教訓俳諧和歌集

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雪之門春見撰
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雪之門春見撰
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キョウクンハイカイワカシュウ
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東北大学
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教訓俳諧顕全 狩 13628 四五升米店支店 難波をくにのてむ方のまちなる雪の川の 浦野嘉吉氏兼 春見ぬしよ波いかに顕与みては。大久し 小そなくなし南とは誰もいひたやすめれと しかのみならていにしへま寺ひもそしころいそし 万れたれは其すちのことゝのほとよう心に えられになされはこのつらに交れる人々 あくれとさはならを災れる中より頃とり給 たりうちいてすゝむるに馬かせていにし来気 ろ国につとへわれたる教訓のの歌ともこ たひ板にゑらしめて世にひろめらるゝ皮なに はの浦の寺にゝまれ安しかるかさをはなさせし の心しらひもあからさまにてほと〳〵たのもしき ことならしやさる其心もてえらされたるしう 御ちなれは見むゝ人おろそかになおもひた まひ所かくいふは元治ことなといふとしの はるのはしめ田中のけめ秀 万国の中迩久かたの天川日の み飛よりにまとのうち迄もくらからぬ 此大御国に生れ出しを難かはよは こはさらめや保こらさらめやされ波め 天さかる田舎の中のひなる我美作の 新負ふ山そつねかる童等にいたる 迄人のひとたる道を開むことをねかふは 恐き大御代の御功になんあり 斗類こゝにまさきく石上ふることこ その名さへ世におかるき波華の 雪遍門のうし教訓てふ題を まうけ四方の歌をあつめらる巳 思ふにまことの道を守りてそを歌 によむは定まれることなれとたゝけ 題にかなへる歌をとのみ思ひてよめる人 もその哥におもなくおもひて終に 身を修ふあるはよそ〳〵にきく人も おのつから心直になることなきにしも あらされは蒼蝿驪の尾に附て万 りを渡り碧蘿松頭に懸りて千 尋に延るといへるに等しき教にして かしこき催になん有けるかゝるうれしき ことよみちのおくの素都か浜つくしの はてのさつまの浦迄あまのうけなは 打はへておかく世につたはらんことをねかふ あまり学ひにくらき瀬のれも隣下の まとの雪の比かりをかりて集のはしめ にそゝろことを書つくるに南む 元治二丑歳三月空ニ菴寂ス 教訓俳諧和歌集雪之門春見撰 海山の親の恵みは池の鯉 海山の親の恵みは池の鯉仙台 林の竹にたらふへしやは 千柳亭 美作 あきらけき我ゆく道は世にありて美作 親のをしへし光とそしる 空々庵 一筋の心の糸のみたれより にしきの袖もわゝけ初らむ 豊廼門美綱 江戸 すめ神の光りあふきてとこよなす 春友亭 なかこの道にふみな迷ひそ 江戸 秋津野はくさ〳〵草も生ぬれは高西 高延門鎮枝 ふみなたかへそ神の道芝 仙台 心のみすなほにせはやわか宿は仙台柳亭 千柳亭 まかり勝なるすまひなれとも 常陸麻生 かみわけて腹に入まてよめや人常陸麻生 かみわけて腹に入まてよめや人 うまし皇国のふみのをしへを 御山亭 伊勢 たらちねのいさめのしもと年を経て伊勢勢 今ひし〳〵とおもひあたれり 五十瀬廼屋 美作 よに迷ふ心の園も晴にけり 空々庵 道をゝしふるふみの光りに 同 焼鎌のとかまもてはらへむらきもの同 一焼鎌のとかまもてはらへむらきもの 一香香園治々 こゝろをうつむ道志艸 同 霜さゆるよるの寒さは軒にぬる同同同 人の親こそ身にこたふらめ 不思議菴妙々 讃岐 よな〳〵にふみ学へともまなひえぬ 清水舎濯纓 心ともしひかゝけかゝけん 美作 商ひの道を守りて世中の 古芽家保々 人をはかりはとらしとそおもふ 摂津山田 ちる露と身はきえぬとも世人の 千代廼門松溪 言葉の末に光りとゝめよ 沢庵の横文字このむえせ人に仙台 あわふかせてんやまとこゝろに 仙台 千柳亭 およはすもよに名ひゝけるたと山の およはすもよに名ひゝけるたと山の 滝の流はくまんとそおもふ みよや人よそふ紅葉は散行て仝 よや人よそふ紅葉は散行て仝 残る高嶺の松のさかえを みたれ藻のみたるな人よくむ酒の仝 池に心のよしや浮とも 笑はるゝ事か薬となり行て 哥の病もやゝいえにけり 陸奥盛岡 いてやいて心の駒に世の道の 調皷亭瀧音 教草をは日毎かはまし 三 常陸麻生 一澤蟹のかよかくに世を横さまに 御山亭 あしまのあしき道なあゆみそ 人心こゝろ〳〵の世の中そ公 人心こゝろ〳〵の世の中そ仝 こゝろをつけよ人のこゝろに 美作 からけ伝もくらからぬかな見るふみの常葉 からけ伝もくらからぬかな見るふみの 常葉園春樹 光りもそはかまとのともしひ 駿府 手のうらをかへしてをしへ守るより 望月楼 ゆひさす人もなくなりにけり 三河 あふきみよ月雪花のなかめさへ 便々舘 みなてと地の恵みなりけり 同 桜井の其ひと言は臣の身の 便池堂菊雄 一桜井の其ひと言は臣の身能 くすりともなる菊の下水 たくひなやはゝその紅葉尋わひ仝 家路わするゝあかき心は 三河土呂 我身さへはしめ終もしら雲の ゆくへあやしのこゝろなりけり 三河 便財亭島也 正道を横さまにゆく心根の あしまの蟹そ見にてかりける 伊勢 つゝしめや酒の池にはことの葉の 五十瀬廼屋 根なきうき草生出つなり 四日 讃岐 巖廼門常成 古川の杉のなほきを心にて よにふたもとの親につかへよ 伊豫澤津 陶々菴鶯呼 山の如かけをあふきてふし柴の しはしも親にうきをおほすな 淡州須本 いませ世に千代もつかへんつるのまも 醸春園 わすれかたなのみおやなりけり 美作 聞度にあたらしきかな月に雲空々菴 聞度にあたらしきかな月に雲 空々庵 花にあらし給ふるきたとへは まよひゆく人にまことをしへ草 しけれるかたに道は有けり 子を思ふ親の心をこゝろにて仝 おやにつかふる人そ人なる 美作 ふところにふみの林をしけらして