小野小町劇化粧

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歌川豐國畫
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場所: 江戸
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歌川豐國畫
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日本語
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伊賀屋勘右衞門
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オノノコマチカブキゲショウ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
小野 の 弓 町 かぶし 象 七 猪 前ふ 三さつ 四文化七年庚午春新鐫 一文亀堂梓 橋本徳瓶作 豊国画 『荒井恭濃氏ノ寄附会ヲ 以テ購入セル竹蘭博士 一狩野吉氏藤蔵 の 第 戸の うつ す 小野ゝ 小まち かぶきけしやう 劇化粧 徳瓶主人関の戸の曲本に小野小町が穴を毀金騎の意のふし はかせを加へて常盤津の板元いがやのあるじに与ふ作と筆耕の ひきがたり其才三味せんの一をうつで番附の万をしるべし如右 の如の字もなき作に序せよと請れてせんかたなく楯棹の調 子を合て前弾をひく事しかり山東京山識 歌川 豐國 画 文化七年庚午春正月発兌 橋本 徳瓶 作事 文亀 堂梓 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 一〇〇〇 十一一一 とをせぱくしとも 做二草 紙 洗 小町ノ図」 ○武隈 駄平次 五大 三郎 まか なく 何を 補 とて うき 草 の 波の うね〳〵 おひ しける あん 鸚鵡 鳥 ○四位 少将 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 武士をあつつつつつつつつつつきつつのつつつのつつつあつ 雨乞 小田 の見え 錐鐘木 町の 傾城 墨染 図 道中の せきでら ○関寺 実は 惟高王子 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 ことはりやそのもとなれば眼もあり ありとてそまきあははしたとけ 安さだ ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 三峡星河影動揺 野哭下家聞戦俄 夷歌幾處起漁樵 臥龍躍馬終黄土 } 土器 売 つくま ばゞ 做二通ヒ小町 卒都婆小 町ノ図ニ一四四 安さだ 正更鼓角戯悲壮 三峡星河影動揺 野哭下家聞戦伐 夷歌幾鬼起漁樵 臥龍躍馬終黄生 人事音昼漫寂寥 } ○土器 つくま 売 ばで 做二通ヒ小町 卒都婆小 町ノ図ニ一四四 関関 魂 寸八 備 ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 大炊守 无 品 唯タカ 高 之 巻 関扉浄瑠璃の濫觴 関乃戸の狂言は天明の始江戸棚長相座にて元祖中村仲蔵瀬川 路孝傾知故人市川門之助はじめて相つとめ大俗にいたりて浄瑠璃 あり扨言作者劇神仙これをのべて積恋雪闕扉となづく常磐津 文字太夫同造酒太夫同兼太夫節はかせをくだして是を興行す るに古今まれなる。大当なり尚其浄瑠璃世上に流布し大におこなはれ 一今にいたりても常磐津節第一の曲とすと云々 二 ほつたん清和天皇の御宇貞観の比小野好美ときとえしは ひだつ天王うよりの家にしてすたいあふみのくにしがの里に住けるがゆゑ ありて古門をはなれ出羽のくにゝいたりぬ息女小まちはたとへにもひきことにも 旅人かづにもるゝ事なく鄙にそだちてひなびずおさなきときより諸芸につゝし ことさら奇道にひいでたるにぞ父好異かざしの花と愛たりける其比よやこと。 春男のきこえ高かりし深草四位の少将宗貞といへる天上人かたまで一見あ ためではのくにゝくだり給ひ里よくわんをもとめてしばらく此くにおはしけるがこきときも やまいのはるかぜにもへいづる花は峰にかわらじと少将〳〵むねさだ地下の人にもち まじりて院内の桜湯沢の桃花かなたこなたを見めぐるをりはらはからずも 小のゝ小まちに まみへまことに ひろにみやこにも ひろきみやこにも かゝるびしんを見よ 事なしとすゞろに こゝろうごきけるが 小町も少将に まみへてかゝるゆかしき おんすがた此さとに すめるひととは 思はれずみやこ人 なとこのちに くだり給ひしに なんとたがひに 思ふこひごろも わかむらさきの いろ見こんて いちじゆのやどりも たしやうのゑにし ついさゝひとつ ほろゑひの ほにあらはれし いろざくらたがひに なをばあかさねと 心はくもる 花の くも かねも かすむや いり あい とき ゆく 人の あし はや く ごり おし わか れ けり 必 山山 羽 桜狩 器 少将 かくて少将小まち思ひをうちに こめつゝたちわかれたがひに なところをもなのらねばいひよるべき よすがもなく心をくるしむるのみにて うちすぎけるがをのゝ小まちびじんの きこえ歌道のほまれみやこまで かくれなくだいりよりうねめのくわんに めされちよくしとしてふぢはらの興風は とこれはらの興風の 下向ありけるにぞをのよしさね よろこびにたへず小町にかくと つけけるが小町はたゞかの 多人のことのみおもひ つゞけ今みやこへのほりなば こひしきひとにいつまみゆ べきかはと心なやみ ひとつにはちうにしさねに 四位 少将 わかなゝ事をかなしみ けれどもちよくしと あればせんすべなく 思ひをのこして みやこんのほりぬ さてふかくさの 少なはいかにもして かのびじんの かのびじんの ありかを 出羽 国より 姉 京 しらばやと 心をくだき けるがふと きけはこの 体 さとにすむ 小のよしさねと いふものゝむすめ 小まちと いふもの びじんの 歌道の ほまれに よつて みや 三人 ム めさ れしと かたるもの あり けるにぞ さては桜がりの まみへしは 小まちにて ありしよなわれ みやこにありし ときもなをば かねてきゝつたへしが そのひととは しらざりしと 公ほいなく思ひうちすぎけるが ほどなくみやこよりほくめんのぶし 少将のたびやかたにとうちやく ありてはや御上京あるべしとの ちよくめいによりてわれ〳〵 おんむかひのため 〽ふじのたかねあし高山 ひとめに見わたし よいけしきで ござり ます さるほどにふるくさの 少将はみやこにのぼり