらのはらまはせ〽ごてんもやうも
かひまきに〽ばけてこれからやまのかみ〽ぜんは
いそげといふからは〽ぼれみちゆきとでかけよふトゆかんと
したるみちさきへよこめすけへはいできたりつちまつく
ろに〽ヤ〳〵いまのかみなりでどろのなかへおつこちてどろ
みづをもんだうへはなのあなのなかへどぜうがはいつてむづ
〳〵とわるひこゝろもちだそれはさうときくがはどのは
どこへにげてござつたかじうろ〳〵しながらふたりを見つけ
のけ〽ヱヽよりややアがるな〽ヤりやアしんざんざんのちうげんにさてはなの
れがきくがはどのを〽アくひつさらつてにようぼにするのだ〽ヱくとどもが
こゝろをかけたるに〽むだなことだはなしややがれ下よるをふみの
けふみたふしだいさつばつのすざきのはまでそなにひきかへうみそよぐ
あしぞうちかきなみまにはふしぎなりけることこそあれかのあみ
うちのそあらうはげんじといふせんどうをともなひすさきよらへ
すなぶりにまはりまはりてこぎいだすにまたもふりくるおほ
ゆふだちてんちはすみはながすがごとくしせぎもわがぬまつてやみやみに
きく門どのかよくこゝにござかたな下いだきとむるをこざるはつき
同同魚羹
わりいのでかしにも
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
なんにしろいつぷくやつて
ゆかふじやねへかトこし
とりとりだすすり
びうち〽どふかしけに
まはりさうだがこの
まはりさうだがこの
あひだからひなみが
しんばにも
いはらつこが
〽もいつひきねへ
しけも〳〵
めつぽうけい
なしけだ〽なん
でもみなみが
ふきこまにやァ
かしへさかなは
四
〽おやぶん
きひてくん
がゑい
たいのしたでめな
だみぼんとつてきたが
けさひらせいへにぶし
しゆでうりやァがつた
あいつらにながひぜに
をもうけられる
のがしやく
にさわる
それそれで
ひきだ
おめへを
しごとを
ならねへ
〽イヤこの
ごろのやうに
めがたらなく
なつちやァ
りやうにで
にめつぽ
うにとられ
なすつたさうだ
ね〽わづかとふかばか
もいうちに七十両イやサ
七両ばかりとられた〽さうかへ
わつちやもつとすんなずつた肉
十八
〽つゞき
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おもつたらはな
すもどろか
すなどりの
七五らうは
あたり
をすかし
ばしよはいづくか
はうがくしれず
見ゆんじや
まつくらで
しれねへが
こゝは
すさきの
どてしたゞ
な〽十二おめへ
しばうらへ
ゆくつも
もででかけたのだ
からてうどこゝ
らはてつほう
ずだろう
〽ばかをいへ〳〵この
あかりがてつほう
ずだ〽なるほど
こいつアけふだわへ
しほはずん〴〵
さけてゐるになん
でこつちへのぼつた
らふ〽なんにしろあん
まりくれへのに
きりあげてけへらうじやァ〳〵
ねへか〽なんぞいつぽんおほきなもの
をひつかけてせりていものだ〽ちつとし
ともがきれたよふだこゝで
いちにばんやくけようか〽モミおや
ぶんそこでなにかはねやしたぜ〽ヱヽしづ
かにしろへトあみさばきばつとうつたるあみ
しろのなみまにひらくいとあかりよく〳〵
ゆすつてひきあぐる手ごへをかんがへて〽げんじ
おほきなものがかゝつたぜトしだいにあみを
たぐりよせるげんじはなみまをのぞきこみ〽おや
ぶんなんだく〽なんだかまつくらでしれねへが
よつほど手ごたへがあるやつだじふしんに
あぐるあみのうちはあらあやし
けれそのはらめところはふかに
がはゑいたいのみなみうら
にてちやうちやくせしさかやの
手だいよしらうがいちねんこつたるくらみの
しかばねみはなきがらとなりづれどもかみさる
だちてまなこを見はりかた手にそのとき
ちぎりとつたるべんけいじまのかたそでをしつ
かといかんでうきあがりあみのなかにもん〳〵と
いかれるがんしよくおそろししをりもをりとて
かはせがきのながしらうそくのたゞよひきたる
そのあかりにてあみのうちをひとめ見るより
ぎやうてんなしげんじはわつとたふるゝをしち五郎
びくともせず〽やわれはいつぞやゑいたいがしでトいはんと
せしがそのまくになみまへどんぶりなみもろとも〽おや
せしがそのまくになみまへどんぶりなみもろとも〽おや
ぶんきみがわりいねへ〽ヱヽこのやらうはいくじのねへみづの〽きこ
紙材掛袴
一〽七十両かへ
してくだ
せへトきひて
ぎよつとし
かひひつたつきへ
柳水亭種清緩合梅蝶楼國貞圖画
〽ゞきくり〽さてはおのれはまよふて
ゐるな〽われにうらみをはら
そふとちうかにまよふわが
こんばく▼
上〽なにを
こしやくなしかいふり
かけをきりぎしの
やぶおしわけて
いでたる
らうにん
はなしてねめつくるそのきつ
□□またこなたなるあしはら
よりうかゞひよつていでたる
せんどうこれぞくへんのたね
なりけり
ねへんすはり
四十
春
之
一
十八
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
北花街燈籠の発是と謂は
一享保十四年の剱月となん是卍楼の
玉栄が三年を回る追善には枋に
図したる提灯を仲の菴の茶屋都て
一楼端に冥夜を懸てらし翌年よりは燈籠に
せしといふ其精霊の奥にあらぬ玉よ金よ金は星
祭する七夕の前頃より驅書せし正本の燈籠
を提灯にして舒巻の自由に便ると五間桧
一木の大錦棚を三篇桜木の小稗史に編約る
綱模様の売物七浦を賑はさん
押水事種清しるす
糸村
八十
中卍楼遊君玉菜
伊名木進之丞
中卍楼弥兵衛
二へんよみばしめしたふ
とさをあふけば
しゆみもたり
からぬひさしき
みよのせいしつ
をまのあたり
しるひと
くるわなつ
のちやう
に
なもたかき
あふみや
はんしらうが
いろうるやどの
なるだちや
ぎんべゑと
江屋
いふけしずみ
あればおなみ
あふきなどいふけ
みせへいりくるきやくはすで彳しよ
へんにてしろしめすしぶかはぐん
へんにてしろしめすしぶかはぐん
しふらうをだにさしちらういな
しんのじやうをはじめとしていはす
ばんごきしおりけい六やまわきでん八
もりしたしんへいらそでをつら
ねていちどうにぎんべゑに
あんないさせこのあふみ
やへいりきたるあるじの
はんしらういでむかへもて
なすせきにつらふくらせ
見るさへにくきしぶかはが
こひのいこんのじんの
じやうをかゝるはん
くわのもとなるにて
はぢかくせんとかねて
よりいはすきしおかもり
したらといひかはしたること
なればしゆゑんをもよふしめ
相ばしんぞかむろにとりかこまれねりいだし
たるたまぎくを見るよりばんごけい六が〽ヤア
同模様二
ひきそでひきすみちやうのかたをながむ
むかふ
からだま
ぎくだいふが
モシしぶかは
んのごやうすトいふかた
うじおよろ
こびなされい
一トいふまにほ
ともなかの丁
はちじをふんで
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あふみやへしづ〳〵
といりきたれば
はんしらうはゑがほ
をつくり〽モシおいらん
見ますればごきけ
はらからわかいもの〽さい
ぜんからしぶ
川さまのおま
ちかねでござ
りますな
んじやへしぶ川
さんがわたしを
まつておいで
なんす
とへ
かてもや
おう
れ
すがいまき
けば
さけに
よふたと
いはじやん
すが
なるほ
どさけ
いのんだ
けれ
それみな
さんせよや
せぬぞへ
そんなよ
はひたま
ぎゝじや
ありん
新
せんト
よう〳〵
かぶろのかたを
つえ〽いつにかは
らぬおいら
んのさゝき
げんなかのちやうのりやう
かはからおもひざしのたまのさるづき
そこぬけじやうごのたまぎくさん下
やりてがそばからにくまれぐち一つきへ
つゞき玉ぎく
はむつと
〽ヱヽ
おいて
くだ
さんせ
わたしやか
よいは
せぬぞへ
〽くごていしゆさん
ゆるしなんし
しやう
きにす
わりて
□□□□□□□□
かとおもふ
たればいなぎ
きんごいち
の
じやう
を見
てにつこり
しゑみ
つくるを
見るよりしぶ
かは〽コリやたま
ぎくさいぜんからまちかね
きくさいせんからね
おかたをだにうじかれめが
みどものあひかたたまぎく
だいふでござる〽スリやこの
きみがうわさあるたまぎくで
きみがうわさあるたまぎくで
ござるかは二アにあて女トかんずるをそばから
こじにはたまぎく
もなさ
るゝとの
ことさう
なる
とふ
ちはせもり
したが〽うけたまへ
はればしぶかは
たま
ことに
あ
きく
やかり
たまの
のものめら
たまの
いふをきゝ
やりてのおさきが
見や
〽モンおいらんしぶ川
るをいな
さつなさんせいナハヲヽ
おさきどんかんにんたる
してくださんせ
しぶかはさんみなきげん
さんよふおいでじやナ
なさんしたなトコレ〳〵
いふそのうちさけといふ
にもしんのものはこゝろを
おまへがよふたといはさんす
みづをひとつ〽アイトかむろがいちはやくは
れいのさか
さまやみなさんにごあひぎはけど
さかなさんせいナ〽ヲくられじうト〽かゝみ
おさきどんかんにんたまぎくには
ぜうのはすものじやなア〽それほ
そばにどわたしがよふたかいなア
もややヤアゝかふたにしやんせめこたれぞ
同種様二
ゆご
きて
くだ
さん
した
した
なト
いふかほさへ
もいとこれ
軍
御模様二
つゞきしふかきうつわにもり
くるれいすゐそれにかは
りてあつふなるしぶ川
いとゞつらをしぶうし
〽ユリやたまぎくよふたか
よはぬかしらねどもみど
もがいふことよふきふれこの
あひだからたび〳〵くどけ
とかくにへびの大藤ごろし
くるたび〳〵にこんどは〳〵いと
きわどひところでいつすん
のがねこゝろまかせにして
ならそこがなまゑひ
ほんしやうたがはずいやしい
このみをとやかくとしん
せつにいふてくださんすを
すげなんいふもきのどく
ふつゝりじおまへのざしき
江屋
へはでられぬほどにさうおも
ふてくださんせ〽そりやまたなにゆへ
〽わたしやしんのじやうさんととほから
いひくはしてゐるゆへにおまへにはあはれぬわいなめ
かはいなぎはほとんどめいはく
げに〽わたまぎくめつたな
ことを〽はアいふてもだいじ
ござんせぬトはじ
しめられて
ぐんじふ
おくもぞつこんほれたおぬし
ゆへこよひはぜひともいろよいへんじを
トいふをみなまできゝはてず〽その
へんじならいやでござんす〽なんと
まうす〽わたしがこゝろにすまぬこと
ゆへきゝながしてゐやんしたがこよひ
しんのじやうさんとごいちざでへんじを
せいといはしやんすならわたしやいまから
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□
これにかさなる
いきぢのいこんぢまは
をんなもじやうに
ならずこのうへは
いなぎをなぶり
はぢしむることひと
かだならすなぶり
新
ゐつた
こへあひしゆ
からへてあそ
ばんとたち
あがりいゝ
しんのじやう
にざうりを
なほさせ
ちやう
もたせて
すみちやうなるまんじやへと
よぢのぼるあとにはたまぎく
むねふたがりさしうつ心いたる
こしろより〽三十二したいふさん
なねがひ下いふはあるじのはんしらう
たまぎくはきゝあやしみそりや
あらたまつてなんでありん
す〽ほかの
ことでも
ございませ
めがしんの
じやうさま
のごようふ
ぢゑもん
さまと
岡慎儀二
わざにうけたまはりましたたまぎ
おまへさんにない〳〵であは
せてくれろとおつしやつてよひ
からにかひにおいであります
ちよつとあめてくださりませ
じあんないしつゝひきあは
すればたがひにちぎをかいつくろひしよ
すればたがひにちぎなくかいつくろひしよ
たいめんのあいさつになほひきあはす
ものありとよびいだすはしんのじやうが
にようばうおたみぢゑもんあらたに
ひきあはすればたまぎくはなほれは
ひきあはすればたまぎくはなほれい
ぎをたゞし〽そんならあなたがぬしの
おくさまはじめておめにかたまた
よふおいでなさんしたなア〽おう
しんのしんのつぎへ
外槙橋一
じやうさまをたいせつに
してくださんすおれいをまうしに
まゐりましたこのすゑともに
いつまでもおせわなされて
くださりませ〽つとめのならひで
たいせつなあなたのとのごの
しんのじやうさんをむりに
とめたりゐつゞけの
そのおうら
みも
おつしやらずおやさ
しいそのおことばわた
しやせつ
なふ
ござんす
わいな
〽なんの
〳〵
その
しんぱい
にはおよ
ばぬがちと
こなさんにをり
いつてたのまねばならぬ
ことがござるたのみの
しさいたまぎくどの
ひととをりきひてくだ
されはなせばながひもの
もらひうけようしとなしたる
いひいれたれどもものがたきおきの
しんどのいつたんいひなづけせし
きづのなひにようばうをそでにして
ふねんこのかたくるわがよひおなごのたしなみ
もんきもせずこんにちはこのにしものおこしの
地
がたりもとみどもはい
なきゆへれうぶんの百しやうの
せがれをようねんのをり
しんのじやうこれなるよめおたみ
ことはあひやくはたのおきのしんどのゝ
むすめしんのじやうが五さいのとき
いひなづけわしところせいさうつもりて
としごろになりしゆへくみがしらしぶかは
ぐんじふらうつまにまうしうけたきよし
やくをへんぜずたいけをこと
ゆくをつんせすだい
はりしやうしんのわれらがかたへ
よめにくれたるぶしだましゐ
またよめをほむるではござらぬが
をつとだいじおやこう〳〵なにひとつ
ものはどれにあそばすとよどま
もにゆくわがをつとにはなをかざ
もにゆくわがをつとにはなをかざ
らすじつしんていぢよそばに
ならばかんどうもいたすべきなれど
ようしのことゆへせけんのくちのはまゝ
こにくみといはれんかとこらへておれど
よめのおやおきのしんどのへぎりすまず
あれほどのほうらつをうちすておくしよ
はるゝがめんぼくなくそれゆゑわざ〳〵大
見てゐるみどもがせつなさじつし
岡嶺様二
あひにます
こゝのことけづしてこれから
よんでくださるゝななどゝ
そんなむりはいはせぬが
ようこなたが
どふぞいけんして
あひにまゐつたたのみいるゝは
こゝのことけづしてこれから
さんごとのどこ
ろをいち
どになる
せめてはんつき
やしきのうちへねる
やうになにぶん
こなさんにたのみ
ますじおたみも
とも〴〵いひいるゝ
〽アヽもふしその
やうにけつけに
おつしやつてき
おつしやつては
わたしにばち
があたり
すしん
のじやう
さまが
うみま
ほど
いかにいと
しふおも
へばとて
さうした
ぎりの
あるおかた
をおよび
まうすは
ちならず
まづしいつとめはして
おれどぎりといふじは
すてられぬなみかぜ
たゝずよい
よふにわた
しがおこと
はり
申ます
ほどに
かなら
ず〳〵
おふた
さま
おあ
んじ
なき
れて
くだ
さりま
するな〽こゝ
よくきゝ
わけて
くだされ
くだされ
たさす
がつぎへ
糸松本二
〽ゞきぜんせいのたまぎくどのみれんが
なふてあつぱれ〳〵アゝかたじけない
〳〵これむすめよふれいをいやい
のふトしうとのこゝろづけられていまは
さらおたみはきのどくさ〽よふ
いふてくだされたおうれしふご
ざりますおまへのそのおことば
ざりますおまへのそのおことば
でおちついてかへりますたゞ
いまもまうすとほりしんの
じやうさまのおこゝろにさわら
