狂歌常鎭集

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斑文子畫
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2026-08-17T19:23:18.400Z
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斑文子畫
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キョウカジョウチンシュウ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
繍 鋳 狂歌常鎮集 桧園大人 狩 総玉淵子老師撰 斑文子先生絵 一十五 露 狂語常鎮集 ○扶謾常競 第一 那古野常鎮連 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 従 序 讃琉弁恭信氏ノ寄附与ヲ 以テ購入セル竹町 夫レ熊掌牛心。羊酪等羹。味ノ 之豪奢清適テ而。早華晩菘。 味ノ之隠逸ル也。而メ辛酸嗜好。 猶未レ斉カノ矣。而ノ至二テ二乎易牙カ一。 下ルニレ手ヲ。則天六無レ有ルヿ二不ルレ嗜マ者一矣者一矣。 何ノ必晨鳬夜鯉。呉鰻蜀薑。 詠祀披講之図 清水為害撰 汲わけて千亀の 朝湯わかすらむ 朝湯わかすゝむむ あら玉川の はるのわか水 竜屋 かそへつる柱に疵は なか坐敷 をかしきふしの 目立万歳 雨堂 エト 檜固 汲あけて明る釣瓶の 春たつ 若水に 空の色は間けり 三輪のさと春にしなれは 若み門の 手桶の杉も 手桶の粉もしにはかゝり しめはかけり 仙タイ 千柳亭 老人も聞けはよしのゝ たらにすけ 苦わらひさり 大和万才に 笹の屋 尾尾 尾尾 千虎 而後朶頤垂涎。手拭。龍屋翁之 於二風雅一ヲ一。粒トキ二易牙ノ之於二調味一ニ乎。須 日撰ニテ其ノ吟社ノ之詠。秀独可キレ参ス者ヲ一。 以公ヲ二于世一。其レ諸雖モ一臠二一寶ト入。全日行 可レ味ヲ矣。其徒請二予カ一言。以罰二ナコトモ其ノ首ニ一 乃先染ヲレ指ヲ。以告二テ下レ箸ヲ人ニ 十一 如月三題 棋 通 行路柳富士子賢木 名古屋江川町之商賈通称元三郎 清水氏号冨貴浦又伴閑子ト云玉側宿者 ものゝふの乙鳥に似たる衣紋坂 龍 袖すりかよふみちの青柳 屋 同 清国 為宝 師 老 とふかはつ見つゝ蛇の目の今さして 彳む雨行みちのあを柳 手枕の 評 添 ミノツボ 大黒庵二俵 桃 遠ざかりみれは柳も尾を振て けふりに代るいなり山みち 園 松与 し比ね守 夢の間 三 天神市清雪園素六 千十円 角力艸かひ争ひ門菅はらの 春 とほつみをやもしのふ市路に まつたる蔦の 鬼にとらるな 十二七 資木 装束の裾も思はれて天神の 北濃津保住名恭邦別号壺の台仲子へ双山亭巨 従国君給郡御総老之印通称土屋兵十郎 中の錦魚に尾長間より 十八 花交園愛雄 天神の市に売つる桑の木を なるかみよけと人のかふらむ 古木 ほと きよき 同 ものよ たふとさや天満神の市人は 負るしましに鳴す拙掌 同 松にうし とことも はの あへてとしは 市人は佐野より来しか天神に うめ御九ら松鉢にうゑしは よりたき 