當流改正節用料理大全

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高島某
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場所: 大坂
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高島某
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萬屋彦太郎
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トウリュウカイセイセツヨウリョウリタイゼン
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東北大学
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セツヨウリョウリタイゼン
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用料理大全 車 所月 究2 学3館 化成書 書名 第944年学 大川会3大 北66式成北 東狩引株平真 甲 所蔵者 (備考) 資料番 撮影 狩り町1 被成置対顔達一注奉され候事 当流十二月以立同様進置趣立テ田舎鞘引数立ニ 魚類吸物一巻黒白汁一物一巻一巻絵絵を肴一肴一 後様之蔵様一巻篠菓子菓子兼勝夫 一万浅年之一巻一庖丁拾両一畳焼失し 理人数残り分料之事塩鳥と一巻 堀下川免之巻塩泉守物之一疋一疋一疋一疋 万春残之一重の万料綾一巻 三郎食仕伝書書にあらん事をし家家都ける 「十五文」 立売城中橋町 播磨屋源兵衛 氏撰 銅銅 わき 改正 節用料理大金 摂陽書林松壽堂版 琉球来廻時間ノ国へ飛宴ヲ 以テ隣人セル竹蘭博士 狩野氏図書記 芳野市吉市吉 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 四條家高嶋氏撰 二月 日本 当流 同一 改正 節用料理大金 書林松壽堂版 『荒井恭信聞" 以テ購入セル竹縄博士 狩野氏図書記 一四事吉氏警隊畵 目録 須弥山四季之由来 五常初り之因縁 式三献之因縁 梅干用ル因縁 引渡之国縁 三つ盃之因縁 当流節用料理大全 ○本饗膳式正之図 ○七五三式正之図并注 注注注注 ○五人三式正之図并注 ○五三二式正之図并注 ○蓬莱島台之図并は 内外之因縁 ○御成式正之献立 腹煎之因縁 御手かけの因縁 昆布かちぐりの因縁 熨斗之因縁 御饗膳之事 杉盛之事 同精進式正之献立 ○四季常体之献立 ○鳥一色御膳献立 ○四季嶋台之図 当流献立十二月部分 立去之因縁 ○魚類鱠月々取合 本郷食膳松盛事 ○魚鳥あへませ取合 初献雑煮之因縁 銚子之因縁 嫁取銚子之事 聟取銚子之事 ながへ銚子結様之事 晩ましの事 御座敷立物之事 聟取嫁取之事 一精進酢あへ取合 ○魚類煮類魚類煮物取合 一精進煮物取合 ○魚類指身献立 精進指身取合 ○魚類あへ物取合 一精進あへ物取合 御産刑説之事 允服之事 御ひぼなをしの事 御髪置の事 袴着之事 鱸之因縁 しがつをのゐんそん 切置たる鯉作次之事 ○魚島汁之献立 精進汁之献立 ○田舎雑汁之取合 同精進雑汁之部 ○魚島吸物取合 同精進吸物之節 ○看魚鳥拵様之事 初献鳥之事 まないたの因縁 庖丁一まき まなばしの因縁 庖丁之因縁 同柄之因縁 同柄作用之事 同柄用ル四季之事 打身の事 二喉鯉切ル事 御そひ肴四季之事 諸島人数分料之事 渡引島旬之事 四十八鴫遣様の事 諸鳥切形之事 諸鳥塩仕用之事 一同精進こしらへ用之事 ○向詰に用肴之事 ○焼物に用肴之事 ○質鳥の取合之事 ○取ざかな類之事 ○煮色の類之事 ○後段の類之事 ○茶菓子の類之事 ○蒲年に用魚之事 一并ニ拵用之事 ○鮓魚の類之事 祐用之事 ○煎酒の仕用之事 一并に精進いり酒之事 万鳥食仕用之事 ○だし計仕用之事 南蛮縁料理之事 鳥料理使様之事 諸事魚一まさ 川海魚名所之図 魚類四季使様之事 川魚四季を以之事 塩物四季之事 干物四季之事 外ニ精進たしの事 ○鱠の仕用品々の事 一鳥料理仕用之事 ○魚類剃身の仕用之事 ○魚類雑汁吸物仕用之事 ○万者たまご仕用之事 ○茶菓子拵用之事 なし物に使魚類 粕漬魚之類 万青物一まき 磯草伎様之事 木の茸遣様之事 青物使様之事 草花類使様之事 万家伝料理聞書 ○料理人諸鳥庖丁指南 ○海川魚類庖丁指南 ○塩魚干物使様庖丁指南 ○万貝類料理庖丁指南 当流節用料理大全惣目録終 ひやし物る 酢づける むじん漬之類 料理酒之部 二重男松 日用食物能毒 諸鳥能毒書 魚類能毒書 貝類能毒書 獣物類能毒書 柑類能毒書 干物類のふどく書 病者常に食す品々 図2発之図 饗食膳 はうあはせ 万魚にえいたる妙薬 因にほね立たる妙薬 青物類食物能毒書 頭書目録終 手掛 右 分布のしやう おき鳥 ながえ 九 三ツさかつき へいしおてふ めてに 超えさ ひさけ 須弥山四季の事 それ国常立尊よりおこつ て鶏子のごとし。天地ひらき はじめて百億の山有。は一つ を須弥山と名付外は水にて ほとりもなし。下は風にて はてもなし須弥山を四つに わかつて東西南北と名付天一 竺震且吾朝三国皆南也 四方に二つゝ山あり。東に大 龍山虎口山是二つ。西に件 山是一リ南に象鼻山馬 頭山是二ッ。北に師に山麓 麟山是二ッ中に尾民達 羅山是本山也須弥の四 州に四季有四季つもつて 年成としはゆけどもわつの時 かはらず。是法報応の三身也 七五三五日三御膳式正之図 一壱把のし 座付 慈悲のみなもと也。思ひと正直 は神明にてまします上は悲想 天態々恐天下は水りんざい風 りんざい迄。しくも天照太神 ひゝ角に五本のし 三ほう三つ盃 ひら角に 〽おちぐり五ツ 耳かはしけ箸 御引渡し 三ほう 日神皇の御めぐみにもるゝ所 なし。是皆須弥山町の沙汰 を申といへ共右申百億の山河 同事也然るに八大龍王は大 海にうろくづ迄人間にあたへ給 ひら角にこんふ五ツ ふ也無左魚はあみにも釣にも もれ候也。三皇以前は文をも 定す人皆禽獣に同す三里 といつは伏義神農黄帝 三王夏禹王殿湯王周文王 是也五帝といつは少魚類頭 高辛帝學高辛唐尭 塵舜此時代に父子さだまる といへ共。末々ことをしらず。書 一五とうかはらけ輪もちくし 御雑煮ふる 毛甲かう立有 五種之物口侍 青黄赤白黒 耳かはらけ箸 御雑煮 亀甲かう立有 しきしへろ足盛 口馬 かくにすぐれ。又は老たる人などを 親とす。其後孔子出て三行 五常をおこなふ。三行といつは君 臣の礼。父子の礼夫婦の礼。五 常といつは仁義礼智信是也 故にゑんすい慥にしててうばい し四徳をあがめ式を尊み五行 の今別行要也魚を俎にて切 事伊弉諾尊よりの事也然し 共筋刀をそろへ数を定品を以て 刻料理をつくして文ル事はの 子の時よりの事也是三国に 沙汰し候七御膳は神道を 以て祝儀の旨過す其中の かんしんをもつて饗膳とす 富貴延命子孫長久の御祈 ね也 式三献の事 大ちうかはらけ輪の 五とうかはらけ輪 鯛ひれ盛さいた 小海老松笠盛 御吸物 大ちうかはらけ輪 し削物するめ松笠盛 海月魚定人也食す万魚の 中にくらげを食して後いづれ て初献に用る也 の魚をも食しける是によつ 梅ぼしの事 梅は春の初也一花ひしけ天下 皆はる也春の日永しむせず 死せす千花万木のつかさ なり是によつて也 引渡のしの事 のしを八枚重て三十刀づゝけづ りて十一もとあるべし。八息えん めいの引渡したるべし但女房の 御膳のはつぼこと申候也右の 引渡し和合すと表してつぼみ三寸 三つ盃之事 廿月皇の三光也是によりかたく火 をいみて冷酒なり 五とうかはしけ輪 大ちうかはらけ輪 ひしほ煮 小梅干松笠盛 あまのり 御吸物 大ちうかはらけ輪 しのし汁笠盛 内外の事 七五三本膳 鯉はれうもんにのぼりて位 大ちうかはしけわ に至る事也いつれの魚もら 塩引杉盛 別の魂なけれは位に至る 心もなし。唯其まゝにて。其侭 小角敷紙きそく 一やき物壱重 大ちうかはらけ輪 小桶きそく絵者 なり然にうち身は左のうす 身引身は右のうすも。ういた 左いたのひれを取てうち身 の沙汰なるべし。あつみ身は一 のひれの下より杉ざしのひれ まで也。杉さしのひれとはれう かはしわね あへませしやうかし きんかん 師ことばん子まほりのひれ と云也子守りのひれより下は 石だゝみにて別也又打身につ いて別の沙汰を共たゞ内外と 斗かくべし秘事也金皮に ついて其祝有口伝有べしうち かへし引かへし平向三角かは何 かうの物 耳かはらけはし 五とうかわらけに 御湯漬 塩かはらけにちう 小角木そく 寸法一さし渡し一尺四寸 一ふち高サ三寸 ふくめ杉盛 一とう九寸五分 かまほこ五枚 一高サ一尺 れに口侍有二同かわにつゐて 七五三二ノ膳 猶くでんすべし 腹煎の事 鯉の位に至る事は心のなす 所也。心は腹のわたに通是によ 大ちうわ 〽そき物こん切 御計 一寸法一さし渡シ一尺三寸四分 一ふちの高さ二寸八分 一とう九寸二分 やきほうしいつ 一高サ九寸七分 つてわた煎と名付て祝義とす 御手かけの事 御はしの御いにひ也しかるに御は しなをし共申なり 大ちうかはうけわ たこ杉盛 三とうわきそく有 かさめ甲盛 口伝 大ちうかはしけわ 大ちうかはらけ輪 からすみ杉盛 海月杉盛 一三とうかはら 御汁 すべし みやうがし こぶかち栗の事 昆布は万の海草の中にはゞ ひろく長ながき事をもつて 祝義とす。かち粟は勝といふ 言葉を以て祝義とす。又とうへ なんせいと云は仙家にてひろい て食して七百余歳をふる。是 をもつていわゐとす。然共かつ と云を可レ用なり 尉計の事 じ 伊弉諾伊弉詞尊より地 神五代以来の人のすだはかた はかつて腰ほそし。足ながく してせい高し。其比の人の恐 をまなびてのしこ名付て許 せの国に是を作る。是神秘 なり。伊勢とは人平に丸力に 生ること書てはいと成是御神 七五三三ノ膳 小角金銀のつゆちらし 海老舟盛 地紙かい友 いり酒 いり酒 鯉さし身わさび ぼうす かみ 三とうかはらけ輪 御汁かなり 小角きそく 鴨羽盛 かいしきへ 一金銀のちゝし 寸法 一指渡シ一尺二寸八ふ 一ふちの高さ二寸六分 一とう八寸九分 一高サ九寸四分 たる然にのしの数は七本か 五本か三本かほべし。但のし 七本ならばかち栗の数五つ 五五三本ノ 大ちうわ □□ 又のしの数五本ならばかち栗 七つ。のし三本ならばかちぐりは 九つなるべし。但し出陣帰陣 は口侍是を御三つ盃は右何 れも同心得たるべし 饗膳の事 鯛盛海是男鱸盛川是 女鳥山是男松笠里是女ほ や盛ま塩是男うつ盛川水 是女けづり物ちり是国土を 表す。然共ちりを国土とは日 青熊 たい くり 青虫くり せうか きんかん 本計也されは国男士女めし はこは飯是男ひ食に帯三 筋有べし。男の食の帯は右 まはし空へかいてさき上なる様 大ちうわ 香の物 小角かい友木そく 焼物新 焼物鮒 五々三 綿汁しいつ 耳かはらけ箸 こちうわ 塩 ことわかく立有 御飯杉盛 小角木そく かまほこ 寸法 一ざし渡シ一尺三寸 一ふち高サ弐寸五分 一とう九寸 一高サ九寸三分 に有べし。但三すぢながら同ご とく有べし。然は女房の食の 帯は左へまはして下へかいて。