やうまたをり〳〵はおまへの
はうへおよびまうして
たいふ
ぜんせい
のきら
びやか
なる
その
くださりませ
〽そりやわた
しがよふとく
しんしてゐま
すわいなァト
ともにとけあふ
そのなかへあがる
まつたたまぎくさん
のおこゝろねであ
ついなみだをこぼし
ましたトいふに
ぢゑもん〽これは
ごていしゆめんぼく
あるじのはんしらうおづ〳〵さんし
にんのまへゝいで〽まうしだんなさま
しつれいながらざいぜんからあれに
ゐましていさいのやうずをうつゞひ
ましておふたりさまのごしんちう
もびきひとの
ひものいなぎ四
かふたまぎく
だいふがおも
ひものいなぎ口
をしんのじやうこよひも
またこがれてこゝへき
なふござ
んすぞへ〽ナニだいじやうぶ
じやトよろめきながら
たまぎくがへやのくちに
ちかづけばたまふぎたま
づたたまかづらがわれがち
にといでむかひ〽きつふ
よふておいでなさんすが
どこでおあがりなされたへ
〽けふほういふに
さそわれてきん
りうざんへさんけい
なしちよつと
ないたのみのしさい
さんじなあしもとまらぬさり
ぐちなおやぢとかならず
わらふてくださるなときに
よのふげぬうちかへりませふ
〽おかへりでござりますかさき
ほどおかでをまうしかけておき
ました〽これたまぎくどのこれを
ごゑんにをり〳〵はとひおと
づれをいたしませふ〽ありがたふ
ござりますずいぶんともに
ごきげんよふ〽こなたもかなら
ずそのみをだいじに〽おさらば
〽さらばトなきわかれたちわかれてぞ
ぢゑもんおたみやしきをさして
かへりゆくあとにたまぎくといき
つき〽おもひがけないおふたり
さんがいまのおことば
しんのじやうさまを
よんでくれるなト
まわたではりのおた
のみはこのみにひしと
うた習ほどせつなひおも
うたれるほどせつなひおも
ひでばぎんしたいやといはれぬ
ぎりづあによぶまいとはいふた
れどおもひきられぬしんのじやう
さまよりやまたしやくが下おす
さまよりやまたしやくがトおそ
きせるむねにあたりのひとめにあらで
しんくしつゝもよう〳〵とやりてしんぞに
しんくしつへもよう〳〵とやりてしんぞに
たすけられまんじやへこそかへりけれそのよは
こともすみちやうやなかまんじやのらうしやう
同草様子
〽はやうござんせいなが
〽せこしないゆくこと
いふに〽あぶ
きげんしげみしのぶのかぶり
いざなわれつゝいりきたり
きげんしけみしのぶのかぶろどもに
ひこくちやほ
ぜんでんだのが
ぜんでのんだのが
はゞめにてそれ
からだん〴〵あと
をひきとゞのしま
いがだいとりのらんたく
でいまやうのけんぶつ
してまた〳〵そこで
いんだのだしかしどこで
のんでもたまぎくの
へやでのむほど
うまくないゆへ
にきのじや
そづとぬけ
のみなぼし
によつたのじや
あしをちかく
くるなといふ
たまぎくの
いけんゆへ
けふはさけをの
ざしきぎりで
かならず
しかつて
くれるなよ
コレおほきい
ものでみづを
ひとつ〽アイトかむ
ろがへんじのうち
〽ゑいざましの
□□□□□□□□
ならばわだ
しがくんであけ
ませうト□□
□□□いふにいなぎは
紅梅樹二
〽なにたまぎくが
くんでくれるそれは
かたじけない〳〵
いふまに
いづる
ゆふくん
たま
きく
ま
き
ゑ
の
んに
しろかねのすゐさん
のせてみづまん〳〵
〽サアしんのじやう
さまおあがんな
し下さしいだ
せば〽これは〳〵
からおそれいる
ドレてうだいト
とらんとするを
〽ちよつとまつ
てくんなんしと
たまおぎはじ
めしんぞかむ
ろにゆけとも
がほ
はやくものみ
こみ〽もりみんな
つぎのまへゆか
しやんせ〽アイトおの
〳〵たつて
ゆくしんの
じやうは
いぶりしみ
〽たま
ぎくなぜ
このみづ
をとゞ
めた
の一
じや
〽サアそのみづそ
あがるならごせう
をのんでくださんせ
〽そりやなにゆへ
〽おまへのこゝろのせい
ごんに〽なんといやる〽きのふも
あれほどごいけんまうし
せつ〳〵おいでなさんすなとまう
ゑたしたもかばかぬうちまたもや
おはでなさんすはうなしいよふながうら
めしいなぜわたしのいふことをきゝいれては
くださんせぬあらためいふにはおよば
ねどおまへさんはざようしにておく
さまのあるおみのうへそれにそのよに
同断断断断断同
しをちかふ
このさとへおいで
なさればおみのつきり
それをごいけんあ
そばさぬぎり
あるなかのおやご
さままた
おくさまも
ごりんきを
あそばさぬ
とのこと
なれど●
さぞや
おやご
さま
□□
おくさ
まがら
おほしん去る
らめ
ところ
をば
いちどに
なされて
く
れとこい
からを
ほざ
けるの
付本本二
〽ゞきおつとめたいせつに
おやごさまへごかう〳〵
おくさまともむつましふ
まうすまでゞはなけれ
どもぶげいの
おけいこ
おこたり
ゆきたしんのじやうこのみを
おもふてだん〴〵のいけんは
なみだのこぼるくほどう
なしふおもへどおもひきら
れぬそなたゆゑなら
おやをすてつまをも
すてく事
なく
その
てくださるおこゝろ
ゆけんしても
おまへさまは
みをつゝらん
ではくださり
ませぬか〽はテ
いまもいふ
とほりいへ
をもすてる
こゝろゆべつゝしむ
ことはできぬわ
いの〽アヽかずな
らぬみをそれ
ほどまでにおもふ
いへをいで
ざしかきよのぎ
おひ
まな
こひが
そのときこそ
そのときこそ
はごほように
おいでなさ
れてくださんせそふ
さへなさればおしゆび
もよくおうちもぶじに
おさまるがやつぱりあなた
のおみのためいつはりいふ
てもあしをちかふきやくを
よぶのがゆふぢよのならひ
たとへちやうにん百
しやうになりさがるとも
いつかないとはぬまがしいくらし
いたすともさんどくるものならばいつたび
きたいわがのぞみこれもふかいゐんえんと
あきらめてくれこれたまぎくどふもおもひ
きられぬわいのトしさいをつめばたま
ぎくはそれともしらで〽スリやこれほどに
ことをわけてごいゆ
もがないならばト
いひさしてめにもつ
なみだ見せじと
かほをゑりの
ふしてなき
うち・ぎりほど
つらひものはな
いらそのまゝ
しづむしん
のじやうは
かなしさを
見せじと
みづを手に
とつてたゞひと
いきにぐつと
それをよばぬはまことのまことみそ
かのつきことおぼしめしこひぢのやみ
におまよひ
なされず
一一
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ている
おもひ
とまつてくだ
さるやうごわかゝ
のんてくださんせい
おもひが
ましけふはこま
ましけふはこま
いとけいこにいで
ゆみやとれども
手にづかずへ
なアトながもの
がざりのいけんを
きくほと〳〵
がんしんせしか
どもわがほん
そどくを
なせばう
はのそちたゞ
このさとがなつ
かしくめさきに
しやうをあらは
さずしんのじやうは
ちらつくそなたの
おもざしあひたく
ことばをつくろひ
おもへどきのふけふ
〽こうせいゆうぢよの
すめでもこられず
かゞみといふとらせう
しかたなくふかくも
のまぬさけをのこよふ
くもおよびなきま
ことをつくすこゝろねに
あきらめやいとおもふ
ほどなほ〳〵そなたにしるゝをさいはひにかほをはにかほをはに
をちからこうしさものぞく
ところをしのぶがみつけかてでひつ
同武兵衛
のみ〽ゆくかんろ
〳〵したつゞ
みまをはづし
たるたまおぎが
なみだながらに
つぎのまをいで
〽しんのじやうさま
なにかのやう
すはつぎの
までのこらず
きいており
ました
おいへを
すてゝ
も
おいら
んを
おもふて
くださるおこ
ころさしわたし
までもとも〴〵に
かれしふはござんすかそれ
がよひかとおあしをち
かいおよびまうせば
あためにならずそれ
ゆへごいけんまうしたれ
ばあすはともあれ
こよひはこのまくはやふ
おかへりなさんしておやひ
さまやおくさまの
一右様二
をおや
すめ
なされ
ませあとで
とつくりおい
らんにおよ
らんにあ
ばずながら
わたしがまた
わたしまた
まうすことも
どふぞ
どふぞ
ありますれば
なさ
れてくだ
れてくだ
さんせへそん
ならどふ
でもかへ
れといふのか
〽おかへし申
とふはご
さんぜ
ぬがあ
なた
の
おた。
めを
◑わい〽サアとめておき
たいおかたそばおかへじ
まうすもこれには
わけが〽や
〽イヱサも
一千
わた
むねにござんす
ゆへまアおかへり
なさんせいなア
〽あのかねは〽よつて
ござんす〽ふけぬ
そのうちドレかへらふトたち
あづるいまさらなごりおし
まれてわかれともなふ
まいてんならこよひは
このまゝに〽そなたの
いけんをきくとゞけ〽おかへり
なさつてくださんすか〽お
なきつやくださんすかつお
もつはこれまでめきのよや
〽あめのふるよはいふも
さら〽ひよりのときも
むりとめに〽ついゐつゞ
けとなるはつね〽それに
かはりてけふはまた〽す
けなふむりにおかへし
まうすもいつはりな
らぬこゝろのまこと〽そん
ならたまぎく〽ゑんの
じやうさま〽おちかい
うちに〽アヽこれ〽イヱ
おちかくないうちに
〽あひましやうしほ
〽あひましやうとしほ
〳〵としてかへりゆく
あとへかわつてやりての
おさき〽おいらんかんしん
いたしましたトづいと
はいればふたりはぎふつと
し〽たれかトおもへばおさき
し〽されかトおもへばおさき
どんかんしんしたとはそ
りやなにを〽ぐんじふ
らうさまのじや
まになるしんの
じやうさまを
とゝざけよふと
たまぎくは糸
しんせつごかしの
いまのいけん
あんまり
〽しん手
しゆ
こう
それで
おほめ
まう
たのさ
〽そう
守
さゝ
兵へ
わた
ます
ゆへ〽アヽ
あさにつ
□いひそな
れるよもぎ
たのしんぜつこりや
とやらたまぎくと▼
かへらずばなるまいの
とやらたまぎくとも
問題帳一
さまがたいせつゆへ
しんじつばいけん
まうしたの
じやわいなア
〽ヱスりや
つぎへ
七
我
じやまをはらふたのでは
ござんせぬか〽しれた
ことでござんす
わいなア〽ねつ
つゞきしぐんじふらうさんの
糸糸布根二
からしれた
ことで
げんナ
もひとにもしられた
からだゑりにつけたと
いはれてはわたしばか
りかくるわのはぢゆ
ゆぎりがたいのとおほ
ざけをのむのがわた
しのきずでござんす
〽おまへのやうにいひ
なさるとりくつ
いしいが
わたしは
きかぬ
これが
さまはごたいしん
わたしもいぜんつと
めてゐたがおやだい
〴〵のごないふくす
でにみうけをしよふ
いふこつちのうちの
だいじのおきやく
そのじやまになる
しんのじやうさま
たかのしれたしやう
しんものつきだし
おしまひなさい
〽そりやおさきどん
せけんにはそんな
ぢよろしゆがある
かはしらぬがごたい
しんでもごしやう
しんでもおきやくに
すればおなじこと
たとへごしゆつとう▼
□でもわたしの
ところへきのふ
けふおいで
けふおいで
なんした
ひとさん
とごねん
このかたなじ
みのおかた
を見かへる
こゝろは
ござんせぬやせ
てもかれてもうち
でのおしよくなか
まんじやのたまぎくとすこしは水
二の巻より「しなさんせぎり
がたいもばかのうちだ〽アイ
わたしやばかゆゑぎり
がたいたとへおかねをやま
ほどつんでもいやなすころへ
ゆかふかへなゆかぬといつて
やらねばならぬたゞでも
つかふからだかへおほがね
だしたほうこうにん
そんなわがまゝはいはせ
ませぬたつてごうじやう
はんなさればわたしも
おまへを見ならふてしやう
しんものゝしんぞうやかぶろ
ばかりせつかんするがやりての
やくかくごを
おまへのじゆうに
しなさんせ〽かゝ
ふてがつてをいひ
なさりやァお
なさりやりお
しよぐでも
やしよく
でもうつちやつ
てはおかれぬへ
いゝりやうけんだ
かくごしな
せへトうつてかゝるへ
きせるをばいとり
わつているはこのやの
あるじやへゑ
しろ
いふ
みゑりにつかふが
すそにつかふがみ
うけをされるはくるわの
ほまれなんぼおまへがぎり
ばつてもかねをつまれたら
しかたがあるまいいひかげんに〽三の巻也
やまづやりてをばていよくなだめて
にかひをおひおろししんぞ
かぶろもとほざけてやへゑ
ことばを
たゞしふ
〽おい
らん
しておいで
なさいよ
〽こもや
おまへは
いまいふた
ことばしち
をとんなすつ
わたしをせつ
かんしなさんを
かんしなさんすか
〽みこけをしやう
ちしなさんせずば
おいらんだとはいはせま
せぬ〽すかぬみうけはいやじや
ゆゑせつかんするがおまへのやくなら
同真承二
ちつと
はな
しがあて
きひてくだせ
なんでござん
なんでござんと
〽はなしといふは
ほかでもねへ
いまもおさきが
いひだしたぐんじふ
ちうきまのみう
けのことおれま
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
糸本衣二
いふものとさだめて
おもふであらふ
けれど
これも
わぎよふにわからぬことを
よぎ
ない
ぎり
づゝ
ゆへ
そのまた
ししやうふれがこどものじぶんから
ごしなんうけしちやのゆのしせう
なんといしちやのゆのしせう
かるひみぶんでありがたいかうゐの
いまんにより
ごぜんにまじはるもししやう
のおかげふろがのとく
そのごおんあるじやうがさ
ごしそくぐんじふらう
さまのことゆへおぬ
しがみうけをおれ
へのたのみのつぴき
どうしたものとじつに
ならぬぎりあひに
ぎりといふわけはぐんじふらう
そのごおんあるじやうがさまの
さまのおやごぐんじべゑさまとおつ
しやるはじやうがとまうしてちやのゆの
どうはくしんのじやう
さまとおめしがなか
しつてゐながらなかを
さきこゝろにすまぬぐんじふらうさまへみ
むすぐにかけだし
にげてこいそのときこそは
ひきうけておぬしが
なんぎにならぬやう
みうけのかねをばいに
してもふたゝびかへす
ことではねへひよんな
しゆじんにかゝえ
しゆじんにかゝえ
られたも
みなぜん
せうのいん
えんづくと
おもひあき
らめこれたま
ぎくむりな
ことだがこの
おれのどんぞ
かほをたつて
くりやれ手を
あはせておがむ
ぞよ〽アヽもつたい
ないだんなさん
あなたに手
やつぱり
おぬしと
おなじことで
ぎりがたい
きにおれが
をばあはされては
わたしにばちが
あたります
火のとき
からこのとし
までごおんに
なつたごしゆ
せつなさまして
せつめさまして
ほかのものことは
ちがひやつのとし
がらねしそにかけ
うけされていつてくれといはれぬところをいふ
うちのむすめと
おなじよふに
なに
な
し
だめ
めしこと
にはみせへ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
だしてぶりきやく
をだいじにつと
めをせいだし
なかまんじやの
なかまんじやの
かねばことせけん
くるゝさこゝの
ところをきゝ
わけてたとへ
みつかのうちなり
ともみうけを
されていつて
くれいつたん
していの
ぎりさへ
すめば
□
じんのことを
のじんのこと
じんのことを
わけたる
いまのおた
のみたとへ
どのみなぎりが
あつてもなんで
いやといはれ
ましやう
またかんがで
見るときは
しんのじやう
さまとても
ごようしの
そのうへに
おくさま
のある
ごみぶん
なれば
わたしと
加