ふところにふみの林をしけらして 桃下亭灼々 山の木を撚る人もありけり 同 うき身そと思ひなはてそこく船の 一馨香園治々 したやすからて世を渡るとも 同 光りをも世にあらはせよ手の内の 不思議庵妙々 玉と見ましく親をおもはゝ 同 わか為の外なき親のをしへをは 梅樹園芬々 忘れぬ人そ人となるへき 五 三 梅津 山田松溪 かひなしや学ふ心の浅沢に山田松溪 やかてわするゝ水くきのあと 生立て葉かへぬ竹のすなほなる 生立て葉かへぬ竹のすなほなる朝日園 子はたらちねも杖とたのまん あかなくもすきて学へやすち〳〵を 蝙蝠軒 よくときわくるくしの教は くらへなは身を粉にすともあかしかし笑廼屋 親のめりみのかそへかたきに 七わたにまかれる玉も一筋の千尋屋竹影 まことのいとにつらぬかれけり うき雲のしはしたゝよふ空たのめ仝 散ての後は見るかたもなし 我力親にかさましうつ杖も賢木舎大幣 ちとせの坂につきたまへとて いのら伝も神の守りをうくる身と なるまてまことつくしてしかな 老の浪我身によせて今そしる豊廼門 海なほ浅き母のめくみを たらちねに心つくさはつくし沢久鳳舎桐丸 しらぬ人にも名をそしられむ 久鳳舎桐丸 六 す 人をたくおろかと思ふ人をこそ孤月菴自選 孤月菴自選 おろかと人のおもふとはしれ まなひつるふみを日水のしをりにて喜枝楼雅樹 直なる道を行そためしき 竹馬を杖につくまて末かけて仝 すくなる道をあゆみてをゆけ エト 玉の緒をよくゝりためてしつたまき春友亭 かへす〳〵も心みたるな 世のあらに人なそまりそ心をは あらひ清めて みもすそ川にあらひ清めて 天かけり君かみためを思ひ候むくちせぬ楠のかたき心に 江戸 ことさへく漢の学ひに散嶋のやまと心をうしなひなせそ瀧澤徳壽 同 天下にきぬものはなし寒夜にさぬくきましく君の魚は増根 武蔵谷ヶ賢 ふま振神代のふみをひらき見れはまよふ心の闇もはれなき龍吟社 仝金子 願ふなよさなけき月を心にてうかへる雲のと又はありとも梅田好文 仙台 手野にたゆまぬ子尊も母に勝里の車はあとへもとせよ千柳亭 十一 魚えんと池のうへにはふしぬともうすき氷はふむな人の子 同 しれやへ時めく花のかにかくにうつろひ安き浮世なりとは千澗亭 同 千芥亭綾成 うたれとも嬉しかりけりたらちねのいさめの杖のちからかわらて 同 かしら主人のあらぬは海原をはしれるに船の綱なきか如 同 千島園 幽雅法師 鶯の音にあくかゑ春とても過す月日をいたつらにすな 同 世渡はくるゝき海を行船やみをしつめてはうかふせもなし 陸奥羽田大宮司 七十九翁 尚古堂守俊 恵みつゝ植て育てしたらちねのをしへ幸にて生しけりけれ 浮沈あるを歎く恵かさよ木の葉も石となるをしらすて 奥黒澤瓦 天伝ふひま行駒の足はやしまなひの道に人なおられそ方爰 の事の葵もつみてらは天豆のなひく山ほと人張あふかん 奥二子 孤雲閣谷雄 をしへある過にし生る民草は日毎恵みの露かゝるなり孤雲閣谷雄 奥二子 あらそはぬよにますちをのあらそふはたらす与矢のいさをふかけり雪広亭梅主 六 奥盛岡 おこたらはあたち屋の月影もせる法笠やく嫌ひはてまし瀧音 奥山嵜 親こゝろつかくしの海のあまか子にかひある道やをしへおくらん浅緑菴 出羽小松 豊歌亭真槌 貧し身も思にひの宗はこかねより光る蛍そ露なりける豊歌亭真槌 越後新発田 上に眠り付てや壁は大御代のみちしある世も横に行らむ五常園道雄 くもりたる心もたすはいにてこの霜夜の軒に夢は結はん 越后 世人に先立すともうしろ指さゝれぬほとにふみは学へや 信濃ヒコネ かはね我先二の裾野とに埋めうものをす高根のたく残せる詞園花成 加賀 魚をさへゆつりあひつゝ宇治川やひきゝにくたる水にあされぬ花月堂 常陸麻生 沖の国のなにはにつけてをりふしも子にながさりそ介迄あし柳山亭 おのか身のおろかをすてく人めみの愚をひらふ人のおろかさ 同 仰央園知風流 濁るものかならすくたるならはしそこゝろ清めてのほれ世の坂柳央園知風流 同 御齢館俊風流 君ゆゑはをもき命もいさきよくすつる人こそ名は残すれ御齢館俊国流 九 常八幡 夢ならぬ夢のうき世は夢見艸ひとさかてなるものにさりける藤廼門 うとみつゝ世をいとふよりいとはすて世にうとなれぬ身こそ劣けれ 常陸 ふみ学ぶ窓をそむけし悔しさは頭よ雪をつみてこそしれ五清園寸葱 常江戸奇 かひなしや親のをしへをふを持て手をひく頃におほおえ初けり緑蘂園朱住 上総屋室 とき太刀のとき心をも身のさやにをさむる人は世にひよる也 下毛大川島 栞廼門明庭 風になひき雪にをられぬ青柳の枝にならへや人の心も琵廼門明庭 千万のこかれにまして積たむる徳は其身の宝なりけり 下毛トナラ 石と凝る其稀のいさをこそよのますらをの道しるへなれ雲洋舎広海 下毛 一江戸江戸江戸 かにかくにしらぬ顔にて過すへしに水身のはても見えぬ女気は虹延屋真鉾 下毛戸奈良 うちむかふ鏡よりけにたしなみのよき人を見て心うつせや 下総 おのれのみほうる心の強子はいかてか胸におもひあつへき桃花烏延屋五百代 同干潟間戸 天照す神の恵みをかゝふりしこゝろそ人よおほろけにすな桂枝園月明 アー 十一 をしへ草心のあきのいましめに中をたちきるはたおりの虫 安房東条 ゆかみたる跡の挟木をすてたそうへも恵なる道はしらがれ山水清良 駿府十四才 春月楼若語真 一若人の心の道のおほさには親もをしふるかたやならん春月横若語真 三河 みちぬれはやかてかけぬるいきよひの月こそ人の鏡なりけれ便々齋 一咲い花と人の愛ぬる心こそあたにうつろふはしめとはしれ 一誰しかも心ならへや照月はにこれる水に澄わたるなり仝 瓜に火をともす光りのあらはれて晦日の闇もくらからぬかれ 同 ほと〳〵に節を守れる真竹はあらき風にもたふれさりけり 三土品 天津日のめくみをうけてすめる身のくもるこゝろきこそもへへき便々堂 心からくらき道にも入ぬへしあたら月日をいたつらにせは仝 胸の内にしめくゝりしてかはかりのことゝ心をゆるへ子よ人 同 みならへや直きをよしとまかりたる根木を捨し人がをしへを 同 おこたら伝世の事業のすきまより同年花も見比女みられかん鳥也 物事はいはての山の石つくしもえてな見せそ奥もしられん 