さき の空へなる様に是三すぢ共に 五五三二腰 大ちうに したこ杉盛 一同じごとくたるべし 杉盛の事 角盛二ッは十六の大国吾の 中国千千の少国其童の粟 散国をへうす也鯰は大こんな ますたるべし。是男酢菩是女 大ちうわ こそき物たり杉盤 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ にしうす盛 御汁いわ竹 一いほり 鳥めとりにて本贇膳の鳥 と一つかひの心得たるべしは ね魚は賢王御即位には天人 も下り地神もうごき水中の 魚もよろこふ学也然るにいも こみは九ようのほしを表す也 食は姫飯を杉なりにもるなり 右のこは仮と夫婦也いづれも 大ちうわ 一巻するめ杉盛 大ちうわ 酒ひて松盛 一さし渡シ一尺二寸五分 一ふちの高サ二寸三分 寸法 一とう八寸七分 一高サ九寸 陰陽和合の処なり 立松の事 一本饗膳と杉盛ばかり立べ 五五三三ノ膳 小角ちらし 海を船もり きなり。本饗膳のまつは 地紙かい敷 指身 鯉 指身魚が わさび ゆすう 御汁ゑび みのり お松なり。杉もりの松は女松也 其侍有べし松にもゑぎの 糸をむすびてかくべし。悦びは あけまきのむすび。八幡大井 とくはんし。又春の色は青けれは 春日大明神とくはんしてかつ かう申へき也。されは八幡と春日 明神。いとゝ色にこもりまます。 松は千とせのいわ打也 中廻食膳松盛二膳 右條々陰陽和合の祝もつて 神明にさゝげ。富貴長久延 命の御祭也。三と与との御汁 かけの飯は。本饗膳杉もりを 小角きそくかい敷 しき 寸法 一さし渡し一尺二寸 一ふちの高さ二寸一分 一どう八寸四分 一高サ八寸七分 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 取合て頂戴いたし。我身のいわへ ひ是也然間御ゆのかはらけを 五三二本膳 御汁かけのめしの下に重ておく べき也。五ツ目のわけのめしはそ 大ちうわ かうの物 又本研食膳と杉盛の膳とり わけて。あまねくいはひをひろめ。 長久祭昌の御祈祷也やがて御 湯まいるしろき金色程にしろ 水の御湯也。御饗膳あかりて 大ちうわ たい 亀のかうまいる。八種のくた物に て五色の心へ有へし神道をつ くし陰陽和合の祝義なれば 広き御祝にていづれの御祝 きんかん 青鱠くり 下しやうか せり 三成共かはる事有べからす但 式三献はそれ〳〵に有べし。 庖丁それ〳〵に有仕立も 口侍別也移徒饗膳の御ゆ は白粥なり。其外は白水の御 大ちうわ からすみ 三とうわ 御汁一 御汁やさふ大こん 年かはらけはし こちう塩 法 三とうわ 五々三ノ寸法 御食 一御食匕五三にも用 五日三寸法五三二ニ用 ゆ也。いつれも白きかないろ提 にて可参也 初献雑煮の事 五五三二鼠膳 大ちうわ こん切角盛 一雑煮はまわの五臓をかた どりじゆくす 一心生火色赤し下をかたき 鮎 一脾の生土色黄なり皮肉 をかた取る串範 一肝生木色青し眼瓜に かたどるいも丸長く削る 一本のしやうねへしつき 一肺生金白ものをいふ気に 通ずる餅 一腎生水黒し耳に通ずる 大ちうわ木そく 右寸法同断 三ッさゝゐ盛 印に不及 いりこ 右かくのごとくをもつてざうにと いふ。君をはじめ奉りて御酒の 御下をざうにへ御すてなし。御 大ちうわ たり杉とり 三とうわ 御汁へきすこ たける そひかはらけべし。御四方御四方御四分御三人 五三二三ノ膳 方迄はざうにのきはにくみ合 A 参るべし。足うちにてざうに参る は三度入のかはらけをいか程もかは る手に持て引べし。御四方御 一小角金銀の露ちらし 海老船もり 三方の御そひかはうけは。大ちうの かはらけを御雑煮のそばに置 けけ べき也但内御ざしきならば足 うち成共同じ様に有べき也 銚子の事 一式三献七五膳又は饗膳の 間は白絵のかた口の御銚子 にて参る。初献の御雑煮より 一金の両口の御銚子にて参る也 口を蝶かたにをもてつゝむは一 づの口をかくさんためにあらず。 祝義といへとも 禁中にてはつゝむ事代まれ也 □□□ 大ちうは木そく 小桶なし物 右寸法しるすに被 前に委有之 及 銚子 正月十二有べし 十二月を いわひなり 銚子のこは 三所 有べし 共三を もつて 十三月の年も ひねり の数は 十二有 べし 閏月は口伝也 御菓子 まんぢう やうかん あるへいたう くるみ 紅梅 ぶどう かや むすび昆布 むすびのし とんほう木そく かん木そくたい 千鳥てうたい 一 松梅椿 右三方に居 候へい地の口はつゝみ申也。昔は いづれもかた口の御銚子なり。 寶來御嶋臺 其後より両口の御てうしに て参る也武家はいづれもつゝみ 申也禁中土家にてうしつゝ まぬ事も近き事也蝶酒の はじめ也葬まかた間に夫婦 の者有ひもの親に孝あり 神に日々に御くうをそぬゑ天 道をいのか。有時竹の林のかけ より鶯に似たる小鳥一つかひ 飛来り。御くうをくはへて竹 のきりよの中にたくはへけれは 雨露和合して酒に成けれ 共。人是をしらず。有時夫婦の 者竹の林の影にやすらひ けるに蝶共あまたとび来りて 竹の林にみち〳〵たり此もの共 不審して竹の林わけ入て くばしくみれば酒也此酒をのみ しゆへ八百余歳まて死せず。 当流改正四季料理大全 一〇引渡し或正の図 不老不死の薬也是酒の初 三方に三重組のかわらけむかふに置。 也今も天竺唐国にはさげの のし九筋右の手先に なる木有と也是に付て蝶か かちぐり五つ小角に たに打て口をつゝむ事也銚子 はかりにてもなし御肴のかい敷 折のかう立何れも蝶がた也 嫁取の銚子つゝむ事 式三献饗膳の間は女蝶た 付る左の手さき に昆布二切小角 に付る又九七五と組 るべし初献より男蝶たるへし のし九筋くり七 白紙也其夜御色なをし有は 銚子の口斗紅梅の紙にてし こんぶ五つともくむ かへ候べし三日に御天なをしならは 事あり三方の左に三つ重の餅をすへ 二重其外かうたても紅梅の 紙にしかへ候へし 右の方に小角にのし九切五横四竪に付 聟取の銚子つゝむ事 右の小角にかち栗五つ左の小角に昆布 式三献男蝶たるべし初献ゟ 三切付る出陣の時はかつくうつてよろこふとくむへし 女蝶たるべし紙は引合にて 帰陣の時はうつてかつてよろこぶと綱べし ひねりはふくさをゑりなるべし 右の引渡しは両人の時は真中にかざり置 銚子のむすび数の事 正月十二有べし十二月をいわゐ 外に三方に三つ重の土器 なりてうしのこは三所有べし を出し銚子提にて 元三をもつて也十三月の年も 盃ごと有べし ひねりの数は十二あるべし田 月は口伝あり ○式三献の図 一移徒の事 一番の図かくのごとし 式三献饗膳まいる御湯には 白かいを白き金色にて参る 左の方に焼塩を 御饗膳あがりて頗る亀の かうまいり御ざう煮より三献 にて御食参り候也 かわらけに図のこと く高くもり土器の下に輪を敷べし右の方 御座敷たて物の事 二重二合並鯉二ツ並鳥番 かわらけ敷輪有べし酒をめし入ル左の方 かわらけに敷輪きざみあらめを高盛に はと成にて鯉のたい魚なり にしてこい腹合也へいぢ一 すべし右の方土器に敷輪くらげを高もり 対口つゝむやうは一つ男蝶一つ にすべし前に耳壺に壱尺二寸の白箸 女蝶合て一つかひ。いつれも。白 紙にて下重てくれなゐ を置べし 但銚子の口はつゝむまじき也 二番のさかな 松のあげ物さゝのあげ物こぶ はそり鯰かわら くしがき。いくの山。あかめ。かや。ざは くろ以上十二しゆ 聟どり嫁どりの事 け敷輪あるべ 右わたまし大方同前也但御湯 しふなをそら は白水の御ゆを白きひさげ せにる也元服祝 にて参るいづれも〳〵亀足はうへ 言の時もみな たて白紙にて置べし。白水に 二人つゝゆへ同じ の御湯はよめ取其外いづれ もなりがゆの御ゆはわたまし 計の事也 御産所の祝の事 べし ましごとくに何も二くみづゝこしらへてをく こいたゝきの餅ちいさくして 数五百八十たるべし但餅の 三番の肴はうちみ鯉をひらづくり まはり七寸と五寸とにして。二 にすべし土器に敷輪有べしかくのごと 金のやうに盛て七寸のは少 もりて。一合五寸のたけ。大一合 く高もりにすべし平作かにしてうすく 以上二合。くま引二枚つる一つがい かわを引塩をす へいぢ一対口はつゝむまじき也 絵のやうにたつへきなり。 一同うぶ食大こん二本かながし らの魚二り腹合て二朗二ッ 腹合して此わきに少石二つ 御膳にちきにおきて 水けをよく取 盛也少にても 水けあればかわ ちけのうちみ 君が代は千代や子よをさゞね ぐるしき也廻り いわをとなりてこけのむす迄 此古哥の心をもつて也。うぶの御 を切かたにもり 神の御祝也御まへ其外はこい たゞきのもちにて。よし。但御前 いせごゐをする事も有 一は三献参るべき也初献こいたゝ きの餅二献つるの吸物三献 まはし中へはくづを入見事にすべきなり 小ふな道の御いわひ但三の 御膳しかるべき也 ○雑煮の図 穴眼の事 雑煮下にやきだうふ大根を敷餅 二重の二合右のごとく置鯉二 鯉を四角に切二つ重上上しあわびむ つ右のごとく置鳥一つがい右の ごとくへいぢ一つい是うかた すびのしわら び昆布かちぐり 常のことくつくむ。其外たて物 いづれも同じことく以上十二種 十二合亀足かうたて白く下 重はくれないたるべき也御くしはや くしこ餅以上七 色也たれみそ す御そゑこは引あはせにてま にてにる き。其うへを水引にていかにも むかふに小角 つよくゆふ但ゆいやうは面に一ツ 左に浅つけ大根 うらに二つ也とめやうに口伝あり。 式三献饗膳参時に御くし 二切右の方にたつくりを二つはらど腹と はやす人より御太刀御馬進 をあはせ置べし前に耳かわらけに白 上す初献の時御くしはやす 箸をのせ置べし 人に御太刀御こしの物御馬 御礼候 御ひぼなをしの事 式三献ばかりにてもよし何 何月何日 一御城式正献立 れも三献か五献成は参る べし御食三の御膳成共 御かみおきの事 式三献御饗膳は三本た てに可然也但飢位によるべし 立松にあへて鶴亀を作り て置べき也初献三こん参る べき也。御めし三の膳にても可然 はかまぎの事 饗膳すべし。式三献のうち 身両身を下の鯉たるへし。 わた煮ははかま着のこい也 上おきは尾にて有へし。刀の ごとくにそきたるを先へなる 様にあるべしいづれも〳〵 なんきん 御本膳 そめつけ 染付茶碗皿 たい きすこ さゞい 御会くり せうが きんかん あつめこみそ 御汁 大こん さといも くしこ くつし 小しいたけ 紙ニ包 御箸 脇に楊枝 紙に包 うどめ もり口づけ ならづけ みかんむき御香之物也 小なすび 南京中長直 くしあわび細だち にんひやう 御船物 むきくるみ ごま山升みそ 御食 庖丁仕立に口侍有初献三 献参る也 鯰の事 周の武王の御舟へ長に余り 二之御膳 生鶴すましすぢ ごほう 平皿 御煮物 白魚 玉子ふはく 御汁 塩木公たけ なすび しめじ 同白魚しめじ にな 玉子ふはく小な を入まぜ ゆ にしきで 錦手中皿 徳 たる塩河とび入ける。武王 しやくにておさへ給ふ。大公望 いだきあげて奉りける。武王 則庖丁なされける。大公望 わさび 御焼物 かけしる 焼塩 小皿 かけしる山皿わり山枡 三之御膳 てうし奉りける也。其時かい中 しづかにして五色の浪立けり。 是天道にかなひ給ふ五色の 鱠と申なり然るに五しきの すがたをもる也。青きはさし酢 にすべし。うす身をいかにも細 に作つていをつぶして酢にて ときてそめ。