でいはるゝほど
あつておれがため
にもなつたれば
たとへいくまんりやうかねをつむ
ともよくにまよふてきの
すまぬところへゆけとは
いはぬこゝろたゞぎりゆへ
いはぬこゝろたゞぎりゆ
よぎないたのみおれが
しせうがゐさつしやれば父
〳〵
いふいりわけでゑんぎ
しますとはなしも
なれどいまそのおかたが
ござらねばおやごにおんに
なりながらむすこどのゝたの
みをばきかねばふじつといはるゝが
ろへ
いて
おため
たゞなに
どもこれまでの
国真長二
綠衣楼二
〽〽ゞきやくそくこどとあきらめてあなたのおか
ほかだつやうにいなといはずにしぶかはさまへ
みうけをされてまゐりませうわいなア
〽そんならおれがたのみをきゝわけとくし
してくれるとりなんにもいはぬかたじけない
しかしそれもみつかでもいゝから
あとへまたざり〳〵しんぞ
かむろがいりきたるあとに
つゞいてともきちがだいのものに
はくちやうのいりざけそへて
もちきたり〽モミおいらんだん
ながあげてくれとこれを
すぐににげで久つてこいわるひ
ようには▼
およこしなさいました
〽さうでござんしたかト
へんじさへおのづとむねの
らさ見えてうかねをそば
からたまおぎ
が〽だんなさん
のおこゝろ
ざしあがつ
てはどふで
ござんすト
すゝめられ
せぬ
ほどに
かならずせまい
をんなぎにむふんべつな
ことしてくれるなヨヨ
〽とくしんいたしてまゐる
からはなんでごくらう
かけませふしいにもこゝ
ろにしぬかくごなみだ
こしてうけがふとこ
ろへたまおぎそつと
たちいでゝ〽おいらんよく
てはいまさらに
しかし
らんもつらんもつらは
こんやはおい
らんもつらは
はなしで
ほつと
したの
らふてうど
さいはひしん
かはからおぬしの
すきな正吉が
これがこのよの
なごりのさか
もり〽そんなら
ひとつらさ
かづきを
とる手は
きたいまに
もたしてよこす
からすごして
こさをわず
るゝがいゝ〽なに
からなにまで
いつに五百
しやうてん
ぼうとなる
しゆはかいの
むくいも
がなら
がなら
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひわけてのおたのみを
きけはきくほど
おふたりの
むねのうちがおも
ひやられみにつま
されてさつきからし
ないてばつかり
おり
なさんし
たおじひ
ぶかいだんな
さんゆへひ
どいことは
なさんすまいが
もしものときは
とめよふとふ
すまのかげに
しのんでゐて
ことを
おこくろづい
みらいの
だんなさん〽そ
ことおもひ
おいら
やられて
なみだ
ぬぐいて
たま
おれ
だつて
おなじ
にんげん
さんしやう
だいふのすへ
ではなしむじ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひなことができるものかや
一同十二
しな
〽ありがた
ふござんす
どろにまし
はるしゆか
じうがことばの
れいぎぞうつく
しきあるじの
〽これはしたり
おいらんなんで
これがわかれで
ごさんすいぎへ
緑本楼二
〽サア
ぐんじふらうへ
さまにみ
うけを
されあす
にもくる
わをでる
ときはいつあわれ
るかしれぬこのうへ
わさしがないそのゝちには
おまへかたもせいだして
よいおいらんになつてくだ
さんせしゆつせするをくさ
つらひものとあきらめ
おきやくをだいじに
しなさんせいな〽これは
したりおいらんい
やなきやくでもみ
でるはめでたいことそ
れにわかれのない
のちのとなんだか
かなしふござんす
したことがわづかなさゝに
うけをされくるわを
わいなア〽ほんにわたしと
よふたかしておもはぬぐちな
ことばかりモヲ〳〵こんなはな
しはよしにしましやう〽それ
ではわたしでおつもりに卜
じやうさまの
おみもまつ
たふおうちに
らばおやさま
あらばおやごさま
おたみさまのおよろ
こびまただんなさま
もぐんじふらう
ばのかげから〽ヱ〽サアくがひは
さまへ
なひ
ぎりを
たてるにおよばずおもひがけ
なひはつさくのしろのこそでがかけて
ありしもこれをめいどのはれぎとなし
しんでいひわけせよとのしらせかこれに
つけてもさんねんあとめぐりあふたるとく
そなたゝち
こそひけをうつ
たにまだねやら
ぬか〽まだぬむた
ふはござんせぬすこし
よりたゝきませふ〽イヤ
〳〵こんやはよしに
しよふわいの〽そんなら
もりへた
にんのわ
しを
とりちらしたるさけさかな
おしかたがけて〽そんならおい
らんモヲあやりてみなんしト
それ〳〵にいやをのべてぞいでく
ゆくあともかくりてたまぎくが
はなのすがたもうちしほれ
そでにつゆおくかこちごといかき
またふたつにはやつのとしからおせわに
なりしだんなさまやおかみさまへ
なりしだんなさまやおかこきまへ
おなげきをかけるがこの
みのよみぢのさわり
このよみぢのさわり
まうしわけはこま〴〵
そでにつゆおくかこちごと〽かき
かはたけのつとめのみたれしもつらひ
そのなかにもつけてかさなるわた
しがなんぎこのほどしんのふかさまの
おやごさまぢゑもんさまがおむすめ
ごのおたみさなをおつれなされ
いやしいこのみに手をさげて
とかきのこしておき
ますからあとにて
とくとごらんな
されさきだつ
ふこうのつみ
とがをおゆるし
なされて
しんのじやうさまのくるわ
くだきり
がよひせけんのきこえが
あるゆゑにさんどの
ませ
ものはいちどになる
やういけんをしてと
すいなおたのみうら
みをきくよりかへつて
つらくきのふもけふもごいけんを
つらくきのふもけふもごいけんを
まらすかいなきしんのじやうさま
たとへようふのいへをすてゝもおもひ
かへぬとおつし昔はうれしいけれど
それにてはぢゑもんさまへざりが
たゝずどふしたものとおもふところへ
やつのときよりごおんになつただんな
さまがみうけのおたのみいやといはれぬ
これもきりあちらをたかればこちらが
たゝずいつそこのみがないならばしんの上
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ばかりに
なきたさをあたりはゞ
かりこゑしめてなみだ
のみこむたまぎくがこゝ
ろのうちぞいぢらしし
さんがそのゝちきよりのないのがきがかり
からなんの
きもつかずかむろは
ひとまをたちいでゝ
〽モシおいちんまだ
〽そみおいらんまだ
おやすみ
もなさ
んせぬか
〽おかたでも
たゝきませふじ
いふにたまきく
なみだをぬぐひ
なみだをぬぐひ
〽ヲヽわたしより
同莫様二
そのやう
にテモ
やさしいこゝろ
じやなアコレ
しげみもしの
ぶもよふきゝや
もとこのたま
きくもそち
たちの
やうに
かむろ
からつと
めてゐた
ものいま
にふた
も
しゆつ
い
よい
ない
らんに
なるであ
らふがそれ
とてもまだ
しふねんわた
しがそばに
いるならば
たふりにも
ならふぎへ
一本様一
かなしふなり
ますらす
がるかむろ
のせな
なぜさす
なでさす
り〽そう〳〵
けして
なかぬ
から
のゞき
のにな
にをいふ
ても
かぎ
ものイヤ
こよひにもみうけ
されくるわをいづれば
あしたからきごゝろ
あしたからきごゝろ
しれぬほかのもの
につつはれねば
ならぬふたり
なんでもすな
新
せずと
はやめ
きゝわたしの
なのでぬ
やうにおと
なしふしてくりやく
たまくずさんやたま
づたさんはそヲひとりまへの
うへゆへさのみくらう
みのうへゆへさのみくらう
みのうゆへさのみくらう
にもならぬけれどふ
びんなはそちたちふたり
さぞやわたしがない
のちはほかのかむろに
いぢめられかたみのせ
まいことであらふとかあ
ひさうでならぬわいなら
みぎとひだりにいだき
しめわがこならねど
おんあひになくたま
ぎくがかほを見て
ぎくがおほを見て
かむろもともにもらひ
なき〽モレおいらん
なんでそのやうに
なつしやんすおま
へがなくとわたし
らもなんだか
なごりと見おくりて
□□□□□□□□
らもねますから
おまへもなかずに
おやすみなさんせ
〽ヲねましやうと
いらうるにさすが
こどものきもつかず
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
なみだぬぐつて
ゆくかげもこれづ
しにじたくをぞ
かまへたりそれは
さておきいなぎゆふ
のじやうは
しし
たのぎくに
いけんせられうつ
〳〵としてたち
かへるにほんづくみの
をりくちにあや
しきくせものこれ
はこれぐん
じふらう
がかたにど
一岡文二
しんへいもの
をもいはぎ
四ほうより
うつてかん
るはこと
のじやう
つきへ
冬木本二
あふぎをとつて
みぎひだりつきのけ
いたふしおひちらせば
そのいきほひにへき
ゑきしてみなちり〴〵
ににげうせたりあとさ
き見まはしひとりごと
〽アヽよのなかといふものは
あけていはれぬぎり
ゆへにこゝろぐるしき
ことのみおほくきよ
ねんすゞがめりはち
をもらひしそのをりにやつのとしに
うつたるむすめなかまんじやのたま
ぎくがゆくすへたのむとわれへの
ゆひごんかれがいちめいすてたる
ばかりそのでもゆへなく
ばかりそのでもゆへなく
いへもあんたいそのおんがへ
しにきよねんよりせめて
ひとよのうちなりとも
ひとよのうちなりとも
くがひそらくにいたさせんと
なかまんじやへかよへどもし
とも二ねんごしそれをまこととこゝろえてしん
みもおよばぬけふのいけんさだめてかれが申
ごとくようふをはじめふさいがうらみいへのため
いちにちやとふたるはたすけといふ
ちうげんをいへのためゆへぜひなくもいのち
まんにてぐんじふらうがなんだいにわづか
たることをかくしくれよとくれ〴〵いまはのた
のみゆへしざいあかさずたまぎくにかりのちぎ
平
こととあかさぬが
こにこれもまた
さこぞわれを
うらみつらめ
こよひはい
まだこゝのつ
まへすこし
もはやふ
しゆく
しよへ
かへり
ようにや
つまの
こゝろを
日さてまんじやのたまぎ
くはこゝろをいつししか
むくにみをあらためて
かうはなもとこにありあふ
三の太郎らるしゆかんとせしがなにとなくむねまゞ
ろくにきをいためかへらふにやゆかふにやこゝろまよ
ふてたちもどう〽アヽなにとやらくるわのほうへうしろ
がみをひかるゝこゝち
もしやきまぎくがみの
うへにかんのあら
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ものことりよせつくえにの
せてゆくさきをたのむほと
けののりのなそとなへてなみ
だをおしめぐひ〽ますありと
おもふこゝろのあだざくらよはの
あらしにちりゆくけふぞはるのそへ
はなのなどりのおしまれて
わかほどもなきわかれしも
きえしあとにて
さぞやさそだんな
◑がたし
なにはとも
あれとつてかへして
ヲゝさうだじまいち
もんじにはせ
もどりぬと
さまがおうらみな
さりやふこれもうき
よのぎりゆへとおゆるし
なされてくださり
ませこまなるかねは
てうどかしころこゝろうづかに
しやうがいせんとかくごをしでの
しにしたくうきよはゆめのてふつがひ
むづのちまたやむつをりのびやうぶの
うちにたまぎくが廿五さいのあかつき
さへまたではかなくきえてゆくさい
ごのほどぞあはれなるをりからこゝへ
たまをぎがとつかはちや屋よりかへりきて
岡美様二
す〽きつきにからの
むなさわきどふも
こゝろにかかるゆへごんしの
らうさまのむりさけを
よふ〳〵ぬけてにげてきたが
あいらんはどふなさんしたかじ
ひやうぶのそとも也あいらん
おほきにおそくなりました
かんにんしてトいひつくもはいる
びやうぶのそのうちに
びやうぶのそのうちに
こりやお
いらんがヱヽ
ミヽトひざ
もわなく
はのねも
あはず・モシ
だんなさん
〳〵トよぶ
たちよふごさんしやう
〽とふといつてしかたがねへ
しづかにしろ〳〵トレ聞き也
〽こゑいさへもつね
ならねばしさい
あらんとあるじの
やへゑすぐにいふ
ひへあかりきてこれ
たなをざけたみへ
しいなにごとた〽そし
おいらんがじかいをトきひて
あどろきはいものところへ
しんぞかめろもかけついて
〽モレだんなさんどふし
紅木林二
びやうぶにふさがるむねかくとも
しらでしんのじやうこゝろの
うちをあかさんとあがる
にかいもふけるよにともしび
くらきへやのくちにかひまは
しのともきちがしんのじやう
しのともきちがしんのじやう
さまがあいでなされました
〽ヱしんのじやうさまが〽たま
ざくにちよつとあは
せてくりやれじいふにや
へゑがかねてより
びやうぶのうちへたにん
をばいれることを
きんじたるゆへいましんの
じやうがきたれどもしが
いのことをおしかへし
イヱ〳〵おいらんに
おあはせまうすことは
なりませぬ〽なぜたま
ぎくにはあはされぬの
じや〽サアどふもおいらん
にはおあはせまうされま
せぬわいなトきひていなぎは
ことばをあらゝげ〽ユリや
わかつたざいぜんわれにしんせつは
こしくいけんなししもみな
いつはりたいしん
ゆへにみらけされ
しにがほなりとトあくる
くるわをいづる
▼とつくりときくがよいじやへゑはかき
おきくりひろげ見ればもじさへ
うすずみにさきだるなみだおし
ぬぐひ・かきおきのことはなも
なごりのはるのよのみじかふ
なりしをり
からにこの
あかつきを
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
一わかりかねさふ
らへどもよし
らへどもよし
なにおさつし
おんよみわけの
ほどねがひあげ
まゐらせそろ
しよぞんであ
らふさすがは
さそふこへばわた
くしことやつのとし
ゆうりにそだちし
さうではござんせぬ〽さうでなくば
なぜあわせぬサア〳〵〳〵トつめ
とふところへあるじのやへゑたちいでゝ
〽アイヤそのはさいはそれがし
まうしあげんとゐなほつて
まうしがひもござりませぬ
〽ナミこのよにないとは〽じさり
いたしてござりまする
〽やみ□トおもひがけ
なきことばにびつこり
おどろくこなたのひとま
よりたちいづるぢゑもん
むすめのしたみふたりも
〽ヤおもひがけないおやぢさまおたみもともに
トいなきおやこがたづねあるじふところよりかきなきとりだし
〽しさいと申は〽〽ヘリヤそれなるいつゝうがたまぎくのかきおきと
や〽こればよんだらたまきくがじさつのしさいがわかりまらやう
おきゝなされてくださりませまたたまかざはじめそちたちにも
もの見さげはてたるしやうねよト
いふをりちけしたまをぎが〽イヱ〳〵
さうではござんせぬ〽さうでなくげ
ともにぎやうてんなし〽十二たま
きくどのがじがひせしとなじなみだ
さきだつおひのくせしんのじやうは見ゆよりも
おうちへまゐり
二十五のことし
までうみの
どふしてこれへ〽しきいあるてそちにかくれさかき
にからこのにかひに〽スリやしんのじやうさまのしやご
さまにおくさまでござりましたか〽なにはともあれたゝ
おやに
将
同真様二
ぎくがじさつせしにはふかひやうすがいかなるわけかやへほどの
いちご
そとかく
ごになほ
もこゝろ
せかれ
かみやま
おもふ
かづ〳〵
太郎
ねど
あ
とや
九
まさりたること
なんになりし
みのうへにて
ごおんがへしもいきし
細布様二
いた
さずに
また〳〵
ごくらう
かけひゆへ
