夜光珠(順慶町夜店詠狂歌夜光玉)

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棗由亭負米補
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2026-08-17T19:23:18.401Z
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2026-08-17T19:23:18.401Z
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場所: 大阪府
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棗由亭負米補
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日本語
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扇屋利助
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ヤコウノタマ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
狩 順慶町 狂歌夜光玉 夜店酢 自永八 年中行事の故事故実ずべて此書をもとくせさるはなし故に詩歌 前楚歳時記 れ俳に遊ひ給ふ人はまづ見たまはずんは有べからぬ書なり。 北村季吟著 増 此書は正月より十二月まだの公事の故実をはじめ。神祇兄教にわたり。其外もろ〳〵の故 事どもを古書を引てこと〴〵く注尺し。五月令上十二候月々の異名。草木の異名等 まで都てもらさず諸す。松永貞徳翁の説にもちづきて。季いり法印の撰するになれば。 一事として明證とならさるなし。故に和顕狂欲れ俳に遊ひしまふ人。申づ此書也 よりて季をたゞさばあやまつことなからん。 神中訓蒙図彙四十一冊 三才図兵の要をつみてひらかなにし よみやすき書なり まつ火の部には。日月星辰風雲等の事。地の部には。山川浅島等の事。人倫禽獣 器財等各かれ〳〵に跡をわかち。又月令の部には。日々人家に入用の事をしるし。其 外和漢の世話扱事。日々言あつかふ言語の出所。すべて天地のあいだにあるものは。 ひとつももらす事なく数百巻の書を引て注し。まい〳〵ところ〴〵絵曲をく はへて童蒙の見るにあかざらしむ。此書売に精を入たまふ人も。また雅事に 遊ひたまふ人も。見たまひて益おほかる書なり。 人。舞くこしや風学二 狩野亭吉氏藤源画 筑波山の陰しけくこのもし かのものことの恐御ま〳〵ひ ろこり又難波のよしあしを 和かち渚にまよふ蜑小舟 能道しるへするともからも おほく聞遊る中に如愛亭 とてことさらに此道をた しまれけるか世をはやく過られ ぬるを惜みてその門葉 なる愛由亭負米こたひ 先師の形見にもと反古の うちに順慶町夜店の哥 とて有つるをこよしこ よりひろひ出て足さるは みつから詠く補ひて其 者をつきかつは孝養 にもそなへむか有狂哥 夜光玉と題し一篇とは なしぬ夜店の歌なれは このも大坂名物とて 世にひろめむし 前武者小路殿 観古堂 文化十二年 亥の冬 微山城 後序 とつと昔二柱のおほん神天のうき はしの詰に夫婦さら世帯の店 出しに淡路島山の毛りう梨 よりことおこり夫より戎や三郎兵衛 といへる大商人出給ひ浪花の 今宮に店をかさり初戎誓文 払の市をなして賑ひ栄ぬる 事とはなりせ其あたりちかき 順慶町とて世にあらゆる品々 をかさり夜ことに市をなし