敵討振合違
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- 歌川國丸畫
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- 2026-08-17T19:23:18.081Z
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- 場所: 江戸
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- 歌川國丸畫
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- 日本語
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- 蔦屋重三郎
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- 10010000014420
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- カタキウチフリアイチガイ
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
全
労弁発信氏ノ寄贈食ヲ
以テ諸人セル竹博士
狩野亭吉氏藤蔵画
全三冊
あひちがひ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
同北画
新鐫狂歌目録
告書
耕書
梅枝物語六樹園大人和文
全一冊
此処は無間の鐘といへる浄瑠理を伊勢源氏等の古々我を
もて物語ふみのさまにかきなせるもの也傍に漢字を加へて
其ゆへよしを註しす書に引哥を掲挙て其詞の出るところと
しらしむ故に詞は雅言ながら意は耳近くして理は吉重に
しりやすしされば歌の林に遊び狂音連詠を翫ふの神を
はし書やうのものなど書ならふべきためにはよき事本
実に大和又初学ひの階梯ともいふべき書なり
職人盡狂歌合全二冊六樹園大人判
雪月花狂歌合全一冊
此両書は三十二首を左右にわかち其哥の
よしあしをくはしく評したる書なり
堀川百首類狂歌集全二冊六樹園大人著
同次郎狂歌集全二冊同上
堀川頭の高点の狂歌を多く
あつむる
狂歌百人十首全二冊
当時大人先生と称する人々の秀作十首宛を
撰て各風調をしらしむ狂哥亀の目的となるへき是也
序
往昔よりの復讐。多くは色欲の二ツに起或は人の立身出世
をうらやみ或は才芸の及ばざることを如憎偏執の心より
おこるも亦復おほし・此冊独しからず、爰に壮士あり.癖
者を射て旅人をすくはんとして遂に過て旅人を射倒す
勇士一世の不覚無念骨肉に徹し・忘がたく。其心怏々
として不楽。彼旅人の餘類を索て。敵となのり討れん。
ことを思ひ。諸国を回歴す。先には其道の洲股。人を
害してあとを暗まし。龍亀六の術をなす。しかるに
壮士の清心を聞ふかく心に是を愧是もなのり出し
討れんことを乞ふ。彼といひ此といひ。前代未聞の壮勇故に
三冊の草帋につゞり。敵討振合違と題する耳
市二三著
文化八年辛未春
四十一
□□□□□□□
EEELELELELLEUELELELEDDELETETEL
對摩」
悪邪利
変
之
形
図
磯崎丹弥
・同四〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇回回・回回〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
△正回簡・題意1回・便回回・・回回回回・回回回回・回動向
○長壁強二娘阿畑
今は遊君湊
菊の香や
蝶のつはさに
たきものす
〽あやしき
くせもの
ひとや
にいて
おしさん
今はむかし
たんばのくにの
もくだいにつかへし
いそざき丹弥と
いふものあり忠心
無二にしていつてつ
なるうまれつき
なればおもねり
へつらふものをば
あたのごとく少く
みけるゆへいには
ねいじてのために