さぞかし
あとにて
わたくしを
にくしとお
ぼしめし
候はんがせつ
なきぎりの
かさなりて
ぜひなく
あひはて
まゐらせ
候その
わけと
まう
すは
こぞの
あき
より
しんのじやうさまにおん
なれそゆをかさねひと
かたならぬごしんせつに
ゆくすへのおせわになり
候おやくそくいたしまゐ
らせ候ところこのほどしんの
じやうさまのおやごさまおよめご
おことはり
まろし
さふら
はんとぞんじ
※やへゑなみだにふみ
も見えわかでこれ
たまぎく
こふいふ
せつない
わけ
ならば
なぜ
おれに
くれぬ
またおれに
いひにく
くば
その
ため
の
ばん
さまをおつれなされわざ〳〵
くるわへおいでにてわたくしへおん
まうしにはしんのじやうさまの
くるはがよひわかきものゝならひ
ゆへこれまではうちすておき候へど
このほどはせけんのきこゑあしく
やくむぎにもかはり候まゝさんど
かよひ候ところはいちとになり候
よふにとおふたりさまともうつくし
おうらみがましきおことばもなく
くれ〴〵とのあたのみろひとしほ
こゝろぐしくぞんしまゐらせ候
けんしもしんのじやらさまおんいらせ
候ゆへしつれいながらいろ〳〵ごい
けんまうしあげいへどもいへを
すてゝもこのおことばに
すゑしゞうはおため
もしくこのみがなくば
おんみもまつとふごしんし
さまもおよろこびとやせん
かくやとおもふところへまた
〳〵だんなさまのことを
わけたるみうけのおたのみ
いやといはれぬしぎなれど
ぐんじふらうさまのかたへ
こんしふらうさまのかたへ
まほりいてはごとうせきの
おんなかゆへしんのじやうさまへ
ぎりたゝずことにごたいしんのおんみに
ぢうのくちのはにかゝり候ことくちをしく
岡真承二
さふらへどもごおんになりし
だんなさまのおたのみくちまでは
いでしかどなみだとともに
のみこにてこゝろよくおん
うけあひそう
うけあひまうし
候ては
○
いへはよくにまよふてゆきしなどゝくるわ
道
さんばう四はうのぎり
ゆへにしぬるかくごにきわめまゐ
らせ候トはんぶんよまずあまじの
らぬくりことくどくと
くやみなげくぞたうり
なるそばにきゝゐるひと
〳〵もさてはこふいふ
ぎりゆへにじさつ
なせしろふびんやと
ともにそでをぞ
しぼりけるぢゑ
もんはなみだを
はらひ〽アヽその
なげきは
もつとも
ながら
いまだ
なか
ばの
新
そのかき
おきあと
をばよん
できかせて
くだされ
トいふに
ぜひなく
またくり
ひろげ
〽まに
も同き
細枝樹二
はゝのめいにちにいまゝ
その日にびやうしいた
し候おもむきにおん
とりはからひぬがひ
あげまゐらせさふ
ろうまつたしんの
じやうさまはじめ
ごらんしさまへくつにちめ
ごらんしさまへくつにおふみ
さしあげまうさず候まゝ
このやらすくわしくおん
つたへくだされひやうねがひ
あげまゐらせ候また〳〵
てゝおやことなんのたうりに
ござなく候ゆへまさしくたび
そらにてあひはて候ことゝ
ぞんしさふらうもしまた
かへりさふら
はゞたより
「わきござ候ゆへかへり候はゞゆくすへらくに
くらさせたくそのよういにとゝのへおき候
きんす手ばこのうちに三百里やう
ござ候まゝわたくしのみのしろとおぼし
めしさきだのつみはおゆるしくだ
されじかひいたし候ことはせけんへは
ないくにあそよりびやうきと
おんまうしくだされいて六月廿五日は
わつく
りのはる
さめに
たなかの
かはず
ねをなく
なきみに
候まゝおん
せわぬがひ
あげまゐらせ
ごとくこゑ
をあげむ
もてぞなげきける
やくあ
きゝいるひと〴〵
いふをなご
さふらうくれ
〴〵もおんのこりをし
きはいとけなきより
ごふびんがけておせわくだ
され候おかこさまおとも
だちのごとくおこゝろ
おんめにかゝらずおわ
かれまうし候ことのみ
ここかにかゝりまうし
候わたくしなきあ
とはひしがはのゑづ
きしぐわぞうをば
わたくしとおぼしめし
あととふものもさふらは
ねばさかさまながらいつ
へんのごゑかう
いてんの
じやうなみだを
はらひこうくわひ
なし〽しなし
たり
〆
やすくいたし候おまへさまに
ねがひあげ
まゐらせ候
まだ〴〵申
あげたきこと
かず〳〵ござゆへ
どもさすがをな
ごのかなしさはかく
ごをきわめ候へどもあかつき
またぬみのうへにふでもふるへ
よふ〳〵これまでかきのこしまゐらせ候
まづはまうしわけまであら〳〵かしくじ
なみだながらによみをはればいちどに
なみだにてするすみさへもにじみがち
国貞承二
ことを
つみ
すぎ
わけが
た
しに
うつて
くわひ
とは
はり
やつのとしに
うつたる
むすめの
せわに
なるのが
こゝろ
ぐるしく
みかは
○おやびとに
ごくらうかけあ
まつさへたまぎくに
○おやびとにちやう
にて
にやとひ
じさつさせたも
みなわれゆゑ
わちろ
げんきよ
〽スリやまたいつ
なるしさいにて
〽サアその
たいつねんしか
ねんしち
ぐわつ十三日
わがともな
しさい
を
せしその
ときにぐん
ヤー
比
じふらう
どのゝちう
げんと
こうろん
なして
もち
やもへ
きづを
つけしと
いひたて
くびを
※
あげ
やへゑ
どのも
うて
よと
しぶ
くは
どのが
□□□□□□
ろの
ちこんに
おきゝくだ
されそのかき
おきにしるし
絹布様二
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ならぬしぎ見ねてそのときはた
すけがくびをかつてくれとのたのみ
よびんながらいへのためかれがいちめい
もらふときしんだることをない〳〵
にてむすめがみのうへたのむのゆひごん
それゆへこぞよりきやくとなりせめて
そのよいちやでもくがいのはとめを
らくにさせんとかよふを
まこととこゝろえて
こんにちわれへ
せつなるいけ
んかゝること
のあるはしか
かへるとちうも
こゝろにかゝり
このことうち
あけはなせし
うへかれがこゝ
ろをやすめん
ととつてかへせじ
かひもなくじ
さつさせたるざんねんさよおや
びとさまおたみどのこれまで
ながのごくらうかけしはいへにも
なかのこくらうかけしはいへにい
かゝはるところをばたすけくれ
たるはたすけがおんがへしの
くるわがよひおゆるしなさ
れてくださりませトはじめて
あかすほんしんにさてはさうかと
あつたるか〽それといふのもその
もとはこのしんのじやうがはたいへ
ぎりをおもにてくるわがよひ
いゝみかくせしゆへのことそれを
まこととこゝろえていけんたの
むもよめへのぎり〽いづれも
さまのおこゝろをきけば
きくほどみなか
ぎり
ばくわだし
とてもおなじ
おやぢゑもんこひざをうつてすゝみ
よりへすヲさすがはわがよくうししんの
じやうはねにかはつてきよねんより
くるわがよひのみもちほうらつがてん
ゆかずとおもひしかどこひはしあんの
ほかゆへにまこととこゝろえさきだ
つてよめぢよをともなひたまぎ
くにとほざけくれよとたのみしが
がひとなつたるこよひのじがひ
そちがたましいを見ちがひしは
このぢさんがない
このぢゑもんがらうすゐゆゑ
めんぼくない〳〵トいふにそば
からよめおたことめに
こうくわひせんまん
おもやうかこち
なげくぞだうり
なるなかんづく
やさしきはよめの
おたみがきりかみに
はだにかけたるすみの
けさをつとをゆづるおもひ
でにてきて見ればかひも
なやあととふよすがと
なつたるからかつぱと
ふしてなきしづむむすめ
ごゝろぞいぢうしし
とるにふびんとぢゑもんは
〽スりやよめぢよにはぎり
はたてたまぎくどのにをつ
とをなづりあまとなるきで
同堂長一
ことしじやうの
ぎりにたま
きへ
区
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
けを
たの
ばつ
かりに
また
ゆへのこの
さいご〽おや
さらいめてかへ
らねどしんの
じやうがぎりを
すて〽たまぎく
どのもぎりを
おもはず〽おた
みもぎりを
たてぬなら
ごふしたぎり
にもなるまひに
〽よめへのぎりや〽おつとへぎり
〽たがひにぎりそたてとほし
〽あとのなげきことなつたるか
こねをおもへばよのなつし
ぎりほどつらひものはないらき
細柿椀二
●さをのこ
すぞだう
りなり
おいの
柳水亭種清綴
つぎてあぢきなきよの
なかじまたもなげきの
そともより
見ゆる
やりての
おさき
こゝに
ちちねか
いちねん
ほづき
おにとも
してたまぎくが
しをなげゝばあるじは
ふたゝびかきおきのすへに
かきたるかたみわけたま
おぎはじめやりてまで
のこるかたなきゆう
のこるかたなきゆう
みんのなきあと
まで
のいさぎ
よさのちのよまでも
たまぎくがうわの
むかゐ
おんかほの
おしろい
さくら逃げ
一ト袋廿四せん
おなじくごくせい
おんえりおしろい
ばつちり下つゝみ
四十八せんいづれも
おんもとめのほど
ひとへに奉願上候
梅蝶楼国貞画
三べんよみはじめ
しゆくゑがしれずみどもがつきそひめつたゆへかみより□ゆかたひぢはるをおく
かゆかたひぢはるをおく
せゝなぎながら
おもきおとがめらけなが〳〵のきうめいふたりが
まはぬからずいろにこと
おもきおとがめくけなが〳〵のきうめいふたりがまはぬからずいろ
こゝもまたおなじ
ゆくゑをせんぎさいちうよいところで
よせおしなだめ
図り
さきに
ながれのみかづき
でつくはせたすく
そのまゝひき
たちたる
ながやかけあんどうに
さまやしきへ
のらば
くらがのやとしるせど
いとゞあるきはよるの
にしきのぬぎどころ
ひつたてまゐ
るト
うずすり
こぎなら
ぬなでば
十一
ときゞれつぐるかな
ぼうにおはれて
まわるにほん
ぼうそれと
見よりいた
がしらのごしゆ
でんおかまは
そでをとらへ
〽モミおやしきさん
あがつておくれじ
いふかほぢろり〽こな
二八
たはどふやら見たやうぢやさう〳〵
おほまいはちばのおくぢよちう
きくがはどの〽ほんにあなたはよこ
めすけへいさまコリヤモヲこゝには
〽どつこいにがさぬ〳〵まるまち
やれトひつとき
やれとひつとらへてかゝあまりおもひ
がけないすがたゆゑみどもびつくりつかまつ
つた〽わたしやめんぼくないわいなアへヲゝちとめん
おほがみなりそのときよりやとひちうげんの七のすけとこなたの
同同同同同同
ぼくなからふこのあひだのやうなれどもはやさんねんあと
のことすなむらのしもやしきへお見まひのかへりみちすさきのどて
とのつぼ
ねのうちは
うきはひ
むざんの
いろごの
みにぢご
くもあき
たちまにち
てねつ
やきた
るはかさいぜん
どうじのほん
はるをかも
せるむろ
にやなる
てつの
たま
ぎる
あせを
大ぼう
見せぼう
ばいばう
ずの
きやう
しんが
いやがるを
むりにひき
きたるこれにつら
れてこぞうのしん
かいしづ〳〵として
いりきたるを一ぎん
つゞきおさめは
見るよりにこつ
わらひくぜつもなくて
火用心
一の屋
〽ヱいやといふ
のをきゝいれず
むたいにひき
〽こむきやうに
しんをあぐる
にかいははりのゆ
のした
ひりつか
せる
どく
まぐろ
その
かいでんにさそ
はれて
大用心
のやま
一ケのや
つるぎ
のはや
のはや
いるこゝちあさましうこそ
見えにけれそれはさてあき
しこゝへいりくるひとりの
ほとここれもろびとの
おしなべてつまはじき
するこざる□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(曲
大平心
がのや
堂建方
同断断断断同
教
真
色なりほか
げもうわき
ろぢぐちの
こぐらきと
ころにたち
とゞまり〽こ
ねんごしかみ
がたきんじよへ
いつてゐてひさし
ぶりでかへつて
見たらよし
はらもみな
ふしんができて
ながやのかつ
てがちがつたから
くらがのやが
ごこだときくも
ちゑがねへア
いつづんまはつて
見よふとこゑ
をしのばせ
なげぶしの
はなでいなせ
にころがすは
とてのたんごと
いふめんくおく
まは見るより
〽コウちやう
にんさん
いつぶく
のんてお
いでよ
そでを
ひかれて
かほを
のぞき
〽手めへ
はおくまじやア
ねへかトいは
れておくまも
びつくりし〽さう
いふおまへは
七の介さん
〽コレしづかに
いへはせさん
いへ一七さん
よくきて
おくれだ子
〽マアなにから
きかふかね
めへもかはる
こともなく
一つてこなり
わきしひさしくたよりもきか
ないからどこにどふしてゐな
さんすかとあんじるわたしにひき
かへて▼
火の用心
倉ケ野屋
あそびあるいてゐな
さんすとはをとこの
がたくだりあるきていこともないがしゆ
ぐのあくじにくひつめてえどに
ゐるのがあばねへからとほつぱし
りもみのしがをよう〳〵
かくして三ねんぶり手めへの
ことやおやけうだいの◑
こゝろはうらめしい〽おれだといつてかみ
おまへはほう〴〵おもしろさうに
◑ことがこゝろにかゝり
ひさしぶりでかへりさらん
ぐちはきくといふもたいぎなわけじや
あるめへか〽それだといふてこゝのうちへわたしをつとめに
でるのもむりではないわね〽いは
れて見りやうかせんじいもらいわすれも
しゆへゑいたいのはしのたも
とのあきちやくでごろぬの
ゆめのさめぎがにとほり
かゝつたごしゆでんすがたこん
なをんなをいちどでも
だいてねたいとかしろから
だきついたのをふりきぐれ
あげるはづみにかんざしをぬい
たがあしであとをつけちばの
やしきのおほべやにはつぴひとつで
にそうらう〽かみならぬみはきよ
つかずごゐんぎよさまのお見まひのやう
めにさゝれすなむらのおしもやしきの
かへりみちすさきのどて〴〵おそろし
つねからきらいなかみなりにはつと
きぜつのかごのうち〽とものやつらが
ちり〴〵にげでいつたをさいはひに
そのとかごからひきだしておもふぞん
ぶんだきついてきずつのみづもくち
よつししやくをおす手がした
はらへとゞけばよう〳〵きがついてびつ
くりするをわうじやうずくめいのち
がはりとかくごしてむりにとかれたした
おびのおれぬさきこそいことふみの
とのごのはだをおぼえそめ〽はづる
しいのもとほりぬけむちうに有し
同同長張
いれたきりさんねんといふものはなしもつぶてもないもせぬ
ものひさしぶりでかほを見てぐちの
なつてみゝ
たぶのあつく
なつたできがかはり
〽こはいおまへがいことしう
なりみさほをすてゝめを
とのやくそく〽すぐにそこから
ひつばらひあつちこつちをごろ
つきあるけどわるものなかまのつき
あひはぜにがなけりやかたれひとり
まひてのねへあかつきはせふことなしに
このうちへぬんきにしづめた手めへの
このうちへぬんきにしづめた手めへの
からだ〽わるいことにはそみやすくいつ
しかなれるつとめのうちやしきの
くせがぬけないゆへごしゆでんおくつと
いみやうをとりいまではながやの
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あたへかぶおだてにいつてさけのうへき
身ごたつくきやくの
いといぜんやしきに
ひけすぎにこつぱ
ゐたときと
げんくわのすみす
ましあらぬけ
ねへみづがみをむす
ねへみづがみをむすのんだところは
んだえんのすゑ
ちかつてかう
どろみづを
もんだところは
しゞうかならず
見すてくおくれて
ないよばかをいへ
かくべつうつく