大黒莽二俵 同 堀尾氏名玄章称鎌吉嘯月楼 天満る神の市路ぞにきはしき 咒又慎独商ト云常鎮側之魁首 もんのあたりにうめの鉢植 松清園 花交国愛雄 猿をかせ緒をゆふ松やすといふに 三すぢたらざる琴は弾らん 厚田 至一園 守てふ いなり 七浦の松葉の針は七蛭子 鯛つる料にならぬみや島 一弘覚庵従外 十八 けふも又うかれ歩行のるす守 させばやかたき軒の老松 宮の 右左 犬さけらさへ 火をともしけり 三 十五 清運 名古屋京橋辺住称伊勢屋伝之衛 月 好テ音曲ヲ能クス加散氏又肌芳ト云 月五本の柳の中の中のまつかせは 三 いとを餘処なる琴も弾けん 題 十八 アツタ 至一園 金沢や且手のひめのいぶし松 いまもからきめ見する汐風 添 三川今ムラ 便窓亭学 耳 孫枝ひまご枝おひしけりつゝ 評 武くまの子もたる松のわか翌度 覚 益 従 十五 玉湯子 あしさまにあなかまくらへ聞えけむ 外 外 耳に逆権の松のあらしは つく〳〵と もち ひの 宮の みる間に 喰出し 桜花 安平九 けり 名声亭廿 芋面 一林 常状飲自和 明月種杏花 社頭花愛雄 備へたるにみきにうれて花七日 さけらの宮もとびら開かん 至一園 十八 かみかきの万異に心うつりなば やさしかるらん花のぬす人 松の台翠 ちるといふ花には雨をあてまじと まゆるみかさのかみ垣ぞこれ 汐干瓢屋寿雄 花貝をひろふさかりの枝の浜 みち来る汐やあらし成らん 仝 神のいつかりつゝ七日いのらばや やしろも花もとひらとらけと 春屋 ちらで世にありとほして不神の庭 こや七妙の堂万垣のはな 三今ムラ 便々高 おも みやしろはお母ひし事の侭ならは 花の盛りに風すふかすな 磯辺黒人 汐干かた亀にはのらぬかちながら 龍のみやこに行是もかな アツタ 鯛の屋 かちはだしならぬ人こそなかりけれ しかまのうみの汐干かりには ギフ 類垣内 のりすてし舟ならなくに帆立貝 潮干を滝とおもひわぶらん 清固 いせのうみしほひに出しあとみれは みなとりにしとおもふ蜑が家 ミノツボ 付二俵 十十 みにそへどうくらぬ君が雨影は むかふかゝみのうらに立らむ 恋鏡磯辺黒人 つれなさねのろふはうしの時詣 むねのかゝみの影くらき夜に 大坂 雲井楼鶴文 いでやとてちかひにうたむもろ鏡 毛つ手もたゆく品へやせにけり 玉渕子 花をふむ鳥の礫の為やらん 白石字蒔く伊勢の宮奴 清岡 月の中の妹や琴比く兎てふ 絲をかけたる老松の風 四 仏生会哥垣内 高木氏名秀実号 十二八 月御仏は卯木の雪のはな御堂 桃園本藩世長 三肌さむしとや産湯あむらん 十二八 題 黒人 龍の吐寺井の水は生出る 不 ほとけの為のうふゆなら酒し □□□ 春屋 齢三千春 戦ひに 勝川 竹は 春生れ出てなと空に指さすならん 通 うへ見ぬ鷲の山にいる身も 屋 花墨高葦麿 法の水猶末絶ぬるこそ けふの産湯の雫なるらめ 旗竿に つくりて 長久 治まれる 御代 時鳥章知 須磨寺の梅の青葉に郭公 城北岩倉里住大野氏名文明号 石室通称岩井屋治八 まつ夜かそふる指も折けり 為空 かならすと契り置ねとほとゝます まつ夜の空は詠められけり 竹資木 とよら寺榎菊井のみかおく露の しら玉雫見するくれ竹 咸宜園何木 まちわひて 眠り平 │ す にひ 木のめ 出傷台徒言 