又うさをいかにも こまるにして下にもり。其うへに うす身をもる也。是黄赤の二 つたに置也黒は腸をこかし て細にして右に置べし。中は 尾なもと也然るに武王かさへ給ふ により第一賞翫なり。仍充 丁尾なもとゟ始ける也。先に ひれをたつ事も武王おさへ 給ふをもつて”しやくのひれ共一 又は一の鰭共云也白色は惣身 を以て也何れも賞翫也 折板 かいしき菊 なんてんの葉 刺方 南京桶 鯉子付 糸作り ひら作は 直いり酒 一大鮒白焼かけけ大皿八寸 一煎鳥 鴨みかんの輪 せり 中酒 かき 一御吸物山せうの粉七寸 とろく なまこ 御汁が 青のり こだしみ 平田八寸 足付 七寸 まながつおの事 伊弉諾尊御鉾をもつて 海中をさがし給へば。海の間に 島一つ通。あはぢ島是なり。 肴 からつけ共に高麗 一むき身かに鉢七寸 此島にあがりて又海中を 山椒みそ さがし給へば。御許のさきに 一あわびでんがく小角八寸 魚一つあがれり。其時空に驚 して申けるは。其魚はまながつ 一御吸物こみそ焼小鮒 をといふ魚也。先の生はつば くらといふ少鳥也神幸にあい 一からすみ小角八寸 奉らんと今日を待事そほど □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 塩山枡 久しき事と申ていぬゐへ通る 尊聞召て大つばめと云をあ 塩山枡 一焼雉子塩山枡中榧八寸 かはして海中へ入給ふ此事人し りがたかるべきを。其後住吉の期 田にし 薄醤油 めうがの子 神くはしくあかし給ひて北つ ばめをあそはじ給ふ然るにさし 一小板かまぼこ小榧八寸 身をもるべきには先に鰭二つ 鷹が尾をかたどる前にうな もと左に琴子くはんげんを 一からし鱠はまくり大白直七寸 なし成仏也右に鳥の身是 ごまめ 前生をかけて衆生にあたゆ 薄醤油 一御吸物 水仙寺あり 彼是仏果也されは神明の 一まきずるめ小角八寸 うづらもち 御茶菓子にしめ小縁方 小縁高八寸 一御茶菓子にしめ小縁高八十 ぎんなん 御宮作にはつを木と申もの 有。此魚のひれ也。此時の御 一約束也又まながつを云字 にいぬ井と云字をかく事も 一水粟青地の鉢七寸 初むかしだい金銀そぎつき 台天目 一金銀そぎつき 惣菓子 大和柿大鉢ぬり九寸 大梨子中鉢ぬり八寸 後段 此ゆへ也常にかくべからず 一段と秘する物也真のまな がつを草のまながつを神前 のまながつを是三ケ条は人 作也。され共是日本記に非ず 唐国ゟの数の物也右日本 国にての事なれ共此さた三 国に有。もろこしかねんごろ にしるし渡しけると也 切置たる鯉作事 一番にうなもと二番引身 三番打身四番あつ身 五番ゟいつれ成とも 一酒祐の鳥の事 昔はいつれすしに亀足をし てもりける也かた野ゝきじを 打しより此かた鳥をもる事也 此雉子足四ッ有。はし織羽は 小直 胡椒の粉さじ饂飩 ちよく からみ大根汁 子籠ふな あらめ 御吸物 つぶさんせう 御食 平皿 御煮物 むし玉子 くしこ つけわらび 大梅ぼし 枝山椒 茶碗皿合いり酒あわびせんならづけふり 御和交 ごんぎり 一ごんぎりうどめ にんじん六てう 木くらげさくらあり くりせうが干だら ごほうわさび やいば有中の足を刎乞と云ふ 是よりして初献にまいる也 一小鳥焼青串小榧八寸 同五種の削物はほう来の 亀なるべし。万年の御祝なり 一わたりにし焼皿七寸 然るに盛次かくのごとし 黒青色のかうにもるべし 白 黄赤 鳥もかめのかうに もるべきなり ざうにの左に五程 右に鳥 ごり 一御吸物小ゑび はつたけ かきゆ 薄醤油 一伊勢海老舟盛鉢八寸 俎の事 くづだまりぢう 重箱八寸 一ふと煮牛房山 山下の粉 長三尺ひろさ一尺八寸。然るに 広さたけ合は四尺八寸は阿 こみそ 一御吸物山のいもすりおとし 弥陀の四十八願をもつて也 まな板のあつさ三寸は三部 経なり。足の高さ三寸三ぶ 足のひろさ三寸弐歩厚サ 一寸五ぶ合八寸は八葉のれん げを表す也。組の惣のまはり 一酒漸 よりかつほ塩引 一塩あわび 一塩のたひ 一合煎酒中皿 つり鰤 一いか黒作りへぎせうが直七寸 九尺六寸有。九尺九品の浄土 一たいらぎ小串榧八寸 六寸六じ是也あみだは命計 もなし。多賀明神は命を 一御吸物 はらゝ子 たうふのうば ながく守る御神なり。本地は あみだ仏にてましますすい 一酢もづくせうがせん長直七寸 しやくめづらしからず。然は長 一めざし色付焼小榧八寸 久円命の御きたうなり是 皆庖丁くはんでう俎の事 小皿 一たゝきなの塩ず蓋茶碗浅づけ大根 なり。遠のまないたは制の妙 汰なり 帯の俎の事 一あわびの酢貝錦手中皿七寸 しづかにして見だれず。慥なるを 一子籠の鮒の鮓四角皿七寸 宴辞とす朝拝は君をあが め神をたつとみすでなるを朝 一小葉かれい 小榧七寸 拝とす四徳は君の御恩徳日 月の御恩徳父母の御をん徳 一御吸物 雁のもゝげ みるくひ 薄醤油 是なり或は此座に天ゟ皇 一酒麩切こんぶむめぼし重箱八寸 くたり給ひて守護し給ふ也 あだに其意を得べからず右 一このわた 一中直七寸 四ツの儀を守るを五行とす 次に木火土金水とも心へて 一五嶋ずるめ中榧八寸 五行共有べし是に猶口伝を 長二尺七寸五分 一御吸物 小さゞいから共に 小しいたけ 朝拝 広一尺六寸五分 厚三寸 一むしだこ中鉢八寸 式 足二寸五分高 同二寸七分広 │[[切口ゟ 御茶菓子 くりこもち にしめ川たけ 三寸五分 五行 平七分口伝 有之金定也 御茶はゞむかし 又長サ二尺八寸広一尺八寸 足三寸各々金定也 一御菓子大縁高 らくがん 松のみどり 白雪かう かるやき 丸せんべい 九寸 箸の事 一尺八分手がた四寸に削り 四寸の内に三十六刻ゆべし 四寸四天王是なり。卅六の ささみは妙経八巻同二十 八品を表する也箸一尺八 分は百八ぼんなう是なり いづれもくはん念に不欠し 庖丁刀之事 也 まちゟ八寸有べし色即是空 くうしさせしき 一色見色此八ッを以て刀と する也神道において七尾の紐 共表して也何れも観念に直り 是釣取において庖丁くはんて うの事也。常は心まかせ也 庖丁の柄の事 赤木又はほうの木なるへし 何月何日 式正 大書院御成精進御料理 ●こんだて 献立 御本膳 里いもふき 御茹交 釣かき 大こん 奈良つけ瓜 針せうか 六でう 釣かき 御汁 やきだうふ くわへ小しいたけ 一御箸紙ニ包 紙ニ包 御楊枝 はりくり 針ごぼう小皿 ほうづき ぼうふう あへ さらげ ごまみそ 御和物 浅瓜 細大こん 御香之物 小なすび 御食 二之御膳 ひの木にてすべからず。舟 かぶしとうをまくかたちへべし 黒かはを以てまくべし其上 を紙をもつてつゝむ事あり 平皿 山のいも 御煮物 ひらたけ ひらたる わらび しなの梅干 こんにやく ひねりはふくさなるべし 中皿 めうがの子 みつば こんぶ ねいも 御汁 わかめ 功しそ 功たで 庖丁の柄を作る事 つか口鯉口にすべし但かぶらへ とうをまかざるは鯉口程はなく 共少のみいれたるやうに有べし つかをこい口にする事は虚角 御沼田鶴 青まめ 山升の葉 酒のかす よそ 三之御膳 の御代に庭前に九山八海を まなび給ふ。されば夕立しきり にして水中より鯉刀をのみ かけてさし出たり。是をとり上 て学亀口に作りてかぶら とうをまくべき也かぶらとうをま かす共こい口のやうにしてかみ をもつてまくべきなり とろゝ こゝろぶと 海ぞうめん あさふり細たち 御指身 御汁青のり とさかのり 直たで味噌酢 直たで味噌酢色かんてん しゆんかん 一算器 大竹の子 丸なすび かんひやう 大梅ぼし 足付八寸 丸山麩 一大皿 一大皿大白骨糖直煎酒足付八寸 九九 尤ヤ □□□ 峯 中酒 丸うば こみそ足付七寸 一御吸物 あづきほ 肴段々 拳角八八 一板屋のあられ榧八寸 一なすびでんかく山きみそ榧八寸 一御吸物天王寺かぶら水仙寺のり 右のことく此刀をつくりつかを 二蔗物にんじんどんぶり鉢八寸 削まくへき也昔水中ゟ出たる 一またゝびすみそ 一またゝびすみそ直七寸 刀は銘もなくつかもなし面に 一当万世と文字有たるなり 其後柄を定めまきたる也如得有 筋の木の事 梅の木春 つげの木秋 つげの木秋黒柿冬 一青まめ 南京染付深皿八寸 塩少入る ふかさら 一御吸物 後瓜ほそだち くわへ 此し 一じゆんさい すみそ 桶 直八寸 是四季の鯉の箸の事也 是の鯉の事は何もの木也 重箱八寸 一酒麩 ともくるしからず候四季の鯉 ならば唐木にても可得其意也 一ちどり味噌南京染付深皿八寸 切身の事 天平七年七月廿一日に橘諸 兄の郷大饗の時おろしたる 鯉を左大弁筋を以てこゝを 作りてまいらせよとの給ひし より名付て打身と申つたへ たりと云説あり 一御吸物 かたのり むすび山のいも 一焼わかめ榧八寸 一焼わかめ 重箱八寸 一牛房ふとに 焼山のいも 一おさへ やきくり にしめ にしめ 三方松梅椿の作りはな 二唯鯉切事 両身おろし。片身おろしを 一水の物大鉢 一水の物 大鉢 切べからず。其外は何にても 切へき也但一つつゝ切べき也 始のは式の座に直後のは 前に置べき也手前つかへば 式の座のをはおしのけて後 を本切へし。先鯉はくづし てもくるしからず。目はまへの もみだれぬやうに有べし。是 は庖丁をしらず鯉ならは いづれも同様に心得たる人 の所望の時二夜を切へからず ざるために二こん鯉を四条 の日記に入られたる也当流 の大事なる間かくのことく 秘する者也 一鯉のさしみ又はなますに何 れも鰭をもるまじき事也 一重皮其説あまた直梅花 藤の花餅 御茶菓子花いろ餘縁高八寸 御茶菓子 にしめぎんなん 御茶はゞむかし 惣菓子 びは あんず 大鉢九寸 後段 大皿 くろのり からみ大こん とうがらし やきみそ 水仙寺のり むめぼし あさつき むめぼし汁 蕎麦切 汁 御吸物たうふくろのり 御食 引而御香之物 共又は六梅花共山かたとも云 但春冬は此名をもちいても 可然也是は重皮と計云也 御そひ有の事 春は梅やき夏立花やき 秋は筋引冬つまかさね 大形かくのことし但指身なま 別肝要也 一鳥は時分によるべし万事分 さしげ 大くわへ 御煮物に ふ 一御茹物竹の子粉切たでごまこそ たでごまみそ 中酒 ひりやうすあげて あぶりこんぶ 牛房 あさのみ くず 榧八寸 とうがらしみそ 一豆腐連串 榧八寸 諸島人数分料 一御吸物なすびめうがの子 京のひぼのり 真霞 一大こんかきなます 九月上旬ゟ渡り其年の節 分過三日迄は当地に有みて 一塩はす 三日めゟ国へ帰る事也引鳥に 成申候、正月未二月迄は少づゝ 御座候鶴割鳥に致候へば 一つぶあへ 真鴨三羽に当る也料理に 一御吸物 せうが 小皿八寸 青まめ くり 中鉢八寸 むすび昆布 山椒みそ 直八寸 ほそたちの こんにやく 浅草のり 一茹物 青まめ 山升の葉 うど白ごま とみかむ 一中直八寸 みそ 一焼竹の子 ひらき 小串 榧八寸 すみそ 小皿八寸 一生わかめ たうふのうば 一御吸物 和にんじん若め 一焼栗付あぶり小串榧八寸 一まきうばの小口切榧八寸 薄がうりにしめ縁高 一御茶菓子 八寸 一友千鳥いわたけ 御茶はむかし 枝柿 御惣菓子 九せんべい やうかん 大ちくがん 大鉢 いたし候へば卅人前程につかはる なり。