ざんげんせられ主人の
かんきをかうむることいへ
ともじえにつかゆる
心なかりしかば大江山の
ふもとにすみかをもとめ
しやうがいをやすくたのしみ
けるしかるに此ころ大江山
にばけものいでてわう
らいの人をなやましけれ
ばたんをやすからず思ひ
うちとめんと弓矢をたづ
さへまいにち山中をさま
よひけりある夕ぐれかの
ばけもの一人のたびうとを
とらへひつさげ行んとする
ていなり丹弥月かげよりすかし見るに身の
たけ六尺ばかりそうしんははりのごとくかほは
さるににてまなこはかゞみのごとしこれぞきくおよひし
ひくならんたひ人もさるものと見えてくせもの
やらじとゑい〳〵こへしてくみあふたり丹弥は
もとより大力ぶそうのゆうしなれは手とりに
せんと思へどもさしわたしはわづかに見へけれども
がんぜきがゝとそびへはねなくてはゆきがたく
まわらば手間どりたび人にけがあらんともち
たる弓矢をつがひひやうどはなてばあやま
たす手ごたへしければしすましたりとたにをま
わりてかけかけ見れはばけものはのがれさり
いとめしはたび人なりければ丹弥かしらをかき一
しぞんじたりと引おこしよべともこたへず
こときれたり矢きずを見ればつぎへつゞく
つゞぎきう
しよいはづ
れたれども
むなさきに
さしつらぬ
きしかたな
きずあり
けるゆへあや
しみながら
たび人をかゝ
わが家へかへ
りあとねん
ころにとむ
らひけり
○さて又丹
ねはあや
まつて
たび人を
いとめ事
ざんねん
やるかたなく
ちうやを
いとはず
弓矢を
たづさへ
かのばけ
ものをたづ
ねそれども
つひにあは
す日〳〵
きつねたぬ
きゐのしゝ
しるを
のみいとめ
てむなしく
かへりける
あるとき
山ふかく
たづね入
けるに二八
ばかりのうつくしき
女丹弥がまつに
ひざまづきていふ
ひざまづきていふ
やう此山のばけ
ものと
ものと
いふへぬす
人のかしらにて
たいまといふもの
なり大江山にすみ
てあふれものをあつめ
あやしきじゆつをなして
しゆてんどうじのあとを
つがんとせしにきみのゆう
きにおそれてにげさりたり
さすれば此山のけものになにの
とがありていころし給ふやねがわくは
せつしやうをとゞまり給へ此事つげ申さんた候
まいりたりと白狐となりてとびさりけり
丹弥きくよりさてはせつしやうむゑきなり
われ又こゝにとゞまりて一しやうをおわらん
心なりしがあやまつてたび人を手にかけし也
そのさいしはさぞやうらみんよし〳〵かれが
おかりのものをたづねてかたきとなのり
ゆかりのものをたづねてかたきとなのり
うたれんとこゝろをさだめ心やすく
せしものどもに此事をものがたりて
かざいをそれ〳〵にわけあたへ
長谷定
わかれのさけをくみ
かはし夜あけて丹部
わざとかのたび人の
いるいをきかへて
そのこしのもの
たいしてかど
いでをぞ
なしたり
こ
と
とき
ゆかり
のもの
に見
られて
との
こと
なり
しかる
にいづく
なく
二人の
美女
▼
ヲ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
にきたりていふ
やうきみにゝも
われ〳〵がことばを
もちひせつしやう
をとゞまり給ひし
事のありがたさに
なを此うへはきみの
ひすへまもるへしと
もと見しきかねの
かたちとなりて
きへうせけり
〽なにへ
なるか
すふて
まいらせん
○からていそ
見るにほつこくかたの
ざきたんやは
かのいとめたる
たびうとのといを
ていなりければまつ
ゑちぜんゑちごの
へんをたつぬる事
半ねんばかりなり
けれともさらに
こゝろあたりも
〽いのち
しらずの
山ぞく
めら
いち〳〵に
くびを
べるぞ
〽こいつは
なか〳〵
手こわい
やつだもし
此山の
てんぐでも
あるか
良金三反
なかりければまた
おうしうのかたへ
こゝろざし白石の
こなたふぢ田の
へんの山中に
かゝりしとき
日はすてに
くれたりしに
ひとりのわつ
うど山ぞくに
とりかこまれて
す十人をあいてに
きりむすぶその
はたらきてんま
のごとく見え
けれども
たせいゆへ
あやうく