ぬるもまたひと門の名代をうり ぬ先沙如堂てうりことは に買言葉の数をよみ置れしを こたひ書林是をうりひろ めんと乞ぬれはわれは価を まつものならねと生ゝにひめ おかんもほいなけれはかい阿門め て千里亭の梓とはなしぬ されは店出しの御祝義まてに 愚詠いさゝか添物仕候 ふみのおしえ十あまりふたつ のとしきのとの実の冬 愛由亭 美米 如棗亭栗洞翁遣詠 狂歌夜光珠 よひ とりの かゝら まほ しき 店 女郎一丁 桃酒 覗く そめ □ きは 鵜の目 鷹の眼 羹も関も 古くはの駒やいさむらむ へうたん町を 出ぬけたること よね まん ちう 名物根 一 新町橋 に たえ ぬれ 名うそ 流れて猶 聞へけれ 〇 ③ としやう汁 それといへはまぬけもなしに盛て出す おとり子汁のこれをきて見よ 煙草店 黒船や庄兵衛もなき新町の 橋詰へちよといつるたはこや 雲踏店 うけ合のせつたとあれはあつ皮に 一そく飛な直もつけらん 長命丸店 床のうみ新町はしの帆かけ船 長命まるとこれをいふなり 饅頭店 木のもとにもるてふ月の影とのみ 檜葉のはさまにみゆるまん丸 八百屋店 酒のみのうき名に立し八百や店 犬のよろこふものはなけれと 鳥箒屋 打よりてねきりこきりのほとゝきす この鳥箒かけねこさらぬ 瀬戸物店 せとものゝ人にせかるゝたひことに われてはすゑかあはんとそ思ふ こんふら 世の中よ銭か馴満てあれはこそ てんふら料理客はふかん 飴うり 人丸のそれともみへす久かたの あまきる飴のなへてうれるは 正本屋 直をさきへ聞ふかるかやわれもかう われも買はふの草双紙店 塩者店 生よりも能とすゝむるあま塩も 宇まうは喰はぬからき世渡り さしかし 寄人を まねく 扇みせ せ これ は を よいち 時に なす かも 敬毛ぬ 桶屋 売こと葉たゝ安かれよ桶屋との こをけらしうにまけといふとも 打物店 すけにくいそこをすつはりまけぬるは さすかにきれた打物やとの 麺類玉 何膳か宇とんそは切かはれとも あたいの銭につなきあらしな 太物店 みちおくのけふの神布おりかえて ふと物みせの直もあはぬとや 下駄店 雨ふりてかゝる折には下駄みせを 出すのもつらし出さぬ。のもうし 生魚店 くさつても鯛とはいへと生さかな ようつの市なら店は出べし 古道具屋 漆の香ぬけたる膳をやす〳〵と そのねころてはまけはいたさぬ はつの身売 天満やのおはつと呼はゝきりうりを 花て送るといはまほしさよ 笠みせ はつちやうのみつちや竹さへ置よりは 夜目遠目よくみする笠みせ 西瓜切売 なにはつや切うり西瓜それさへも 大船小ふねおしてるにして 手から餅 味はひは日本一かきむのもち ひとつ下され先はこゝろみ からかさや 定なきそらねとのみそ夕しくれ 日かさゐかさうりみうらすみ 壱尺計 上の なんひと さなたか とひの 杉山や 下の さに たか 為達組 張枕店 一売やすく気もはらさるや張まくら いつしろものゝねることもなく かつら屋 高間山それはし雲よ所にのみ 見ては通らしかつしやの店 銭小売 菊ならてそろ盤におく霞かねも 壱りん弐りんかゝる両かへ 十九文店 常盤なるまつのみとりやよりとりの 色まさりける十九文みせ 帝店 こゝもまた天の岩戸や八百よろつ かみあつまりてうれる常店 鬢附店 春の夜の市はあやなし梅花煉 色こそ黄なれ香やはかくるゝ 草履店 はなやかなはな緒に足も立とすり ようはけるものそふりやの店 芋売 やかすとも芋は売なんむしたても たゝ好きんにまかせたらなむ 人形店 さりめきてくるはにとき人形みせ おやまさんやらたいことんやら 小間物屋 へつ甲のくもらぬくしのさす影は さなから月のこまものやみせ 古本店 