是は真鶴但薄くろ 一四季常体料理越立の事 白鶴同断 こん鳥 二月何日之朝か晩 鶴の内にて成程大鳥なり 老鳥にて料理には余り不用 伊せ鯉 かい島には成程見事成鳥 にて御座候一名袖黒とも云也 黒鶴 是も鶴の内ちいさき鳥也 やき鯛 あを くり中針 塩かも 御汁 しやうが同 青ぬた膾 松葉ごほう ぼうふう ゆきこ よめな 料理に遣ゝ得は真鴨二羽 ゆ 半に当る也。しやうくはん致し 申候但わり鳥也 鳥塩辛 中ちよく 御食 中ちよく花がつを御食 白鳥 水鳥の内にて大島也わり 鳥に致し候へば真鴨四羽又 一は四月半にもなるなり 二 小角香之物色々 真雁 腹まだら 白はら 雁は八月中旬ゟ渡り来二 月中旬迄野に有料理 にけゝわり鳥の次第雁一は 鳫きよせ 人数分料 たい 岩たけ 箱杉焼 御汁 やきくり 伊せゑび くこ 堂露 和ものいか 二 鯉山ぶきあへ 御汁せいご 一着身えんす御汁せいご わさび ゆすら梅 ちよくに入ざけ 羽遣候所真鴨二羽の当なり 料理人数に割時は鳥の大 小可有之先汁につかふ時は 十七八人前は両身両股に而 塩さんせう 引る 味噌つけ片身おろし 小鯛 一小板かまぼこ 一小板かまぼこ一やき物 生ます やき鳥つゝみ さより有付 何さら つかはるゝ也 一色煎鳥には十三四人前に ばん骨ぬき玉子入 一塩引鮭 わさびみそかけ 白はらといふは真雁のわか 鳥まだら無之をいふ也これは まだらゟも重宝に成申事 茶巾たまご とこふし 煮物 大梅ぼし も鳥に大心有てまだらゟも 漬竹の子 一大きなるもあるもの也 うつは 酒かけて たで 雁油のりとは鳥により九月 上旬よりの日也鳥によりのゝ ざるも有。又専の出所による也 御吸物 すまし 一まてこしやう 渡かけの鳥はやせて味無之 ゆへ一羽にて人数三人前もへる也 すまし 一あさりきく ふくさ 一あわ雪 鳫金 真雁にちがふ事なし。眼のふ かきつばた 嶋だい高砂おさへ あいきやう からすみ ち黄色也料理に遣候ても 真鳫同前也併鳥少きゆへ 御取肴 一よなき貝 一ばゐ 真鳫とは口鴨壱羽ほども 違ふ汁にして十一二人まへ 程にあたる。煎鳥に遣得は 八九人前に当るなり。此辺 當地に無之おはり江戸ゟ少づゝ 来る也油は真雁同じ事也 真菱喰 雁の内にて大鳥也鴨の代に 遣ふ時大菱喰壱羽に真鴨 小ふり成鳥三羽。又菱喰ちい さきには鴨二羽半にも当る 汁などには鳥大小豆色 先二十四五人前にあるはるゝ 煎鳥には十八九人前也油は 三四月よくのりてよき也渡り ゟ冬の内正二月油少もなし 一切のし 右同断同右同右同右同右同 御引入者 御引文者一赤貝くずわさば 一ぜんまいけし 一赤貝 くずわさび いと麩 大こん 黒くわゐ 御水物 やうきういも 何椀 後段 一あやめ餅山升もち きんとん白砂糖 御湯水 御茶ぐはし 柚もち かうたけ 水くり こぶやうし 葛菱喰 是は真菱喰より少ちいさ し鴨の代につかへば真鴨 二羽に口鴨一羽程に当る 汁にして弐十一二人前入 鳥にして十七八人まへ也 右は両身両股ばかり也 油は真喰同前也 此鳥当地にすくなし江戸 をはりより少づゝ来る去なが ら真喰より少下成物也 白雁 是は江戸にては料理に大 ふん遣也雁の内にては下 鳥也鳥の大きさは真雁同 前。わり鳥にして真鴨二羽 みつかん 惣御菓子 枝かき まつかせ 木のめ 御夜食 すり味 生盛鱠 さより 御汁 きすこ 赤かい 生わらひ わかめ しいたけ ふき うと 大こん御めし 六 貝焼長にし うと 和もの 木のめ 白くすな 御汁 おこのり のあて也。風味は葛菱喰 る 同前汁十七八人前入鳥 にして十四五人前につかふ 一焼物一 といかつを 色付やき こし玉子 一いりこかけ 一いりこ かけ みくるみ 油はまかん同前也 此鳥当地には一羽も無レ之 一難波たうふ 一飯だこ わさひ 江戸ゟ少宛来る爰元にて は飼鳥には有料理にける 海雁 鳥ちいさく雁金同前なり。 風味もだしなきもの也。はれ 成料理につかふ事なし 計にして十一二人前入鳥 にして八九人まへにつかふ 一生貝煮付 うす 松葉のり 五月何日何晩 かぶと皿 しをあはび ちゞみのし 水陰 とつさる しぞしそ 御汁 水ためて 鴨の代にけゝへば真鴨一羽 に小嶋一羽のあてなり 油はうすき物也時によく 青山升 御食 むしなすび こま 干だら 岩たけ さんせう のる事もあり 此鳥海雁と申沖よりも 来る。又田にもあるもの也 右雁の渡り引鳥の義書 付置候得共商売かこひ専 年中有之諸雁の油乗 候は二月時分十分にのり よく候物也 二 たれ味噌 こゝり 割いりこ 鯉すい切 しらかくり 青まめ なたまめ 和もの 同せうか 御次釘 同みやうかに いも あまのり からし 野雁 三 当地にかつてなき物也。それ ゆへ料理につかふ事しらず。 羽鳥見事なるものにて なとに用る也 重宝し。すきやの殊ぼうき よしいかたかにしき 洗すゝき 御汁 ふか銀す 指身 わさひ 入酒 ちよく弐つうらしすみそ 青さぎ 松たけ 引る 八月上旬ゟ来二 真鴨は 月下旬迄有之 一焼物一 あし 汁には渡りかけの鳥八九人 ふな雀やき 竹の子 すり味玉子 一煮冷し へきかい 前油のり能肥候へば十人 前余もつかふ。いり鳥にて 七八人前也但両身両服に てなり。又小鴨の代につかふ 鴨 る よせ たで山升 ほう木 たい 一こけら酢 うなぎ 赤かい たこ さより 一潰焼 木くらけ 一ひばり 御吸物一はゐすり山升 御吸物 やなきもろこ 一はゐすり山升 かれい まゑび くち 小たい きすご きゝやう 人数 一石もち一海たけめうがの子 分料 時は真鴨一羽に小鳥四羽の あてなり。併小鴨の方少し をゝし。あじ鴨の代は真鴨 一羽にあじ鴨二羽半のあて かうほね 嶋たい おさへ こんきり 御取肴たるのは りんご はへ やきうは 水物 あを梅 花しほ 白ふり 後だん すもく なり。又さき鴨の代には先 鴨一羽と小かも一羽にて真鴨 一羽のあてになるなり 油のり候は当地にて餌喰 いたし。其後油のる也。先九月 ゟ冬の内油のり。正月には 少おとし。又二月上旬よりのる なり。又春などの油のり申 鳥とは鳥により二割がたち がふものなり 僧鴨 からし 青地ちよく むきくるみ 小皿 花かつを葛そうめん ちよく ちよくさとう 御汁御湯水 一雪もち杉やうし 南京もち 御茶くはし 杉やうし 紅梅もち 両さし すいくわ 惣御菓子真瓜 さとう 是は渡りかけの鳥汁に七 八人前又油のり候へは九人 十人まへ又入鳥には七八人 まへ迄もつかふ。又わり鳥にし ては小鴨四羽にて僧鴨一 御夜食 平皿 むしほうら 一くずし玉子 くずからじ 御汁 すり味 かいわりな ゆの 御めし 羽のあて。あじ鴨三羽にて かうのもの そう鴨壱羽のあてさき鴨 と 壱羽と小鴨一羽にて便鴨 〽恐ちこます ばん 一羽のあてなり。右真鴨の 刻にて違ふ事なし 酒ひてびぜんくげ 御汁 ごほうせん 油あかくはれの料理につ ふくめ ちよくうに かひがたし鳥のくらいもさき 鴨よりは下なるものなり。 さはら 串やき 引而一焼物一 松のり 一ぜんまい なたまめ味 初鴨のしぶんはよき事に もつかふ也一名かるといふ 真崎鴨 是は譏りかけの鳥。汁には あらい鯉 うきすゝき 一さし見 色すいせん 御吸物 もそく まききすご わさび ちよくに入酒 五六人前有入鳥にしては 四五人まへ油のりては七八人 まへ但鳥に大小あれ共割 鳥にしてさき鴨一羽。小鴨 御肴 柳くらけ おきつ めさし 八月何日何晩 二羽半のあて也。又さき鴨 一羽の代にあし鴨つかへば 弐羽のあてなり 油白くなる程よき物也 毛は当地にて天王寺しや うまんの前ゟ来る鳥よき わかね しき 一はぜ鱠しそ御汁汁 ほそねき たてくり ねいも しい竹 みやうか 山升 焼物 雨のうを 赤いわし 御めし もろみかけ 様に云ならばせり 一名尾長崎鴨といふ 古崎鴨 是は料理真崎鴨に同 割鳥も同事也真崎鴨ゟ 少下なる物なれ共あしきと いふにもあらず。油もおなじ 事也一名よくぶくといふ 足鴨 是は吉崎同前也割鳥又 二 杉煮物 鴨にげ入 和もの 冬瓜 ごまみそ 白たま うつふかゐ 御汁 のり うど 三 うつは 指身 きんのり 松たけ 御汁 ほきて は鳥の位も違ふ事なし。 ちよくからしす味噌 る 少身やはらかにて料理に つかふてよぎ物也 紬も右同じ事也 口鴨 渡りかけの鳥。汁にして三四 人まへ。入鳥にも同じ事也 油のりては五六人前。又割 鳥の時は口鴨の代に小鴨 る う 一たまご 小くわゐ 一赤貝焼 木くらけ ましき 一焼鳥 やきこほう 銀 むしにたい 一すし たで 一杉箱むし小たい一す やきうれき 一こくせう ちよろき さんしやう くもかさね 一嶋たいおちんおさへくもかさね このはかれい 一羽半又口鴨二羽つかふ所 には小鴨三羽。また其かはりに あぢ鴨などつかふ時は二羽 半くらいにてもよし。是も 成程よき物也小鴨同じ 位のもの也。油も成程よし 御取肴 やきいか 焼いも 御引肴 たこくわんとう煮ゆ 花思ひ 水ものなしわね 大こん 一米しらずかつらのり 一名口ひろと云 御吸物 一ざこすりさんせう 小鴨 是は渡りかけの鳥。汁につか ゑば三人前有。又入鳥にし ては弐人前油のりては三 四人前につかふ真鴨一羽つ かふ代には小鴨四羽のあて也 小鴨の方少多し 小鴨の分は二月ゟいけ鳥 有渡りかけの時分たなにか 一思きれねずみ竹 後段 小皿冬くき さたうかけて さゞれ餅さたうかけて 盗にしめふ御湯水 やきぐり くろもし 一御茶ぐはしなし餅 ぶどう きくつにん 惣御菓子御所かき こひ鳥有かこひ鳥はあさ 遣ふても油よくのりて有也。 御夜食 割こせう かき 雪かけ 袖成程白く鳥の内にては あんべくず御計 薄やき たうふ あんべくず 上鳥なるゆへはれの料理に もつはらつかふ也 さゞゐ坪焼 しいたけ 一名たかべといふ 御めし あぢ鴨 二 渡りかけの鳥。汁には三四人 前油のりては五六人前直 割鳥にしては真鴨一羽の 代にあち鴨三羽のあて也 あぢ鴨小鴨同前の物也 油は少あかみ有り。渡りかけ ゟ冬の内すくなし。二月ゟ 夕のるなり 嶋あぢ鴨 是は料理につかふ時はあち 鴨同前の物也去ながら此 鳥すくなきものにて料 理につかふ事まれ也 前頭鴨 田作 ちん きん南 御汁 でんふ煮 さんしやう 川ゑひ すいき ほうたら から皮 くらしき 引る あまだい めぐろ 一糀いり わり山下 一焼物は には鳥 一もうつき 天こん 御吸物しじ ねぶか 御肴 やきいも きじもどき 初しも 此鳥料理割鳥にしても 十一月何日何晩 さき鴨同前成る物也乍去 はう物といふてしため成物 なれ共。さう鴨あぢ鴨などの くらいにつかふてよし。油もあ ぢ鴨同前也一名ひんと六 川喰鴨 ゆ なまこ細作 子鱠 たい同 くりしらが。 せうが同 御汁 もうを かはむき 岩たけ よりかつを 入ざけためて 是は鳥の位あぢ鴨同前也 乍去すくなきものゆへ料理 につかふことまれ也 あけまき 煮物 ひら煮 御食 ひでかげつけ鴨 わたりかけの鳥。汁にて三四 人前入鳥にて三人まへ有 油羽白鴨同前也油あまり よろしからず此鳥羽白鴨の内也 海鴨之類 二 杉ふた輪 生がい 貝焼 わさび味噌 かけて 塩から ちよく 御門 ほしそ 羽白霜振鴨 是は料理に遣ふ時渡りかけ 三 雁 なめすゝ せり しらがいも うと の鳥ひん同前也。割鳥も内 じ事也。海鴨ゆへひんゟも 下成る物也兎角はれ成料 理につかひかだし。