深みとりふかき心のなみたには すなほの竹も理にやなる 名も曙に 聞杜鵑 題 三 月 五 章知 太刀はさや弓は袋の内庭に 大名竹のいやさかえぬる 十二八 京 丹帖園速文 たえ間なくなひける野ちの柳原 風をわけゆくこゝち秋すれ 左 十八 おちはせぬ松の木かけの翁状 はゝきくま手に何を掃らん 千タヲカタ 文洲舎住房 かゝみゐる舟こそ忍へ山鳥の をさきのいけのあやめ引日は 清園 末遂に雲もはらさん竜生る 日をみてうゑし竹の立枝は 京速文 十二八 みこゝろにかなはぬならんねちけたる 藤なひさきそ天神の市 池菖蒲黒人 まこも草いつれあやめとみさふらひ みかさまされる五月雨の池 美登り 奥か代は池のあやめの衣集も きれぬやうにとひく斗也 国 愛 雄 支 花 判 副 十二八 水鶴文明 清園 雨乞のりのくひなはかしは手を 卯花の垣ちかくにてなく水離 ならして神をいのる成らん 雪の足駄をたゝくとそ聞 長秋 十二八 かひ犬に門守らせて背門の戸を 即まはるはくひな也けり 従外 忍来て門に錦木立る夜に たゝくくひなの心なき哉 十二 清園 江戸 無窓尾敏住 からうたの友推て来ぬ唐の戸示 夜すからに押く水鶏の口をしさ 月夜よしとてたゝく水鶏に うやむやとしてあくる関のと 従外 一応夢一乗亭教道 一夜つまわかれに背戸を又来よ 事か閨しのふとみしは夢にして くひなもたゝく東雲の比 あくるもわひし己かひとりね チタヲカタ 清園 水方図器を 逆鉾の露のまろひぬ妹とわれ ふたりわたらんいめのうさはし 夢にもとおもひし夢に逢とみし ゆめさめぬれとゆめ心持なる 黒人 五人にあひみし夢の覚しより 猟てふものをうらみ初てき 十二八 アツタ 至一園 杜宇まてと声さぬ伊豆の山 石のうへにも三とせたてとや 太田楼種子 つな手ひく手もとゆるみて時鳥 鳴たひよとむ淀の川ふね 資木 あふとみし夢のはかなき後朝は めも二皮にわかれぬるかな 仝 北に啼南になけと立世の 名におふ鳥のこゑはかはらす チタ加木谷 清範園雀村 打登に伐れる榎の木末とも しら伝水鶴の何打くらん 十一日 ミノ禅谷 清月庵不破守 古渡高見之住丹羽氏玉吐連 池の駕の深ねの床のあやめ艸 別号聴松楼 けふのいはひのまくらにそかる 京 牡丹園 茶筌うり 笛吹てかよふ童も牛の脊に 夏こぬつの のりなから折野路の青柳 ふくへ棚 嶋 一嶋員 手習を守れる神のうゑ木市 またいはけなきこふしをそ売 たみ を 当子裟 仝 高砂の松より散し葉のかぎは ちよかきよせん熊手ならまし 九ひな なり けり 異斎章知 愛雄 狂名神垣賢木山口氏通称清兵衛 嬉くも逢夜のゆめの中たえぬ 産神浅間社に係る故冨士子ノ綽号有 春の横や鬼のひと口 仝 十十 君か噂そしれる夢の覚きはの くさめは恋の風のこゝちか 村宣 な道 かし 妹を 法園 夢路に 思ひ寝の我壁にしも耳あらは 仝 姥敷ひとのたより聞えむ 十一日 呼こゑ の たゝぬ守 妹かりへ往て逢とみる夢よゆめ さめされ我にかへることなく 常のうき名 ともかな 京 牡丹園 十二八 ワか庭の松の茂りも木剪の 二葉にかけて枝すかしけり 十十 丹羽の屋鳩員 かねつかぬ神のみやゐはしつけて 夕もはなのちら更あるかな 徳文 十二八 中々に箒とならぬ棕櫚竹は うゑても塵をおかぬ掃庭 