いかゞしてか小町に たよらんと一へいの いけばなをうね めのくわんに おくりけるに 日ならずして 花しほれ ちりはて ぬるを ▲ 同 いつ より はや ゑい やう あけ あげ の これゟ つぎ ゑの わけ かく 小まちさま さぞおうれしう ○それはさておき ござり こゝに又清和天皇の おんあにむほん これ高しんわうと きこへしはすぎつる としのむほんに よつてとんせいの 身となり給ひ ひえの山の ふもとにかんきよ あるころは貞親 十五ねん二月 はじめつかたまだ 山ざとはさへかへり ゆきはこぼすが ごとくにてぶはいの かけぢをうづみ くもこつてばんじやく かうべにそばたてり じんかのけふり 道たへてちやうらい 道たへてちやうらい いつへんのかすみを のむとはかゝる ところのさんきよ かや□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 十 にまちつて わしまにふる ながら 夫に ○かくゑはじて 少将におくの やか しめ たがひに ふりき 中とぞ なり に 金金金金金金金金 久久久久久介介 合今今 三つまい まへのつゞきかねてむほんの きざしある正三位紀のなとら ほくめんのぶしのていにいでたち せんねんこれ高しんわうに いちみしてほろびたる大ともの 山風か一子大ともの くろぬしをいざなひて これ高のかんきよに しかうあるふゞきに まじるごんぎやうの れいのねをしるべにて むろの戸にあない すればあしのすだれを おしやりて立いで 給ふこれたか しんわう かうのけふりに ふすぼりし あさのころも あか木の じゆす おこなひ 入たる おん す □□□ 十四 □ めづらしや かた〴〵かゝる やまぢへゆき ふみわけし おんをほうずるばかりぞやと一ぎん一郎 おとづれはまろがための うめうぐひすやまがの はるをむかへたりいんどん しやのもてなしととばりを くゞるぶつだんにいちれんの 一がいこつかうべにかんむり てにはしやくいけるがごとく すへおきけりこれ高しんわう のたまひけるは此はつこつをば のたまひけるは此はつこつをば たれとか思ふくろぬしがためにはちゝ 大ともの山風がなきからなりと おゝせにくろぬしうちおどうき あやしくもかなしくもあつとかうべを すのこにつけ心まどひてみへければ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ あんちせしいはれなとらはかねて しつつれどもくろめしはよもしるまじ いまのみかどせいわていはぶんとくてい 第二のわうじにてまつがためには おとゝなりくろめしが父山風は天りき きうばのたつしやにてわれをくらぬ つけんとててんわうがたとあらむしが ふこんにしてつひにむねんの此事をさる あつぱれそのときにらそひかちより 十善のくらいにつかは くわんばくなんぢらをもそれ〳〵つゝ かういのものになすべかへし 思ひくやむにそのかひなく山風 おんをむくはんため山風へわたくしに正徳 大じやう大じんのくらいをおくりたましいを よびかへすしやうこんのほうをおこなふ まへばくろぬしはくろぬしばくろぬしは父をしたひ しんわうのおん心かたじけなくかほもゑあげす うちふしてそではなみだにこほりけりきのなとら すゝみよりきみかゝるごじんとくによつて ごうんをひらく事此あふぎのごとしとて あふぎ一ほんたてまつるこれるしんわう うるはしくとりあへずひらきたまへば ゑがきたるはさんすいくわてうのたぐひに あらずいちにんのびぢよのかたちはつり うつくしや〳〵とおんめもきん〴〵しみいる ばかりころものそではたちまちに いろにそみたるこひごろもなとら かさねていひけるはきみこれを しろしめさずやこれは此ほど ほつこくではの くによりかねめの くわんにめされたる 小まちがゑすがた 小まちがゑすがた □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ にて候とかたる なとらは むほんの ならだち しんわうはかの ゑすがたをあからめも せず見ゐたりけり ○さてこれかるしんにうゑすがたを つく〴〵見てかゝるびじんのよにあるをもしらず とんせいの身にかづもれしくちおしさよ いかにもしてにまちとやらんをわがてにいれん なとらよきにはからびくれよかゝるじせろに 山かぜなくてはかなはじと 〽かきもかいたり いてみつくしや〳〵 かゝるひじんも よにあるかハテ十ア 僧太貞輔 でんじを しやりこん けふ百三 まんくわん いでひといのか だんにのぞみ とつこさん あいしやう 此へいはくに うちあつて 山風が きたれや きたれちすい〳〵 くわふらは五たいに かへれ五大そん 八大どうじは 八しきの道を みちびきおうごを なさしめなへやと こんかうあたちの いんをむすび せめかけ〳〵 いのりける 巻 三 さいもんきやうもんれいのこゑ。ひえのねおろしゆきおろし。たにのあらしをふきあげ まへのよみつゞき ふきまきさつこたなび〳〵しやうかうは。はんごんからのけふりのうち。はつこつらごくと 見へけるが。まなこみゝはな手足まで。ひにくそなはりひげかみしやうし。五たいまつたくれんぞくすれば。 いんやうのきごわんつうしひといきついて立たりしびみつのほうぞふしぎさる〽わうじびやうぼうとてありに にたり。けんじやうせきぜんとしていづみにきす。せんねんほうびし山かぜらむねんのたましゐゆうめいの くらやみより。しやばにかへつてもとの山かぜ。清和ていをおつくだし。これ等しんしのくらいに。 つけんことことをからず。日をかぞくてまちたまへ心のゆうきうですねはぜんじやうに百ばいとかたあし ぐつとやろのばせばくつぬきのたいせきかつぱこふみかへしたにそこちじんござく〳〵〳〵すさましかりけるありさま也 これを見てな三郎上ろぬしきいの思ひをなしけかに山風はむかしにかはらぬだいおんじやうやいくろぬしなんぢも ともにこれ尊しんわうにちからをそへにしんわらのこひし給ふにまちをばしのびのものをもつてうばひとり そのゝちしんわうはたくはつしゆぎやうといひなして大内にすいさんしむりなんだいをいひかけ いなとちよくぢやうあらんはひつぢやうそれをみかたのことばじちあとはわがほうすにありかることをはる らふにはみやことほくてかなふまじしんわうをばこよひのうちにらくやうからすまるのふるごしよへ ひそかにうつしたてまつれくろぬしやつとすでに下山のよういあるひえのふれをそのまゝにあと しらゆきぞふりにける〽されば小や少将は力よかよへと夕月のかさにふるゆきつもるゆに妻ことを 見せてしのびぢのしのびぐるまやしぢのゆきやつしすがたのよるの道いつか思ひをむしろの