尾張アツタ 雪香楼美樹 瀧浪も酒となりにし水上のなかれをくめとに子にをしへけり雲香楼美樹 イセ 身にもおへ抱れて膝をすくつかか子もほたまり母の恵みを五十瀬廼屋 讃岐 飛鳥風あすありとしもたのみつく東にいたへぢに日を送るらむ棗園 しら糸のもつれあらすはうみの子のは十つゝきまていやつゝかまし 同 光るとも玉は何せんをしへをてみかく心そたからにはある橘廼屋千枝成 雨風に心いためす花にまにほこらぬ松そ千代やすけなる雁雁廼屋棹好 おくらはや我撫子の種蒔し扇の骨の親の恵みを仝 昔より今にたえせぬ今川のきよき流を人はくまなん不二迺屋庵鳴蒲 からたちの花見てもしれ針もては匂へと愛さからぬを富草舎由種 ハ黒羽 あし原の国の掟をしら波や上りて横に這ふ壁もあり緑桜園花酔 二 あけすともせめてよまいす家名より親のうき名の立とおもはゝ ねくらとる枝をゆつりて親鳥を高く見上ん鳩もある世そ仝 〃高篠 みなと川察流たる水上は楠の一木のしつくなりけり清水舎沼繩 雨のよももゝらさすをひておもふとちまなひし道の品定せよ よむふ又にいとひはすれとんにはしみいにまても道学はなん かつはそみかつはかくれり我にからわか心さへしら原にして富剛舎范兵 サヌキ 君にとて身をなけうては治まれるよにも心のやすからぬ哉 〃黒渕 今もかも往よりもれし橘のかはりをとめよ四方の童玉露園秋光 かくなから老の阪をものほらんとおすや学ひの力車を仝 伊豫澤津 朝夕にせんのばしへをきゝなからものわすれす弥家身あまし陶々菴宴呼 薬とは今そしりぬる過し比にか〳〵しくもきゝし諌を全 スモト まかりなく君につかふる春心やなほ日神のみたたなるん醸春園 おもつからなるこそよけれさたけれる道なくてあり道ありてなし よき人のよしといはすは母人のよしてふこともよしとな思ひそ 人ならぬ人もあれとも人ならぬ人となりそ人と生れて 若菜つむ人にふまれつ白雪もきゆへき時に消はてすして 世をうみと思ひしつむは音になきてもにすむゝしのわれからわれ空々菴 とそふとものひなよしそ漢草の根なしことにも人品根さゝむ仝 人といふ人にみたる道をとへ人は人たる道をゝしへん 怠らすまとの学ひをつみ〳〵て雪にあかるき道をももも 朝な〳〵ときあけすあら彼女神くたれしかの小心のふりに両覚 位山のほりうるとも梺なるもと来し道をふみにたかへそ 鳥すらも人の言葉はまねふなり人は人たるふりたよもせよ 風ふけは樹々皆声をたつるよに柳ひとりそものこらへき 天地ものほりくたりしものそとておよはぬことを思ひ赤たちて仝 都へと思ひもたゝて山さとになく鴬も身のほとやしに まなはすは心のくまのあらはれて光りなき身となかやはてまし 蔭ほとも世の為ならぬことなせそこかねを山とつまん心に 瀧津瀬のみをくたへともちるまたに玉と見られよりたけら 不二のねは雲より上にみゆれとものほうはのほる道は有けり今 心さへ家身にそはぬ折もあるをおろかやそむく人をうらみつ 世のわさにたゆまてはけめ雫にてくほめる石もありとしりなは 作 いかり猪に猛き心はならぬともみをかへりみよますらをの友桃葉園恭々 うしろくらき事をなくしそ明らけき日の太神の道にそむきて仝 ますらをは君かみたてとはく太刀のつかむみちをとはにな宿すそ おくつきにかけにし太刀のつかのましもたかへす人は誠まもれや かく山のかくはしき名を世にあけよ親のいさをくとりよろひても さかことをいはまの水のいはすして心を清くもつへかりけり治々 わひぬれは身にうき者や生ぬらん心の水を清く流せや 朝夕にむかふ鏡のかけならてくもる心はとくよしもなし 逃れんと世をなうとみそ中らに山こそうきをましらなくなれ 白かねもこかねも玉も何かせん親にまされる宝やはある 色かへぬ心の松を柱にて親の名をしも立んとそおもふ 作 愚なる身をさへ杖につく親のこゝろの杖となしてやうある浜廼屋碑々 さそふ水よしや有とも根をたえて戌をうき草のうきにな流しそ仝 橋の上の霜を敷寝のかたゐにもこゝろをかけよ世を渡さへ妙々 にこりなき世にうまれきていかてかく心の水をすましかぬらん これまてのうかれあるきて思ひしる誠の道にたちかへりては こもに身をやつして門にたつへはみわを過しくしかしとをしれ かくはかり道ある御代に生れきてふみ見伝過すかへはなにそも 身をなくる渕ともならん心せよとる盃の雫たまらは仝 むさほらぬ京及はしな貧しくて心ためしむ人にたるらへは仝 一旅路をは行よりいそけ道といふみちを学ふはみのくれぬ間そ 人の為車まはしてよに出る水のこゝろのきよけなるかな 隔なく月の照すをおめれのみなにか心の闇に迷へる 作 まこともて常の心をみかけ人えかたき玉と世にも愛へく寒泉亭利喜子 すへときの直なる道を心からおもれまかりておのれまとへり 作 手にとれはふみもこと葉の玉はらきこゝろのちりを先そらひけり瓢園軽々 よな〳〵につもるをしへの言の葉に心は春の雪とゝけけり青流舎清々 清瀧の清きに耳は洗ふともこゝろのけかれいかにそまし湿々 十七 心より心にものを思はせてこゝろにこよろくるしむな人灼々 木の芽煮て心を常にすまさすは上をうちとのみ思ひはつへし保々 、馬形 濁りたる心の水は漸なれやその身をなくる人も有けり玉廼屋光子 作 なほつよくたゆま伝吹せ家の風迷ふこゝろの雲はらひつゝ菊花亭白々 葎廼門幽々 つよしとて身をにほこりそ枝折し松をためみに雪は残れり葎廼門幽々 なれ〳〵てともにすゝめもさへりぬふみる林に入ちてやはあな芬々 作 まつとある道をしゆかは世に我をとゝむる関やなからん竹々園伸々 竹寿園老々 立居にも心をつけよなれ衣母のかね織そ錦にはます竹寿園老々 春ことに経よむ鳥の紅なりもきかまほしきは皇神の道春香 明らはき世に生るともまなはすはいつかこゝろの闇のはるへき不二廼屋春房 備前 教ても学はぬ人のあはれさはおいての後そ見るへかりける鶏鳴舎嗜々 肥后 清澄 けふりをもふとくたてなん火のもとに心つけにも割てつかへは清澄 一 十八 長サキ なへてみなうましとほめよ巻のまへあなに元のよきいひといふ〳〵佐石 筑前秋月 女かに花なまめく野へはこゝろせよ露のぬれきぬきぬきる人は多き磯浪 播磨 銭かねのまはりもあしく成ぬへしめに角たてゝはしたつかへは 