しくなつたよふ
だ〽ヲやきや
すめもたい
見すてるくれい
ならばこんなに
がひにして
くひにして
おくれよ〽おくれよ〽おくれよ〽
くらうをさせやが
やすめじや
しゆへしつし
ねへほんとき
のことよコヲ
となりは
どこだか
さつきから
ひいてゐる
間や
なんと
いう
はうたが
一イヱ
ありやァ
じやない
たまぎへ
さんがし
んだつい
ぜんに
できたみづてうしと
いふじやうるかさ
このごろはたい
そう
はやるよ
たかり
でひとがら
がいゝとおもつた〽それは
さうとおまへにいつておつ
にやアならねへことがある
こゝのうちのおやゆびアの
もとじやうしうの
ひとださうだがこの
ごろこゆびがなくなつて
わたしになんのかのと
いふからいゝかげんに
あしらつて
ゐるがねおまへがていしゆと
いふことをしれゑいよふにして
おくれよ〽そいつはあやしいぜ
おれがひさしくこねへうちらまく
さづけてにようぼやくそくを
しややんしねへか〽なんのそんな
かりきどころろなまだいろ〳〵
はなしがあればきやくのつもり
でこんやはこくへとまつていつたら
おやゆびがやかましくいふだらふぜ
〽アレまたそんなにくひとち十郎
はやくあがつておくれ〽なんだのがし
れあがりたしてもぜふがねへつさへ
中男
ふらびやころのみんということであることであることなり
同真長三
絹枝檎三
ことにとられよふとした〽みかけによらねへ
むすめのあんまじよつてたか
つてなぶりちらすをある
じはなほもこゑあら
だてやイあまめらぬは
〽つゞき〽ございますかしわたすをうけとり
とくと見て〽これだ〳〵このかねをすんでの
〳〵ふてへがきだ
おほかだあんまをへ
かこつけにはう
〴〵とろぼか
してあるきやァ
がるだらふ
いけつぶてへ
どうめくら
だトちからいつ
▼いひな〽アイ〳〵申だんなさん
ありがとふござります〽きり〳〵
かへれとしかりつくるをおくまは
よびとめ〽ヱイヱ〳〵わたしの
きやくしんがあしをたゝいて
もらひたいあんまをよんで
はいはりつへれば〽フレ
あそうし
ごめんなさいましどふ
してそんなわるひこゝろは
ござりませぬがとゝさんが
なが〳〵のびやうきで
にんじんとやらをのみ
にんしんとやらをの
ねばなほらぬとおゐ
しやさまがいはしやんす
どふぞしてとゝさんにのませたい
のでつゐいまのおかねをとりま
したモヲこのゝちはきつとわるひ
ことはいたしませぬどふぞごめん
なすつてくださいまししわび
けれどそのおかねがないゆゑ
いつてゐますあの
こやわたしと
いつしよににか
ひへきな〽〳〵やそんない
どろぼうこんじやうの
あるやつはにかひへはならく
ねへ〳〵〽アレサわたしがへ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
よいじやァござんせ
ぬか〽そんならどふ
とも
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ゐたがこんたの
とつさんがびや
うきだと
いふがどふしめ
されたのだ〽アイ
よふとふて
くだ
〽八日
さん
きひて
くだ
さり
ませ
わた
うち
はふさ
がはの
たまぐり
ちやうで
ござくすが
とくさんは
あみうち
しやうばい
しやうはい
ひさしはび
やうき
ゆへよふ
〳〵わだ
あん
まを
ならび
かうして
まいばん
こゝら
までまゐり
ますとゝさんの
いることばをにかいなる
七の介はきひてびつこり
やアりやたしかおれが
たるユレおくまかう〳〵せよ
トさゝやくにぞおくまは
あは一乗かいをおり
いもうとどふしてめがいぶれ
せつかんする
手をおし
とゞめへた
んなさん
まやおま
ちなさい
もかつてにしろ
いふにぞおくまはむす
〽さつきからについでやうすはきく
ましたかねをとつたはこのこが
わるふござんすがわるひこゝ
ろでぬすんだのでもなし
かねがもだつたことなれば七ヲ
このまゝにかんにんしてやつて
くださんせいな〽おくま手紙へ
なぜこのあまがひゝきはまする
こんなやつはくせになるとめるなく
〽アレざんなくせになるといつたとてう
ちのものではなしこれからよびさへし
ねへけりやァいゝじやアありませんかこんやの
りやうけんしてやかぞじつきはなせばおくまもいけんに
〽コレあのこやだんなさんがかんにんしてやるとおへ
〽おくまとめるなうつちやつてしけ〳〵
周章義三
うとしアこあんまのあねへ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ことらんにんしてやらしやんせ〽りやうけんのでき
ねへやつだがおくまがわびることだからいゝはこんやは
ほが手をひいてにかいへ
つれゆき七の介にひきあはす
ればつゝ〴〵見て〽手候へはいも
□つき□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
〽コレあのこやだんなきんがかんにんしてやるとおつしやなからはやくおれいを▼
びやうきに人
ほが
ぬと
おゐや
さんが
あつしやる
ゆへその
おつねが
ほしきについ
いまのおかねを
ぬすこました
〽かゝさんにはやくしにわかれ
さよりにおもふあにさんの
ゆくゑはしれずわたしは
このやうにめがつぶれたれも
かまひてがないゆへにれう
ぢかならふてあんまに
いでわづかなおあしで
おこめをかふてとゝさんと
ふさりでゐすをけど
ひよつとおゝさんがまし
しやんしたらどふせふと同
つゞきそれがかな
しんばざりま
すわいなアへヲゝ
もつともだ〳〵さぞ
かなしからふしかし
こなたのかう〳〵が
てんたらさまへつうじれば
そのおめぐみでおしつけ
そのおめぐみでおしつけ
申てもようござります
かよいとも〳〵げんざい
あにさんしやあなたへ
おれいをいふたがよひ
〽アイ〳〵しらねだんな
さまありが
にんじんをかふぜにもてきて
たふゆ
とかさんのびやうきもなほる
からそれをたのしみにず
ゐぶんおやをだいじに
したがまつんべヱ
アふびんなことだ
きけばきくほど
よびんなこのこと
ふびんなこのこ
えんにつれば
わたしがいもう
と〽アコレ〽サア
こんないも
とがあつたなら
ばとこにつま
されかなしい
わいなといふに
こざるはふところ
からかねとりだして
〽ユレあんまのあら
ねへふさがはま
ねへふさがはま
ではみちも
とほいこん
やは七ヲ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
せずにわづかなれども
このかねでとくさんにすきなもの
でもかつてくはせるがよかんべて〽ありが
たふござんすがりやうぢもせずに
このおかねを〽これはしたりせつかく
このおかねを〽これはしたりせつかく
きやくじんがふまへにやるといは
しやんすからおもらひ申たが
よいぞへ〽そんならおもらひ
九十九十九日九十九十九十六十五十五十六日
さてもとなし
一もござんす
トかねおし
ずこちにはかの
ぜんだうじの
きやうしんが
いろ〳〵
わびて
にかいをば
おろして
くれと
たのむ
にぞおく
まはきゝ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
らへかいでん
にもとくしん
させきやうじん
しんがいふたり
いたゞき
なく〳〵もおく
まあひかれてかど
までいつやはこゝろつくしの
ことばづえなみだながらに
わかれゆ事きけり
までいづるをこゝろづくしの
をばよふ〳〵に
かいしたりあと
にはひとりかい
でんが〽あのぼう
ずはおなとちが
つてわかいくせに
しんぼうにん
だからかねを
こしらへて
もつてゐる
からつかはせ
よふこ
おもつた
にいま〳〵
しいごうじやう
ものだト
とはず
かたりを
女の介は
きけばのが
さぬぢごく
みゝ〽さつきはじめていもかりとのはな
しできひたゑぢのびや
うきにんじんをのま
せるかねがなければ
ならぬとのことひさしく
たよりもせぬおやぢと
ふぞしてそのかねをこし
らへてやりたいトあたつ見
まはし見つけるじゆず
●あくゑあすこにおほで
ゐるのはなんだトいんを
ひらふて〽こりやじめず
だよそんならいさの
きやうしん□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
いふばりさんが
わすれていつたので
ござんせふ〽これ見せふ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
はなりだこつ
きりいにのわかし
うずがしわずれていつたに
新右右衛門
ぐさしちがひないしんぼうにんでさいふへ
わざしちがひないしんぼうにんでさいふへ
かねをいれてもつてゐるとかいでんとやうが
いまのはなしかさいへかへるといつたからは
ゆくみちすじはおほかはばたあとかう
おひつきこのじゆずをたねに
つかつてそのかねを〽そんなら
おまへはあのしゆつけのはだに
つけたるそのかねを〽だいじのあや
のいのちのせどぎはことによつたら
〽ヱ〽しづかにしろといひつゝもした
やをのそけばあるじはたしゆつ
をりこそよしとぬきあしなし
いでんとなすをあなたなる
びやうぶの
びやうぶのうちにふしたる
すけへい七の介を見るよりも
〽やわりややともちうげんのての介
やらぬとそでをとらんとするを
おくまがうしろからしつかりおさへ
てうごかさず〽ここのひとはどう
するのだもだきしめられてすけ
しけられて
へいぐんにやりそのまゝころ
りとこてまくらござるははや
くもしたやへおりたちかつてに
ありあふでばぼうちやうとつ
てくるわをはしりいでよはばたさして
はしりゆくあとにおくまはすけへいを
うまくたらしてぬかしつけあたりを
見ればまもりぶくろたがわすれ
しやト手にとつてこのまもり
しや下手にとつてこのまもり
ぶくろはおほかたさつぎのしゆつけが
▼だいじなだうぐのじゆずをわしがわるいの
ならばでるところへもつてでるとこなさんの
みはさらしもの〽そりやまだなにゆゑ
〽なにゆへとはとぼけさめしやるまい
いまこのじゆずがおちてあつたは
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
しれたべ
こなたはによ
こなたはによ
ぼん〽ヱ〽それゆ
ゑわしがしんせ
つにないしよで
とゞけてしんぜたを
たゞひとことのれい
ぐらひでもつてゆく
とはむしのいゝ〽サアおは
▼だいじなだうぐのじゆずをわしがわかわかいもの
成かしてくんねへ
〽大のま
おまへざま
にこのかね
熊
をかされ
ぬといふ
かなしい
わけをひと
とほりど
ふぞきひ
てくださり
ませもと
わしがとく
さまはア〳〵
ひかはちやう
でだうちうし
そのすゑの
このふし
あはせはゝ
にはきん
ごにしに
わかれ
女共
ちゝが
ないので
せんかたなく
かさい二のえ
むらの百しやう
じんべゑといふ人の
ところへさとにやられ
なくつのよしまでそだて
おとしていつたにちがひないあけて見た
おとくらたへちかひないあけてはた
ならやうすがトほそのをかきを
とりいだし見るよりびつくり〽やく
さぶろへゑせがれ三の介とあるからは
みづごでわかれだすゑのおさうと
そんならさつきのあのしゆつけが
みたしがじつのおとくであつたか品々も
しらぬことりて七さんがかねをとら
んとおつかけてゆかしやんしたがもしや
あのこにけかあやまちでもこりや
こふしてはおられぬトおびひきしめて
これもまたおほかはさしてかけりゆく
こほもまたおほかはさしてかけりゆく
それはさておききやうしんは
こぼうずしんかいの手を
ひいていしあげばまで
らのたかはごもつともおなところを
おきゝまうしあすにもおれいに
〽イやますでなくいまこゝでちと
こなさんにむしんがある〽なにかは
しらねどみにかなふたることならは
〽スリやきひてくださるか〽シテその
むしんは〽こなだのはだにつけてゐる
さいふのかねがかりうけたいトきひて
びつくり〽それをどうして〽サヽとく
おどろくはもつともだがきうに
なくてかなはぬ水ゆへこなたがためて
はだみはなさずもつて相やると
いふことをこなたのつれの事
られたこのきやうしん
見てきたこぼうずも
そのさとおやのすゑの
とそのさとおやのこゑの
せがれなゝつのとしにじん
べゑどのにもしにわかれ
そのほだいにぜんだうしの
でしとなりよろ〳〵ためた
ふせもつのかゆは十両あり
りもあれどこほはあに
ごのはなしにきく大さ
ないときにわかれた
あねさんさんねん
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あとからゆく
ゑがしれず
ゑがしれず
よく〳〵きけ
きにけるがしばし
やすんであゆまん
としんかいを
かたへなるきり
やすんであゆまん
いしのこへゝ
やすらはせその
みもあしをさ
みもの
すりおるところへあと
よりコヽイ〳〵トよびかけて
くる七の介はよう〳〵おひ
かき〽これとのじゆずはこんたのかト
どうゆつけこなたはこのじゆずをたゞもふてゆかつ
しやるきか〽ヱヘじゆずはしゆつけのだいじなたうりく
見すればきやうしん〽それはごしんせつにかたぶけ
なふござりますトとらんとするを〽アヽこれ
国草承三
しいひどの
ぼに
◑かいでんがとはずかたり
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
をきゝかぢりしやにむにほしく
なつたゆゑおつかけき
おほかはばたこふいひだした
こへからはいやでもおかりても
かりこけるさうあきらめて水
なり
なんぎ
とのことせふ
ある
かぎん
紺松枝三
〽わきゆく葉をたづねなんぎをすくつて
しんぜよふとあけくれおもふこのかねを
いまこなさんにかりられてはあねのなん
ぎがすくはれぬどふぞゆるしてくだされト
くどきたてゝぞわたさざればこざるはもは
や百ねんめトこしにさしたるではぼうちやう
ぬくよりはやくきやうしんがあばらいをぐさみ
つきつらぬきかへすやいばにとゞめをさし
おどろきかけだすしんかいをもくしろ
げさにきりたふしふたりのしがいにいし
げさにきりたふしふたりのしがいにいし
をつけかねばいとつてしづめにかげたり
おりからこゝへかけくるおくまおもはずばつたり
つきあたりやみにすかして〽しつさんか〽ふく
おくまう〽ミテいまのみづおとは〽しづかにしろら
さゝやくにぞそんならあのこをヱヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
なだむるはりからにいちやうのかごかきつらせ
かねてやくしのもんぎわへかこをおろしてうるゞひ
ゐしがかくと見るよりさくりよりにげんとな
せしその介をまてトとゞめて。たちふさがる
こなさはおどろきものをもいはずでばにて
むしやうにつきかくるやいばのひかりにみをかはし
あしちふなかへおくまがへだてくだんのそとこが
つきいだそしんのあてみにおくまはばつたりうんと
ばかりにもんせづなすこざかはおとろきひきおこし
〽コレおくましつかりしろおま〳〵トよびいくるそのま
にくだんのちやうにんはくもをかすみとにげらせた
り一これより一丁おめてつぎのゑときさんぜんがいにあると
あゝゆるたねほどふしきなるものはあらしよろこべるも
