古銅版日月圖
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- 大谷俊解説
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- 2026-08-17T19:23:22.163Z
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- 日本語
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
狩園
古銅版日月図
□□□□□□□
此図は日月の真形なり蓋西洋の
人望遠鏡を以て窺ひ見し其真なし
●ならんされは紙も墨もありのりのものと
見得ぬ予今茲武江の書肆金文房
にて蔵し得たりし所徒々置なんも何となく
恐こくて衰喪を加へ侍るに言葉書き
の無きはものたらぬ心地し侍れは西洋宿流
一一一、一〇
の無きはものたらぬ心地し侍れは西洋岩流
の鳴る日月の説をかたはし筆執りて一
巻となし侍る耳
嘉永紀え
大谷健
十一日
の無きはものたらぬ心地し侍れは西洋者流
の鳴る日月の説をかたはし筆執りて一
巻となし侍る耳
大谷健
嘉永紀元
卅四
始の図は日輪の真写なり図中彼かしこ雲の立登
ことはなるは火気を吹出すを写すや草葉の茂き如く
画けるハ強やまぬ炎なり正面ハ緩も炎もまはらなるは
火気の此方に立ゆへはゑかき兼たるなり立波の如くゑかし
けるは山々也されはかきり無き陽火を吐きやまぬものと
見ゆ
日輪の周囲は百万里はかり有て直経は三十二三万里有り
但し大地は日輪の国分一なりといふ
日輪の光りは七億里にかゝやき渡るといふ
日輪と大地との遠さは三千万里といふ
日輪は母も一ッ処す居て譬へは独楽の廻る如く廻るに二十
日輪と大地との遠さは三千万里といふ
日輪ハ毎も一ツ処に居て譬へハ独楽の廻る如く廻るニ二十
四五日にして東より西江一廻りすると言ふ
地球は日輪を軸にして東ゟ西へ行く也其行道の形は飯櫃
形りにして斜に掛りたる所三百六十餘日にして一周すこれ
一ヶ年なり其東より西江一日分移り行く間に西ゟ東江
一ト廻りす是則一昼夜なり地球の移り動き廻る事ハ譬ハ
独楽の道中するかことし人常に見る時ハ日輪ハ動き
地球ハ静かなる如ニ見ゆれとも実ハ日輪ハ同し処ニ有り
地球はかえりて昼夜動き転して止らす譬は舟に乗り
行くに岸の嶋山は動く如くに見ゆるに同しといふ
次の図は月輪の真写なり図中黒き処は滝
川谷也薄墨ハ平地なり白き処ハ山の頂なり月は
大地に近き故岩石風雲雨雪等まて見ゆると云扨又
月輪之地に向ふたる方はいつもかわらすして月の裏のかたは
地よりは見る事あたはすと言ふ
月輪の周囲は四百里はかりニ而直径ハ百三十余里有り月輪は
大地とは少さなり大地之周囲は九千里余直径は三千里と云ふ
月輪と大地との遠さは九万里緑といふ
月輪の行道は地球を軸にして斜に掛りたり其行道を廿七日
趣に而西より東候一周すされとも地球は日々は西へ移り行く故猶又は
二三日を経てゆ九日卅日に而日月合朔す又月輪の行通斜に
掛りたるを廿七ヶ日に一周すれは月々に月の有処替りありこれに
たりて弐拾八半余にて元の処に帰るといふや
星ニハ色〳〵種類替りある事なり木火土金水の五ツの星
}
地球と同類にて日輪を軸ニして周る行道あり故に五星は
も有り処平々早々ニかわりて定らす大さも形も多くなり
日輪両事も色〳〵ニ而水堂ハ日を去事二千里内外也十一星は
有り処年〻年々月々ニかわりて定らす大きも形も色〳〵なりし
日輪音事も色〳〵に而水堂は日を去事二十里内外也土星は
遠くて三億里余と言又五星を軸にして廻るに星もありといふし
其後の星は恒星といふ是は日輪と同種に而火光あり其数は
九千八百星有りと云其内ニ地二近きといふも其遠さ十二兆
七千五百億里なりと云天の河ハ四百万余の星也と云彗星
は油火の如く燃へて行かよひ往来する行道ありといふ又其外に
流星は星にあらす水気の流動するに星の映焉也星落るゝまた
ほしと云又景星徳星之類も恒星之類にあらすといふなり
右の件〻其詳なる事は識者をまつのみ
二図は近き比西洋にて見をは見たる処なり吾
国の往し昔陰陽寮の日月の図といふもの
りといふ見まほしけものにそありける
養心館
主人書
〆八百
58340
〳〵
一月十一日
は油火の如く燃へて行かよひ往来する行道ありといふ又其外に
流星は星みあらす水気の流動するに星の映焉也星落るゝまた
ほしと云又景星徳星之類も恒星之類にあらすといふなり
右の件々其詳なる事は識者をまつのみ
二図は近き比西洋にて見或はめたる処なり吾
国の往し昔陰陽寮の日月の図といふものあ
りといふ見まほしけものにそありてる
養心館
主人書
か
将軍
el.
58340
色々
いはか女
三十二
十一