こはだのさとに馬はあれどもきみを思へばかちはだしつえとたのみしはんにや五郎むねきよだと ふたりたゝづむついぢのまへかねてあいづやしたりけんうちよりいづるに町ひめさぞやおもよつかねごとも ひそ〳〵こゑのかづによみやるにかげにのりすてしもの見ぐるまはさいわひとはんにや五らかならぬといふと 二人をしのばすあいやいごしいかなるゆめやむすらんかゝるをうしもものさはがしくわうじがたのなん こまちのひめをうばひとらんときよろ〳〵まなこにさかしつゝがてんのゆかぬ此くるまこしやうすぞあらんと 大ぜいのあらしこどもものみぐるまをうちやぶれば少将小まちにあらずして思ひかけなきすみがはし はんにや五郎ぬきすてたる十一ひとへを身にまとひてあらはれいでしやこざかしきはいほうめしわれ かくあらんと思ひしゆへ二人のきみをしのばすていにもてなしてなんぢうをあざむきしぞ〽としの まへの よみ つゞき いでもの みせんと 人づぶて あたるを さいはひ なげ ちらせば さすがの 大ぜい あんに そうい こは かなは あたま かゝべ この はの にげ かせ けり 少将 小町 小町 くさ かくれ 此てい をみて さても ひやいな ことで あつた つふ やき やき むら いがれ はん は にや 五郎 何もの かは しら され きやつ こよい てい たらく すへ おぼ □□□□□ 〇 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ しばしのあいだはおんかよひ ごむようと二人をいさめ わかれさりぬ ものでも こゝ候又ふかくさの少将の あてあり五立のすけ おとゝあり五位のすけ やすさだとてあに むねさだとなかむつ まじきことたに ことなりけるが 五位之介わかげの いたりにそのころ みやこしゆもく町に なたりにけはまい なたかきけいせい すみそめにふかく なれそめ かよひ 屋 鐘木 町 廓中 置 黒染 黒染 太夫 道中 の処 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□ 十一 すみぞめ重め 40万万 ・ 此ことを ざん ざん する ものありて ついに ちよくかんの 身となり けるにぞ あにむねさだ ふびんに思ひ あまたの かねを出しせ すみそめを うけいだし ひそかに やすさだを よびてかねを あたへふたり もろともいづく もろともいづ にかみをしのび 鐘木町 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 造工品 御座候 ふたりはあら なさけをかんじ なみだ なみだとともにわかれけり こゝ候又ふかくさの少将の おとゝあり五位のすけ やすさだとてあに むねさだとなかむつ まじきことたに ことなりけるが 五位之介わかげの いたりにそのころ みやこしゆもく町に なたかきけいせい すみそめにふかく なれそめ かよひ 屋 鐘木 町 廓中 置 黒染 太夫 道中 の処 □□□□□□□□ すみぞめ大夫 千万 此ことを ざん する ものありて ついに ちよくにんの 身となり けるにぞ あにむねさだ ふびんに思ひ あまたの かねを出しせ すみそめを うけいだ ひそかに やすさだを やすさだを よびてかねを あたへふたり もろともいづゝ にかみをしのび 同 鐘木町 正四二一四一 一月廿一日 十一月十一日 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ふたりはあらの なさけをかんじ なみだ みだとともにわかれけり さるほどに五ゐの介すみぞめらはあに むねさだのなさけによりてあぶらの こうじのかりすまゐよろづに事を かきそめしふでのいのちけすへかけてかわらぬ いろのすみぞめはまだぬげやらぬさとことば 〽もふしやすさださんわたしち二人が 此やうにむつましうくらすのもみなあにさん 少将さまのおかげじやぞへたとへ此うへ ぬしさんのおみのうへにどのやうな事が あらうともちからにおよぶことならば いのちもおしとはしいせんぞへ〽なるほど そなたのいやるとほりわしとても あにの大おんわすれはせぬそれはそふと けふはいかうゆきもよいさけ一つ かんせぬか〽いかさまそれもよう ござんしよとたつてとりだす かんなべにこなからざけも水いらず うまいなかなるうまごともおきに 見わたすほたてかいうちわにいかふ のべがみののべのわりくさ しらつゆにぬれたごしとぞ しられけるをりからおもてに 四五人づれさしあいくらぬ むだばなしこのごろもつはら 人のうはさふかくさの少将と 人のうはさふかくさの少将と やらいふひんなりおとこの やういふこと てんじやう人がをのゝ小町と やらいふくわんぢよのもと人 まいやかよひこよひでてうど 九十九よなにものかは しらねども二人のみゆうを つけぬらひかの少将と やらをうまふやつてのけ 小町とやらをたくらんと 小町とやらをたくらんと ちよこざいな事ひろぐ との事それがぢやうなら そのくわんぢよも ひんなり ひんなり男のてんじやう 人もてんじやうを 人もてんじやうを 見るであろ しやうしな事と かしましくうち つれたちてぞ とほりける こなたの二人は むねにくぎ すみぞめ今 のをききやつた 〽さんばいの あにさんの お身のだいじ 〽こりや かうしては ゐられぬはへそのさけ これへとちやわんにうけ ぐつとのんだるむみやうの沙 とゞろくむねはどうづきの かねはゑんじの入あいどき 五ゐの介はみをかため ひとこしぼつこみかけいだす すみそめいたもとにすがり まあまつてたべと いふをおしのけ とぶがごとくにかけりゆく 下町 一 五十二 どこへ も いて くだ す なへ 〽そちと こと あの ても しれ た 五位の助は心せきこの事を うちあけてあにむねさだに かたらうかイヤ〳〵ちよくかんの みのうへにてあにのいへに ちかづくはゑんりよあり いつそそれよりあにうへの しのびすがたを わがすがたつけねちふやつ ばらをかたなの目くぎの つゞくたげヨヽそふじや〳〵 ●とやせまじかくやせんと しばししあんにくれかゝる 日よりもむねのほのくらく こゝろたゆとふその所へ 女ぼうすみぞめいきせきと かけきたりかほ見あはせて 〽そちや女ほうか〽こちの人 やすさだどのわたしがかく こを見てたべとかつぎを ぬげばひきおしろいてん上 まゆのまゆすみはさながら くものうへ人やすさだ おどろきこへをひそめすりや そちやあのにまちになりかはり 〽さあおまへもあにこの ごなんぎをみにひきうけ いのちをすつるおこゝろとは いはねどしれたそのけんそう つれそふ女ぼがそれをみて どふまあすてゝおかれませう ●やすさだはなみだを みかめうれしいぞや女ぼう