油も沖ゟ 来るゆへあしし真羽白鴨と云 さらさ村 霜ふりだい 海そうめん 指身 御汁 かもあます わさび ちよくに入酒 白うを ちさ おし 鳥 といふり 一やき鳥 一砂麹煮塩 ひたら ひばり 切たゝみ 一せり焼 一酒煮鮒切たみ一せり焼 はりゆ 一すふけし 鈴鴨 是料理にけふ時月白内惣 但羽白より風味少よし。然 もうそう 水仙 おさへうせうば 御取肴 まきする むし貝 さゝ葉のり 共はれには用がたし 一名すゞ羽白といふ 大赤頭 此鳥汁には八九人前。入鳥に して七八人前此鳥羽白ゟは すくなき物ゆへしらぬ人多し. 位は拝白同前也油も同じ事也 一名ずつとう又大みやう共六 神子鴨 料理につかふ事なし飼鳥也。 備前播磨より来る ほひしき鴨 是もかい鳥也神子鴨よれ なる物也一名箱鴨といふ 黒鴨 是は料理に遣候得は成程悪 たゝき貝田原 御引合 あられだうふ 御吸物 一ふり子とせう 一ゆくすふた わさび 一みだれいもわさひ 後段 小皿 梅ぼし へいじ 酒かけて へいじこせう けいらん へいじこせううどん 御湯水 たうきちまき いりこもち 木くらげ 御茶くわし やうじ 敷物也此鳥花ごりやう共六 ひんしやう鴨 是は黒鴨同前少ちいさき もの也羽白によく似たる故 にまぎらはしき物也羽白とは 風味各別ちかひてあしし あいさ 是も羽白の物也。汁につかふ に八九人前。黄鳥にして七 八人前羽白のかはりになる 物也是鴨の内也 油は沖より来るゆへあしし 山あいさ 是も風味あいさ同前。真 鴨より大鳥もある物也 みつかん 枝かき 惣御菓子 白雪こう 御求食 しぼし貝 あわひ 貝焼 にし 御汁 こちほね こちほふぬき よめな ゆ 赤かい 御めし けし寸ためて ぬき 二 ごぢやう ねふる 御汁 くぼし玉子 わり山下 大こん ちよくけしあへ う おし鳥 是は飼鳥なり。極て料理 につかふ事なし。然れ共鴨 きれ候時つかふ事も万有 あぢ鴨くらいの物也油も あち鴨同前 雉子 くず 一一粒漬一夜小鯛一むしきじくざまうが せうが いもまき 御吸物 御盃 切かまほと にしめ平たけ まきうは つかふ時分は九月ゟ来正月 迄也焼鳥にして男鳥十一 鳥料理献立之事 二人前女鳥十人前迄つかふ 又汁にしては男鳥十二三人 前。又いり鳥につかへば男鳥 十人前女鳥八九人前也 山鳥 雉子同前なる物也。乍去難 子よりも人々嫌ふ也。きし 同 大こんおろし くりしらか 汁 雁のしゝに せうか同 うどのめ ふ きしやき候て なめすゝき 雉子鱠 こまかにたゝき ざくろ ほたで 御食 きれし時はつかふてくるゝからず 雉子山鳥いづれも夏をはず 雉子 る すまし 静たき きんなん 鳥こくせう 鳥こくせうさんなん汁 山のいも小品 雉子青味 かち あをのり ほそく ほどき入 小ちらしひばり 塩本 よせ 三 分料 初鵲 是は三月ゟ四月中出る料 理につかふに夏の内は夏 雁こといふて成程重宝也汁 にして二三人前。入鳥にして 二人前是は両身両もゝ也。 平皿 ふくさ 茄どり 小鳥たゝき くすたまり 汁小鳥たゝき 狗くすたまり な 小鴨 な 小鴨くすたまり わさひ 四台にのせ 和物鳥のもげ けしみそ うつらやき 向詰 玉子のふのやき 引テ 焼鳥にすれば四つに切立 四人前也 鶴は二季に出る。春渡りかけ には油もなく身もちいさし。 八九月は能油のり肥候由 壱羽一人前の余も違ふ也 大静 是は当地にも少は有えかへ 共料理に遣ふ程はなし大津 ゟ少つく来る小鶴の二十分 一もなし。又料理にのかふても 中々小断のやうに重宝なら ず鳥の大きさは小番二羽 がけ也 鴫渡り 三月四月四月中浜町 田鴫の分有之 一鳥四十八鴫の品々 同 鴨あまかは細作り 足打 指身 えんす いり酒わさび 鴨の板やき 引合 たうふのうば 鍋引 銘々煎鳥 島酒 合証 はとたゝき入 みそにすりませ さけを入 ひばり せり 吸物 白鳥のほそわた はすいものくき 玉子そうめん 菓子 かすてら 後段 つちくれ鳴 鳥雑水 せりこまかにたゝき し 鳥味噌小ざらに入 しやくなき鴨はま鴫也 六月中旬より渡り八月中内 濱嶋田晦の内に有て此町 春 の内にて大き成水也 汁杯には六七人前もつかふ言 のしやくなきは油のり候へ 高砂 あいきやう 又ちいさきも有之物也。又入鳥 にては五六人前にもつかふ 右二色之色中のしため かに食鴫はま鴫也 計につかへば三四人前入鳥あし て三人前也風味しやくなぎ 同前一名小しやくなきと云 はましき 小蝶鴫 汁抔につかい候へば二三人まへ 又いり鳥も同事也。袖のり候へは 出さへ かきつはたゝ からすみ 少大小あるべし二人前として 一夏浦嶋太郎 三人前にもなる也。焼鳥にも つかい候へ共先料理専也油のり 候ては成程よき物也秋袖のり 候て毛黒になるにより 一名くろぼた共いふ也 羽斑鴫淡しき 鳥の大きさ小蝶くらゐあま り多く無之故料理につに 事まれなり風味あしからぬ もの也紬のりも右同前也 かしらき鴫はましき 汁にして二三人前。又油のり候へは 入鳥にしても二三人前までつ かふ風味よきもの也 一名むねかし又だい頭共六 おさゑ かうほね ごんきり □□□ まぢう鴫 是は惣体かしらぎ同前也 あかぢう鳴同 慈童 秋 きくす 毛汁に遣ふに二三人前余り にも油のり候へば二三人前また 焼鳥には四人前迄もつかふ 久吉油のりてはやき鳥より 料理に第一よし おぐろ中嶋同 是も鳥の大きさあかぢう同 前一段よきものにてほど時の かはりになる物也。田にも読にも 有もの也先田時のうち也 油は春はなし秋よくのるなり ほと鴫 是は春出るはるは油なし。秋程 おさえ雲かさね 重資せず。汁入鳥につかふに 春は弐人前あて也田嶋也 冬孟宗 ほと鴫 是は計入鳥にもなり候へども 先焼鳥也是も二ツ割にてよし きひ鴫羽 神芸寺にもつかい候へども 先焼る也二人前のあて也 やき鳥にして上鳥春の重 宝秋は少をとるべきなり きやうしやう鴫羽 是も春出るぼと鴫同前細 のらず秋はよくのが汁入鳥にも つかふ。去ながらめ焼鳥の物 なり。やき鳥にして二人前のあ てなり一名真略 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ おさへ 水仙 うは の 雲雀鴨 同 当流献立十二月之部分 成程よき鳥也。壱つやきなり。 焼鳥のうちにて上鳥也油の 一魚類鱠月々取合 つとへば。入鳥汁にもつかふ鳥 のかつこうひばりゟすこし 大きなる物也 足高嶋はましぎ 是は計入鳥にして弐人まへの 物也焼鳥につかへば二つ割に して少大きなる物也 正月之分 鯰取合 しら ますたい なまこ いなまこ なまこ くりしやうが こうど けんみつかん いかかれい はゆ鳴同 わた大こんだく 是も春重宝して焼鳥に する也秋はさのみ不用はれ成 ひすけんきんかん 一 一同せりのくきこのし たいさゝゐ くり中はり しやうがうど ぼうふう けんみつかん けんみつかい このしろやきて ゆはりしやうが ろほねもたゝき入る からしを あかゞゐしくり あをきすごしやうが うと すぼうふう けんみつかん わた かものもも わさより ゆはりしやうがわたさより さより あかゞゐ ひすくりしやうが けんぼうふう かれい 小ゑびくり 〽同しやうがちゃ 大こん けんきんかん たいあかゞゐ くらげ 口くりしやうが うど けんみつかん 事には焼鳥ならでは遣はす なまこきすご たいのうす身 たいのうす身 くらめき鴫 同木くらげくり 是もやき鳥二人前也油のり 大こんいてうせん しやうがけんみつかん 候へば汁いり鳥にもつかふ 二月之分 赤くらめき鴫同 右同前乍去白くらめきより 鯰取合 少ちいさし。焼鳥にして二ッ刻〳〵〳〵 このしろ かす同やきて 右二色共にきやうしやうしやう嶋内 くり 前。春夏はやき鳥成程はれぬ ぬたしやうが なる事に用ゆ けんはつかん ふなこう付 尾白鳴同 四 是も焼鳥二ツ割見去油 すくなく風味あしき物衆 くり中はり 〽しやうが からしず さのみ不レ用一名くさ鴫 鵙鳴はま 是は右同前の物焼鳥にし て二つ割はちとちいさし一ツは 少大きなり そり鴫同 三月之分 なますなき たいかれゐ うとたんざく 同あかぶ 大こんいちやうに けんゆのめ いせゑびむしりみ 同 さよりうど 一土半くり しやうか けんみつかん ひきさきあゆ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ くりしやうか □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ しあをす あをす けんみつかん だい 同あんじん 大こんうご 同 あゆさきて くりしやうが たて けんくねんほう 同くり しやうが なまさば うどくぞず けんきんかん ほらくり中はり 同大こんしらか しやうが 同うど あをぬた せんぼうふう いかたい うどのたんさく 竹の子 けんくねんほう 同めうが さより めうが たけの子 うとたんざく しそのはしやうが いかきすのこ うど 同めうかさけ はしやうが けんほうふう 一右も同前の物也乍去あふ あゆ切たて めうがのこ ら乗てはふうみよき物也 同しそ はしやうか 四十八鴫 けんゆ はねくらけ 一たい一はねくらけ めうが さゝゐ 〽召うど 〽司くりしやうが きりたて 木くらけ けんきんかん るよせ 分料 白雀鴨はましき 是も右同前乍去冬も油なし 四月之分 膾之取合 はねはい五分切 切たて 大こんいちやう 問うとたんざく同めうかの子 して曰たでしは はしやうに 切しそ同たで けんゆのはなけん 一けんくねんほう けんゆのはな 小あちせこし 同 あぢ 大こんたんざく うとめうか竹 しやうか切しそ けんさくら 同しやうが あゆきすご 小ゑひ たで小ゑひ 同あさうり しやうが みやうが 木くらけのは けんゆのはな いなせこしに あさうり めうがの子 はしやうが ほうづき 五月之分 鱠取合 同しやうが あちせごし くり中はり しやうが あをまめくるみす 川はぜ めうが 同あさうり はしやうか けんほうづき けんゆ かつうをゆ 同 はしやうが きりたで きりしそ けんゆ たいほそさけ はしやうが 一百めうかあをまめ くり切たて けんはなゆ とうねき鴫日 是も一ツ焼鳥也とりちいさく 候ゆへ甲斐なくみゆる也 むし紺鴫に 是も焼鳥一ツやきの物也又 てはよき物也 汁煎鳥にも成あぶら乗 くびたま時 是も焼鳥一ツやきの物也 荏鴫 せいごばい めうがあさうり 切たてあをまめ 同切たてあをまぬ はじかみ けんほうづき 一しをのさば しやうがくり めうが たでず あぢ はしやうか 同めうが かき大こん 切しそ切たて 六月之分 なます取合 あぢ きすごたで 同白うりくり しやうがしそ けんゆ ゑひいしかれい あかゞいくり しやうかめうが はじかみたでず けんほうづき すゝき わかねうり 同はしやうか同くり めうが けんゆ はぜ うり めうか はしやうが きりたで 鮭のひす たいくらけ くり しやうが けんきんかん 是も一ツ焼鳥也油のり候得は 入鳥。杯にもよし。多き物也。 神子とうねき鴫羽 かれい かれい はすのわかね めうが はじかみ わかねめうが 一同あをまめ はしやうかたて けんゆ けんゆけんゆ ひずきすご 大こんあがゞ ちゝじみ しやうが けんゆ 是も右同前也 山鳴同 冬有之物也。汁いり鳥にて かわはへはね くらけ しろうり めうかしやうかしやうかしやうか きりたで めうがはせうが 大こんちゝじみ けんゆ けんゆ なよし くりしやうが おろし大こん うどのめ けんきんかん 三四人前也。