十八 勝員 あふむてふ盃の貝指はまし めくり水くむけふの汐干に 仝 土佐のうみ汐のひかたにあらはるゝ 硯字とりて日きやかゝまし 海 鐺三千春 海の原雲井はるかに出る日の 成らぬ 本こそ今も神代也けれ 仝 海神の栖のところせき迄に 汐ひる春をわひやしつらん みち春 十三八 かへりみぬ猪の牙の舟も恐るへし あるゝ熊野の浦に潜な海 垣 立 穂 同 星 評 副 頭 三 月 六 祇園会清園 十二八 盲らの納涼の外も船鉾の 着ぬと呼む祇の御固に 団扇歌垣内 十二八 古うちは風の出にしぬけからと みれはふくちのかたち也けり 三千春 山水を画くうちはの涼しさは 草のはやしに風や有かむ 江戸 芝口屋 釣ふねは木葉とちりて海原に こすゑはかりは残る帆はしら 倭文江 祇園会の場振山は斧をもて 琴破山にむかふ也けり 愛雄 かみ風の尊きことをあゝはみよ 巻かの国の似か本画うちは 工ト 芝口屋 京うちは鏡を入し涼しさは はや秋かせもうつるやうなり 水魚洞 ○十三 木賊かる山も過行御まつりに みかゝれ出る祇園会の児 一庭萩三千春 岐阜県吏堀田氏名俊豊 月天竺の花てふ萩をむらさきの 通称彦十郎初号神垣内今改 雲と御寺の法のにはかな 顯 魂祭清国 歌垣内 団扇をも 家ことに今年の米の新菩薩 添 まうけて魂をまつる也けり 吹とる 評 倭文江 風 玉棚のと申によるの虫みれは 春 地獄から火やとりにきつらん 舎 之 玉一園 ひな都に似るへくもなき玉棚や 位牌は女夫の名のみ並べど す 花字ちらし 罪や侘らん 清園 初号磯辺黒入高木氏名秀縁 生死の海隔ても船図の 火には漂ふ魂や浮はん 別号成蹊固本藩世臣 賢木 姿こそみえね玉しひ返すらん 名あるかをりにまかふ迎火 海のはら 濤風いたく あるゝ日は 春屋 龍の都も 地震 亡霊の旅のやとりは蓮華に 盛飯ならまもてなしそなき 一 ふる 寂寂寂寂寂寂寂 世にいますふりにみをやを祭日は 羅紗 武 こゝろにせはき宿の玉棚 雪迺屋倭文江 芋面 美作国鯰村随縁寺住 かはらけと共にそいへの牛馬は 名のみにて毛のみえぬ玉棚 三九久平 空〻奔寂々 青柳亭黛 手向んと たま棚の声を払へははらふ程 袖にたまるはなみ堂也けり ちきりし 愛雄 俤を夢にもみわの杉まくら 柿糸 渋かり なほわすられぬ印とそなる 十八 衛屋 ならへたる枕草紙にいとふへ起 曙をなとむねと書声舞 親のいさめ も たま棚 題 三 同 入 清国 四の支かはす契のこよひかな 比よくの紋乃まれらなしへて 倭文江 邯鄲の枕もかもな五十年も いゑと添寐のいめみんものを 京 弐束文 祇園会や人形さへも美しき かほにもかさのあとしみえねは 京 梅の門花光 あかるさに調ふることの滝つせは 月のこななかれおつらむ 美作 寂 一寂〻 合釘もいつかゆるひて木まくらの みゝにこふるうき名悔し老 京 速文 けふまつる神なくさめに桃燈の 蛇はらかけをも忍ふ程国念 月下琴三千春 浜松の風ふき組のことひけは 月も屏風か浦をこえけり 倭文江 こみあうて足ものはせぬ曳舟に し比りも京への本る淀川 添 倭文江 京橋西住繍工通称鷹羽台由は漸 経 評 ふし見より下す夜舟の淀川は 竹本派之音曲に妙也堀尾氏 松平 仮寝の夢のみなと成らん 屋 の 春屋 み 上洛て底のにこれる水こゝろ 候 うへ白波の山の刀称川 松迺屋翠 墨田川 塘の宮ゐ り 十八 至一園 川かねにそよきし芦の音もなし 舟出しつへく汐やみつらむ 賢木 いはぬこそいふにまさめ埋木の うもれてそ此にしる名取川 みめくり て よき 汐先 を 一字葉もちの 阿美 九十八 十三夜倭文江 木村氏通称忠左衛門号恥覚庵 月 十あまり三の調のつくし琴 尾府臣 川 そらもゆかりの月のさやける 題 二世東雲屋秀業 勝川乃 添 駒の毛に名をかす栗も長月の 水の 月の都にはたさゝけあむ 不せき 美と里 に 十八 うかれ出る鳥に鳩もはかられて 目さます月は豆の名に負 翫菊三千春 文月より九十の秋か白菊の ませわたうくる折に逢けり かこむ碁の 石目の籠や きれさらん為 従外 倭文江 勢松坂可愛町住姓藤原氏長谷川 金 十八 ぎりとりてくせも直せる枝ふりに 名元顕号浦台通称大黒屋藤助并人 くすしも投ん巳菊のはな 芋面 老となる 袖とみる籬に菊をうゑ木屋の 来ては手をいれ〳〵にけり 那閉の家石守 千歳へて一たひすまん川の名の いろにも清し菊の初花 月とし きけと 長月の 今宵は 豆も かはへ 恋香恵園 十二八 おしろいの玉島香のうつりかに 思ひあゆつる北女得てしか さり 計理 鵑馴友 十八 春屋 おもひ川ふかき思ひに沈むてふ 香もたかはや君をまつ夜は 朝霜雪屋 蝦夷しらぬ人は浮たる塩とみん あさるにとけぬ昆布屋根の霜 清固 こかれゐてひとりふせこのいたつらに 下むせふ身と雨はしらすや 淡路スモト 落葉落ち さそびこし嵐やともにしつむらん 木葉みたるゝ各川の底 又摺 吹わたる風の木葉を蛸のいの つなに達磨の坐禅みせけり 京 帰方亭駒彦 こよひ又誰恋風にかさぬらむ ぬきたる沓に庭のもみちは 資木 守てふ安老の関にものゝふの おち菊かくなり里のあけまき 春屋 墨染のされらもみちは散をみて 冬げの法沙糖に立らん 京 一日吉延屋照信 あはのさにかさゝぬ袖もぬらしけり 五条橋西住佐藤氏通称鏑三郎活花の 会頭ニテ旭藤軒巨又西川沿ノ風流舞ヲ善ス 木葉の雨の降しきる夜は 蜀錦堂亜紅 かへり咲さくらの枝にあさりかけ 霜の花にはあらし也計り 一長月のみに物なへむ 枝豆の 焚火裳 強く 証スモト 橘 芽 釜を を 人しらはをしみやせんと紅葉を 雨にまかへてさそふあらしか ぬく ま 下毛マユミ 通至園香保留 もみちはの風にみたれて散みれは 空も八しほの色にそみけり 大暑館 又摺 一つ坂 秀業 木々の葉はかひなく散ぬ色深き 秋はしはしの夢山にして 作十一文 寝 いかにせん今は葉守の神無月 御廟野さはく散にこそちれ マツサカ 梅々高繁成 中〳〵に露にやかれのかふれけむ あせて散なるうるしもみちは 同 散なから時雨はしきてもにけり ともしとなれる穂の愛達は 松の家琴路 わきて散を惜む楓の名の文字の つくりに風守いかてそへまん 裸船すや 奥にしもたとふる舟は幼子の 何丸といふ名やおはすらむ 清固 釣人は去し入江のすて小舟 ところ得かほに驚そねふれる 千郎 千日 十二八 けふり立夷のふねはよすれとも このひのをの用心はよし 十二八 琴路 はやち風みえす成行帆かけ舟 渡辺氏通称太右衛門号春屋美都垣ヨリ 俳諧哥塲扁額ヲ授与セラル