和州守多 たなつものおほし左馬を業として罪はつくらぬ身こそ安けれ千種園一村 摂津 扉をもなめてけかれし口をさへすらきて清き雪の明ほの片山良澄 いつみすら名のけかるとてくまさりし心の水の清くそ有ける山田松浜 あらそはて風にまかする梅か香は山路わけても今めてける仝 みちぬれはかくるならひの月影を心の水にやとしても見よ仝 濁りなき心の水はまことある道行人やむすふなるらん 一筋にふみみし人の跡とはんまなひの道にあからめもせて 横辻堂 人の為あたこの山の峯にすむたかき心や身をくたすらむ清寂菴碩翁 そめいろの山より高く望むともむしろは膝を容るはかりそ仝 一九 ナガ 一筋に口と心をつらぬきてしめくゝりある人といはれよ 摂松原 にこる名を世にしなかきはかひもなし冨の小川の水にあへとも三津子 かはかりの事は世にあるならひそとおのかこゝろにとかなゆるしそ 棋ミカゲ 釼太刀身をはなたすてつかの間もこゝろの錆はとく道かりけり呉雄 深川流れての世もにほふかな菊の下水かれすたゝへて朝日園 春秋のふみの学ひにおこたりぬひとのこゝろそ花紅葉なる おやをおもふ心のかせはおのか身を蚊にはませつる血しほにそしかに まゝ母をあしとうらま伝女郎の穂のわたへしことゝ寒さこらへつ仝 親心にくさめにしはいにしへに稀なる老のをさなまゝひかな おやに身をまゝせぬみてのもみちはの赤き心を染つくすへし笑屋 笑はるゝ月夜馬もわらふらんいつる日しらてあさいする身を 啼声の星いたゝきてつとめらし上をうくひすと思ひすてすて 夢の間も何かわすれんたらちねに城上花よとおもはれし身を のにふしく黄にうるほふ足にはぬ露はいたらぬくまもなけれはたつ千 花の山羊ふる肌のあれうしこまよひ入ては出るに道なし竹影 うかれ女に咎なし酒に罪もなしおのか心を身にせめよ人 銭守る奴にむつみしたしむな金のなる木はなきものとしれ 現身のよになきつまをしかふ竹たつるみさをのふしはあらはせ いろ〳〵にうつれとそまてすか〳〵し露は千竹を友となしても賢木舎 賢木舎 しらぬをはしらすといひて知事もしらす顔なる人そかしこき 酒の名はむかしとなりてうするとも名こそなかされ多度の滝川久鳳舎 つまさきに火を燈すとも屋根の富きは人の道をうしなふ孤月菴 しれや人さかしき山の奥にしも慈悲心と鳴鳥もこそすめ仝 ゆけはゆきとまれはとまる此馬の直なる道をあゆめうなゐら由郎延門渡 由郎延門渡 たらちねの深きめくみそくみてしる我年治のよるにつけも雅樹 あけくれに思ひ出せよ玉くしけふたりの親のふかきめくみを かくせともよく千さとを走りけりあしき道には足のあれはか たらちねのをしへし跡を今もかもふみ見ることにとはぬ日のなき 上見しと人の心にきる笠のひもなゆるへそ人のこゝかに有財城福雄 何ひとつ心にあらぬことそなきならぬことのみならぬとおもへは仝 みめよくてうつろひやすき花よりも松のみさをそれはにめてたき定風 富ぬとも道にそむける人の子のはては浮へる雲助もあり 身のはてのやれあみ笠はうかれ女の東みたの雨のけれくこそ春 秀たるよろつのわさも真心のたゝ里号にしくものはなし したしみの心直なる竹をもて折ふしはせよ友の中垣全 みめかたちよしやあしとも浪速江の義をつくしなは誰よ見捨ん 二十二 客の風きよくふかして浮雲のくもりをはらへ人のころめ影山光女 あしと見て子の為からす子は親をましとあらはす心直なり中西二泉 わたりえ伝世をいた橋のいたくらにふみみぬ人そくやしかならん同桐月 此君とたつるみさをは成はらしないくよも竹のふしとならへて同隆子 子の涙つらぬく糸は七みたの玉より親の光り出しつ桑廼屋幹子 ぬは玉の夜毎に出すともしひはあかるき人の心なるらむ菊山正臣 ヱト 横みちに入もやせんと日に三をかへりみならんかのかころを春友亭 友たちのさてひのまゝにあゆまておこたらすやけなりはひめ道 江戸 いとゝさへあかるきふみの上にまた窓のほたるのひうりはふらん高延門鎮校 同 なめり川水に落とあしゆゑに流れてのよもなははしりつゝ雲帯園万久住 同 冬枯にはさへ残らぬ老木にも朝夕露がなさけかけかけゝり増根 氏金子 千歳 親子中水くさからぬ心より鏡に汲えし酒そうれしき千歳 百薬の長たる酒蟲癖のあしき病はなほさゝりけり好文 二十二 二丁目 武州チブ まかりても人のゆえと古しへのひしりそ思き道つくりけん俊徳堂克明 一真心の正しき人は君か代の今にも神とあかめられなん 仙台 あつき弓おしてまにはゝ木つひに石まも何失のとほしきゝめや千柳亭 〽おなたらぬ養生文灸にいきのひて死おの山をは見ずもあるに舞 鯉を陏し池の氷を孝行のかゝ美となして見るよしもかな 仙台 千澗亭 身のほとのへたては常にわするなよおなし高根の月は見るとも 月雪にふみ見るいさをつもりなはまことの道もえやすかるらし 仙台 ことしあら婆心の駒に鞭打て着か恵み筋をそかへまし 千齢園松年 学へ人連なる道をあゆむにも鬼と考とを両掛にして 雪つみてふみを学ひし跡どはゝとけてあかるき道に出なん 仙台 柳連菴彌子 くれ竹のよしふるふみを見よや人心すなほに欲なかりけり 奥信夫 わたくしに行な違へそしはらくも人にはなれぬ道しある世に わたゝしに行な違へそしはらくも人にはなれぬ道しあ笹に毫舎千巻 書よみて身こもる子にも教へなんこゝろ正しく生れ出よと仝 かそいろのまこと心と心にてゆめおこたるな人の子の道全 三日 人よ人道なしれそ草木たに時を違へす花のさゝ世そ仝 奥藤澤 くもるなよ世を悲します日の神のみふゆあまねきすめ国の人 くもるなよ世を照します日の神のみふりまねきすめ国の人福来舎為成 八ちまたによしまよふともふみなてまごとの道にいれや世の人 くさ〳〵の実の玉にまされるは磨く心の光りなりけり 一黒黒黒黒黒黒黒黒 千花菴千盛 口のはにかりてはては笑はれんかみよりしめす教そむかは 奥徳江 南藤堂武俊 世に高くならんとならはおこたらすまなひのふみを積へかりけり 奥二子 立野亭花丸 忠と成の種薄おかは行末に子らか見るへき花と咲らん 奥百目本 なりはひに怠らすしてみやひなる道まなふこそいさをなりけれ 鶯廼屋百樹 奥黒岩 けかれたる耳を洗ひし人もあれは心に垢をためしとそおもふ けかれたる耳を洗ひし人もあれは心に垢をためしとそおもふ雪帯楼豊主 同 生立て親を百の日はるゝむときけはからすの声もめてたし 雪集亭学々 奥伏黒 折ふしは我心にもとひなましみのおこなひのよしやあしやを 奥二子 かな文字にのわす其名は高輪におもき忠義のくちぬ大石雪魁亭梅蔭 けふもまた心つくしてつとめよやあすをたのみの定めなき世に 奥二子 さかしとも其ほとあれやかをりては折つくさるゝ梅も有けせ梅主 二十二 羽小松 夏虫の光りによみしふみゆゑはわか国にしもかゝやきにけり松壽園鶴住 盗てふ名の流れたる泉さへむすはぬ人のこゝろ涼しも仝 常陸麻生 人としも人のいふへき人そなき人の多かる人の中にも柳山亭 貧しきも留るもなへてあれつらすへつらは伝世のましはりはせよ 何くれの言葉のはしのあけ足はとく口はしる人やとられむ 思ひ子もすてさらめやは后殿はみちに遣はぬやまとたましひ 心せよいはてかなはぬ偽ともらしてならぬまことある世を 常 掌なき身をくやしとてかみしめし歯のぬら追放忘るな能保流 いましめの言葉忘るな二親につまれしあとのしわとなるまて 常浮嶋 降雪にえし笋のむかしより孝のみちこてよかにきえせぬ緑石園千曳 同 あらはして見する光りて曇りなき火と孝をあはせ鏡に 鴛鴦舎仲好 同 羹をさゝけんよりもふた親のあつきこゝろにそむかぬそよき 音聲亭不才 常州江戸崎 ぬは玉の其黒髪はけつらてもみたる心のくせはなほせよ 堪忍法師 同 鳴渡る烏の声にとく起て親に反甫の孝をおくらむ米住 二十一日 同 露の身の夕もしらてむらきものこころをあたに何みたるらん緑泉園嶺門 常武田 おこたりの心に釘もうたはやな股にさしにし錐のたくひに常祝清風 下総 五百代 あしかれと誰かをしへんとことはになにはの事も人にまなへや五百代 大川島 わひしとて山路を高く登らすはさやけき峯の月を見ましや明庭 貧しかる人に恵まぬ人なら婆かすのこかねも持てかひなし仝 上毛トナラ あす〳〵と思ふ心のおこたりは老てむかしをくゆるはしめそ水彦 蒔おけは生さるものはなかりけりたゝよしあしの種をはらへよ 鏡のみかゝみにあらすうつせみのよゝのいさをそ鏡なりける 黄金にも玉にもあらていさげよきこゝろそ人の宝なりける そのまへにほまれあるよりその後のそしりなからん事を思へや わすれてもいさゝめにたも語るなよおのかいさをと人のあやまち 下毛トナラ 君か罸かふくはふかきあみい立にうへ見ることもならぬとをしれ 山邉水意 同 忠孝を君と親とにつくす身は二ツ命のほしくこそなれ 忠孝を右と親とふつくす身は二ツ命のほしくこそなれ虎唐齋一徳 シホタ ぬかりなくふまへて聞や瓜の田へ履を踏こむいましめのつる道雄 二十二年 下毛栃木 万松園清雄 たへしのふ二字をくさめし袋こそ綾錦とも見るへかりけれ万松園清雄 下毛真弓 通玉園香保留 世の中にうきふしのみはしけるともすくなる竹のこゝろもたまし 同 通嶺台保香 めくまれしことをわすれす朝夕に子を思ふはかり親につかへよ 下毛 真鉾 筋多き麓の道にまよはすてきよき高ねの月を見よかし 関戸 月明 かそいろをはこくみかへすたかやしになけくおもひは世にそたふとき 明 けふことにあすなきものと怠らす教への道をつとめてをやけ 一目のさめて今さらくやしから人の寝言ときらし親の教も 天地のみちをさなから身に添てともにまもれる人そたふとき 下総宮ノ原 かそいろのふりやくとしを歎く武老智の森の霜に時雨に壺郷昔楼多狭美 壺郷音楼多伎美 房 孝の徳積りし雪の中々にぬけ出し名を残す竹の子清良 ヱチゴ つゝしめに和らかなれと皆人の心のおくは雪のまくり手真樹 真樹 仝 君の恩おもく思はゝ玉のをもわか身もかろく忠につかへよ 信ヒマネ をしへをはよそにちらさぬ武士はやまと心や桜井のさしと詞園花成 甲州 逆立る浪はなこめよいさゝめにこほしゝ水はもとへかべらし 昌林 美濃 影法師 上衣のいとし夫にしたかへのつまはあまりにさいてぬよし影法師 三 竹馬のよしなき業をかりかへてとくふみならへなにはつのみち便々舘 かそいろの雨の降日は心して梅か兵さへも遠く遊はす仝 世に愛るさくらの花はかそいろのあめのこゝろにそむかさりけり さかしらのこゝろの猿のなすわきに顔の赤うむ恥もこそあれ 三 怠りの心なもちそ山陰のしたゝる水も岩をうかてり琵琶主 三 橘のみのいひわけも女ゆゑとなりてその名のかくはしきかな菊雄 ふく風にまかする船を心にて世をやすけにも渡りてしかな 友を見て心しらるゝおのか身と道を守れる人にしたしめ学 つゝしみを心の内に植つれは上古物にの花に安みもむまふなり便々堂 天照す神のみかけをあふく人はかゝみと人にあふかれそする 耕してえしと子おもひそたなつものみな天地の恵なりけり かはかりの事と心をそむけなはいつかまことの道にいるへき 人の身にいきよふ事も有明の月もみちてはかくるならひそ島也 二十九 忠孝のふたつは終にめくり来る実車のもろ輪なりけり仝 忠孝はふたつなからの橋柱なきあとまても其名くちせす仝 三 物よまぬ草に我もならはましひさまつくてふゐやをしれゝは 三 銅舟によしやはゝきはとらすともこゝろの蔭は払ひつらせよ便唄菴草和 朝毎によしやはゝきはとらすともこゝろの蔭は拂ひつくせよ 三 古しへの道のしるへは尋ぬとも人に学ひの奥はしらるな 三 五雲亭高松 まめ人のいさをはよくにかをりつゝ名に流れたる菊の下水 駿府 君か為うきしのき来て鎌倉にあはれ引出す佐野のやせ馬 たらちねの恵みに袖のぬから哉千尋の海もなほ浅くして美樹 窓のもとに蛍あつめて学はなんみの光りをも人のしるかに仝 異見せし親の目かねの言ことの祭亦耳にかゝる老の身五十瀬廼屋 勘定へもよそにて今はかゝり人かり玉をしておくへそること しかめやといひし子よりも拳をえし孝にほりするものはあらしな 伊賀 にこりには染りし人もおめつから井をのそく子をしからさしめや辰丸 宇多 上見れは及はぬ酒のかんさまししたみて露ももらさぬそよき一村 ふみよま侍月日を過す怠りは老馬の後そめくり来なまし 仝 京 道 夏衣うすくやはおもふ空蝉のよをかへてしも尽すまことは大道 親をおもふふるきためしをならつかし雪にうもれぬ竹の子こゝろ 