さまで思ひつめたる候へは かへれといふてもかへるまい しでさんづももろともに さりながら思へばはかない あのまゑにしじやなア ひとりきてふたりつれ立 しでのみちたとり〳〵て ゆくそらのちら〳〵ゆきに そぼぬれてとしよの あゆみのはるどらす むろまちにさく はや梅の つぼみをちらす からすまるたかくらも はやうと はやあことにみてごじよ ちかくこそなりにけり ○かゝるをりから かたはらのくさむら よりまちもふけたる あらしこどもはら〳〵と かけ出て二人ものを なかにとりまきいかに なんぢら両人は小町 少将にうたがひなしじん じやうに小町をわたさは いのちばかりはたすけて くれんいなといはゞ ばらしてしまふ いかに〳〵と四ほうゟ つめよすればやすさだは すこしもおくせず すみぞめをうしろに かごひしやこざりしきしつらし 〽てにも うつむしめら ゆきといつしよに きへてなくなれ 思ひ やつだ 〽ゆきにこゞへた 小すゞめ一羽 しだばたしてももふ かなはぬかたなのはごに かゝりやあがれ ゆだん 十五 思ひかけなき山かげよりぬしはたれとも み四郎ほく〳〵わらひこしぬけとはおのれがこと いのちかぎりこんかぎりまつかうなしわり くるまぎりいつものとほりの大だてに さしもの大ぜいたまりかねいちどにどつと にげちるをのがさじやらじとおふてゆく やすさだがひざのつがひにがはとたつたけこ こゝろのやすさだゆきうしよのふかでに どつかとざし重ゝ〳〵むねん〳〵とはを かみならしこぶしをにぎつていかりの なみだすみそめあはてかけよりて矢を ぬきすてゝかいほうするかたへのしげみを おしわけてあらはれいでたるひとりの かゝごひろげとうしろげさうんとのつけにそりかへる 此ひまにみゝ四郎はすみぞめを小まちとおもひ わしづかみにかいつかみひてうのごとくかけりゆく をりからきこゆるしよやのかね かたきのでにとらはれしがさぞさま〴〵の うきめをみるてあらうふびんなことぞ どふぞ此事をひと事あげへしらせたやと 一おもふをりから〽つきのまきへつゞくし しらはのひと矢やさけびしてとびきたり てなみをみせんとひとこしぬいてあたるをさいわい きりちらせばあらしこどもはいちどうにものないはせぞ ぶつちめろとぬきつれ〳〵きりつくるやすさだは しよぎやうむしやうもみにしみわた くせものやすさだ見るよりじだんだふみなんちは かねて見しつたるあらまきみゝ四郎よなとびだうでを もちひしはひきやうみれんのこしぬけめとのゝしれば ねぐらにまよふさよちどりいとあはれに なきつくずやすさだやう〳〵いきふきかへし かたなをいへによろぼひつゝアヽすみぞめは われ とて 此ふかで では おぼ つかない 徳瓶作 豊國画 文化七年庚午春發兌 浅草寺 合巻曲亭馬琴作 讎同士石與木枕二 一家譚々 三冊歌川豊広画 薄雲が侠気 合巻曲亭馬琴作 堤庵二枚羽子板ノ 溶女が貞節 三冊歌川豊広画 芦屋道満 全部山東京山作 磨直大内鏡」 裏見葛葉 同同三冊歌川豊国豊国豊国画 江戸地本問屋小舟町二丁目仲ノ橋通 伊賀屋勘右衞門版 □□ 常磐津正本所伊賀屋勘右衞門殿 をし のゝ 小ま ち かぶ 北 き ね 後へん 三冊 二文化七年庚午春新橋 文亀堂梓 第 門 冊 橋本徳瓶作 豊国画 江戸 文亀堂伊賀屋勘右衛門版 昼坊 繪入讀本目録 稲毒表紙 山東京伝編 編 本朝醉菩提 歌川豊国画 後編 全部九冊 不破伴作名古屋小山三二代の仇打のこと出雲国歌舞妓 躍の濫觴侠者野曝悟助提婆仁三郎舎利弗鬼平次幻 蝶蔵の伝女非人の茶湯はなしに昔を聞は捨子の茶入男と 男の胸の裏いつて見せたる投頭巾の茶入の考の類種々の 奇談を集て一部の小説とす 当年は無違不残売出し申候 鳥けだもの 身ぶり うをむしるい こはいろ 腹筋逢夢石 ゑ入よみ本全一冊出来 山東京伝作 歌川豊国画 四 之 巻 大伴黒主 墨染を ころす 〽とちめらうめ むだぼねをらせだ むくひ思ひしれ 〽まへのつぎむねさだがひごろてなれし しらはのたりそらたかくとびきたり やすさだがかたはらをとびめぐりけるにぞ ふしぎながらもよろこびつゝこぶしを うちならせばたちまち小ぶしに きたるやすさだつく〴〵うち見やり ちやうるいながらもおんをしる しるしにや又此やすさだが一ねん こぐきて此たらこれにきたりしか いづれにもあれよきたよりと きたるいふくのかたそでをひきちきり ゆびをくひきりちしほをしぼり そのちしほにてかやなくのしだい にてあにうへのおん身かはりに 大ぜいのものをあいてにふりでをおひて あいはて候へば此かたぞでをかたみとも ごらんくだされ此すへはかりそめにも ごゆだんあるべからず女ぼうすみぞめは 小まちのおんみがはりにとらはれゆき一 一候へば小まちのおんみもつゝがなし 一とくはしくかきしるしかのたかに むかひなんぢしゆじんのおんを しらば此かたそでをあうむらわだし とゞけくれよとてあしにやいやけ はなちければちやうるいながも きゝいれしにやくもゐはしかけ とびさりぬやすさだたかのゆへ うち見やりはアよろこばしや此事 あにうへにつげしらせしと このまゝにしするとも思ひ さらになしとはりいめしきのゆるみければ たはしるふかでのちしほいきもたゆげ □□□□□□□□ かくてすみぞめは 一わるものどもの てにとらはれしが いかにしてかかしこを にげのびおつとの みのうへきつかはしと 此所へかげきたる をりしも山でらの をりしも山でらの かねかすりにきこゆるを かぞふればはや九つ □□□ おつとはいかになりつるぞと こゝやかしこをたづぬるあしもと はやたへいりしおつとのしがい すみぞめはきやうきのごとく 五ゐの介さまいのうやすさだ さまいのうとよびいかしさま〴〵と かいほうすればやう〳〵いきをふきかへし すみそめを見てそちはどうしてにげかへりしぞ みがはりとかくごしてとらはれゆきしうへからに ふたゝびかへるはみれんなりといかりのことばに すみぞめはさめ〴〵となげくさまにてそのおん いかりはことはりながらおまへのおん身が きづかひさにさま〴〵うきかんなんしてやう〳〵 のがれてまいりましたあれ〳〵むかふにぼかげの みゆるはたしかにおつてのものならんちつともはやく こゝをたちのきいづくへも身をかくさんとやすさだを ひきおこせどするしよのなりでにきうしよのやきぞ たぢ〳〵とよろめきて。ひとあしもあゆまれずすみぞめは こはなにとせんとやせんとたつたりゐたりきを もゝみあせりふつとさぞくを思ひつきあたりにしける たけぎつてかきあげのするさゝのはの〽つぎへつざん にかへ つゞき つなでは ほそき ちひろの竹 かたにうちかけ ひくあしも しどろもどろに さだめなき ふちせとかはる よのうきを 身ひとつにふる なみだあめ おやみもやらで みちのべの くさばもひたす そでたもと たとり〳〵て たちいづる ○さるほどに すみそめは やすさだを さゝのはにのせ ((19日 …………………………………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………………………………… ひとまづいづく へも身をかくし こよひをありし よあけていへに かへらんと あたりをみれば はるかむかふのは かたにじんか ありとおぼへて かすかにほかげ みへけるにぞ やう〳〵その所へ 〽しめたぞ〳〵 みんな しづかに〳〵 たどりつき いへのうちを さしのぞき 見ればいぶせきすみかにて むそじばかりのろうちよ いろりのもとにかゞみゐたり すみぞめはうちにいりて こよひかやう〳〵のことにて おつとなるものふかでをおひ よはふくるすみかまでははるかの みちにてことなふなんぎのものに候 なにとぞこよひいちやをあかさせて でされからすなばさつそう くだされかしよあけなばさつそく たちいで申すべしといひければろうぢよ うちうなづきとくしんのていにすみそめ よろこびやすさだをたすけいれてさま〳〵と かいほうすればろうぢよもともにくすり などあたへやすさだをみてこなさんは だいぶん大けがをさつしやつたのそれを そのまゝおかつしやつたらあとで りやうぢりかなひますまいさいはひ わしがちかづきにじやうづなぐわいりやうの いしやどのがござるほどにそれをよんで りやうぢしてもらはつしや わしひとはしりいせ きましよかいのこといひけれ すみそめは大によろこび なにからなにまでごし よはふけたれどいかふと ないところならどうぞ おんいでたのみますと いひければてがてんで ござるとろうぢよは たつて身づくろい いつゝへりいでゆきぬ さてすみぞめは いまやろう女の かくりきたるか いしやも いつしよに きた れる まへのつゞきそのよういしつゝまちゐたるににはかに おもてさはがしくおどの戸をふみやぶりこのやの ろうぢよをさきにたていぜんのくせもの あらまきみゝ四郎あらけなくかけいれば ふたりはこれを見て大におどろき さてはろうぢよにたばかられしか むねんやとはがみをなして いかりけりみゝ四郎 すみそめを見て はたとけたふし やいをんなめ さきに なん ぢを ひつ たて ゆき わが しゆじん これ高 しん王に わたせし ときしんわう 心をつくして くとぎ給へど かたいぢばつて したがはすあまつさへ てむかひひろいで大ともの くろぬしがてにかゝり くたばつたと思ひしに どうしてこゝへきたりしぞ もふ此うへはいけてはおかぬ 〽す りや すみ そめ いまゝで われ つき に そひ しは なき にて ありつるか かへすぐも ふびんの ものゝ } こゝろやなァ かくごひろけとのゝしればやすさたはこれをきゝ さては此ごろわれ〳〵をつけねらひしはこれうる しんわうのしわざなるかかへす〴〵もむねんやと こゝろはやたけにはやれどもたちあがる ことさへならずあさましやくちをしや もふこれまてとかゝごをきはめわきざしを ぬきはなちはらにがはとつきたつれは すみぞめはこれを見てわつとさけひて たふれしがにはかにふるひいなくきて たふれしがにはかにふるひわなくきて わらはまことはさきにとらはれしとき あくぎやくふだうのこれうるしん王の いひつけにて大とものくろぬしと やらんがてにかゝりつるぎのしもと きへつるがおんみのことが きづかひさになきたまの まよひ〳〵て これにまうで そのございご見よ〳〵 ぜびもなや 〳〵おまへもはかない そのごさいご見よ〳〵 かりにすがたを あらはして いままでは あらまきわれ〳〵ふうふ しするどもなきたまは このよにとゞまり つき そひ らみをはらさで おくへきかといふよと見へしが てんちもいちどにめいどうし いちぢんのかぜさつとふききたり ものすさましくみへけるがすみそめが ひとかたまりのしんくわくもゐはるかに とびさりぬだいたん五七きのみく四分すこしも これをあやしとせず女すさだにむかひなんぢは 小まちがこひするやつならばたしかにふかくさの小将ならめ はらきつたしにくびなれどもぶちきつてしんわうへの てみやけととびかくらんとするところをなに思ひけんし あるじのろうぢよかたへのほうちやうおづとりて すがたはたちまちくわゑんとなつてきへうせ たへつゞく 〽いまゝで ありし すかたは きへて くわゑんと なつて こびさり あないふる 麦のつゞきし三十四分にさりつくるみくゆら大にいかり此ごうばゞめおかれはきでもちがふたりそにりしてむかねなく 〽今ましておかひなに事ぞといへどもきかぬがむしやばゝ女にまれなるはたらきにも。やらあしらひかねあんと まりをろうちよはつけいりむにむざんにきりたふしつひにとゞめをさしたりけりさてろうぢよにすきだを 〽かきいたきいまといふいまあくのむたいのおそろしきか事をしりましたらこと四郎がことのはしおまくは 五ゐの女やすさたさまにはあらずやときいておどろくやをきだくるしきいきをほつとろきそふいふそうは なき人そととはれてのうちよはなみだをながしからさらなのるるめめんごくないあさましいことながらつみ ほろほしになのりましよなにをかつてみかくすべきおまへをりみししんじつのはゝは宜しにせやさながほす 見おほんがござるはいの〳〵〽やめ〳〵それはまことかや〽されはかくばかくばかりまうしてはごがてんゆまいとも わらはわかかりしときおまへさまのめんんちゝきみふるくさのむねやすさまのおんそばめにておまへをうみし 一のちまもなくおほとまをたまはりおんやかたをいてたよりさま〴〵のあくしをなしてしよ〳〵をさまひ ひだうをもつて人のたからをうすめとりつみのみつくりて おくる月日もあしはやくがくとしおひたれどもたより と思ふ人もなく今はわづかかはらけをあきなひて よをさびしくくらすなりせけんの人もおもづから わがあくしんをぞくみてやかはらけうりのつくまばぐ とてよにひろくしられしよしいまにあくしん なをらずしてせんこくあらまきこゝ四郎とやらんが 此やへきたりもしや手おひしわかきおとここの あたりへさまよひきたらばかくまふていにもてなして とゞめおきこれ〳〵の所へしらせたかしほうびのかねをあたへん ときいてたちまちよくに目がくれ出まへとはつゆしらず いしやをまねくといひなしてあらまきにひそるにしらせ一 此しだらになりましたとなく〳〵かたれば五ゐの介しゞうを きいてうちおどろきさてはさやうにありけるかこれみな いんぐわのようあひなりわれとくよりしんみのはゝ 此世におはすとしるならばたとへ心はあしくとも ごいけん申て一日へんしのかう〳〵をもなすへきに