見えければ
丹弥かけよりて
丹弥かけよりて
ちからをあはせ
山ぞくともを
うちちら
うちちうしたるゆへ
かのもの大きに
よろこびあつく
あつく
〽れいをのへていふやう
それがしはたんごのくにの
〳〵たいにつかへし赤ざき
たきの介と申もり
さきの助と申もの
なりほうばいすの
また団九郎に父を
うたれそのあたを
むくはんと玉〳〵を
へめくりしにかたきは
おうしうにしのび
ゐるとのうわさを
さゝしゆへたづね来りし
所たゞ今のきうなんを
すくひ給ひし大おんわ
すれがたしねかはくは
御せいめいをうけたま
はりたしといふにたんや
おどろきさては赤
ざきいつ平どのゝ御し
そくさきの助どの
にておはせしか
われはたんばの
あひあふもふしぎのゑんと
いそざきたんやと
いふものなり御へん
父とわが又とは
の父とわが父とは
ねんごろにいたせしときゝ
が御へんには御めにもかゝ
らず今此ところにて
たがひによろこびたびは道
づれなりとも〴〵おうしう
をめぐるべしといふに
さきの助とひけるは御入
これより兄弟のごとくまじはりけり
はいかゞのことにて此所へ
きたりしといふにたん
弥大江山にてあやまつ
てたび人をころをころせしより
かたきをうたれに
出たりといへばさきの助
も義心のほどをかんじ
たいまあじやりはしゆ〴〵ふしぎをあらはしくぐを
まどはしけるにみな〳〵きふくしあがめたふとみける
あじやりはしすましたりとこゝろによろこびきんごう
のものをあつめ申しけるはわがじゆつをもつてかの
あくじやをふくし神とあかめなばいごは
人をとりくらふうれいあるまじしかれども
こゝにひとつのなんぎありあくじやを神と
まつるにはとうねんさいれいのはじめなれば
十四五才の女子をいけにゑにそなへなだめ
ざればしづめがたし此事はようゐならねば
よく〳〵ひやうぎめされよといふみな〳〵
申しけるは神にまつらざるときは又
出て人をとりくらふべしさあれば
此すへいらたりといふかぎりなく
はては人だねもつき申すべし
今一人の女子に大ぜいのいのちは
かへがたしなにとぞ神に
御いわい給はれとぞ申ける
あじやりしからばとて
大はたの山おくに
やしろをつくらせ
又おくのいんと
なづけて
みづからひとつの
ほこらをつくらせ
これへは人のさんけいを
きんずもししいて
ゆくものあれば
大じやのあらきに
ニく口
水
恭恭恭
非
右違
あたり身ほね
いたみて
わづらふと
なりさてかの
なりさてかの
ほこら日あら
ずしてじやうじゆ
なしければあじやり
いふやう日をゑらみて
一せんぐうの事を
とりおこなふべし
又いけにゑの事は
神のこゝろに
まかせんそれ
には此きんごうの
女子をやしろの
〽とかく
あじやり
さまの
おことばに
まかせ
たが
そう
さく
大ぜいに
一人は
やすい
ものだ
まへにあつめて
みくじをとらせそのみくじに
あたれるをそなへんとて此よし
をぞふれたりけるにむすめ
もちたるものどもはやすき
心もなくされかはそのいけにゑと
なりて大じやのためにのまるゝやと
おそれあへりさてその日になりしかば
あじやりはいとしゆしやうにいで
たちてそうてうよりごんぎやう
ありてきんごうの女子をあつめ
おの〳〵みくじをいたじかするに
いまだそれともわからざりけり
どな
□□
〽はゝさま
なんと
しま
やう
又ごにはぐれ
又ごにはくれ
わるものにかどわ
かされあをもりの
さとにうられたり
われ思はずもひとよの
まくらをかわせしなりとかたりしかば
おや子は大きによろこびまことに
きみはいのちのおやなりとそれ
よりおくへせうじてもてなしける
丹弥はどう〴〵せしさきのすける
事をものがたりひきあはせ
けるに此家のむすめお玉と
いへるはようしよくすぐれて
ちつくしきうまれなり
さきほどよりさきの助か
わかしとぶりのかわいらしき
に心ありげなるにさきの時も
いなかにまれなるすがたに
見とれてたがひにあぢなそぶり也べ
辰金麦
さて又丹弥は大はたへと
いそぎけるみちにすの
また小ぞうといふ山だち
ありてわうらいをなや
ますよわさをきゝて
かれをもうちとらん