一真心を水になさしと厚水とけてもうをのをとり出けん清子 丹波 行末をかけのたりをの尾につきて女鳥は時を告さるそよき里人 一朝夕に心の玉を磨か成め蛍はかりも光らさらまし 一日に三度汲もかへなはむときものころの水の泊りやはする 呉竹のよにもそむかぬ人こそはちらせの末もなほしけるらめ 人として人ならぬ人の多きかな烏も鳩もこゝろある世に 讃 おろかなる人よりは又ましろなり教おほゆるわさのもと末千枝成 サヌキ 朽もせす流もたえし今川と楠状の水くきのあと棹好 一穂におる鹿と蓮のけちめあらはあを人草そ正しからまし 春は花秋は紅葉と樹々にさへうつりかはれる人のよの中仝 サヌキ いく筋も正しき道のあなる世に遺なき方にゆく人やなそ由種 かにかくに心の水を渇すなと教も深き桜井のやと まかる木はよくもけつりて墨縄のたゝ一筋に心なほれ 〽出〽〽のやまとの国に君はふたりあらしとしらはいよゝまつろへ サヌキ黒羽 かりの世にしはし仮寐の夢と見は何かうからん人のこゝろも緑桜園花酔 施してすくなくなるそ嬉しかるつもるをおのか罪にたくへ婆女 をしからぬ命を今になからへて君の栄を見るそうれしき 讃 引まへし三筋の綱の正しきによりてしゆかは道はたかはし サヌキ 家の業いとましあらはいとまなくひろくふみみよ敷島の道 一纓 同 風ならぬ風の教に草ならぬ草葉のなへてなひかぬはなし 孤松菴鶴雄 唐やまとときわけてみな守れるはくしてふ人の教なりけり 蛍をは窓にあつめてふみよみし人の心そよに光りぬる竹廼屋直 竹廼屋直 同 何事もいはぬはいふにます鏡うつしやすかる口にしあれは 教ある道より外に道もなしみちなき方に送はすもかな常成 行先をしらぬ此世はひと筋のをしへの道に入にしかしな サヌキ 流れての世にもうき名は残さしなあとをつさぬ鳥のならひに秋光 光 智恵の海思ひの山にゆきてしれおやのめくみの深さ高さを 木や石にあらぬ身なれは守れかし国の司の重き掟を イヨ 倍ある心の風はおのつからことの葉艸にあらはれそする鴬囀 文好む道をかけりて梅すらも神の行方はしたひ行しを全 世人の心に巷のつもらすえすえすくしく家の風もふかまし 一世人の鏡ともなれ朝夕におのうこゝろを清くみかきて 一筋の誠の道をふみ見れはそても裳すそもよくれさりけり九皐堂鶴丸 同 世に登る数の宝の光りをもおのか心の玉にくらへよ袴菴月荷 スモト 手をのへてとらはけぬへし世の中はなかり水にやとる月かけ醸春園 淡 思ひあれはかくるゝことのなきものをしらしとおもふころつゝまし道邉高貫 美作 真心の玉ほりいたせかきりあるこかねの山はよしくつすとも穴工々庵 偽りもまことゝきゝてよろこはゝわれをいつはる人やなかゝむ入工 たらちねのいさめの杖をちからにて誠の道におもひいれ人 流れてはよにいつるあり谷川のなともいはほにみをくたき都く 後の親に心つくしてつかへぬはまことのおやにそむくとをしれ ゆかみなきいさめの杖にうたれすは女学ひの道にまよひすかん 誠あるをしへの風のはらはすはこゝろの雲や身をも覆はん 一夜をも怠らすしてまなへふみまなはゝふしの山とつもらん 一君の為すてんとおもへは我ものもわかものならぬ命なりけり 天の口耳ある壁のそか上に人のみめそかしこかりける ねつ起つうゑすこゝへすくらすよにあかぬ心を何もとむらん とく起てあさいゝさむる鶏ずらも庭のをしへにたかはぬものを 心せよ草すら色をことにして男をみなのけちめ有世そ仝 身をしらは人の心の猿に猿よのよき人のふりたにもせよ仝 あやしくは心にとへよ世の人も其身のしらぬつみはおほせし仝 松にはふ蔦を見るにもしられけりひとりは高くのほうれぬよと 民草はおのれしけるとな思ひそめくみの露のおほしたてしを いはぼすらなてつくさるゝものときけはかたきものとてたのまれぬ故 ふみゝれは迷ひの夢はさめにけりいてやうつゝの道をあゆまむ 千早振神ともいつけたうちねのおやこそ家の二柱まれ 一人はたゝ西に東に迷ふなよ北の翁の馬を思ひて全 ひらけさることな思ひそ空蝉のよをはうけらの花と見るとも しらさるをしらさるにしてやさしさをしるこそしるのはしめとはしれ たらちねのいさめの杖のふしの間もつくさむ道をとはにわするに 夏野ゆくをゝかの角の一かの間もひとよ誠をおもひ落すな 人はたゝ心の玉をみかくへし家の光りも世にいつるまて仝 日に三度身をかへり見よ空蝉のよにひとたひもあふかれすとも かへりみをしらぬ心のいかり猪は落いかあれの有とこそしれ 限りをも庭ひもしらて世をうみこみるめにまよふ人のおろかざ 千万の神よりもまつ朝夕につかへよ親の二はしらには仝 あたなさぬ人をねたしとゆみひらは身にかへし矢の立ともしれ おろそかに人なおもひそ我国の教は神のをしへなりけり 一ともすれはたらすと身をはなけら哉たることしれの教わすれて 君か為火水の中もわけてましまめ心には身をもわすれて 老かへぬ松を心のちきりにて羽うちかはす千代の友鶴由郎廼門渡 作 よの中の人の人をしきとして誠の道をふみ見てしか南浜廼屋碑々 朝な夕なまことの道を忘れぬはおやにつかふる心なりけり仝 にこさすて世にすまはやき山の井の浅き心と人は見るとも 一家の風上すとまてはいたくともいたつらことに名をにちらしそ妙 たらはしと思ひなくいそ生るもの多きか中に人とうまれて仝 風あれて舟ころたつ日は心なるいよりしつめて船かゝりせよ仝 たらちぬの親のいさめの杖なくは誠の道を何にたとらん こと国にうまれぬのみも身のさちと思はゝ何か世のうかるへき ことしあらは何か命のをしよらんもとより君にたてまつる身の 老て行親の杖ともなれよかしそのゝ竹の子ふしかためつゝ いやしきき文の林にわけ入らん教の道をしをしをりにはして 我たけのゝふるにつけて思ふ哉おやのよはひのしゝむのみをは さま〳〵の言の玉ふしけるをしへ草教は深き露の恵みそ仝 雪の夜も霜のあさけもたらちねにあたゝめられしことをこそおもへ から衣かへす〳〵もかそいろの恵みの露に袖そぬれけるに まからさる心すなはち神ときく直なるをしへまもれ世の人 数限しらぬ義の中々にたく真心の道は一すち六 □□□□□□□ ともしびの男を照すをしへは はけめたゝ学ひの道はふもとにて山としつまん文机の塵 心をは千里の外にはしらせて今目の前の道な忘れそ ゆかむ木を真直につかふ墨縄の一筋にのみ心もて人仝 作倉鋪 こかねよりえかたきものはしら波の心をかけぬ真心の玉 古芽家保々 算盤の蔭もなすてそそれをさへつまは黄金の山となりなん たることをしらはたる身としる〳〵もとすれはことの足らぬ世そかし 三十七 作 すゝ竹のみはけけるとも心をは出なるかたによせんとぞおもふ雪杏園実々 堪忍ふ二つの文字はしらすともこゝろによむそ尊かりける みそき川御祓せすとも朝な夕に心のけかれあらひきよめよ 作 たらられのいさめの杖をちからにて誠の道をたとりゆかまし乗雲亭龍々 たらすねにつかへの道は首磯海の人の見るめもうつくしくせよ 波り江にきける蓮の花の花にきよく心をそめんとそちつふ桜廼門翼や まなはねし我行かたのくらきかな教の道の道の光りたのまむ 千早振神とをしへのあらさらはいかにたとらん敷嶋の道 よき人のをしへし道をたとりゆかは迷はさる身とやかてなりなん 闇に身は迷ひな入りそ天伝ふ日の太神の国にうまれて白々 思ひやれ恵みわすれす親の子をおもひにおもふ深きおもひを 一筋にわかいとし子にをしへましはらをたちにし母のいさめを褒美子 のほるへき峰をわすれて数多き麓の道に人な迷ひそ全 人みなの心をみかけます鏡くもる時なき御代にあへれは利喜子 明らききみよに出てもさとり得伝物のれと闇に迷ふおろかさ 雪の中に昔ほりえし竹の子をおやにつかふる杖となしてん清や うしとのみ思ひなはてそ風ふかはやかて晴行山のはの月仝 作州 至極る命も何かをしむへき君か御為に死なむとならは瀧下堂好雄 てる時はてりのすさひに思はぬをくもりて月の光りをそしかる やすらはてふみのはやしを分ゆかは直なる道にいつへかりけり光子 身におはぬこゝぬをまと申ゝやれ〳〵しこゝろのつゝれ人にみられん 油りなき心しもたは波たゝしきよき流れに月もこそすめ 油りなき心しもたは波たゝしきよき流れに月もこそすめ新心園連々 同 清らすき流をくめる友とちはこゝろの水も濁さゝるらん青竹園節々 同 君か為親の為そと思ふ身はあさな夕葉のつとめうれしも月々 同 身のけかれ洗はすとても朝な夕夕子ことろのあるは清めてよ人湿や 同 よき人の露の道をまもりなは天の恵みにあはてやはある保々 同 世の中の響にまよはん学なす窓のともしひかきもた子袋 同 かにかくにこの手かしそのはりしやふたおもてなる人のこゝろは太平舎静丸 一 ちりの身は夜のうきよにくらずとも心はかりは清くもたまし観水亭坎々 いめしへは雪すらふみをさへつりきあしあしきといふ人のおろかさゝ伸々 遇ふへきちまたも多き世中にまことの道にゆく人そ人注連廼門春伝 雲井園春香 実とは玉にもあらす我国のたよらは天つ日つきなりけり雲井園春香 世の中にたのしき事の其もとを思へは御代の恵みなりけり宮陽園春正 見ならへや直なる鹿につれてする賤か垣根の蓬見るにも不老館虫々 見るふみに心うつして朝夕にみかくそ人の鏡なりける 河内 結ひあふつまより外は常陸帯のまたうらかへるあやまちなせて竹子 泉州 菜花にむすふかりねの夢のまもつかひの蝶の中よきを見よ 紀州 椽の安々のわけへたてなき数々は友にまさるの中らひやなき 藝州 あと覚を文字にたゝしつ皇もおをのけちめてわかつ御位光彦 周防 雁見ても正しきゐやをしれや人つらもみたらす時もたかへす 豊后臼杵 一すちにかたくも思ひたつか弓いはほもとほす真心の的白塩舎清味 同 朝夕に心の子のかさね箱ふたおやによくつかへまつりて 朝夕に心の子のかさね箱ふたおやによくつかへまつりて花月菴一香 四十 2丁 筑秋月 鎌丸 たはれをとよしいはるともくらからし灯をかりにくろきをみなま鎌丸 延岡 身を立る処をしめこといましめて丸寝もさせぬ丸き枕か馴国 小倉 針をもて血を吸ふ蚊さへいふせきに誰をきすかに見るもゝの処道平 あし腰をもむ手に握るての下暑間もやらて晴るゝならひそ 長崎 血をすゝりちかひをたてし中らひに黒き心のましるへしやは佐石 筑前 暁月軒浦松 くれ此のよゝのふみゝていにしへのなほかも人の教たふれらめ暁月軒浦松 桜 沈みたる是後へしを瀬戸として棹さす舟のゆくへしらすも良澄 年月をふるにたへてししのふれは雪に烏の白くこそなれ 子の肉としる〳〵あつき恵みそとくちにはいひて賜やたつ 摂山田 その君におもくつかへよ誠もておのかちからのあらん限りは松溪 隈なせる人の心のかひなきは其土井をもるゝ月にこそしれ ゆふへにはをはるとしりてあらたに火人をたすくる人はめてたし 君か為露の命は消ぬともちどまに玉の光りとゝめん はやされて千々の黄金を捨んよりわらひをうけぬ身となれやへ 限りある人の命とかきりなきをしへの道をおこたるな人松園 真心をしをりになしてまなひなはをしへの道もたかはさゝまし 摂辻堂 咲ぬれと空のることなき山吹ははなすら愧ていはぬ色なり硯翁 〃松原 津の国の舟にはのあしはかりすでゝよしとはかりに身をつくさなん三津子 御影 身をさらすつかへてかけを踏な人ふみならひたるかけそとおもはは呉雄 おやを思ふ心清さは庭にわく衆にみえて涼しかりけり朝日園 一今もかも高くにほへり孝行の名にたち花の袖もれしより仝 似我蜂のみつのあま人計持て釣する業や子にをしふらん 子を埋む心の響も晴にけんえたるこかねの斧の光りに仝 ほゟ氷われを忘れてえし魚にまゝしき母の心とけけり仝 姥捨に入らすてかへす車蝶ゆめにも孝はわすれされる竹犬屋 よゝかけてひてはうりの孝をせよ青竹ひしく恩にむくいは 孝の道そむく今つ礫かとみる養老の滝のしら玉仝 ゟの紺にかとの計て釣恋はほしのいともあやふし竹影 ロトニ おこたれは月夜に釜そつとむれは土より登のほり出しもあり 数々の恥とこゝろのつくま女よひとつまもりて鍋なかさねそ 親を思ふこゝろつくしに尋来てかはらぬ中子あふそうれしき賢木舎 かとつくもうき世の民におほふ袖露にぬらしめくみふかしな 垂乳根をあしとはいかて思ふへき穂綿に寒き風は通へと あなかしみ人になみせぞなり〳〵てなりとゝのはぬひとつところは 上を道は平まてゆけや世介心の駒を日々にすゝめて久鳳舎 石の名のてしまのかたきをしへには人のこゝろをやはらけそすね からやまと境はるけくへみつれと度のみちは一筋にして 