いまはのきはになもりあひかなしいさいごをこぐるとは いかなるつみのむくいぞとひたんにしぼるちのなみだ 身をくれなゐにそめなしてあゝくるしやたつがたやし これはゝ人さまもふさらばでござりますおなごり おしやといふこゑもいとくるしげにまへにふしちしごと みへていきたへたりろうぢよはしがいにとりすがり こへもおしまずなげきしが思へば〳〵おそろしや もつたいなやわが子ながらもごしゆじんをてをおろして ころしたもおなじ事せめてはわれもじがいしてすこしく つみをあがなはん又こよひあらまきがてよりそにんの ほうびくちふさけにもらひしかね見るもなか〳〵 けがらはしわがよくしんとはいひながら此かねゆへに 此しだらとかのかねをだいぢにうちつけふみちらし やすさだがわきざしにていれとわがのとぶ人を かききりておなじまくらにししたりけり ふかくさの小将はをとゝ やをさだがみのうへに かゝることありとは ゆめにもしらず ねやにいりてうちふし けるにしきりに むねとゝろきおもての かたにはあまたのいぬ あはれげにほゆるこへきこへ ければ心ならずも おきあがりゑんさきに 立いづれば手がひのたり とやをはなれて とびきたり あしにあやしき あしにあやしき ちしほのかたそで やすさだがあにのみにかはりし いぶかりつゝとりあげみれば しだいちしほにてしたゝめあり けるにぞむねさだ大に おどろきさてもふびんの おとゝよとふしまろびて なげきいゝともにしなんと思ひしが イヤ〳〵われ今ししてはをとゝがつくせし こゝろさしもみづのあはいづくへも身を かくしてなきあとをとむらはんとうの 三三尺をくわいちうじやかたをたちいで ゆくへもしれずなりにけり 五 巻 よみ ナリし 小の舟町は やすさだ すみぞめ ぢが事を きゝ 大とものくろぬしをはじめ あまたのあふれものともをさ てにつけていい てにつけていい かたぶけんとはかり けるがある日これ高 しんわうやふれごろもを 身にまどひ かけはちのこを せまる くさの 少将も ゆくへ しれずと きゝます〳〵 かなしみ たとへ いづくに いづくに かくれすみ たづさへてたくはつ しゆぎやうといひなし らくちうを さまよひありき 大うちに いらんと するを けいでの ぶし 見とがめて 見ぐる しき ころ たまふとも たづねめぐりて あはでやはと やかたを たちいで 少将のあとを したふて さまよひぬ ○それはさておき こゝにまたこれ高 しん王は二でうの 古御所にかくれすみ ぼうず まかり いでよと しかすれどもみゝにもいれずおばしのもとに たちよりてはつち〳〵と大かんによばりけり ほくめんのぶし五大三郎いでむかひうや〳〵しくてをつかへ なにものとぞんぜしにとうきんのおんあに これ高のわうじにておはせしかぐちむちのはつち ほうずどうぜんのおんすがたいたはしきおんありさま一 いざこなたへとひとまへしやうじそれがしよきに申しつぎ たとへ七どうがらんなりともこんりうして まいらせんたゞしまたそうじやうそうづの ●くらいを おんのぞみ 〽いやそうてない 糸糸 ま人のつゞき まろがのぞみは 十ぜんのくらい 〽なにがなんと 〽なにかなんと 〽いやさおどぞくぬ いつてんしかいてんしの くらいがもらいたい こつじきぼうずに ごほうしやはつち〳〵 なぢりかゝれば五大三郎 はたと ねめ つけ たこへてんしの あにゝもせよ □□□□□□□ かゝるやしんを いだくやつゆるしは せじのゝしるこへに おひ〳〵かけろる けいごのぶしからめとらんと ひしめきけるこれたかはかくと 見るよりくわんたいなるけらうめと 四ほうをにらみ上だんにざをしめて じやほうのいんぞうをむすびくちの うちにじゆもんをこなへければ いちだうのくろくもおこりそうはたちまち かきくもりさつとふりくるあめのあしすへは あなふしぎやつちかぜどつとおとしきて〽わらしでもしんわうでも いちだうのくろくもおこりそうはたちまちやしんをいだくあくぼうずめ みがてのうちをほどてそふか 川田 まへのつゞき いかつちのこゑ とゞろめき くもの内に こゑありて これは せん ねん ほろび 大ともの 山風なり □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ さきの日 わうじに まぬかれて ふたゝび しやはに いでたり 一百三十 六ちこく のつかさ ゑんま わう にも 身 ふるひ させ たる それがし それがし てん王を おひぐだし これたか しん王を くらいに つけんは 今此とき かんむりを ぬいて ぬいて 大内を 大内を とら〳〵 いでられ よと 高 ぎよ なんを あいづや にらむありさまは おそろしなんども おろかなりかねて あいづや したりけん わうしがたの ぞくく す百人もんぐはいを とりまきて せめいらんと びしめくにぞ 五大三郎人〴〵に 下ぢして ぎよけんの ぎよれんの うちに かけいり 〳〵るじせつぎよくたいに いかゞなれば ひこまづ あやまちありては ごしよを おとし まいらせし 大伴山風 おそのうへにて はからふべしと てんわう きさき ともかくも 三しゆの じんぎ もろともに けいごなし 次へつゞく 北山 鹿苑 院号二 金閣 寺後 小松 院症 まへのつゞきくじやく三郎はんにや五郎 大ふで八郎ちをひきぐしてやう〳〵 いつほうをきりぬけきた山まで おちのびろくおんじ 十一日 のきんかくに たてこもりほつとひといき つく所へ山風はすなをけたてゝ とびきたりきんかくにとび あがらんとす五大三郎 こはいちだいじと くわいちうなしたる ないしどころの みかゞみを とりいだし とりいだし 山風がめんぜんに さしつくれば あらふしぎや くわうみやうあたりに 屋 かゝやきわたり 山風が五たいをてらし あさ日の こほり はるの ゆき 永四 年足 義満 公之 建立 金 一五 12 但 金 ひげかみひにく きへ〴〵とたゝれうせ 時代 大后 此図 出巻 中ノ賑ト スルノミ ナリ かしらはうつぼのじやれかうべ かたちははつてつつらなりて あめるすだれのきれたる ことくはら〳〵とくだけ ちりしそふしぎなる 金 四 内 五十一 ⑥ 五大 しんきやう 人〴〵に はや ごしよへ かなひ りやう やまとの くゆへ うつし あつめ あく ぎやく ふどうの わうじを ほろぼし やすくと くわん 大和の むきける 八 一 幸 ブラ さる ほどに これたか しんわうは せいつていを おひくだし みづから十善の くらいにのぼり したがはざる 百くわん百しを こと〴〵くおひ はらひなとら くろぬしそのほか いちみのあふれ ものどもを せつしやうくわんばく にんぐわいたいしやうと それ〳〵にくらいにつけ 百日かづらにきんかんむり