糸きれていとゝ古本まけさしやれ ひやうしぬけては黄もかはれす 昆布店 幸ひと心祝ひに貰ひもせん 見のかしならぬ夜の昆布店 前同寺 十三 かんたんの 夢光 むす へ はぬ には 金銀の 水引や 尺長も かけ 植木屋 あけましよとはなあひのよき植木やは もとねか安ふついてあるかも 硫黄屋 おもとめといはうは島の名にめてゝ 直をやすよりになりつねもかな 焼玉子店 いさ黄ん夜ことにいての玉子やき さなから色は山ふきのきみ 古手店 れき〳〵の小袖もすへはさかさまに きれ〳〵となるときものや店 乾物店 見さらしていぬもよしなやよしの葛 外にもあらめまけておかしやれ 菓子売 賑はへる貴賤群集の夜みせとて よう宇治山の葉子は売なり 袋物店 もと直てもまけて夜市は夕くれを 口あけといふふくろものみせ 竹の子店 七けんかいや何けんも升の子の 竹のはやしとなる夜の市 呑酒売 味酒の三輪ならなくに上かんや しるしの杉の匂ふ提おけ 一 杉屋 つい底かぬけもやせんとくみてしれ あまり安うにかいけひしやは 煙筒店 夜は出て目をも光らすきせる店 鼠やならは名も通りもの 油楊物店 きれいにて揚ものならは此みせと そやさはそれかゝ油とやいはん よしと みつ しとの いふとも うら あし なにし おふ なには いふ の とも さん 五壷 楽焼店 茶めかして楽焼茶わん出しなから これは夜こみの市の店つき 障子のすかしや 筒井つゝ井筒にあらて丸ひきく すかしけらしなはりぬきにして 懐要燭売 折〳〵にちらと火かけはきつならて くわい要そくの重宝そかし 金物店 りん燈はさらなり引手釘かくし ぬけめもなしに店をかさるや 丁子屋歯之かき 匂ふのは家の名におふ丁子まて くわへられたる歯みかきとし都 焼栗屋 一菓子盆へまかり出ねはやきくりの かはひやみをははちるなるゝん 馬の毛ほこり払 馬の毛のほこりはらひとなりぬれは ちりほと直にも追かけはなし 上元土器 上元の油かはらけあふらさへ へらす口てはないかへらしな あまさけ売 盃にあらて茶わんてすゝめます 爰まてこされあまさけ〳〵 花生竹 投入の花生竹はよそよりも 水きわのたつしろものやさて 餅店 酒の名を引うけぬれとさゝ餅や 徳利餅は下戸にかたふく 張交画 押ませに画をかきつはた花あやめ にたり〳〵の布袋とのまて 古金店 売ものに花の気もなくみよし野ゝ 鮎の名におふさひた古かね 菓物店 きんかんや桃梨ふとうかきみかん 春夏冬もあきめなきみせ 取肴店 買人を客あしらいのとりさかな つまみ残てはこゝろやすさよ 簾屋 代呂物を巻ならへたるすたれやの 店は軒端の下にかゝれ類 美醂粕売 昔たれかゝる美りんの粕をうりて こほれ梅とは名付そめけん すつほん汁や すつほんよおもひしるらん汁となりて 今吸るゝは吸ついた科 数之ぬ はたらきを 火かけに みせる 影面うり 人も 心を うつす 減らん 軽口噺 おかしくも咄いふきのさしもこさ さゝしもの人もはらにすへかね 酢店 いかにせんみやけにすしはよかれとも なれし風味のなとやしれねは 松茸店 一誰か目にもかゝりけらしなと引の 山のかい人のたかる松たけ □□□□□□□□ 鳥貝のさし身 そのむかし誰かさしつにてさしみそや 咽を飛てふとりかいの味 勘定蝋燭 かん定といふてかけたるらうそゝは なかれもあへぬやき物なりけり おこしや菓子店 短夜のゆめをさまさん寝耳には みつからよりもおこしやの菓子 うなきや 夜市ても長やさうなき安からて あなつられさるものにそ有ける にしん昆布巻 又めくりあふてうけしをまつまへの ちきりはつきぬにしんこふ巻 ゆて蛸売 有馬山いなものなれと何はいも