身の上にけつまつきなき忠孝の道の外にもみちりれ人菊山正正臣 樹々にずらみさをのけめは有ものを人に誠の何なかほへき 津の国のなにそのこともあしかれとおもはぬ人をよしとしるへし孤月菴 さかしらに鷺を烏といひなせと白き白き黒きはしる人そしる 山吹の花のこかねもなにかせむはては其身もなき世なりけり 一人としてしかしとそおもふはくゝみてかへす老曽の森のからすに仝 一人みなの教も広きその道のふてみぬからにふみまよふ哉 ひちかさの雨宿りにも心せよなしの木蔭はぬれきぬやきむ仝 ぬかゑたに夢わするなよ思ひあまり闇になしけん程の心を鬼園芥子丸 酒の池肉の林はこゝろせよいのちとるへきぬしも住なん 一道ならぬ冨の小山の浮雲は時をもまた伝風にきゆらん仝 つめに火をともす光りにきらめくはつゝねし軒の瓦なりけり豊豆廼門 八ちまたにわかつ教も真心のまことの道は一筋にして仝 たらちねのすうるやいとにたへかねしあつさは後そ身にこたへぬる いろはかくわらへもしりて今の世に残る手本や我士のいさをは仝 直なるを心となして口六件のよをやすけにも過てしかな雅樹 親をおもふ心ふかさに雪の中氷のうへもえつるたまもの くもりなくみかけ心の玉くしけみはふた親のたまものにこそ よき人を鏡になして真似にたゝあしき事には心うつさて仝 浪花江のあしきを捨てよき事はみをつかたしても親につかへよ 堪忍ふ袋を胸にかけまくもかしとき神は守りますらし 須磨の浦の軒のふるすを見てもしとおこりしあみのいましくな福雄 梅さくら時めく花の色よりも葉かへぬ松の久しきを見よ玉明堂 行とくゑみみやまの鳥すらも慈悲心と鳴御代そかしこき中西二泉 かくせともあしめる業はてゝ地と我との三つのうらにこそしれ 横やけるふみの道をしてみせるはあつめし雪の光なりけり桐月 雨露に御衣をぬらして民業をうるほはしますみことかしし 見るふみは山としつみて心にも忌みさひたゝん事をおもへや隆子 よき事をつけの小櫛のあかなくて預友をもすきの友のゆらひ仝 あつめにし雪をかしらにつみなから物よまて世をふる人やなそ天口舎口丸 うしろをはかたきに見せて我尻をくらへとよはふいさををゝしも 何ひとつくらかして世を渡れるはこゝろにくもりなき人としれ蟻一 何となくあちはひのある物そかし老のことははかみわけてみよ 四十五 何友へも言葉に角を立すしてこゝろをさへに丸くもて人定風 孝行に黄金の釜は得すとてもほり出しものと人にいはれよ仝 我ものをゝしみて人のものこふはかたるよりけにおとるとはしれ よきまねをならはゝよきにいたるへし人にまさるのわさをきを見よ 唐人の捨しにかへて其智恵のよになりすたるちゝの瓢か楠廼屋綾臣 深川あわときえても行水のすゑの世まても名こそなかられ悟庵達摩 雪雲あつめし窓のあこゝひてよにくらからぬ道にいれ人長命 人みなの心の水は友たちのあそふ器にしたかひそする菊山正臣 結ひてし人より外壱玉の緒のたえぬ限りはとかぬ下紐幹子 あし幾の山たちとなる子はなにそ恵みのうみの親を忘れて かるきよりおもき花ともなりぬへし人をはかりのめを知ぬすみそ三謹亭猿彦 花のいろもうつろふ折にあふ坂のはてをしのひてみめなためみそ 江戸 ふる雪にあさりてえたるたけの子のこの君か代に名にてかくれね梅樹園 梅樹園 老行婆うときならひの父はらにひと日もおちすつかへてしかな 一酒の魚は波ともつきし老をしも養ふ滝の名に流れつゝ 雪之屋倭文雄 花ならぬちまたにゑばんうかれ女のなけのなさけはうけしとそおもふ 車産に心ひかれてのむさけのめくり来ん世そおもひやらるし たまあひてみかく心に数々のほじき室もつとひよりなん わするなようき葉の露ときみぬともきよき蓮の花の心を雪之屋松子 一すちに心をふかく染糸のあたし花にはよらしとそおもふ ぬる間たにやすからぬ世のわたらひを夢とくらさん人のおろかさ すまさすは心の月もおのつから身のうき雲に松ほはれなまし 人なみにつもれるとしはかそふとも数ならぬ身をいかにしてまし くしもあれとむすふの神にうけし身のきゝなみたりそ国のときこと 外に出て世々名きこえつ唐衣我身をあといひはつゝめと 一天津日のいたらぬ隈はなきものをなとくもるらんおのか心しは まよふかなふみ見るさへにおろかなる心の関は月もてらさ伝 まつりことたゝしき君の御名はしもちたひの僧の音にきみえつゝ 海よりも心ふかめてつかへすは母のめくみに何をむくいらん高之門寵 〽我かけもいさむる親のこゝちしてかゝみのまへのはつかしきかな さからへる家の風には数しけきこかねの花も間なくちりん全 衣粧ふ御代のめくみにあひなからあかぬ思ひを身になまとひて全 こゝろさしたつのあきとのたまあへる友はえかたき宝なりけり 皇国のふみの長路をてらせるは天川日嗣の光なりけり 家の風とはにまもりてあらそはぬ扇のつまそすゝしかりける いそしさをちよにつたへぬ足昇のよの長人は六代につかへる事 志のへ人露の情をかりねゆゑおなし嵯峨野の野への草ふし仝 かしこしにまことを愛ていつはりもまことゝめくむ君の情は うつりゆく末の世かけてまめ人のかみとすめる山端の月仝 一すちのまことをとほすいさをには玉をめくらす糸もおよはし 音にたてゝ今そあふけつはもの夢うちはふくとりの羽扇仝 ふしておもひおきても志のへ升の子の世にうつみれぬ雪のふること 我よのみふけにけるかなふみまなふ窓のほたるは身をもてらさる心 ものゝふの物の貝よろふ下衣いさをゝむねと身にやそふらん 大王のみたことならは玉の緒を真弓にはけて五百矢たはさめ ふみも見す世をふる人にことゝはん何にかしらめ雪はつめしと 人の上のあしわけをふねさら〳〵に 雪之門春見 さはらふゝしはいはしとそおもふ 慶応とあらたまる としの三月 応教諭哥遺者雪門主人之諸 即体漸意識一そ 一端木類岩名等岩石岩石有之宜岐 一一塀無之細岐務細政務行通其言の 当言幣留帰り而紀我弥兵志許顕人之 一醜詞舟奈都の海木授願文の朱。皇方流 団手堂劣何也瀬曽程士之能語序 一那楽決狂る南難波之海於忠照浪の 重数裳与蘇遠郷妣等小金門に 一参意保不霊通壱師。路句あり半汝 猶登渺難已終古能尊 元治二年来次乙丑春二月廿三日 探筆於江門洛橋瓊香 伏見奈我事平 5253 入仏