繪本譬草

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石川豐信畫
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2026-08-17T19:23:22.982Z
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2026-08-17T19:23:22.982Z
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場所: 江戸
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CC0
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石川豐信畫
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日本語
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須原屋彌治兵衞等
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エホンタトエグサ
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東北大学
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2025-11-13T07:17:33Z
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
一絵本譬草 『芳気賛恭唱の寄嘱会ヲ 以テ購入セル竹関博士 狩野亭吉氏舊蔵書』 万の事。わが力をもつて。仕禄たるとうれしくて。人に 語れば。聞かへ其功を盗。我仕出したると。世間へ満布するは。 何事によらず。ねだゝ腹のたつゝとの也。されば小町が哥を ぬすまれし。心中をもひやられはづりぬ * 色欲の人を惑し。とらかす事。和漢ともに。其数すくな からず。国をほろ。ほし。家をくつがへす事。昔きもい屋 しきも。智何るも愚なるも愚なるとひ也。されば久米の仙人 通力を得たれども。めの脛の白きに。通力を失ひしとなり 器 * ※ 世わたりの道多き中に。金銀ゆたかなる人は。いふべく もなし。貪にはこなたより。取来れる物を。彼方へ遣りて。今日 を送る。是を虎の子わたしと云。かゝる貧にも女は心を嗜べし 狐狸に化さるゝ者。多くは不徳の虚人なり。是内に守 なく。邪気其便を得て。有々に変じ。種々の物を与へ喰しむる を。世の常の菓子くだものと思ひ。星をくらふ事。無言なずや * 六 糸糸 名人と呼るゝ人。始より妙を得る事なし。執行の功により 其道をさとり。名人となるなり。小野道風筆道のさとりは 庭前の柳に幡の飛付を見て。さとりをひらき給ふといへり ………………… 女は容貌たをやかなれば。男にまさる。力量の有べき者に あらざるに。むかしを聞ば。顔かたち美して。力量勝れたるは 常の人間に。有まじければ。心をゆるすまじきなり みや 酒は百薬の長とし。唐土人は酒徳の頌を作り。徳をあげし 事多し。心乱ざる様に。飲よと教給ふ。初は人酒をのむ。半は酒 が酒をのみ。果はさけに呑るゝもの多し。取にけをんなの 供などに出なば。たしなむべき事なり。油断あるべからず 情を商ふ傾城も。かれ〳〵の常のしみは。有べき事なれば 客の方より。あながちに。せくべき事にあらず。しかるときは 一。命にも及ぶ事出来るなれば深くまよはぬが。通り者なしめ ******** ******************************************* ※ 成 五十 滝 女の子はいとけなきより。仕虚さす。他人の中にそだつれば。 をのづから親の恩をも知ることのなり。不便の餘りわがまゝに 有れば。中々年長松やの手に持あますものとぞ 一銭六百両 べし うたがひ深きと云は。ねじけたる人に有る事也。影兵をもいふ やと。立聞する心より。いろ〳〵のうら見も出来るものなり。さ あれば。なんなのさがなき。ありさまをも。見出すときは。たの しみも闕るなれば。たゞ狐疑をやめよとなしり 人の大切にすべき資は鏡なり。人を以て鑑として得失 をあきゝむべし。夫人生れながらにして。知あるにあらず。皆人 のする事を見。人の云事を聞て。我も其わざをなすなれば。たゞ 善事を見聞て善人と成べし。かりにも悪事を見聞べからず 7356 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 同十一日 田舎に京ありと。ふつゝかなる中に。風雅も有るなり。 おそりしき猪も。臥猪といへばやさしく。哲夫のうた。牛飼童 も笛を吹うそふけば。風雅の感情あるがごとし 鮑魚の肆に入ものは。其臭を知ずといえり。あやしの賤が 経営。かづきする海人のわざを見れば。心身あからぬ事のみ 多し思へど。別しわざにや。外より思ふとは。違ふものならんか 同断 廿七 物をまなふに。覚る事のはやき人あり。遅きあり。必器用 ばかりにて。まなぶ事うすき時は。わするゝにも早きものなり 不念用にて度をかさね習たるは。器用にも増るゝとの那理 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ㊃ 女はさかりのすくなき者なり。其程過ぬれば。形容にも かまはず。人にも倦るゝことのなり。老さかばへる者にも。笑ふ まじきもの也。我身も終には。おとろへるなかひなり 本丁二丁目 東部勘兵衛 江戸□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 京御菓子町 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ さとう ○ ○ 0〇 〇〇 ○○ 〇〇 うつり安きものは人の心なり。色を見ては情欲を興し 砂糖を見れば。甘からん事をおもふ。されば哥に 心こそこゝろまよはす心なれ心の駒にたづなゆるすな □□ □□ □□□□□□ ます 淫酒。忠ふたつは。人としてたしなむべき事。まして出家沙門の方 は。いふも更也。されば一角仙人が通力にて。龍神を封じ。雨を 降らさぬ事久しけれど。道よりまよひ来たる。をんな有て。酒を すゝめ。一角仙人をはかりし。其ためしあり 法 第十九巻 十一番 第十一年 米米米 第一番 船 おさなきより能友に。したがひ遊べば。よき業をも学ぶ也。 あしき友には。もとづきよきもの也。盃母の三遷。人の知れる とかろ。麻の中に蓬を生れば。撓ずして。直しとかや 人の我居は。常々掃除肝要なり。何時客は有にまじ犬に あらず。かねてまふけし客などは猶更也。児女中など請るときは。 其程〳〵の響応有べき事也。能々心を用べき事なり □□□□□□□□□□□□□ 風に激して浪をおこす。水に浪といふことのなそれども。風の ために起も物也。ある所に猫また出ると云ならはけり。ある臆病の 法師。日比飼乞犬の。飛付を。たすけよ猫魔と。わめきしなり 我好方には。暗にもおそれず。あるく人有れば。臆病と云は。怖弱 よりをこるか。生質にて。香をおそれず鼠をきらふ。人はさま〴〵 有るもの也。大かたは気より。臆病もおこるものなれ。なれが 身に。あやまり有る者は。十歳の小女にもをそるゝものなり 画図石川豊信 四十 彫刻佐脇庄兵衛 宝暦二年 大坂心斎橋安堂寺町 大野木市兵衛 申正月吉日大野木市兵衛 江戸日本橋通壱丁目 須原屋茂兵衛 同四日市 須原屋弥治兵衛 二月廿一日