あぶらも有之 七月之分 料理につかふて成程能物也 一名姥鴨といふ 鯰取合 ふなのせごし くり 同しやうが けんゆ からしす 右鴫の色四十八色有之といへ 共一色宛四十八時はこれなし 鴫の内おば鳴とて一いろ宛 これ有[ル]ものなり あかくいな春夏出る 是もやき鳥二ツ割の物也 むしりひこち くらけ 古おろし大こん くりしやうが けんゆ わかうり 一 するめ 小ゑび わかうり くりしやうが 岡さくろ わかほうら くり しやうが からしぬた けんゆ たい おろし大こん うど たいろし こも水鶏 是も一つやきのものなり ぢんないくゐな 冬多き鳥也。冬の内はやき けんゆ 八月之分 鯰取合 けんゆ たい くらけくり しやうが けんゆ さけのひす いな あさうりくり めうがしやうが たでず けんほうすき さけのひす かれい 同おろし大こん くりしやうが けんたでほう 同白 同くり 同 は はすのわかね くり しやうが けんゆ はぜ みやうが 同しやうが きりたて けんゆ 鳥の類をゝきゆへさのみ不用 一風味くるしからす。料理につ かふて薬鳥也鶴に少大也 なまこ あかゞいはね くりしやうが うど けんにほうづき たい中打やきて こまかにむしり おろし大こん くりしやうが うとけんにほうにて さゝゐなまこ こまかにむゝりわさきすごはらみ くりしやうが ひすけんみろかん うと けり 是はすけりと申親鳥四月一日 五月の時分に出る。八月には さけ目やさかは おろし大こん少し くりしやうか うど 同 さけのやきかわ 大こんたんさくに くりしやうが うとさくろ はまち平つくり からしぬた 同けんみつかん 子けり沢山出る此島人とふ 一知物也自然棚にて調候へば けん青みつかん 九月之分 一真けりといふて売候へとも 真けりとちかふ物也 なます取合 けんゆ 影灯 料 たこの花作りあかゞいあはびさけ さけのひす同かわやきてたいたまこ 一うすやきたんさんいせゑびむしり はり大こんうどせりのくきずいき くてげはせうがわさびすけんみつかん 山けり ほうら からしぬた くり 同 是は詣成物ゆへ出時分也 しやうが しらず自然に出る事も有 けんにみつかん □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 大こん いわし引さき かき しやうがしらが けんゆ 背黒熱 是は汁にして四五人前入鳥に して三四人前迄つかふ又夏 焼鳥無之候へばやき鳥にも 十月之分 鰹取合 しやうが はりくり つかふ。五人前のあて也。此鳥三 うこのあ 問うどのめ 月末より四月水呑鶴と わさひす けんみつかん ぼうら たまご うとしやうが一 もゝげ けんきんかん やききじたゝき おろし大こん 召くりさゝろ しやうが けんみつかん ゑそ 同 なまこ しやうが 大こん木くらげ けんゆ いりにゑひ 大こんいてうに にんしんたんさく せりのくき みつかん ふな同やきから たゝき入レうと しらかうと からしず けんみつかん 申て此北月黒鶏出ル四月ゟ 五六七八月迄つかふ ほしの親類 是毛色は違ひ候へ共親転は 十一月十二月 鯰取合 同 ある しろうを二切 くりしやうが からしず けんゆ あめの魚平作り 背黒同前のもの也鳥ひね 候へばせくろに成。味入も同前也 同 子鶴出候は五月ゟ出る子鶴 は殊の外ちいさし。ひやうたん 同 鶏といふ。料理にけふにおや 鶏も子鶴も風味はよし。子 鶏料理にて二三人前あて也 みとごひ 同 治せりのくき しやうがわさび けんみつかん さゞゐし さゞゐあかゞい さゝあからいこ おはひしやう立 にんにくく わさびす けんきんかん くりしやうら 同うと からしぬた けんゆ なまこほそ作り はなかつを 口くりしらかに しやうがけつこつかん いりざけためて なまこぼら おろし大こん にんじんたんざく ぼら平づくり からしぬた からしぬた 一同くりしやうが 是は本鶴程は是なし余り 人々のしらぬ物也。たなにて 買候へば本鶏の子などゝ云 てうる也。鳥の大きさ子鶴 せりのくき けんみつかん けんきんかん こい同子入さけに すをくはへぬくめ あへにするなり あくにするなり くりしやうが けんみつかん まなかつを いかくらげ いかくらげ 同 くりしやうが けんきんかん さゞゐうすく作り 同 とうがらに すみそ けんきんかん 同 かれいさより あかゞい 活くらけ くりしやうが けんみつかん たいなまこ はらみ 同 くりしやうが 木くらげせり けんきんかん ふなやきて せりにんじん 大こん しやうか まめくり 同 口にんじん 同にて ぶり 大こん けんみつかん くりしやうが 程有之。左兵料理にしては 本鶏よし 魚鳥あへまぜ取合 さんか鶏 是も沢山には是よし。料理 につかふにごいに替る事なし。 魚類分 あへまぜ取合 同 こまめ花がつを 木くらげせり 同にんしんくり しやうが しやうゆす酒し入て 風味あるもの也。鳥の大さ背 黒より大き成物なり よし嶋 是はあまり料理につかふ事 是なし。腹薬杯につかふ。鳥 の大きさ大方つぐみ位成る也 右勢はふだん有之候へ共料 理につかふは夏也 同 同 たまこの白みたん じやく切くらげ ごまめ二つわりに いりてにんじん くりしやうが木くらげしやうがず くりしやうが 大こんせんにたしす ろくせう かつかつかつかつかつかつかつかつかつかつかつかつかつかつか さくらのりくり わかめしやうが けんゆ 問ひだらするめ こんぎりはも するめかつを 治めうがくり 木くらげしやうがず さけ将由入す 花かづをこまめ いりここんきり 木くらけわかめ あさ瓜せうかゆ 精進すあへ取合 花かつをひたら 一小ゑびするめ くらけしやうが めうがだけくり すしやうゆさけ わかめ花かつをうごく めざしかつうを するめ木くらけ 一ずいき青まめ 大こんしそ ゆ くろまめあをまめ からかわせんに切 右三過しほさけ 言にてさつとにしめ 花かつをうどくり しやうが木くらけ けんみつかん 青鷺遣し時は四月より 八月までなり 青鷺 しやうじん すあへ取合 大こん にんじんしい竹 同せりうと くりしやうが くるみすにて 大こん 大こん みやうが 口あをまめくり のりしやうがへ けんみつかん 是は料理につかふに先計也 八九人前十壱二人前迄もつ かふ夏はなろ鶴とて重宝 の物也。ひねたるをから共いふ 同 こぶのの たうふのうば 大こんくるみ くりしやうか みつかん あげごほう ろくせう 古あをまめ白うり しそのわかば たてあへにして 同大こん 同 ゆのかわ 大こん こぶのり とうふのうば しやうがくるみ 同三月大こん あげだうふ しやうかのひぼ うどくり しやうが かやこくち切うぐく にんしんせんに切 しいたけ 大こんのり くるみゆ ごばうたんじやく ふのそほろ 白うりのせん あをまめ たてにてあゆる 驚 るよせ 分料 若鳥をひなどいふ料理に してひなよし 大路守 汁にて十二三人前。入鳥拾 同 こんにやくふ 梅つけの竹子 一同せんに切て 大こんしやうか一 同 くりゆ あをまめ くりしつ すきゆく くりしやうる しそ 木くらけ あさうりふ くしかきくるみ 問あをまめ こんにやく木くらけ しな川のりくり 同 あげふ木くらけあをまめ にんじん成ほどほそく切 同 ひのりなしすにてあゆへ くりしやうがたてぬたあへ 一魚類煮物部分 煮物魚類 正月分取合 一同 精進仁物 ふくろいかあをりいかのかうをぬき中へ うを玉子をすりまぜ入もゝけやきぐり入テ かくちをゆいゆにしてわきりに切て 取あはせ木のみなどいかゝなり 人前焼鳥も同前。青鷺辺 よりは下なる物也此鳥しま 白うを 同 小とり ねぶかいり 貌共いふ黄足大き成を大 ざんせう入レテ さぎ共。いへ共。大鷺はあしの 一股つき白きが見しり也 もゝけ 同土筆 みるくゐ 黄足路鳥 是は汁に遣ふに七八人まへ 入鳥にて六七人前焼鳥に 精いわたけ をごばう 同くるみさんせう も同前也大鷺同じくらい ごばう 同にんしんのふとし の物也夏は大鷺にても黄 足にても料理にて能物也 こまをいれる せら鷺 「仁物取合 是も黄足同前汁入廻り 焼鳥.三四人前あてなり. 二月之分 一名しらさぎ是も惣体右同 一同前也又一名ふくら さけのかわ 生わらび むきみはまぐり 同 小かも あづき あはひかく切 ふきのとう まて 同くわゑ つく〳〵し かも 同 小はまくりから ともに たいらき 同 しやく切 たまこのたん たつくり 土筆 同 山のいもよくすりて扨はりごぼう 入かきませて一夜おきあくかあさ さじにてすくいあぶらにてあげ 何にても一しゆいれる たうふに白こま を入しくずにて少へ かためゆにてくす たまりかけしやうか 同 にんじん こゞりこんにやく 同こゞりこんにやく くろまめ 同 しろうを よめな つく〴〵し 白うを 同つく〴〵し 三つばせり もゝげ 同 たつくり たつくり せうろ 小はまぐり 見るくひ 同生わらび 同 さけのかわ かささぎ 是はまれ成物ゆへ料理につ かふ事無之せうより少ちい さし・天窓より背なか迄あ かく見事成物ゆへかい鳥に成 田つゝりはりて 口くろまめ あらめさんやう 精うこぎ かちぐり 逃けしふりて とこぶしかい共に 同生わらび しを竹の子 かんひよう 同しいたけ 山のいも いりこのせん 同はなかけを いりこまめ 同 いものくき やきだうふ しいたけ 小くわい るなり 磯さぎ に物魚類 三月之分 是も同前毛色は黒くなる ほしはまくり 小鳥 同 ごばう ごまめけづり しい竹 同かわごぼう さけのかわ 程見事成物にて飼鳥になる也 へら鷺 さけのかわ いかの やきあゆ 同 ちんひ めざしさゞゐ 同ねぶか 同墨煮 是は夏は不至冬出る物なり。 風味常のさきよし。汁の 鳥にして拾二三人前あて也 同く 同 乍去冬水鳥多く有之故 様 焼鳥の部 つかいふ くろまめ いかの平作り くこう 同わかめ わかめ あをまめ やきたうふごほう さいのめに切て あをまめ 鶉 を とうにん せうかはりにして ひざんしやう 小ゑび はないか うこぎ くろまめ ひぶく 一同ひひらたけ ながいも わらび 同しいたけ こゝりこんにやく 同 ふき やきたうふ ほし大こん ほし大こん あをまめ あをまめ うつら に物魚類 四月之分 くじらの有ひろ 同 竹子せんに切 みつば せりのくき いり子ふとに 同あんかけて わさび やきあゆ 同竹の子 ほしまつさけ くこ 同左衛門くり あをまめ 同 同 いか わらび ふき やきだうふ いりごまめ わらひ やきたうふ わりざんしやう びだらむしり 同かんひよう 小なすびえま 同 あゆの白ぼし なすび二つわり ほうきご うはをき 九月ゟ十月迄さかり也。乍去 精ほしうこぎ かこひ鳥ふだん有。又麦鳥 一くるみ といふは四月に出るやき鳥 進こまふりかけて 二つわりなり 煮物魚類 一同おこのり ゑんす おこのり めうがだけ ひばり 問えんす 転 五月之分 あをさゝげ 八月より来三月迄有料理 つへた に能じぶんは二三月。