うらめるもそのたねなくんばむくひはなきにまくき
ものはぜんいんなりそもあみうちの七ごらうは
三ねんいぜんしな
がはにて七十両
のねにま
おそのこのこざる
七の介はおやにまさ
りしぬすびとなるには
十四
よひつゐに
よしころ
をじゆ
すゐなへ
よんべむす
めのおなみ
すらぬす
みを
さしめ
その
から
うねくも
いま七ごらう
をくるしま
しむるのみ
ならずむすめ
おなみをめし
いとすることみな
いちねんのあくじ
よりたねをまき
あく
いんをまく
たねとていと〳〵
たもとていた〳〵
おそるべきことに
おそるべきことに
なんそれすらあるに
おぼうのきちさ
おすぎをつれてかゝり
うどあるじがやまひを
たるむくひなり
よのことわざもむべ
なるかなむまはよく
そのむまをとも
とす七ごらうが
あくじにたけたる
ちなみをもてをかいほうしつありあふ
ふびんともおもふころの
いでたるにやかたりゆはり
一はよくやぶつたぐりのあなや
そのむまをともあらんといでゝゆく
おすぎはあとにびやう
にんやめくらのおなみ
同同断断断断同
竹かたのあかじみたるをせんたく
してやらんとておどばたへも
ひろげて見ればどう
みなきものと
よく〳〵見まはし
らうさん
が三ねん
あとし
ながはへ
きてき
なすかた
ゆかたに
ちがひない
見おぼへ
のある
そでぐ
ちのきぞ
ひとへ
ものは
ゆくはんばもの
とかいふうはき物
もへばきみのわない
一二手ばやくあらふて
やぶぎはにほしとかんの
うちにひもくれて
ともしびどもすた也
がれどききちさは
しほ〳〵たちかへり
おすきをせぶ
りてきがへを
かせとせが
ほどきて
ゐるひとへ
ものゝほつ
ものゝほつ
おふものも
なければ
それを
見ね
あ
ながば
んてん
これにてか
をね
かのあしをぬが
りのあしをぬぐひま
つく〴〵とかんごふればこんやのかしぎのつぎへ
糸衣右二
〽つきかてもなからんいまひと
かせぎとたちあがりおのれが
かりぎのながばんてんとおすぎが
きてゐるひとへものととりかへ
てとむりむたいにせゝり
つくるをそごらう
またも見ね
てなに太が
なとおな
みにとへ
べたち
あかり
なんど
よりつだら
とりだしいま
とりいだす
ひとへものは
そのいぜん
ゑいたいにて
よしらうがために
かたそでをひき
ちぎられたる
べんけいじまの
ゆかたなれば
七ごらよは
見るより
びつくり〽そ
れはとふもら
かしかねるを
それとしらねば
ヱねへ手かへにそんなしよたいのくらうを
かけるのがかあひさうでならねへ
わへじしく〳〵なきいだせば〽なんの
くらんで
ござん
しやう
図
※かねのこゑも
かすうふきえ
のこるとう
かげにしよ
んぼりと
やみつかれ
たる七五郎
むすめの
ねがほ
うち見やり
〽ひるの
そんなことを
おもはずとはやふ
よくなつてくだ
さんぜいなア
へんよくなつて
手めへにらくを
〽どふぞも□いつ
させてい
つかれに
すや
〳〵と
よこに
なると
たはひ
ない
まだ
やアこいつ
はほと
けだ
なアト
ねいき
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
はよふよくなるやう
きちさはきかへんと
そのときかたそでなこき
よきやうにそごらうはこと
らくありてともしびのほかげに
みつけるまもりぶくろおそぎは
とつて〽こくとりやきつさんの
まもりだがいまきものを
まもりだがちまきもの
きかへるときおほかた
きへるときおほかた
わすれてゆかしやんした
らんおひかけてとく
けてあげよふ
おなみさんあとを
きをつけてしきち
さのゆくゑをいつ
はりいふにきちさはとつかはこれを
き人こゝろざすかたへいでゝゆくしば
さんにあとおひ
かけてはゝりやく
これより下のまき
二丁めよりのゑとき
あとにはおやこたゞふた
りしめ〴〵として
ひざすりよせ〽おなみ
モヲくすりはしまひか
〽アイミんなでござんす〽アヽ
ばかりもいれていものだ〽とくさんあんじ
なさんすなゆふべぢようろしゆにもら
ふたおかねをけさくづしておゐしやさまへ
にしゆおほやさまへいつしゆあげてのこりの内
ゐしやさまへもやくれいをちつと
モヲちつともんであげよふわいな
〽イヤ〳〵モヲこんやはいゝからくたびれた
らいはやくねろ〽アイおまへもねさんすか
〽おがみをあげてねるからやア
手もへさきへねろといふなりに
かん
するもこれかう〳〵の
やさしききだてそのまゝ
かたへにうちふしたり
〇いとゞさへあきはあは
水になる
がへ
なる
かづ
まに
むかひ
がつ
しやかりしなむ
ぞく三やうよしらう
どのとんしやうぼだいなむ
あみだぶつく〳〵〳〵さだ
めてくやしいいちねんでちかり
うにまよふてゐてあらふ
そのむくひにてさんねん
このかたちうやわつたぬおれが
くるしみそのうへむすめの
めがつぶれとじめを見るも
みからでたさびと
おれはくわんねん
おあ
しでおこ
めとまきを
かつておいたわい◑
◑大のア
きく七ごらうはむ
せまり〽おふくろがねへ
ばつかりにとしもゆは
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□
〽はしとりころす
なちよしらう
どのおればかり
とりころして
むすめは
どうぞ
たすけて
くだせへ
たのこと
ます〳〵
アヽこれに
ついても
そうれ□の□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
またひるのうちはあるき
七の介はどうしたり
三ねんこつちへうはさもきるねがたつ
しやでしやばにゐることやらどこぞで
きられてしまやァしねへかこをもつて
しるあやのおんとはよくいつたたとへだ
なアトこゆへにまよふなみださへめに
ちつぱいのみちしほやそなれのまつや
うちこしてきしによるべのなこならん
ひとめをしのぶうらづたへしちのめは
うちさしのぞき〽とつさん〳〵トより
うちさしのぞき〽とつころちで
かけられて七ごらう〽たれだわつちで
ござりますトいふかほかげにすかし
見て〽さういれこゑは七じやアねへか
見て〽さういれとゑいは七郎
〽アーしちのすけてございます一ヲく
〽アイいまあがりますトそとを
うつがひかどのとをさすがこざるの
ゆだんせずあがるをおそしとしち
ごらう〽おれもわづらつてこゝろ
ぼそいのでごにどふしてゐる
ことだといまもうわさをしてゐた
らでところだ〽かういふことくしかたなら
女はとふからたづねてくるのだがひさしい
ひあひだたびへでゝえどへかへつこまた
しごにちゆめべちゞりとこかづきなが
おめへがながながくわづらつてゐなさる
ことをきひたからすぐにこよふと
でつけたとちうちつとてまのとなる
ことができてつゐそれなりにけつも
にくゝそれでこんやきました
のさ〽よくたづねてぎて見た
しねんごしのわづらひで
おもにゝこづけるなこが
もちもくおちめになつ
もうもくおちめになつ
ちやァいつねへものだまだ
しゆけんまでひくら
〳〵といきてゐたのが
ふしぎなことだ〽そ
りやアおめへばかりじや
ねへわつちもさんねん
このかたはすることなし
こといすかになり
左の上へ
左の上へ
よくたづねてきてくれたサアあがれ〳〵
さて
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
〽両下ゟしこれじやァ
あかつきをこしあかの
めしでいはつたづいつ
しやうがいのもふけ
ものだ〽ほんに手めへ
は廿五まではいき
られめへとおもつ
たがへたがひにいき
ていりやァこそあす
にもしれねへいのち
でも〽しんはなき
よりこのやうに
〽よるでもしのんで
どこでかくちひこみきられる
だらふとおもつたも二十五の
あはれるのだ〽まアなんにしろ
なめへも
たつらやで
〽おめへもいきて
ゐてくれて〽こんなうれしい
ことはねへト
おにゝひとしきころ
にもさすがおやこのあん
あひにぢごくでほと
けにあふたる
おめへもながわづらひで
なにや
かやに
ごとく
よろこびあふ
こそだうり
なり
なにかにものが
ねのたかひくすりや
いるものだたん
ともねへがこの
かねをそんな
よろにいかつ
て元ねへト
七の介が
ふところ
より
かねとり
だしおや
ぢづまへ
さしおゝを
七五らうはとつ
て見て〽こりやァ
よつほどありさう
だな
〽十一ぐ
たつた
十四日
りやう
〽それ
じやァ
これを
くれ
よふと
それで
こんや
□□□□□□□
一条右右二
はゞかつからろじを
のりこへこつそり
とよふけておめ
へにあひに
□□□たづねてきたもり〽ひるはせけんを
きたのさ〽ひる
ことをするきはねへ手
めへもどふぞこくろを
まははれてあ
るけぬほど
あくじがあると
いふからはさだめてこん
やのこのかねも〽どふで
わつちがもろてきたから
きよひかねじやァねへ
けれどつうようせへ
すりやるいたじやァねへか
〽こゝろざしはかたじけねへが
ながりづらひできがをれ
てこれまでひとのめをなすめおほ
くのかねをとつたゆへむくひでむすめの
めがつぶれおれがみじめを見ることかとふつて
こゝ
柳水亭種清綴
ろがつ
いてから
わりい
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
梅蝶楼國貞画
これをつ
ようににげて
くれこゝらにまご
〳〵してゐたら
どこくむしゆくと
たてふだになをのこ
さにやァなるめへぜ
おれがなほんだ
おもひきれコト
なみだながらのい
さへみの
きう
あくに
その介一つまらへ
ねへとを
いひねへな
いまあれが
十一
八
三の巻よりきりあけだとてとふこのくびがつがれるものか
またかやだつておなじことながいきをすかきかしらねへが
おれがめで見るときはどふでながいことはねへ十日のものなら
三十日もいきのびるははすりのちからだはりいことはいわねへ
からこれでたかいくずり殿のみいちにちでもちきのびて
うゆへものでもくふのがとくみつさんなゆへもとしのせいかけちな
とゝろになつたなアじみちにかけたることばさへおやをばおもふ
いちごんはべへにかはりはなかへみゆりそごらうもうち
うながき〽せつかく手めへのしんせつをむにせふとした
はわるかつたぞれじやァあれもこのかねでねのたかひくす
りをのみいきのびるから手めへもまたいきさきの
からだをばにげらるゝだけにげのびてながいきをして
くれろヨ〽なアにそりやあんじなさんなまだ〳〵いちとや
にといつてきられるよふなくちはきかねへ〽おらア
さきのねへからだゝがくどふぞ手めへはいかしておき
てへコレ七やみてくれおなみはこんなにおほきく
かつたしかなく
なつたトおなみにかけたるかいまきをそつとまく
りて見すれば〽くゝわづるさんねんばかり見ねへうち見
ちかへるやうなむすめになつた子〽めがつぶれてからあんま
をおぼえこれがおれをすぐしてゐるがなんとかう〳〵
かものじやァねへか〽イヤおあにいさんはめんぼくねへ〽コレおな
みやあにいがきたおきろ〽アヽとつさんねかしておきねへ
いもふとにややくあつたま〽スリヤどこで〽ゆふべみかづきながやで
〽さうかうちへかへつちやおれにやァなんともいはよんだ〽ちつと
かねはおくながやのまくらねんぶつゝとつさんうらでだれぞしんだのかへ
〽な〳〵のやきちがんしをした〽そんじやァこんやおつやおつやたのすかねへことを
いふよふだがさんねんこしの宿めへのびやうぎまたいもうとのめが
つぶなたのはなんぞしりやうのたゝりでもうけることはありややしゆへかト
おもひがけなきそのすけにほしをざゝれてむねにきつくりやアアア
そのことはトしちごらう
いふにいわれずさしこむ
むなさき〽アヽまた
きしがあつたがらよそながらあつたのさらいふありからにきこゆる
ヱねへでもないが〽そんなら
おぼえがあるの又〽サア
むなさき〽アヽまた
※むねへさしこんでト
くるしむおやをかい
ほこなしみテその
わけはよとびかへれば
びやうぶのうちにこゑ
あつていそのわけいふて
内さだ
しづく
きかそふゆなんと〽アヽくる
しい〳〵トこくうをつかむ
そごらうしりやうの
つぎかうちにしたる
むすめおなみはむつ
くとおき両がん見
ひらきうちめし
けに〽わすれもせぬみ
ねんあとしかも七
月十三日しながは
よりのかへりがけのり
あひふねのそのうちで
わがしよぢなせし
七十両成すみとつたる
しちごらうしゆじん人かねの
いひわけなくゑいたい
ばしよりみをなげて
ひごうにしゝたるこのよし
らうこつみもやらず左り
うにまよひうぎめを見
すかはわがなすわざおもへば
〳〵うらめしいトきもこやし
げにはがみをなしいともの
すごきありさまにさすがの〽き也
糸木ノ枝二
〽ツきこざるもびつくりなしぎてはしりやうがい
くちばしりしかせうげをはらにはこのまもり
おなみのからざへさしつくれば
しりやうははなれそのまゝにおなみはたふれ
にしたりける〽いまのことばでおもひだしたはによう
ばうおくまがそのいぜんまだきく川といつたとき
ゑいたいばしで見そめたばんすれちがつたたなものが
おやぢにかねをとられたやつかこいつアうらむも
もつともだトかんたんしけるをりからにまたも
くるし外七五郎〽アヽくるしい〳〵なんぞひと
くちのましてくれ〽コツトがてんトどびんを
とつてなでゝ見て〽サアとつさんくちからのみ
ねへとかだすをとつてぐつとのみ〽アゝちつとおち
なし〽こととつさんおめへはしんじんはきらひだがあゝい
しりやうのたゝりがあつちやアくすりより
かみほとけのちからをかりにやがいけねへ
ぜ〽そのしんじんもするきだがなにをいづても
ながわづらひかんどうになつてできややし
ねへ〽できねへのももつともだがそこを
ごうぜうにしんじんしねへおれがそばに
いられるならともにしんじんもすゝめ
るけれとながくありやァやつかいをよけい
かけにやアならねへからだ〽どふでも
しまひはじりやうのために
とりころされてしぬつもり
おれにかまはず手あへははやく
どこへなりともにげてくれろ
どこへなりともにげてくれろ
〽それだといつてしにめをば
見すてゝゆくもそでねへわけやく
◑くださん
せぬのか〽う
ちにゐていが
ゐられぬ
ついたトつかねはてたるそごらうこざるはこれをかいほう
この
まゝに
うちに
ゐては
さんに
きひてく
ごらうこれがわか
れトいふに
そばからしちへ
ごらうこれがわか
れとなみだながらに
〽コレおなみにんげんはらう
せうふじやうといつてナ
としとつたおれがさきへ
しぬかまたわかいあにいが
さきへしゐかいのちばり
りはしれぬへからこれが
わかれになるかもしれねへ
とつくりかほを見ておきやれ
よふとりならではあんにくるゝそのおり
しもいもうとおなみはめをさまし
〽もしとくさんだれぞきなさんしたかへ
〽ヲく手めへがふだんあひたがつたあにが
こんやたづねてきたしきくにうなしく
〽十二あにさんがござんしたへ
そりやあのどこにトさぐる
そりやあのとこにしさぐる
どめしたちよからいならぬぐらにま
手さきをこざ
るはとらへ〽コレこゝ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
だ〳〵トひき
よすればおな
みはこれしく〽モシ
やほにねへ
わけだがまたこんやすぐにわかれて
ゆかにやァならぬこゝろぼそくも