こもわたつみの神かくしかや 十八 倭文江 日のもとのあ道き恵みに責ちも とめてやはらくアメリカの舟 京 花兄 冨士の根のかけはうかみて消やらぬ 古郷の はゝ その 紅菊 ちる ころは ゆきのう駄行田子の浦船 清固 市よりも海にかくるゝ浮実 うきは中々大きかりけり 寒さに ゆやも いとまな ゆやも からん 恵園千貝 同 名古屋江川町商家野間屋梅次郎 今こゝに焚火とみるも唐土の 俳諧ヲ好テ左江ト云加藤氏烟柳亭ト号 山のあなたに飛ふ事秘 霜 霜 帆あくれ婆 遠山雪綺屋篤平 月 棚引し雲の絶間にもれ出て 三 通 盃もさやけき遠の不二のね 象にも まさる 添 千零 大船守 とむる 評 みなしこの洗濯すらん白雪の 波の 衣ほすてふ遠のかくやま 波 の 春 清園 屋 すへらきの玉敷床の白峰に 室の あそ備へけ ふりしみゆきの跡そ色けき 清江子鷺雄 埋火清固 名声亭妻古沢氏 池田炭於きの赤丹に老身の 仏つくりてあたるうつみ火 埋火のうもれても 十二五一 千虎 埋火の火鉢も猫の名に登て なてつさすりつはした女の三 世乎過すかな さふき くりやは 人も 三千春 十八 つよくしてあたり難きは埋火の 討ね おこる熊野のけもの炭かも は 三衣 一便仙堂寿和 風をさへいとへる園のうつみ火の 何思ひにてかく痩ぬらむ 伊勢屋二見 荻屋 三川今村住加藤猪八郎ト称ス姓藤原 かきおこしいく度炭やつぎぬらん 名宗精初号山雪堂光好又便螢舎 草の氷もとかんうつみ火 〃 五十瀬屋 世のせわをやかざる老は埋火の 横山炭を立にたにせず 白きもの眼の 毒なる草 遠方 便月春小夜和 亦摺 ことわさの違はさりけり熊野炭 からす啼迄たもつ埋火 同 見やる 程よき 不二の根の 根の 水消にけせとも消ぬ埋火は 雪 脂のかをれる樟の堅炭 芋面 伊勢松本陵人通称三村六左衛門 埋火に向ふ親父の閨磨かほ 一号馬声斎春門俳諧ニ名アリ 帳場にらみて鬼面扣へつ 美作 〃〃 宿 なまよみのかひなき いか伝かはいを安くせん老か世も 老は埋火に 身もうつみ火の元によらすは あたらす 秀業 埋火はとくゝつろひぬ切口の 菊や霜夜の風にいたみし とては と本 からす おく 恋衣花の門朝景 来へきとのしらせの蜘の糸をも まつ夜のころもぬふよしかな 五十瀬の屋 蹊春 初号みのや亀雄后改為成又 うき人に蛇形島てふ衣着て 七巻半も巻んとそ思ふ 清園 冬こもり人もせよとかさはひこめ はしら国木の殿つくるらん 改為就別号葉山栞加藤氏 法の浅の 青峯亭為就 あとゝめゆけ婆 閑計 青柳の ヲ 資木 置霜のとくつぬらん浅間やま 朝は林もなへてあふれり ふむ │ も 十二 同 早梅蟄屋美魚 三 早さきは宝を勤めの一夜つま 題 立うめも情や人にうくらめも情や人にうくらめも情や人にうくらむ 直く みゆ らむ 副 鶴荻屋 尾藩医員柴田氏水魚洞又 評かり人のとくや空穂のものかたり 玉渕子 清 たつのむら鳥射てとらんとて 宝 為 十一 五十瀬の屋 八 みのかくることき屏風の浦雀は つかひ放れ伝たてるをそみる 同 仙人の飼てふ鶴は月と日の なかれ矢示し意しらて過ら 可し 源の 美邦は 放ち 鶴の 飼 龍屋海城 清園 嘴の黄金よ羽根の白年よ 手にしかめやと鶴もとらん 昼外か浜 よるは 鹿児島 5193