ゆててふ蛸を安うりやする 奈良茶飯 いにしへの八重桜よりけふこゝの えもいはれさるたちやなら茶飯 鮒のもり売 にきはひて人も市なす店さきの こみによはすな鮒のもりうり みたらし団子 応せしとみたらし団子味噌にせて しやうゆうつけとなりにけるかも 江鮒 すし つけて 売 売なら おもし には 臼て こさらふ 〳〵 う 敬之国 先域如棗てのよみ置し八十余首の 外にもれし数しのたらさるを供拙き 身にしあれと地のこゝろさしのもたし うたゝいさゝかその不足を補ふ 門人松田亭負未詠 鰹節店 すなとりのわさはしらねと今もなを あみにかゝりてうるかつをふし 面店 とれなりとよつてめしませ面のかす わるいしろものかつけはいたさぬ 蓬店 高ひ安いみな代呂ものによるねこさ てしまともいひゑむしろといひ 髷くり 千はや梶かみてはきかすちりめんの からくれなゐのわけくりとは } 索麺店 秋きぬと目にはさやかにみわさうめん おとろくはかりうれる盆前 手まり店 鵜川にはあらて夜市の手まりみせ 糸のかゝりの火にうつりよき 黒鬢付店 白髪皮の黒ひん附はさねもりか 工夫をねつたものてこそあれ 銀細工店 西行の猫もありとやしろかねの 銀の目かけてうる金もの屋 花竿店 さくやこの花かんさしの冬しこみ 今をはるへとうるや新もの 岡山並餅 長船とおなし名代ややき場にて すゝにうつたる岡山せんへい } 硝子店 ともし火に一しほ夜のひかりそへ たまとあさむく硝子や見せ 花笠店 定家にみせはやみせにかさりぬる 花やもみちのおとり子のかさ 燈心屋 世わたりの神ふみゆれと精出して とほしからさる燈心やみせ 箸楊枝店 御馴皮のはしとなりぬと商内や 御やうしあらはたのみ上ます 紅粉右 なさけをは商ふさとのちかけれは こゝにもおいろうれる店つき 白粉店 夕皃のはなをよそほふおしろいや しろ〳〵みゆるたそかれの市 墨筆筆 月をもてかそふよはひや墨みせに 日記のふてのいのち毛もあり 針店 糸による柳さくらのみすやとて 都そはりの本家なりけり 砂糖店 時しらぬふしの高根も相場もの 氷さとふやゆきしろのみせ 大かせや 小かせはあれと きぬ糸の 庄商内に ちよと かせは 南之 尚幸組 歯漆店 調法のこのはうるしはけるやうな うそも申さすまけもいたさぬ ふしの粉店 一余慶ゆくをつけめとなしてふしのこを 一割ひひて売おろしなく はいの狩楽 はいからのこまかに心つけてうる これはよい利にまはりやすらん 宮屋 現きんにはらい給へといふたすき かけうりはせぬ神棚のみせ 狂哥夜光珠 文化十二年乙亥十月吉且 御集冊并御寿里もの不相変追々御用本事上候 酒百首追刻如棗亭栗洞詠全一冊 廓百首 追刻東由亭負米詠 全一冊 并社中詠 狂歌書林 浪花中橋筋 千里亭扇屋利助 瓦町南江入 5237 狂歌類題題雑題 江戸紫 金鶴大人詠 狂歌堂大人序 当時江戸高名家卅六人の狂詠を あつめ。おの〳〵絵をくはふ 全一冊 全一冊 手操縄 貞柳翁の時代の 狂哥合なり。 全一冊 同嵐山集 諸国の名家の。秀逸をあつめ。部類す殊に当時 流行の。狂哥の本体をしらんには。此集にしくば。 なし。又諸宗近家の秀詠を。おほくをさめたれは取 全一冊 方のこゝろえともなるべき書なり。 三篇 □ 前篇にあいつぎてこれをあつむ。入集御なみ方は近期 一飯元迄。御秀吟御遣し下さるべく候 板元迄。御秀吟御遣し下さるべく候 全一冊 和歌 色々めつらしき形。数品。仕入御座候。并に四季をり〳〵 の御摺物。春帖秋帖のたゞひ随分入念。されいにいた させ下直にさし上申候。不寄多少御用被仰付。被下 御短冊色紙詠草紙類 狂歌 候様奉希候以上 大阪一ノ 瓦町中ばし筋 千里亭扇屋利助