風味よ 同きんなん し焼鳥二ツ割一名ちやうま さんしやう 同 にしのくろに くずくろに わさびごま いかうのはな 同ねぶか くろごま ひばり 同いものくき しをまつだけ 同 丸なすび はながつを はながつを わさび くずかけて しんない鵜 是も真つくみ同前也 同 にしほそく切 同ごまめ 木くらげ 雲雀 精やきだうふ 是も不断少宛は有之先半 やきだうふ 一主宝いたす所夏也ねり しい竹 一進たけの子 雲雀といふは六月土用の むめぼし 内の子ひばり也。扨出る時節は 同こんぶ 九月中盛也此節大分出る汁 同 ほそさゝげ 一やきあゆ二つ田 同くしこ しやうかすりて 同 わらひ みやうが しいたけ こゞりこんにやく 竹の子 同 しいたけ にも煎鳥にも遣ふ焼鳥に 煮物魚類 して壱つやき也是もやき丁 六月七月分 鳥るい二つ割去ながらつく 同 くもたこくろまめ からさけのかわ ほどのうすみ くしこのせん ごばうこぐち切 同 玉子のうすやき かんひやう たんしやくに切 みゟ下成る物也 鴨 是も焼鳥るい二つ割さり ながらつくみより下成る物也 小鳥 やきぶな 同あらめ たこのこくち切 ひふくの主 問あまのり 同こほうこ口切 梅ほし むめぼし あらめ くるまゑびかは 同とり つけわらび 小ゑびのかは取 いりこ 同くこ 同くしあはひ ごほうこぐち切 ごばうこぐち切 しいたけ 是は鳥かずいろ〳〵有 一ほあかあをしから 同 くしこのふとに 治すみそかけて すゞめ何れも一ツ焼也 先料理につかふて能鳥 右の分也 精かんひよう こゞりこんにやく 進しい竹 同 けつりごぼう 同こまめ ねつみだけ 小なすひ 同まるしいたけ 山のいもこ口切 鴫之類春秋二季に出し 内秋重宝成るぶん ぼと鴨 煮物魚類 八月之分 さけのひず ねり小とり 同 はらゝ子 同 あかゞひ いわたけ わさひ 木くらげ わさひみそこほうこくち切 こほうこくち切 一秋は油よくのる油のるに三 一段有大のり中かまと云は 一 中にもしゝなきをいふ大の りと六は六寸三ぶせといふ 大のり也 巨大こん かいやき あはびたまこ はらゝ子すり さけのうすみ 同むかご あはひねりしき あはしき あかゞひ ねき むかご同 はらゝご 木くらけみそくわい はつだけ くわい かも ねぎ 大こん つぶさんしやう 目あづき はらゝご やきうなぎ あづき 同ごほう むかご みそいわたけ あるかひ ほそ鴫 九月末より油のり来二月 迄有之也ごき鳥にちやう いも 松たけいもいもまつだけ 橋松たけ 同はつ竹 同いわたけ 小いも ごぼう 進 ほだで やきだうふ 念ほたで ほたでやきだうふごぼ 宝する物也 煮物魚類ねりあはびねり鳥のもゝげ 煮物魚類ねりあはび 尾黒中鴨 に成る物也 秋油のりほと鴫のかはり 九月之分 小とり 同やきくり 右鴫の類秋いづれも鳥 小なすび其まゝ よし。春は油すくなし。まづ うなき 同ふ みそくわひ たいらき 同ひらたけ ゆのかわ たいらき ねり鳥のもゝげ 同小はまくり みてきんなん 小とり □□□□□□□□ 同 たまご うとやきぐり 三尺牛付候鳥秋重宝す る物也 同ふ くわゑ ゆのかわ 同こ 同 ごばう こまめ ゆのかわ 真鳩 はとうふ 同 大こん 一いと 九月ゟ出る鳩の内にてふう 違いも 味よく鴨のかはりに成る物 鐘 木くらけ 煮物魚類 なり雑水につかふ ても程よし。お火鳥にも 十月之分 よき也一名つちくれ ひはり 山鳩 同やきくり 是は生鳥。当地になし自然 はつたけ 同 やきたうふ 一口うへに大こんおろし とうからし ねりあんかうのふくろねりたい たい 同 平たけ みそぎんなん ねりたい ねぶか は やきぐり 同 かき あかゞひ 同 めのひきのり うすじやうゆ こせう 同ほうれんそ 小くわゐ かふら二つわり に出候得共もつはらつかふ程無 て。風味は能物也塩鳥日 白うを 同ひろしまのり同 向ふゟ大ぶん来る 一名しやくはち ゆのかわ 橋 やきだうふ 大こん 鳩類よせ くず 進 こせう はまくり だつくり けつりごばう たにしせり 同 いわたけ ぎんなん かぶら一つもり くずニわさび 分料 同 にんじん 木くらげ ごほうこ口切 いとこんにやく 同からしすりて うゑにをく しゞみ 同あづき ことり 御べた 同 ほうれんそ 大こんさいのめ くろまめ あふらあけの あふらあけの かやしやうが 煮物魚類 かき はらゝ子 十一月之分 同 白うを むかご はんべんゆにて 同たにこ みそかけて わさび 八幡嶋 小かもゆて鳥 同ねぶか 是は風味は能物なれとも ねりあらす わさびみそ ねりからすがい 八幡鳩とて人々料理には 同ごほうに口切 きらふ みそくわゐ 同 たうふ はんべりゆにし ねりうなぎかわ引 同ゆかけて 小とり みそかけて 同 いわたけ みそふきのとう にあへ かき 同はら子 白うをくき にあへけづりこぼう人 同 かつうを だつくりすめ せりしやうが 土鳥 精大こんふとに 小いも あらめ 是もあまり料理につかふ 進 いわたけ 進こせう 同あらめ むかご 事なし。去ながら軽料理 こせう にむめほし 一ねりたい 煮物魚類 杯にはさがりてといふて子 鳥ほねぬきなどにつかふては くるしからす然れ共はれに 不用 十二月之分 同 小かもゆて 大こん二ツわり 塩鳥遣ふ時節は くずだまり わさび 一同いせゑび みていわたけ 同 むしきじ ・くすたまり はなかつうを わさび 二月末ゟ六月迄 雁鴨塩の仕様 同 先鳥の背を割いりしを 込候て毛ともにしるも有 又鳥の毛ひき候て背を 割わたを取いりしをにて 内へあらめを入塩にて右引 申候毛を俵へ入鳥をもにて さけのうすみ はらゝ子 いわたけ 同 たいのうすみ くしら ごぼう くわゐ 〽 ほしうこき ほしうこき 小いも なすひのへた あふらに而あけ 同 わらひ 同わらひ やきだうふ はつたけ きよるい しやうしんさしみのこんだて い 一魚類并精進指身献立 かも 同 同 ねぶか やなぎ竹 うとのめ たこの花作り 同せうろ 同 うど まふし塩ふりそたはうに 包置候を毛塩鳥と六一段 とよき也。又漬鳥といふは かんの水壱升に塩三合 あはせ。其水せんじさまし。 同 指身魚類分 正月之取合 こいのほそ作り たにあへ くらげ はい 同ゑんす いり酒わさび とうくらげ ぼらひら作り 同 からしず さめてから雁にてもかも にても骨ぬき内へも塩を あて外へも塩をあて鳥を せうにてゆはへ右せんじ候水 つぼに入其中へ漬置候へば 来四月中用ゆ。是を塩 出し候へばなま鳥同前也。 いり酒わさび かわくしらゆかけ 同 ふかはまくり ぬき身 わさひすみて しやうじん さしみ さしみ魚類分 ゆてとり 同 大筆 ふり いりざけ あげふかんてん 同 こんはしい竹 かさゐのり つのまたのり こいなふり 同 ゑんすむしり 一鴨きじ山ばといづれも 二月之取合 仕様同断 ゑび いり酒わさひ さか一しをのたい びてゑちこます 司あはひくらげ 同 いりさげためて 生ます 同ひらつくり からしす あわひ 同はまくり からしす はとのいてとり はとのいてとん かわくじら 同たにこいてゝ丸切 あさつき わさひすみそし 一ひばり塩鳥 是は料理にもつかふ又土 同かき なまぶり からしず 同 一しほのます 同見かくひ いり酒わさひ かわくじら 同はまぐり からしすみそ 一用の内腹薬にも成塩 しろうを かゝにも未噌漬にもなる 同 同たこ花つくり いりざけ 一干鳥落にても鴨にても 清 青ふはす 第一こんにやく かんの内あたらしきとりを つくり くさき くらげ またゝび わたぬき。高き所につり はすみそ 寒干にして置夏になり つかふに生鳥かはる事なし さしみ莫類分 三月之取合 しらす 問まつな しやうがず いせ思ひ身ほそ 鶴 類寿 分料 しろうを 同くしら 同くしらのくろかはが くしらのくろかはが 同くらす 同みるくひ たい たでず すみそ 同 治 ふか すはまぐり しらが たてすみそ 同 こい 土筆 くらげ いり酒わさひ 問せごし 小あじ たてず このしろ水も 同よくあらい作り からしみそす 松 あけふ 松のり 進 こんにやく すみそ 同 あけだうふ あさつき こんにやく すみそ 一鶏飯の仕様 さしみ魚類分 鶏能毛を引。羽を打も 四月之殿令 やきして扨右の鳥を丸ながへ ら湯にしてよく鳥の油 同 水にうきゝ時鳥を引上り 一しをのかつうを しをさけ 同 同 其ゆで湯にてめしを仕込 申候扨右の鳥の皮を一へん 同 こい ほそさゞけ いりざけ 取候得はよくとれ申候。諸の身を わさび いかにも西に引さき。右の食 には立時分。めしのまんなか。を なまかつうを 同のかわひき 同 同 ほり引さきたる鳥を入食に てうへをおし付。かまのふたをし” て能々むしと。飯黄色に出 たでず 青なすび 中さゝげ 進きろてん 進 しやうがみそ 来たる時椀に入むしたるとりは 上置にして出し申候 指身魚類分 一同南蛮料理 五月之取合 同 同 なまがつを 同からしす 又はしをさけ なまかつを たうくらげ いりざけ わさび すゞき くらげ あをまめ いりざけ まなかつをの身 又あをかしら ことじ筆おき合 しやうがず こんにやくそうへ めんきりに うみぞうめん わさびみそ すゞき みるくい いりざけ なまかつを平作り こいほそ作り いり酒せうがず わさび くまかつを 同大日くひ たてす 同 こいほそ作り さきゑび あをまめ いりざけ 同 きすごほそ作り くらげたんじやく あをまめ いり酒わさび 鶏毛を引。け焼をして羽 を打腹のざう物を取出し。諸 をよく洗中へ 一餅米の粉一ぱい一うるの類 一酒一はい一す一盃 一折望一はい一味噌一盃一盃 此間へ大根かつを入水はめし をたゝかけん也。右の鳥を入り 同 橋 進 あはひほそ作り ゑんす いりざけ わさひ せいごほそ作り あしせごし 同くじらぎんすし 同またくび いり酒すび たでず はすふ こんにやく しい竹またらび だでみそ ところてん 同 またゝひ ふみやうが しい竹 さしみ魚類分 六月之取合 すゞき 同みるくひ いり酒わさび 岡みる 同 みる たでず そこあへ を入手を平にしておせは水手 くびまてつくがけんによし。 扨水みなになり申まで 食のごとくたきにえつまり て後つかひ申候。