とつさんのおせわをしてあげて
くれろよ〽そんならおまへは
あにさんあひたかつた
〳〵わいな〽おれも
とふからあひたかつたが
ひさしくゐなかへいつて
ゐてやつとのことでかへつて
きたいまとつさんにはなしを
きけばよくかう〳〵にするさうだ
あにさんなぞいかなはねへかんしんな
ことだなア〽わたしひとりで左よりす
なくあさゆふおまへがゐたならばし
おもつたこゝろがとゞいてかよふいやかへつて
くださんしたこんなうなしいことはない
トよろこぶかほを見るにつけいとゞ
ふびんとその介おなみがせなをなで
さすり〽ユヽもつともだ〳〵もの見せては
さすり〽ユヽもつともだ〳〵めの見えぬと
□のうへ□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
そのうへにとつさんのながわづらひさぞ
そのうへにとつさんのながわづらひさぞ
こまつたことだらふおれもとも〴〵
うちにゐ
てちからになつてやり
ていがおれがゐては手まへにまで
なんぎをかけにやァならぬしぎ
〽とゝさんわたしやかんとふ
ても見ることができぬわいナ
トわつとばかりになき
ふせば〽アゝひとめ見せて
やりてへなしおやこはかほを
見あわせておなみがこゝろ
ふびんやとしばしなみ
だにくれけるが七の介
はなくめをぬぐひ
〽コレおなみ
ひとにひと
おにはねへもの
だからもしおれが
ゐねへうちにとつ
さんがしんでもかな
らずともにこな
どをなげてしな
ふとおもふなヨ
〽アイ一だれかしらね
めへのせわをしてくださる
ひとがあらふまたその
うちにはおながくるから
かならずしなずにまつて
ゐろヨ〽アイ〽それじやアとつ
さんわつちやァ七ヲゆきま
すぜ〽ヲゝいつまでゐても
なごりはつきねへモヲなく
いにちかひからあけねへ
うちにえどをはなれ
ろ〽思ひのふもの
ろ〽とはいふものゝさん〽ア
糸布樽三
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
}
みちびき
わきねんごしやみほう
けたとつさんやめの見へねへ
いもうとをこのまゝ見すてゝゆくのも
きがゝり〽うちにゐてよいことならどはぞ
ゐてくださんせトすがるいもとに七の介
ゆくにゆかれずきもおくれ〽ヱヽいづそのて
うちにゐてたとへいちにちはんにちでも
あしのつくまでいもとくともに〽アヽこれ
それはいらぬことおれをだいじにおもゝ
ならすこしもはやく〽それだといつて
〽ヱヽみれんなことをトはげまされぜひ
なく〳〵もなみだをおさへ〽そんなら
とつさん〽七の女い〽いもうと〽あにさん▼
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
しやばじやァあはれ
めへこれがなごりとお
やとこがこゝろきえぐ
とうろうのほかげに見あわす
かほとかほよはのあらしにはな
ならでちるをかくごのおやとこがわり
れてこそはいでゆきけるろじのそとには
ふたりのをとこなにやらさくやき
うかゞふたるこれくらがのやぎへゑへ
してきたり
しはろじばんのいな
せのいちぎへゑにむかひ
〽モミおやかたこゝでござい
ます〽アヽそれじやアこざるの
うちはこのうらか〽ナミの
うらはあいつのおくの五五
がうちいましがたこざるの
あとをつけてくるとこゝの
うらへろじそのりこへはいり
ましたひかはあるけぬからだ
ゆへよのあけぬうちでゝゆくに
ちがひなひこゝにまちぶせ
してゐればあみにかくた
うをもどうぜん
かげをかくして
おまちなせへわしは
うらこへあみを
はるとうらとおも
てへ手つけをして
※とへどいかでか
おくといふ
べき手
あらく
いつる
図
まつまほどなくそ
の介ろし
をのり
こへいで
きたるを
□□□□□□□□□□□□
が手にぞ
が手にぞ
のこりける
ぎゑは
おさへて
おくまが
ゆくゑ
を成
それをとる事
べき
□くらがの
心をそのまゝ
どうと
そこへきりたふせば
たふ
そのはづみに
こざるがかた
なにかはもつて
たまる
そでかいつかめば
みり〳〵やぶれて
かたそでは四
もまもあらざるに
うらへまはりしいなせの
いちこのところへかけ
きたるな
さんひとがとあとを
くらまし七のすけはいつ
さんにあけぬまにとてうせに
けるをりからいでくるいなせのいち
このばのさまを見るよりもさては
こざるがおやかたをころしてにげたる
ざんぬるとよく〳〵見ればぎへゑ
が手ににぎりつめたるやかたの
かたそで〽これこそのちのしや
うこぞと手にとりあげ〽さは
貞貞二
一条本右二
きちさを見るよりもこざるとこゝろえとつて
かゝればきちさは見かへり〽やわりやアながやの
いちじややねへか〽かゝいまおやかたを
ころしたはおぼうきちさが
しわざであかたかコくさうだ
しわざであつたかコくさ
そにんしてトいちもくさん
たきたるをりもをりとてたちかへるおぼう
ころしたはおぼうきちさが
にかけりゆく〇それは
さておきしちばらうは
わがこのあとを
見あくり〳〵
しほ〳〵として
しほ〳〵として
かどぐちへいづれば
さいぜんおすぎが
ほしたるひとへも
のにをにびもえたちもう
ろうとしてあらはれいでたる
いつこのゆうれいつとあゆみきてしち
ごらうがうしろがみをかいつかみひき
まはされて〽アくおれがわりいゆるしてくれ
〳〵トくるしみまはるをおなみはとり
つき〽とゝさんどふしなさんしたぞひな
〽アヽこのくるしみするよりかどふぞひと
〽アヽこのくるしみするよりかどふぞひと
おもひにころしてくだせ〽ひとおもひに
ころしてはこのみのうらみがはなぬゆへ
ながくうきめを見せねばならぬ〽ヱヽとゝ
さんあのこゑは〽よしらうどのゝゆうれいだ
〽ヱヽどふしやうとすがりつきおやこもろとも
ごうくのさまはおそろしなんどいふべうなし
このいちだんはさしおきつこゝはところもこし
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●られやつをなゝつときゝちがへやど
をばたつてこはんみちひとやを
をきてこほんと
はなれたまつなみきでろよ
うはうとよりにもつまでもつて
七かふこといたしますからやる
ひきとめられごらん
まいとひきとめま
したらひとりの
やつがころせと
いつてひつこぬい
てかゝつたゆゑいの
ちあつてのものだ
ねとにげるところ迄
のとほりこのやうに
かたそでまでひきゝ
□□
られやう〳〵にげてま
ゐりました〽それは
あぶないことであつた
どこあけがはさつしや
らぬか〽しあはせと
けがはいたしませ
なんだ〽きんぐは
せかひのわき
ものいがの
ないのがなに
よりださぞ
それではくう
ふくであらふ
いまにるゆが
できるから
がいしやくのひとやをばなれしひとつのやせ
がいしゆくのひとやをばなれしひとつのやせ
むらにしがたといふさとのなにつれてひと
つのあんじつありほぞんはいしのぢぞうぼさつ
あんしゆをさのねんとよびけるがばんねんの
はうしながらごしやうぞだいにみほとけを
ちうや十二じおこたらずねんじいつたるしゆ
じやうなるそのぜんしんにひきかへてこゝへきが
かるとせものはこれぞこざるのしちのすけ
あたり見まはし〽アヽよだほしににげてきた
のでがつかりとくたびなたそれにそでを
ひつきらなひるのうちはあるきにくひ
とこぞとゝらのつぢだうかふるみやへ
しけこんでひとねいりやりてへものだ
とぢぞうをめばやく見つけるさい
はひむこふにあんじつがあるあそ
こへいつでたのんで見よふトあゆみちか
つき〽ハイほたのみまうしますトいふに
おくより〽アイ〳〵だれだむらのしゆうから
たちいづるを〽イヤたびのものでございます
〽アなんぞようかな〽ヱミちでなんぎにあひ
ましたものどふぞしばらくやすませてくださり
しやらのえんりよはないはいらしやれ〽さやかりならざめる
なされましようちへはいればさいあんがいそこふみづに
くんであるからあしでもをもつてあがらつしやどは
やうならおことばに木給へますトかたへにくみあるなお
けのみづにてあしをあらはてうつくあがればあんしゆは
とつかはくわんすのさゆをくんでだし〽さうしてこなた
なにをなんぎにあはしやかたな〽さゆふべのとまりに
ねすつとにあひましたおきゝなさつてくださりませ共
「内長長三
ませ〽みちでなんぎにあはしやかたとえはさぞこめら
ゆつくりとく
わつしやれ〽あり
がたんはでざり
ますがすんでの
ことにころされる
かじびつくりいたし
ましたのでまだ
たべたくはごぎり
ませぬ〽かならず
えんりよをざつ
しやるな〽イヱご
そんりにはいたし
ませぬ〽わしも
ちやうどこなた
ぐらいのせがれが
ひとりあつた
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ゆへひとのこの
やうにはおも
ひませぬ〽あり
がたふぎり
ます〽さらして
こなたはえど
のしやかだの
〽へヱえどのもので
□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□
ござります
一ざうででき
かへとまりました
ところがひるかゞつれになりまた
ふたりつれのたひあきうどそれが
ごまのはいとやらではやだちをすゝめ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あひさしく
えどに
五貫二里
絹松様三日
つゞき〽さやうでござり
ましたか〽シ二ノこなたは
ましたか〽み二丁こなたい
のまくりかへりやないだ
とこへゆかつしやなのだ
〽ヘイおうしうへまゐり
ますものでこざり
まするがいまおは
なくまうし
ましたごまの
はいにろよう
はいにろよう
からきがへまでのこ
らずぬすまれました
ゆえしよせんゆくことは
ゆえしよせんゆくことは
できませぬ・といつてかへります
にはこのなりでござります
からどもいたさうかこぞんじ
かへられまいト
ます〽ほんにそのなりでは
なにやら
しあんし
●コゝちやろ
だいくものが
あるトぶつだんの
したのおしいれよ
りべんけいじまのうた
そでをとりいだし●し
まもによりのべんけい
じまこれをつけてゆかつしや
れトわたせばとつて〽ヤユリヤ〳〵
まアおなじべんけいじまかたそで
ばかりありますは〽サアそのかたそで□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
九升ゟ一ばかりあるについてあはれな
はなしがござるわいのふ〽シテその
はなしとおつしやるは〽サアかたそで
つぐもたしやうのゑんいんぐわ
ばなしをひと
てくだされたびのひともと
わしはこのざいしよのひやく
しやうでござつたが三十ねん
ほどまへのことそうれうの
せがれをばごれり
ぶんのとのさまがたつて
おのぞみなさるゝゆへ
いんしんふつうでよう
しにあげあとに
一つりあきらめあたまを
そりうる
そりうまれときやうびさ
こんであさゆふせかれがぼ
いのみおもひがけない
こなたにまたこのかたそ
でをつくといふもこれも
なんぞのゑんであらふ
ひとのなんぎをすくふ
のもせがれがとせばおもふ
ゆゑふびんとおもふてど
ふがてこなたもたゞいつへんの
ゑかうをばしてやつてくげ
さりませトなみだながら
にものがたるをその介は
のこつたおとろこの
せがれをたのみにえどへ
いでさけしやうばいをして
ゐましたがそのゑんで
きひてびつくり〽こゝわすれ
もせぬ三ねんあとしるも
七月十三日ゑいたいばし
からみをなけたわかひ友
きくさかやへほうこうに
だしたところ三ねんあとの
ぼんのことかけさきのかねを
七十両ひとにぬすまれて
いひわけなさにみをなげて
ひごうなさいごをとげ
またそのときしがいの
みぎの手につかんでゐたは
このかたそでこのもち
ぬしがせがれのかたきに
くひ〳〵とおもふたもこれ
もぜんぜのやくそくとふつし
ひとのおやごであつたか
〽そんならこなたはわしの
せがれを〽しつたといふは
そのばんにはしのたもとで
すれちがひちらりと見
たるなりかたち〽たにんな
がらいちどでもあふたこな
たにこのそでをつぐといふ
のもふしぎないんそん〽まだ
〳〵そんなことじやァねへ
ふしぎなことがあるがならず
〴〵びつくりさつしやり
よくさうわしやあみうちしち
ごらうといふりやうしのせがれで
こどものときから手とてが
わるくこざる〳〵とあだ
はかりますなれふなるからはなにを
ねへわしがみはとちにゐら
れぬきやうじやうもち
ゆふべもとんだまちが
ひでよどほしに
なによばれその介と
いふきんちやくぎり
おめへのむすこが
もつてゐた七十
りやうといふ
ねよふとはいつた
あんじつでなさ
けにもらつたかた
そでからはなし
きてつかれたゆるい
かねを
をきけばかたき
とつたは
どしまはり
わしが
こゝへ
きたの
わしをおや
ぢのかはり
◑のは
こゝで
しわざ
そのかね
ゆゑにみをなげて
しもやうのたゝりにて
おやぢはことしでさんねん
としあしとしきかぬなが
わづらひおやのいんぐわがこにむくひわしが
いもともめがつぶれ見るもあはおなびんぼうぐらしくふやくはずの
いのちを
いのちを
すてろと
いふてんたう
いさしが
むすこ
どのうら
みのねんの
みらいへわび
をしてくだされ
をばたす
けてやつて
同断
かきしくださりませたとへいち
にちはんにちでもしやばへおき
たいわしがねがひむりなことだが
きひてくだされごゝスりやせがれが
かねをとつたるかたきはこなたの
おやごであつたかこれもぜんぜの
みなしゆくごうぼたいのみちに
いるからはたとへかたきがしれたとて
なにしにひとのいのちをとらふぞ
ないこなたをばころすいくんがござ
ないこなたをばころすいへんがござ
らふぞ〽イヤこなさんがころしても
だいしないとづゞある〽そりやなに
このみはまをとこどうぜんまだ
そのうへに江ようぼがおとうと
るにおよばぬしゆつけになりや
れ〽ヱ一つもるあくじの七のすけ
ましておやごとことかはりなにとづも
さいらんと
よび図
ゆゑに君さいはこなたのむそこ
玉のよしらうさんのいひなづけ
いとこどしなるきくがはをむりに
こどいてわしがにようばろいはば
みのいひわけどふぞころしてくださ
ませ〽きけばきくほどかさなるいん
えんまことにあくしんほつきなし
いのちをすつるこゝろな
がなをばころしていまよりは
うまれとはりしこゝろにてなも
ひとつのいのちではたらぬあくこの
こなたのためにはおひで
なるじんだうじのきやう
しんをしらぬこととは
いひながらころ
してかねを
とつたるぢゆら
あら
ためしゆつ
けをけんごになき
ひとのぼだいをとふが
しぬよりつゐぜん〽それだと
いつてこのまゝにいきながらへては
ひと〴〵へ一ハテわるひこれはいはぬ
もなにさいしんとあらた
めてこれまてつくるあく
こうやわが年にかけし
きやうしん
ねんぶつさん
まいトレう
らへいてさつ
ばりとゐど
にてあたま
あらふて
こんとせと
やのかたへ
たゝしくはしりきたるは
をりから
いでゝゆく
をりから
こゝへあは
同慎承三
さずおでしになりますとてもの
ほどにわしにまかせておかつみやれ
〽かゝきゝわけましたごあんしゆさま
に□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