ととうりうしてたづね
けれどもしれざりけれ
ばまづうちすて大くた
にいたりおさかべすね次が
にいたりおさかへすね次か
たくをたづねけるに内に
には女ぼうと見えて
ひとりのむすめとともに
なきしづみゐたり丹弥
ふらんながら内にいり
われ〳〵はこれのむすめ
おはたどのにたのまれ
まいりたりおの〳〵は
なにゆへにかくはなげ
き給ふぞととへばかの
女ぼう大きにおど
ろきむすめおはた
にたのまれ給ふと
はいかなる御かたとは
しらねどもわが
いへの大なん御きゝ
給はれそのむすめお
はたといへるはおつと
すね次ともろともに
大みねさんけいにいで
たりしがそれよりゆくへ
しれず又つねすい
しれず又つね頃は
今もつてかへりきた
□□
ドマングリット・クリング
らすほのかに
きけば大
江山のふも
しとにてうたれたり
ともいまだそのじつ
ふさだかならず
それに又今われ〳〵が
なげきと申すは
ちかごろ此へんに大
じや出
て人を
なやま
はしにより
大じや
を神
にま
つり此
たびいけにゑを
そなふるにこれなる女
にてあたりゆゑ
そのくじにあたり候也
かさね〴〵のなんぎすいりやうあれとぞ
かたりける丹弥きいて神はじひをもとゝす
それにいけにゑをとるはやはり大じやのなす
わざなりわれむすめごのかわりにいけにゑ
となりてその大じやをほろぼしゑさせん
きづかひあるべからず又おはたどのは
あるじの女
ぼうははじ
めよりたん
ねがいふく
大小にめを
つけてゐたり
しがたん弥一
きつとこゝろ
づきわが
づきわが
いるい大小に
見おぼえ
ありやと
とへば女こたべて
わがおつとの
品によく江たり
といふそのとき
たん弥大きに
よろこびさては
大江山にゐとめ
たるたび人はすね
次どのにてあり
けるよなことかの
ばけものをたい
ぢせんとしたる事
よりりよじんをゐ
とめたちより見れば
むなもとにさしつらか
きずありしがまさしく
わがあやまりとこう
くわいししがいをほう
むりわざとたび人の
いるいをきてかたき
をうたれに出たる
しまつ又きつねのつけ
によりてはけものは川
たいまといふどう
ぞくとしりたる
事どもつぶさ
にかたりたい
一せし大小をさし
いだしおつとのかたきいざ
さんよと思ふ
くびうたれよときんぜんと
ざしゐたり女はいさいをきゝ
とゞけさてはさやうにありけるか
御身大江山にておりとをたす
けんために矢をはなちあや
まつていとめしとはいへども
しつはわがおつとはそのくせ
ものゝためにころされしに
うたがひなしさすればくせ
ものこそかたきなれ御身は
ものこそかたきなれ御身は
おつとのためのおんじん也
そのわかむすめ
おはたがために
はる〴〵と
しらせ給ふと
こゝろざし
といひ今又いけ
小ゑにかわりて
此なんをすくび給はらん
といふ事どもかれこれの
御おんわれみちに
たがへる人をうつて
おつともなんぞよろ
こぶべき此うへは御身に
井下長
十六月
わがむすめを二人ともに
辰十一辰
〽かわゆらしい
わかしゆ
さんじや
いつそ
もう
〽はたて
くしい
ものだ
丹
しん上
いたすべし
むかしそさ
のおのみこと
は大じやを
うつてむすめ
をもらひ給ひ
ためしもあり
かたぐもつて
かどいでよしと
申けるに丹弥
もつとも
とうな
〽しさい
かやうで
ござる
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
いもと
いひは
お玉は
さいわい
此さきの
すけに
給はるべし
又みなとが
事は大しやを
うつてのち
おもかくも
はか給ふべし
さてまた
大じやを
うつ事は
かならず
人にかたる
べからず
とてたゞ
ものなれ
たるむら
おさ一
両人に
しめし
あはせ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
〽さても
ふしぎな
ようい
をぞ
ける
ける
木今記
すでにさいれいのにちげんになりければおたまをばふかくかくしおきてさきのすけに
けいごさで丹弥はおゝうまになりかはり女のかつらをつけかみをさげかほにはおしろい