やつこあたまに はう たてゑぼし たてしほ はういつむざんの ふるまひなり かくてこれたかしんわうは やす〳〵とていゐをうばひ やす〳〵とていゐをうばひ にちやしゆしよくに長じ あまたのくわんぢよをあつめ つぼねまちといふものをこしらへ ちうやたはふれあそびける そのていまへのゑのごとし なをもびじんにあきたらず 日ごとに手したのものをいだして らくちうのしづのめにいたるまて みめかたちすぐれてうつくしき ものあればたとへせつとある ものなりともけんいをもつて つれゆかんとしもしこれを いなむものをばひだうのつみに いなむものをばひだうのつみに おこなひけるにぞらくちうの ものともこはそもいかにとあはて まごひてみめかたちうつくしき さいしをもちしものはきん〴〵 ざいほうをなげうちてとるものも おほかりけりさてこれ高しん王 くろぬしにいひけるはわれ なんぢらがちうぎによつて かくのぞみをとげかへなき ゑいぐわをきはむるといへども とりあへずとうざいへにげはしるもの いまだ心にまかせざるはすぎし ころより心をかけし小の小町 なんぢが てだてにてやす〳〵と うばひとり心にしたがはざる 〽これさ八兵へ中なごん まあしづかに いかつせ こんやは ぎに つみによりてころせしが またこのごろほのかに きけばきやつはまさし わがのぞみをとげさせよと いまにこのよにありつるよし なんぢふかく身をしのびて きやつを見いだしとらへきたり にせものにてまことの小町は つけるにぞこゝろやすきことなりとて くろぬしはこれを うけがひけり 六 之 巻 こゝにまた五大三郎をはじめくじやく三郎はんにや五郎大ふで八郎らは みかどをしゆごしてりやうこく大和のくにゝたちかへりみかさ山のおくへ あらたにかりの御所をいとなみてうつしたてまつりけいごるぶしあまた つけおきげんぢうにまもらせけり此事をきゝつたへ四はうへさんぢん したるぶしどもしだいにあつまりきたりこれ高しん王をかろぼし てん正をたいりへうつしたてまつるべしとひやうきしけるが五大三郎は此 ひやうぎにかゝはらずひそかにみやこへけらいをつかはしあまたのうたひめ まひびめらをよびよせにちやいとたけのしらべにしゆゑんかやうを もよほしひたすらたのしみくらすていに見へけるにぞひと〳〵は いとおほつかなく思ひあざけりのゝしるもあり又は五大三郎がつねの たいきにひきくらべてかくするはまさしくひとつのはかりことありてのこと なるべしなどいふもありてしばらく月日ををおくりけり ○それはさておきこれ尊しん王はます〳〵ひだうをおこなひあまつたのしつつの めらをうはひとらせ人のうれいをもつてたのしみとしけるがある日 京のまちなにがしの長ゟしん王をなぐさめたてまつるためにとてあまた しらびやうしのげいこどもをつれきたりければしん王これをきゝそはよき なぐさみなるべしとありけれはいそぎ其よういしてすでにひやうしを すゝめつゝうたひめのうたふこゑはかりやうびんがのさへづるにひとしく まひびめのたちまふさまはあまつおとめのあまくたりてなぐさむるに かとうたがふばかりなりけるにぞしん王をはじめつきしたしあふれ ものともうづゝをぬかしいづれもたましいをうづれすはいをかたふけに しやうたいなくぞ見へける ○こゝのもんくのゑ次に図す □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 同一 関扉のだん 上之巻 昔〳〵むかし噺の其形様に屡似たる誌計の作は家業の片手いだ一 豊国主人を力にていつか此身も御贔負をうくる作者になりたや と筆をたよりにてにをはも覚束なくぞ見えにける○去程に偖も焦石を 少将は位を辞して逢坂の関のほとりに身をしのびかするにむす。蕎毒を 弟安貞が菩提の為昼夜をわかぬ読経の念珠は涙のたまあらを一 しめやかに降夕ぐれの雷にあはれをそへツヽも血しほにそみし片油を手に とりあげてうちなげき○ハツア思ひいづればなつかしや第五位之助安さたは 我にかはりてはかなきさいこしかゝそ今よひはたいやなればこゝろばかりの手向 をとつねに手馴し玉琴の音いろもたへにしらべける■うらめしやわがゑん 蔵雪のちぎりかきえにし人の筐とて涙はかりや残るらん○折からそともに たゝすみしは人めをしのぶみのかさに少々きをいとふかん。ばいのうちしほれたるさひ すかた〽はてしほらしいしらへのねいろしやなア つまをとを。きくにつけてもわがつまはいづくにおはすことやらんはやうあひたや こひしやとつゑをちからにたとりてせきの戸ちかくあゆみより〽もふしちとごあん ない申ましよとおとなへばせきもりせき言へたちいでゝ〽夕くれに見なれぬ女此山かけの せきの戸へともをもつれずたゝひとりとこからきてどこへゆくめじや〽ふかいやうじやが わたしや三ゐ寺へさんけいのものせきをとほしてくださんせ〽あゝワそんならおくかた てがたはあるめへてがたがなくばとほす事はならねん〳〵 たまひ〽これせき兵へ此大ゆきにさそかしなんぎそのやうにいつずともりやうけんして一 とほしてやりやいのといふこへきいてかほ見あはせ〽ヤアおまへは小将さまどふして こゝにといはんとせしか世をしのぶ身はそれぞともいはぬ心をこなたにもおしはかり たるむねのうち関兵へはそれと見てとり〽いやなにむねさださまなるほど此大雪 たるものなんぎにござりましよなんとかうなされませ此女中をいつそおまへのあん にさぞなんぎでござりましよなんとかうなされませ此女中をいつそおまへのあん じつにいちやをあるさせしつほりとつもれるゆきのものがたりわれらはおくで此のかん ながゐはおそれとはじりゆくあとに二人はさしむかひなにからかたりそめきぬの かはりはてたるたがひのみのうへひそ〳〵かたるうきくらうやすさたがさいごのやうす かたるもなみだきくなみだなげきのあまりかのかたそでをふみ石のうへにとりおとせば ちしほのけがれににはとりのこゑかたそではたちまちにすみぞめざくらとなづけたる さくらのこずへにとびさつたりむねさだみゝをそばたてゝはてがてんのゆかぬとりの一 こゑしさいそあらんと見まはして石おしのくればあやしきかゞみいけるがことき にはとりのかたちをうらにゑりつけたるはまがふかたなき大ともけのちやうほう 八こゑのめいきやううたがはしきあのせきもりかね〳〵あやしと思ひしに此かゞみを かくしおくからはさてはきやつめは〽そんならこゝをむねさださま〽ちつともはやう 小まちどの〽シイ●よにあふさかの山づたひゆきふみわけていそぎゆく 下の巻 〽こよひもすでにふりしきるゆきのつはさのはかぜをもおとしめやかにふけてゆく 関兵へはしゞうをむねにお〳〵に入桜をかたげてひとりざけ〽こりやゑいきみだそ 