にくひやつをばそれほどにおもつて
くださるおこゝろをほぐにいた
ことにこのばにてすぐにしゆつ
けにしてくださりませ〽さう
せかずともきちにちをえらみ
〽イヱ〳〵ぜんはいそげといふ
さりませ〽きほどにまでぬすんでそこを
いはつしやるならのちとも
いはずたつたいまていはつ
いたしてしんぜませに
といしかみそりと
いだしさんきかい
あくとうぼうばかい
でんにてありけるが
よんべこのあんじつへ
いつしゆくしてあくる
あささいねんがうら
けにしてくださりませ〽さうやへいゆきしあとを
せかずともきちにちをえらみ見てさいせんばこの
からはぜひともすつてくだ
さりませ〽さほどにまで
かさいむらぜんだうじの
やへいゆきしあとを
見てさいせんばこの
そこをたゝきひやく
一四五十のさいせん
ぬすんでそこを
はせいでけるが
わすれものして
こんといまこゝへとつて
り
見まはしアヽ
ちやうきやうもんの
うちにびん
□□
こぼぢ
いま〳〵しい
あんまりあは
てゝかけだしこ
こぼちゆへまだあたら
しいころもを
わすれておいて
きたじつにわるい
ことはしねへものだ百
四五十のさいせんを
ぬすんだのでこゝろ
がとがめ二ぶさんびや
くのころもをわす
ねたばか〳〵しやト
つぶやきながら
つぎ
いほりのうちを
さしのぞき〽あんしゆ
さまけさほどはあんまり
みちをいそぎまそゆへ
おいとまもいたしませんで
あふた
ひとだうして
こゝらでいまだう
しんかわつた
すがたと
いはせもはてず
〽まいすぼう
ずめきり〳〵
をも
見ずしてにげ
うせけり○こゝに
またおぼうきち
さはこゝろあたりの
ほぞさへもいするの
はしとくひちがい
しておのれとつくるらうごくはのがれがた
くぞ見えにけるなかにあはれは七五郎
おなみおやこがものなりきなが
わづらびにこゝろもみだれけふや
あすやしのふとおも
ふをりからやぜんわがやのろぢ
ぐちにてひとをころせし
とうにんは七の介なりけりと
さたのなきまに七ごいうが
いへにゐさふらうおぼうの
きらさがかたそでのあい
もんよりひとちがひにてくり
がのやをころせしとがにん
なりけりとうたがひかゝりて
とらはれとなりじゆらうの
よしをきくよりも七ごらうは
ぎやうてんなしいでこのうへは
わがみぞとかくごをすればなり
〳〵にへんしもいきてすごし
がたくたゞこのうへはよしらうが
うらみのねんをはらさんとゑい
たいばしよりみをなけでしめ
るとかくごなすよりもほ
かはあらじとおなみを
すかしれうぢにいだし
かせけり○こゝにそのよの
そのよのいつゝをつくるころ
つえにすがりてよう〳〵と
わがやをたちいでかしづた
ひゑいたいはしへいそぐと
いへどもやまひにあしのよはり
たちましたあまりあはてゝ
ころもをいちまいわすれて
おいたがありませふなじはべ
をもしらでずぶくしく
こしうちかくるをさいねんは
うせふトはり
たふされて
ねづみの
ごとく
あとぞ
すご〳〵かへる
ろぢぐちにて
いろせのいちに
あらそいもせずことばやさ
しく〽なるほどころもがあり
ましたドレわたしてしんぜふト
ぶつだんのしたよりよりいだし
わたせばとつてそのまゝひつ
かけれいものべすゆかんとする
をさいねんはよびとゞめ〽モヲわすれも
のはござらぬか〽イヤこのなかにはなん
にもない〽そんならもつてゆくしやつたさい
せんをおいてゆかしやれ〽ナ二さいせんとは〽はてさて
おぼえのわるひひとさいぜんこゝをでゝゆくとき
もつてゆかれたさいせんを〽ヱヽそんなものをしる
ものか〽しらぬとあればよふござる〽そつちはそれ
よからふがひとをぬすつとにしておいてよふ
よからふがひとをぬすつとにしておいてよふ
ござるですもふとおもふつサアそのあかりを
たてぬからはたゞはおかねへこのずくにふめかく
ごをしろじつかみつくをりからいぜんの
七の介あたまはきよくあらへどもこゝろに
のこすあかたらにさげてぬつくりいでき
たりそれと見るよりかいでんがゑりがみ
をつてすでんどふだいぢもくぼめとなげつけ
られ〽アイタゝ々々トあたまをかゝへこしを
なでくゝおきあがりおそる〳〵さいしんが
かほをのぞひて〽ヤァおれをなげたなか
こなたはおとゝいのはんみかづきながゆで▼
見とがめ
られそでなき
ゆかたをきたりしゆへしゝ
たるぎへゑが手にのこりし
べんけいじまのかたそでが
ぎへゑをころせししやう
ことなりてこざるがつみを
さるひきのおぼうきち
さがみにせおふげにあさ
ましきいがれざるいましもの
なはにかた
はうとうぶらいにしてこゝ
ろのまゝにあくじをなし
ひとをくるしめなやました
しがうじとくのあくひに
ければよろぼい〳〵よつ
すぐるころからくもはしに
ちかづきけりをりから
むかふへむすめの
おなみれうぢもど
ものめやみあしつえを
ちからにとぼ〳〵とはしの
たもとにおもんとして
おやこのつえのそのはしを
さうよりからりとあつ
にぞ七ごらうはそと
見るにせがこのおなみ
なりければこれはと
ばかりどふとふし
一われをわすれて
なきいだすこゑを
おなみはきゝとがめ〽そこ
にござかはとゝさんかとそり
つかんとする手をはらひ
しよぜんしぬべきこのいの
ちをむすめにひかされみれ
んもいでなばかへつてさまたけ
なるものをとさらばとだに
もえもいもえやみほうけ
たる七でらうなみのあは
れやしらあはのなかへどん
ぶととびいつたりそのみづおと
におなみははつとたちま
どひつゝらんかんにとりすがり
〽とゝさんイノヲ〳〵トつぎへ
浅草栄三
つゞきよび
たてられて
くきあがる
おやこのえ
んのあさ
からぬにや
むすめおな
みがよぶこゑを
きくよりかくごの
こゝろもくじけやま
ひによわれどみづごゝ
ろあるにしばしと
およぎまはり〽とゝはこゝ
にしこなだを見るにぞさし
てこそみをなげ給ふかやわれ
もともにとがつしやうしくちに
となふるみだのなとともに
なみまへまびいるを七五郎
はいだきとゆういつしづみ
つおやこもろにもみづにいの
せめてよしらうが
おやのさいねん
かなめたをうつて
むねんを
ちをとられたるはこれに
らうのうらみだまがこゝに
みちびきしなしむるぞ
みのけもよだちておそろしく
それはさしおきにしがたなる
さいらんはちうや六じのかん
きんにどくじゆのきやうはしら
ねども六じのみなにはちまり
のほうをこめたるゑかうしん
たゞよしらうがぼだいのみとへど
こたへもとほつくにみつせがはにやあやせ
にやながるゝすへをどにかくにあんじ
にやながるゝすへをとにかくにあんじ
すごしていまひとたびふるさとへいておや
いもとがおとづれもきゝたしといづるはあく
しゆへいづるかどんでござるぼうずはこしがへを
いでくそのひのくるゝころこつかはらまできに
けるがはしなくせんどうげんじにあふたりさい
しんめばやく見てよろこび〽わりやげんじか
〽ヲく七の介さんシラそいなりはととは
れてござるはていはつしたもあらましを
かたりきかせしかしてのちおやしち
どらうやいもうとがみのこへぶじに
ありけるがとたづねおそしとげんじら
やう〽かたるもあはなりけるがておや
しがいがあがつたところはさいつころよしらうが
しがいのあがりしそのかはぎしへついてありしを
ながやのものがひきあげてさむらいしたも
ながやのものがひきまけてさむらいしたや
みなよしらうのなんりやうがたるゆへぞと
ひと〳〵のくちのはにかゝるかなしさよと
きひてこざるはほつしんのこゝろふたゝびあく
ねんしやうしまなこをいからしはをくひ
しばりけふがけふまでおこたらずゑころを
するもおやのみやいもとがぶじをおもへば
こそくちなれぬねんぶつを申てやつたもみづ
のあはみづにうらみをびくしうねんいまさら
おもへばこれまでのねんふつざんまいもあだと
なりしかかへす〴〵もとちをしやモヲこの
うへはやぶれかぶれおやといもとのあだがたきを
うたんにもあいてはゆうれいうつにうたれす
かたもおなみさんもかはへみをなげその
丁◑はらさうだトすそを
はしをりあげかけいださんと
するを見てげんじはおしとめ
するを見てけんじはおしとめ
さゝゆるをめんどうなりと
しをつてなげづけこしがへさして
しひきかへすかくてまたごしゆ
でんおくまはをつとてのすけが
やくゑをたづねてしよ〳〵
ぼうばうとかけめぐりよう
〳〵このごろこしがへにていはつ
しておるときゝあひにゆかんと
いそぐみちころがはらまできに
いそぐみちころかはらまできに
引けるときすりちがふたるたび
うとをよひづきのかげにす
かし見ればまがふかたなき
じつのあに三ごらうなり
やけるゆゑ〽おまへはあにさん
〽いもうときくがは〽めんぼく
しやじにげいだすそで
をとらへて〽おのれは〳〵
さうもこゝろがくさる
さう山とたつがくざる
ものかげんざいわれが
いひなづけのよし
らうどのゝかたきたる
あみうち七五郎が
せがれ七の介のつま
となりにせをも
ちぎるこゝろの
きたなさそれ
さへあるに七
の介はいつ
ぞやたゞの
やくしまへ
にておと
うと
〽きせつがい
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
なせしわれが
ためにはおとゝの
たるふぎものめが
けうだいのえんも
いひきられおくまはわつとなき
まろび〽あやまりま
したきやうこうこく
ろをひるがへし七さんし
のことはおもひあき
のことはおもひあき
ますほどにかなら
ますかなら
そひねせんとはみさげはて
かたきかゝるあくとうに
けいかぎりいもとでないと
らめきつとしるしをたて
ず見すてくくださる
〽そんならきれいに
七のすけとふかふの
七のすけとふうふの
えんをきるがけつ
けうだいなり下きいておくまは
うちよろこび
またかなしさの
むゆのうちそれを
かへしていそ〳〵とあにく
わかれつこれもまたとし
がへさしていかてぎゆく
さてもこざるもさい
なしなげぎたつるに二五郎も
こゝろねふびんとおもひやり
ばくそのうへはまたもとの
きいておくまは
しんはふたゝびあく
しんほつきしてお
やのかたきによし
らうのおやのぼり
ずのさいねんを
せつがいせんと
でばぼうてう
ひとしらずとぎ
すましをりも
あらばとまつほ
どにそのよのいつゝ
五丁二丁
□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
をすぐるころくさ
同一丁一丁一丁
ふみわくるあし
おとのとぼその
そともにきこ
ゆるにぞなに
へて一丁一丁一丁
一丁一丁一丁
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
丁一丁一丁一丁一丁
丁一丁一丁一丁
ものにやと
丁一丁一丁
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
▼さしのぞ
けばこは
いかにせん
わがによう
ばうごしゆ
でんおくま
なりける
ゆゑあな
ばりわるやと
おもひつもそのことをふる
若美承三
〇同七の介をせつがいし
けのおつと
らかへ
まうし
畢
かりの
の内
猿
ひそ
ばうが
めてによう
ばかがようすいか
ものこと
かくしもめたる
くわひけんの
ねたばあわせ
てしのびよる
ひとまのうちは
ともしびもきこそ
しゆらかいこくあん
ぢごくさぐりよらんと
するこなた七の如文
さいねんをころして
うらみをはらざんと
きぐりよつたるかいま
きにさりはかより
手をかけてぐつと
さしたるしらはと
しらてやぐのうちには
たいねんがなにかはもつて
たまるべきわつと
くるしみはかなくゆ
そのまゝいきはたへ
たり
とたん
にもへたつ
かやりびに
こざるおく
まはかほ見あ
いせやみ
おまへは
とおとうとの
七のめとの
〽コヽわりやお
くま〽かくご
なさんせをつ
あだかさ
なるうら
みのやい
ばを
かけ
うけ
ふらたち
むかへばつぎた
四
〽ナンちよ
ございな
かたきよば
はりおのれが
はりおのれが
ないりかけず
ともしよせんい
てはおかれぬおくまくわん
よし
そく
かにけた
ふしお
ほげざに
きりつれば品
下さげんでたふ
るゝところを
くもなく
やいばの
とゞめ
周章承二丁
さぞ
くのあてみ
ものがな
あらんと
やたく
わへのかねをばい
とりつゝ七の介は手ば
やくもぼんのうのひ
をたきつくるひとつ
べつくいあしあたまをそり
そのまゝこのちをちへ
てんしてよみちなれ
どもとほくもあら
ねばあけがたちかき
ころほひに
元代
におほから
ざれども
きた
りて
しの
「
〳〵にくる
わへたち
いりなが
くもあ
もぞとこのよの
なごりをたかどのにて
ざけよいろよとあそびつゞけ〳〵色
なほもこうをなぐさめ
ばやとなかのちやうのとう
らうをけんぶつせんとていでたり
けることしはまんじやのたまぎくが
みとせのめぐりのついぜんにとて
はじめてかけたるきりこ
どうらうおも
そさるとくま
とがこのよから
ちくしやうだ
ろのあく
ほうを
ろしかり
けるしだいなり
ひとまにうつぐの
ひとまにうつゞん
ひ〳〵のは
なざいく
にぜんび
三五郎せものやら
じととらゆるを
らきながらにしてふりほどいては
うけたるもおそ又
ばつく
して
うつくして
そのまん
どうの
たゞなが
をゆろくとして
七の介とほりすぎんと
するうしろよりくせもの
やらぬとこゑかけらは
てのめん〳〵じつてへうち
ふりとつてかるをヱゝちよこ
べつじんならぬ
三ごらうそれと
おなじくはつ
ぽうよりき
とりかこむとり
くじつてへうち
ざいなとしりきを
つくしこゝを
のづれぬてんの
あみついにとら
われのみとな
もてしらすに
はみをたゞされけるつさへし
さきにむし
つのなんをかけてとらへ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つれそふお
ますぎも
たちかへ
りむつみ
ひさしき
しぶ川の
〽しぶみは
ぬけてあま
てらす
□□□□□□□□
とく
もにて
□□□□□□□□□□□□
をことふ
られ
たる
おぼう
きちさが
なはめはと
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
けてこゝろさへと
けてこゝろさへみな
こつぜんとたゞしう
なりよきにむかへば※
柳水亭種清総合
梅蝶楼国貞画図
武蔵
さきにむし
つのなんをかけてとらへ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つれそふお
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
りむつみ
たちかへ
ひさしき
しぶ川の
しぶみは
ぬけてうま
てらす
□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
もにば
□□□□□□□□□□□□
をことふ
きける
られ
たる
おぼう
きちさが
なはめはと
けてこゝろさへみな
こつぜんとたゞしう
こつぜんとたゞしう
なりよきにむかへば※
柳水亭種清総合
梅鰈楼国貞画図
綱老やい
そころの加三篇
柳水亭雨鹿漬つゞめ
梅天ふ部播々くろく
□□□□□□□
板表冬江戸
京橋事伝馬
町壱丁目東
此ぬし
くめ