をひたとぬり白しやうぞくをきて白木のこしにのりければほどなくさんごう
のむらおさどもこしかきのにんぶをつれていりきたりざじめきたちてかつき
ゆきかのやしろのまへにかきすへてあをだけのゆるのうつにあらむしろをしいて
のやおきみなくふもとへにげくだりけり丹弥はしづかにしやうぞくをきかえ
ようゐなしたるにから人形にくだんのいしやうをきせゆるのうつにのせおき
その身は半弓をかくしもちひつきのうしろにかられてうせものおそしとぞ
まちかけたりすでに
夜も子のこくばかりと
おぼしきころどろ〳〵と
ものしなるおとするとひと
しくうしろの山より大じや
はひ出たりすかしえれば
まなこはかゞみのごとくくち
よりほのほをはきこれなゐ
の心こをひらめかしてかの
わら人形のかたへはひよるに
丹弥はさてこそと半弓
に矢をつがひよつひいて
へうどゐるにあやまたす
手ごたへしてなにかはしらす
あつとさけびてどうど
おち人のこゑにてうめき
さけびけるにあやしきか
たちのものかけいでければ
おと天をつがひて二人迄
いそざき丹弥
限合違
ゐておとすのこりのやつばら
ぬきつれて切てかゝれば心え
たりときりちらし一人をいけ
どりたいまつをともしてこ
れを見ればおにのめんを
きてけものゝかわを身に
まとひたりいたほしたるもの
を見るにみなおなじかたち
なりたんねはかのものを引すへ
なんぢいつわらずはくしやう
すべしさあらばいのちをたすく
べしといふにかのものかなしみて
いふよういのちたにたすけ下
さらばつゝまず申さん此大しや
はつくりものにて此かしらは
たいまあじやりことて大江山に
すみてすのまた小そうと
もろともに友をあつめ酒てて
とうじのあとをつかんごとせしに
いそさき丹弥といふごうゆう
の人ありて山ぞくのすみな
なりがたく此ところいきたり
にせじやをつくりて人をおび
やかしとうぞくをなせしなり
大江山にてはついまといひ此
所にてはたいまと申すといへ
所にてはたいまと申すといへ
ばその丹弥はわれなりといふ
にかのものふるひおそれけり
さて又大しやを次へはじく
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つゞき一つかふには六人してこれをかぶり
人をおふ也人〴〵
きぜりしてたを
るればにんにくの
しうきをふき
かけあじやりはい
出て口へまきこみ
申也もし又めをまは
さぬものはおにのかこ
ちに出立しもの
一はせいで山中へつれ行
手下にするもあり
手下にするもあり
又うちころすもある也
大じやもふるくなりける
ゆへたいまは僧といつ
わり札守りをさづけ
又神にいわいいけにへ
をとりしもすね次が娘
きりやうよきゆへたいまが
ねやのこときにせんとのはからひ
なりしがうんつきて今御身の
いとめ給ひしはすなはち
たいまあじやりなり
とのこらずはく
じやうなしければ
よくも申たり
いのちはたすけ
えさすべしさりながら
そのおくのいんと
やらんにはあまたの山ぞくわ
こもりおるべしことに又すのまた
小ぞうといふをいけおき
てはごにち
の人の
なん
し
なり
とて
もの
事に
なんぢ
それへ
あけない
せよ
われ
かれら
〽こいつ
なか〳〵
つよい
やつだ
どつこい
ほる
ぼし
人の
うれい
を
のぞ
のぞ
かんと
その
したくを
なしたり
なしたり
ける
きて又
さきの助は
かのお玉が心あり
けなるにふと思ひ
そめておりをまち
ゐたるにお玉は思
にたへかねてそのよ
さきの助がねやに
しのびてふかきちきり
をこめきのふのなげき
けふちよろこびこれとても
丹弥がなさけとわすれ
かたくさきの助は大もう
ある身なれども大おんあるたん弥に
あやまちありてはほんいにあらず
おめ〳〵とやどをまもりてなにか
せんとはせいだせははゝも娘も
かい〴〵しくわれ〳〵みちの御あんないし
て御ともをいたさんとたいまつを
ふりてらし大じやのやしろへ
はせゆきけるあじやりが
ふくしんすのまたこぞうは
たる弥がためにしやうたいを
浪合盛
見あ
らはされ
その上たいま
いころされ
たるときゝ
やすからす