命をかきむしるはへどれもふ一はいさけにかつらふほうのかげ〽此はいちうに ちんぜいのきしめくかげははやけいめいにほどちかしよひにきたれるあめ女忠忠貞が ふるまひといひあれこそまことの小まちにうたがひなし二人ともにからめそりツゝ そふじやしぶんはよしとたちあがりひとまを目がけていらんとすれば思はずあとへ たぢ〳〵〳〵去べし心もきん〳〵とおのにすがりてぼうぜんたり みゆきにつもる桜かげげにあしたにはあめこなりゆふべには又くもとなるほさんのむかし まのあたりすみそめがたちすがた〽ちしほにそみしかたそでをてにもちそへてあくれいに ゆかしきつまのかたみぞといだきしめつ身にそへつさめ〳〵とうちなけき〽われは よひのいなづまやつるきのしもときへし身もをいとをしたふむねの火のなほく出かん やらでみつせ川おそろしすむごし○かしやくの身●のうさうしからみのあればくもこれは まであらはれいでしぞや〽五位の介やすさだどのにちぎりしこともなさけなく此 ふりよのやきづのたまのをもたゆるばかりのをりからにかんゆにぎみのすく かはりあへなく此よをさり給ふわがみもなんぢがてにかゝりひこうに此よをさりたる うらみおもひしらさん思ひしれとたちよればはたとねめつけ〽すりやなくちは さきの日小まちといつはりとらはれてしん王の心にしたがはずそのつみによりてわが てにかけしをんなめがいちねんいれにうらみをなさんとするかかくなるうへは何をか つゝまんわれこそは王子にくみする大とものくろぬしなるが頭いゞくし 〽まへのつゞきせきもりと身を やつすもかね〴〵王子の こびし給ふまことの 小まちを見いださん ためなり少将の 此ところに よを さけて すむ ことを しり つきそひ ゐしも小まちが したひきたらん事を さつせしゆへなり あんのごとくこよひしも しづのめのすがたにいてたち こゝにきるをわがはからひ にてこゞめおきしはふくろの ねづみさまたげなすなと おのとりあげなほも ひとまへいらんとす 〽もうおろかやくろぬし 二人のおかたはわが こういうをもつて とくにおもしまいらせたり はやなんぢがうんめいすでに つきほろぶべきとき いたれりあらうれしや よろこばしやわが まうしうもこれかぎりと かたちはきえてうせにけり をりからきこゆるかいがね たいこらんぢやうに うちならせば くろぬし みゝを そば たてゝ あら いぶかしや あの とほよせ たしかにくわんぐん みやこをおそふと おぼへたりもはや これまでかしこへおもむき 一ひとしやうぶととすなを けたてゝ三重〽かけりゆく ○此所にてちよつとごひろう おとしはなしのさくしや 上まき丁可楽みせ 七小まちかきも そのほり御禁 口とり ぐわし しな 御もとめ 御風味 可被下 此所しばゐのづにゑがき候ゆへしんぶつかほまへの づとたがひ候ごけんぶつさまおんみゆるし〳〵 〽五大三郎 これ高の しやうがい を とゞ むる 五十一 〽ありや 〽あ りや 〽もふかなはぬは しんじやうに うでまはせ さても これたか しら べう 〽けらうめが こしやくな やう ほだされ すはいを かたふけ かたふけ このざに つゝなる ものども みな 一どうに ゑひふし けるが しらびやうしの いしやうどうぐを いれきたりしながもちの ふたをとりのけすつくと立出しは これすなはち五大三郎なり にもちのしもべにいでたちしもの いるいせぬけばこてすねあてに 身をかためくじやく三郎 はんにや五郎大ふで八郎 そのほかいつきとうせんの ものどもなり五大三郎 をりよじとかねてよういの のろしをあげければ (黒 五十一 あまらば とれ おもてに ひかへし あまたの ぐんぜい かいがね たいこを うちならし いちどに どつと せめいつて ゑひふし ける ものどもを あたるを さいはひ きり たつれば 次へつゞく 〽五大三郎 これ高の しやうがい とゞ むる 〽ありや 〽あ りや 〽もふかなはぬは しんじやうに うでまはせ さても これたか しん玉は しら の ゆふ 〽けらうめが こしやくな やう (黒 ほだされ すはいを かたふけ このざに つらなる ものども みな 一どうに ゑひふし けるが しらびやうしの いしやうどうぐを いれきたりしながもちの ふたをとりのけすつくと立出し これすなはち五大三郎なり にもちのしもべにいでたちしもの いるいをぬけばこてすねあてに 身をかためくじやく三郎 はんにや五郎大ふで八郎 そのほかいつきとうせんの ものどもなり五大三郎 をりよしとかねてよういの のろしをあげければ 一十五 あまらば うつて とれ おもてに ひかへし あまたの ぐんぜい かいがね たいこを うちならし いちどに どつと せめいつて ゑひふし ものどもを あたるを さいはひ きり たつれば 次へつゞく まへのつゞきうたるゝもの かづしれずかくてしばらく たゝかひける大さかのせきに しのびゐたる大友のくろぬし いだてんのごとくかけきたり大ぜいをあいてに はたらきけるがそうけんししゆにてきしがたく つひにうちとられかたときのまにぞくぐん こと〴〵くやぶれけるけるにぞこれ高今は これまでとせつふくのていにみへけるを 五太くらいそがはしく出しとゞめたとへ 豊国画 あく人にもせまてんしのおんあに 御命をながらへ此のちは御心を あらためまことのしゆつけ なし給へといさめつゝ みないちどうに かちどきをあけ てうてきめつぼう みよばんぜいと よばはつてふたゝびせんかう まし〳〵て少将小まちはつきせぬゑん ゆたかにたのしむばんみんはふゝとく じゆみやうあきみちてなにくらからぬ きみぢよのときはの まつのひとふしを こゝにうつせし ものがたりにぎはふ はるぞめでたし 千代春道改 橋本徳瓶作㊞ ○京伝店 口上 二四 讀書丸 一匁五郎 第一きこんの くすり もの覚を よくす ○たばこ入 きせる しんがた しなぐ ○京山 てんこゝ 玉石銅印 京伝 みせにて 取候 十八 さんにていたいといふ 10290 文 一全部山東京伝作 小野頼風卿 女郎花姫 八冊歌川豊国画 歌字画青柳墨池 化 1午庚七化文 全部山東京傳作 趣向窟碑子 七冊歌川豊国画 物草太郎正本所 絵組歌舞妓 一金斎式亭三馬作 井屋茨城 前日歌川豊国画 一對男時花歌川 一後日歌川豊広画 全盛合奏 新 新 録目板新 ⑤ 全部山東京山作 名古屋山三郎 戻駕故郷之錦繪 んざへもん 六冊歌川豊国画 不破伴左エ門 全部橋本德瓶作 開の扉の 俤うつす 六冊歌川豊国画 小野小野小野小野小野小野小野小野小野小野小野小野小野小野 小泉新 右不残出板売出シ申候 御評判宜しく御求 御覧之程奉希上候 江戸地本問屋 常磐津正本所 川長右エ 石川張右工 彫工 名古屋次 右エ 二十 毛 伊賀屋勘右衛門板 小舟町二丁目