うつて出たゝ
かひしが
むかふにたい
まつのひかり
見えけれ
は村の
もの
大
くへはやすき心もなくみちをいそ
きてやしろにいたり見れば丹に
はゆかのうへにざして酒をのみ為
たりける三人はその大ゆうをとう
ひし山ぞくのわるだくみ大じや
のつくりものゝすさまじさたいまが
ほうあくあきれはてたるば
かりなりそのとき丹弥いひけるは〽
あのいおとしたるほうしは大江山の
山ぞくついまなりおさかべすね
頭をうつたるくやものいさかたき
うち給へと両へ大きによろ
こび大じやのなんをのかるゝ
のみならす思はずおや夫し
のかたきをこつことせう〳〵
せゝわすれがたし
なのりかけてくび
うちおとせば
よはほの〴〵とつ
あけにける等の
ものども大せいし
うちつれだち
ふびんやお玉は
大じやのくちへ
いりいらんと
うわさして
きて見れば
四人のものざあ
さかもりして
ゐたりければ
にたりければ
みな〳〵おどろ
きいとめたる
大じやを見
ればつくりもの
にてそのほか
たふれたる
ものはいぎやう
に出立たる山
ぞくにてかの
あじやりも
くびをはねられ
たりみな〳〵
わけをきいて
おどかき丹弥
がぶゆうをかんじ
やしろをこぼち
いけどりを
いけどりを
さきへたてゝ
おくのいんへ入て
見ればがんへき
にやねをつくり
わざし
石門をとざしへさにの水に
をほりまはしてほりのことく
水をたゝへすさへまじきよう
がいにて入るべきやうも
なかりけるが女のなきごへ
きこへければ石門をうち
やぶりて入見れば男は一人も
なしやうすをきくに大じや
にいけどられきたりしもの
又此所にはこうぞく大ぜい
ゐたりしがさくやいづかたへか
にげうせ候御なさけにたす
けなはれとぞ申ける丹弥は
け給はれとぞ申ける丹弥は
これをきいて村のものにいひ付
それ〳〵におくりつかはしける
同長官官
打合道
こゝに又すのまた小ぞうは
大じやのいつはりあらはれ
さればこくしのうつて
きたるべしひとまづ
こゝをのがれてまた
ほかへあつまらんと
みなくわかれて
にげさりけり
さきの介は大き
にちからをおとし
かのすのまたこそ
だん九郎にまぎれ
なしとりにがせしは
ざんねんなりさら
ばそのゆくへを
たづねんといふ
まごひして出る
とすお玉は
今わかれて
又あふことも
かたければ
かたけれは
きん所の
むすめを
ともなひ
とう
うしろの山
に出つみくさ
をしてこゝろを
なぐさみけり
かくとはしらず
すのまたはすね
すがかたへきつき
次がかたへたがね
きたりて丹弥にし
〽みづから
なのりて
きたら
れしは
かれ
〽そんなら
あの御かたかすのまた
どのかへ
あはんと申
ければ出むかい
いかなる人ぞと
たづぬればかのもの
へいふくしわれはすの
また小ぞうといふ
ものなりもとは
たんごにてすこしの
ゐこんにてほうばい
赤ざきいつ平と
いふものをうつて
立のきそれより
ついまと
とうしんして山そくの
ちしらとなりしが
づいまはてんうん
つきて御みのため
にうたれぬわれ
今大せいの手した
あればたといこくしの
うつてきたるとも
きうにはほかぶ
まじしかるに
御へん大江山にて
あやまつてたび
人をころしその
かたきをうたれん
と此所までたづね
き給ふときくぎしん
のほどかんし入候也
われは人をうちて
きたなくもあとを
くらましつぎへつゞく
長金壱疋
〽きでんの
きしんに
もつしやが
ぼう
よく
今さら
くわい
いたし
四九
折合退
たればこれよりこゝろを
ひるがへしほんごくへ
たちかへりいり平が
せがれをたつねかれに
うたれんと思ふなり
よつて御へんをはいし
二つには御くにもとの
じやをつくりて人をおどろかしそのあとへまはりほうしの
すがたとなりてしゆしやうに見せてふせをむさ
ぼるきでんのいさきよき心にくらふれば
雪とすみわれむみやうのゆめさめ
あまつさへ山ぞくとなり又なくまねにあうをえたるゆへ
用事もあらばかけ
給はらんと申しけるたん弥きいて
せんにもつよしさいわいいつ平がせがれ御へんをたつねて
とうごくにきたり今此いへにありけふはうしろの山へ
わらびをとりに出たりやがてもどるべし
いさぎよく立あひぬへといふ
すのまたよろこびゐながら
かたきにめぐりあふ事
わがぶかんのつき
ざる所なりと
かんるいをながしおどろき入たる御しんていあくにつよきは
たきの介がかへり
をまちゐたり
ほどなく
さきの介
立かへれば
すのまた
出むかひて
けが
さしやんすな
〽さても
なくまねのぜう
ずなるをきいて
北ばだけどの
よりもらひ
うけて
いかにさきの介われをおぼへたりやといふに
さきの介きつと見てなんぢをたかねんため
せんしんばん〳〵なしたるぞやいまめぐり
あひしはうきゝのかめうどんげのはな
さあ立あがつてしやうぶせよとかたなを
すらかと如きはなせばすのまたあつぱれ
かうしんかんしんとりさあくび打てぼうふへ
たむけられよとくびさしのぞせばさきの介も
あきれはてたるにそのときたん弥すのまたが
ぜんしんに立かへりしいちぶしじうをものがたれは
さきのすけなみだをなぜふひんながらもなやの
かたきのがさしとぬいたる刀のむねをもりてすのまたが
くびをてうどうつすのまたすゝ
なにゆへにかたざるやさきの介
しんのよじやうはころもをさいて
主のあたをむくひしためしも
ありなんぢすでに
くびをのべてかう
さんすむねにて
うてばうちしも
おなじかゝる
しにくびとり
てなにかせんと
てなにかせんと
うつべきこゝろなかりし
かばすのまたもなみだを
ながしわれにぞうといへど
ほうしにあらすこれより
まことのそうとなりひどうに
ころせし人〴〵のあとをとむら
はんとそれよりかみをそりたり
けるこくしきたばたけどのきこしめし
あたへ給ふくすのきまさしげるのほうじに
あつはれのほうしなりとてあんし人を
長金重
ぢんらうに
おかれける
京との
いくさの
ときにつた
くすのき
はじめ
七しやう
ぐんらん
ぐんの
中にて
うちじに
しのひし
とてかの
ほうし
しがいを
ひろい
〽モヽツ
ければ
くすの木がなきおとこのけはアやくは
此すのまたが事なりけり
たか氏をさいこくへおひおとしたる
□□□□
にいや
さめ
となき
けるに
きゝ人
あはれをもよ
あはれをもよ
ほしそのうち
じにをまことと
思ひゆだんし
たりしゆへまさ
しげかしさた
ふゐにうち出
打込
が父におとらぬかしこき間
にて丹弥さきの介をめし
出されありがたくもおん
さかづきを給はり孝なる
かな義なるかななんぢ
らがおこなひをもつて
こくみんにおしへせんに
みちびくべしむかし
らのぶん王のときに
くといふくにとぜいといふ
くにとさかひろんをしいだし
あらそひやまず文王は
せいじんなれば此ろんを一
さばきてもらはんと
しうのくにへいたるに
此くにの人は一たがやす
にくろをゆへつりあひ
てあらそふ事は
すこしも
こくし北ばたけとのは京にまし〳〵
おうしうにはわかとのゐ給ひし
かりしかば
ぐぜいの人
大きに
はぢいり
あらそひ
をやめし
ときく
いま
丹弥かたき
となのり
うたれんは
とせし
かばぶどう
のすの
また
これに
はぢて
ぜんしんに
にかへりし
ると
事まつ
たく義
しんを
かんぜし也と
両人にあまか
しよりやう
を給はり又
すね次が
両人の娘をい
つまに給はり
ければ丹弥
さきの介かんるいを
もよほしかゝるめい
くんにつかへ奉る事
われ〳〵が身のめうが
われ〳〵が身のめうが
なりとそれよりちう
きんをはげみけり
良金賀一
女
一〇九
二十一年
おも
打計
北ばたけ
どのには
なほも両人を
とゞめたくあつくおんを
国丸画
ほどこしおはたお玉の両女に御め見へ
あふせつけられけはいりやうとして
田はたを給はりしかばみな〳〵その
じんとくをかんじちうきん
おこたりなく
子孫
なが
く
はん
じやうし
市二三作
姫
けるとぞ
めでたし〳〵
にちれんだいしれいほう
日蓮大士黒方
経王七字圓此薬は小児疳症にて
売弓
通油町
はら大きくなり炭かわらけかべ土等をを〳〵〳〵
声蔦屋重二郎合するゑに用ひて妙なりくわ敷は包紙にしるす
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