鴨にても 一雁にても何守にても仕候 ふかしらが 同すべりひゆ たでみそ 同 しまあじ あをうり くらけほそ切 たてしらす 生さけ 雉子飯 同 たでず には鳥めしの粉理に同じ そこにへ 同いりざけ わさび ゑひゆかけて はまぐり 浴すへりひゆ たでみそ 同 同 にこひ平作り よくあらいて ほそさゝけ いり酒わさび 岡さすご 同 きすご さけす あをいかほむ治り たですりて すゞき うみだけ くらげいり酒 すわさび ねり ぬき こちほそ作り 白水にてよく あらいいり酒 わさびくらけ 同 くを すぐりひゆ なすび みやうが たでみそ 同 なすひふ かんてん またゝびしい竹 いり酒わさび さしみ魚類分 七月之取合 同 あをまめ たこほそ作り うみだけ 岡うみだけ あをまめ いり酒わきび 同 同 活あをまめ ほとさゝげ 一ふしい竹 かんてんわさび いりざけす いりさけす むしり忍び たうくらげ あをまめ いりさけ いたらがい 同いなた からしみそ まながつを まながつを但ししやうしんさしみ 同ほそつくり六月同前見合 くらけさくゐ可為也 さし三魚類分 八月之番合 同 たまでのうすやきしらがのしらが くらげあはびのせんくりのしらが しやうがしらがもりわけにして わきにいりざけためて 此外魚鳥諸事之切形 一円式は切形五巻書に委 有之により爰に略す 同 さけのほそ作り あはび同 同あはび くらげ いり酒わさひ 同 えんす ゑひのむしりみ くらげ いり酒わさび 世 精 宮むし松竹 ほそうさきて あをまめ いり酒わさび つのまたのり 同いわたけ みやうか 同 後 あゆのしらこ ひぶくのかはせんに切 さけのうすみくり せうがはりに切入酒 草の鶴 式之通 る さし三魚類分 九月之数合 同 たこのかわひきはなづくり いでかざみのむしり身 はつ竹しを付いりざけわさび 同つくり めじろひら からしず いせがき 同ふかのしらが からしすみそ 同之 同 たいのしもふり 同くらげ いり酒わさび 〽同ひき作る 同たまごゆ こちゆかけかわを ひき作る 石たまごまる切 たまごまる切 あかゞいゆかけ しやうがみそす 同 さごし 一小はまぐりむ き身 からしみそす くしらのくろ 同かに 〽 しやうがすみそ あさつき しやうがみそ ほごのりふ しい竹はす 逢いものくき 同 ひらめ 臣からしず 同 同 なまこほそ作り あかゞいほそ作り くりしやうがしらが はながつを わさびいり酒 あはひせんに さゞい あがゝい しやうがみそ さしみ魚類分 同 こいほそづくり さけほぞづくり 十月之取合 たうくらげ同 いり酒わさび さゝゐほそつくり 同 あかゞいほそ作り くりしやうかしらが くりしやうかししかへ かつを入酒わさび しきのとり 式之鳥 七本 ひしこいわし はまぐり 同 からしす ゆのかわ入て ほら 同あかゞい からしす 同 ふりひら作り からしすみそ さしみ魚類分 十一月十二月朔日 同 たいしもふり ゆてとり あつきすみそ にかい 同 沼ゆてとり けしす いてきじ 同 ほとくさき ふかゆかけて わさびみそ 同 かものほねぬき うすく作り ゑんす いりざけわさび しろうを 同あさり からしす 草 の 鳥 同くらげ ひらめほそ作り いり酒わさび きすご 浪しらもう いり酒わさび あさりむき身 あかゞいほそ作り 同もり合くしちの かぶらほね わさびみそ はすふ かんてんこんにやく ひほうのり すみそ 同 いりざけ わさび ふなほそ作り 同くじらきんすじ きよるい 魚類あへ物并精進あへ物取合 川海魚之名所図 鯉 まとをのひれ 〽はた〳〵のひれ あへ物魚類 正月之取合 しゞみ 同よめがはき さんしやう 問はこへ たにし さんしやう ありなし のひれ かうをつ のひれ 諸人の ひれ まさ ひれ けぶりだの 水ふりのひれ すきさしのひれ こまほりのひれ しゆくんのひれ くわい中のひれ きいのひれ つちへりの あいひれ あいへちの ひれ 水かきの ひもゆいの ひれ 千鳥の 座立のし 一のひれ 内のぢんせい そとのぢんせい 水とをし はまぐり 同はこべ さんしやう 精みづな からしあへ あへ物魚類 二月之取合 ぼしのうす身 同 しやうがみそ 同 あんかうのふくろ 司うど しやうがわさび いりざけあへ せり 同 こんにやく そぼろ ごまあへ ふきのとう 同わりくるみ ごまさんせう 同 一同土筆 さんせうみそあへ たこうすく作り いたらがい 同せりのくき さんせうみそ くじらの百 同ひろ さんせうみそあへ ばい 同ゆのかわ さんしやう 〽 ほし大こん かんひやう 進 くるみ ごまあへ 同 もどき こんにやくゆにして しやうゆつけあふり 切てあをからしかへ 山升にてあへる 同 ごぼう はりまごはうざつとゆに して油にてあけ 酒につけもみて よきほどにきり ごまさんせう のひれ しやうくはん ひれ 水かへしおなもと すなはちのひれ もすりのひれ とむきのひれ うちむきの ひれ ふなこしの ひれ 波たちの ひれ 一ひきやうの ひれ 鯰 あへ物魚類 三月之取合 たつくり 同よめがはぎ さんせうみそあへ 同しゞみ ごまにてあへる 精さいかぢのは しんか山に ちさ 同からしあへ あへ物魚類 四月之取合 同わかめ ばい しやうがみそ わかめ 同 〽同しいたけ たうにん うす将ゆごま 同 まて あをぬたあへ 鯰 しやう〳〵のひれ 彼分のひれ のひれ くもまき のひれ 両方共ニ とりのこ ことり はふしの ひ行の しはてうの ひれ ひてう もすりの ひれ のひれしきうきやう のひれ こゝを云てもよし からすがい ねぶかいでゝぶ切 こますみそ 精ごぼうのかわ 一ちんひ 進ほし大こん しら しらあふらあけの 同ふみちふと あへゆふなり めうがだけ 同 だつくり しやうが くろごまあへ 同 ふき 問はともに ごま山下あへ しらこほう小くち切 大こんさいのめ 同ほし大こんさいのめ 同同 同 うとにくち切 あへ あへくろまめといあへ ひれ すいゆう のひれ かうゆう なみこしのひれ すききしのひれ 子もりかしのひれ 子もりの をなすりこれ すなすりのひに のひれ つゝみのむれ 子つゝみのひれ あへ物魚類 五月六月朔日 くしこ 同ふあをまめ くるみあへ しもかくれのひれ もわけのひれ 一のひれ 同 なすむ 花かつを あかざ かきあへ 同 だつくり さゝげひゆ たでみそ びくにあへ 同 おごのり だつくり たで けしあへ 同 なすび にえび もろみあをまめ 切たそひくにあへ 鯛 のひれ こうよう のひれ 左右 ともに しゝみ 同ひゆ たでみそ 鯛 いはひの ひれ れう ひれ 波わさ のひれ みちしほの ひれ ちひの ひれた 右ともに なみこしの ひれ よひしをのひれ なすのひれ 一水はしりのひれ 清 後 進 あげなすび かんひよう くろまめ めうがのに 同 くろこま みそにてあへる うこぎふ 同こんにやく ごまさんしやうへ なすび 同ゆのかわ けしみそ 同ふき 竹の子 からしみてあへ あへ物魚類 七月八月 まつたけ 同くしあはひ しやうかみそ 同 ほや さんしやうみそ 同 さんしやうみそ はまぐり 同やなきたけ さんせうみそ 玉作魚 後来の 右左共方様 波しきの ひれ たこ小筋 数わかつのひれ かすしらずの ひれ共云 すいしやのし 左右共ニ 同はつゝけ たてみそ あさり 同くりしやうが たでみそあへ きみしら さけのかに ずの みやうが ひれ 同 木くらげ せうがみそ 同 しゞみ たでみそあへ このしろ 同からしぬた あへゆを入ㇾて 鮭鯉鮒 もかくれのひれ 川かへり のひれ 鮭ばかり をいふ れば なすび みやうが くるみ ごまみそあへ さゝげ 同いわたけ たでみそあへ 同 かんのほそわた はり みそあへ くりわたび えんす 同またゝび しやうがみそ うりもみて 同くるみわりて けしみそ ずいき ほしま ほりの ひれ 川のほりの ひれ 同木くらげ こまみそあへ 同 子かための 〽子くばりの ひれ ゑんけん しせきりうのひれ あへ物魚類 九月十月 同 さゝげ のり あげぬ たでみそあへ なまこほそ作り このしろのうす 身やきて あらめ あらめ 同しゞみ ごますみそ ごまめ □□□□ 駿州 しうげんの 祝言之 鯉切形 草の鯛 進 「 くさぎ こまやきみそ ほろ〳〵あへ 同わさびみそ ねずみ竹 にてあへる ゆふがほ 同たでみそにて あへり 同 ひじき かんひよう ごばうの聖 くろごまあへ ごばう 同にんじん こまあへ あへ物魚類 十一十二月取合 しゞみ 同 ほしあさり 同ほしあさ くろまめ さんせうみそ 同 さききじ わさひすり入 はなかつを やきみそにて 同 ゆてたまご いせ思ひの身を さきて すみそあへ 同ゆのかわ いゝだこ さんせうみあへ 精 進 にんじん やき大こんいか 一たに切 くろごまみそあへ 同 かんひよう ごばう 木くらげ さんせうみそ 同大こん ごぼう しやうがみそ 魚畠汁之献立并に精進汁 十二月部分取合 一魚類四季伎様 春之部 汁魚鳥分 正月取合 ふくさ 同 つるうど なめすぎ よめなつく〳〵し すい口ゆ ふたきじ 同 ほしなのくき うど つけしめじ 一鱒是は貧物魚也 足は肴に遣也 同断 食蛸是も同断也 食糞 細魚 夏之部 鱸 是は指身又汁 にも成分 一鱸雲わた五月ゟ夏中 有さほりは土用の内也 足はむしかれい 玉余魚 に成りと 一へいじかれは是はなます 石かれい是は焼物魚也 番かんせうろ 同 生しい竹 ふきせりのくき うと十八口ゆ 白とり 同 なのくきたち 白うをうどのめ すい口ゆ ふさかもごばう 松ばづけうと 同 たけの子すい口 みつはのくき 同 かもかはごばう つけ松竹 つく〳〵しきんかん うとのめすい口ゆ 番つるごばう 同 たんしやくふ うとつけ物竹 すい口さんせうのめ すまきじあをかち 同 ごばう 大こん しいものくき やまどり 同 なのくきたち ひら竹うど すい口ゆ 同 すまかんたうふのうば かはごほうど よめなつく〳〵し すまきじ山かけ 〽うとふ 治ごばうたん尺 すい口きのめ しすい口ゆ ふさ山しさ みつばせり なめすゝき よみな 小とりこまかに すましをきししい竹 同 ごばうのせん しいたけ 山もいもほんほう すい口きのめ 一しをのたい ふくさきじあをかぢ 同かぶなわりて しやう ま大ごちはすま 同 たゝき すけ うどなこまかに 同 な ちいさきいも 同いとこんぬ やきだうふ 是もやき物 海ちかれは うを也 同けづりごほう 鯰 是はやき物魚也 又は鱠にも成り候 しいたけ なます たいのうす身 大こんとうふ ごほう しをまつさけ 生ます 是も灸物魚也 鶏支魚 又はなますと成ル 学鰹 是はやき物うを 又はさしみ魚也 右学門をの内 あらきとり見 同 なまわかめ うど ねいも 同 みつばせり ふきちさ わらび 汁魚鳥分 二月之取合 ふさきじ山かけ 同大こんいちやう しいたけ 小ゑび 同やきだうふ のり たんごぶり 同かたわざり 大こんかなか 同 もゝげ たうふかす ちんひ からし 魚味しらさき 右之物内に有 是はかまほこ 鯛 又は鱠ニも成也 つばす是はやかさ物也 是は煎物 車海老へ 又は焼てもよし 是はなます 烏賊 やきいか に物に成り申候 同 小あゆ ねいも 同 つる 木のこ なまわらび つく〳〵し 同 なまだら こみきり ふぐもどき つる にら 同 たいのしらに みつばせり 小だい其と 同しをに すましけ まゝ つる 問とうふのかす こゑの木たけ 同ねふか やきだうふ しをたら 大めばる 同いとこんぶ 鮒 是は煮物 又はなし物 ゆでたこ盃に第一 はね是は鰹急也 汁魚鳥分 三月之数合 ふさ小はまくり ゑい 毛は汁 やきてつかいも 同 あをほしなこま かにたゝき入 早鰹是はさしみ すい口 ふささきゑび 又きじやき茗鳥の料理也 ざかつをはすじ鰹の事 五月ゟ八月迄返ニて候 鯰 是は鱠指身 やき物むし物 秋之部 よめなうど つく〴〵し すいくちゆ たいおろし身 同なまわらび うどすい口ゆ ましをつるごぼう ふさふな 同わかめ 同わか めまき ふさあゆ 同ちさ すいくちゆ たいとよりうしを にそ ふさたい 同 生わかめ すい口山本のめ にら かわ石もち 同ちしや すいくちゆ 白うを 同くきたち すいゆ 同 かまぼこつまみ ほし大こんふき ふくさ 同 すい口ゆ わかめやきたうふ かわざこ ねいもなまび しいたけ すい口山下のめ しをきしかはごぼう 一しをかん竹子すまは 是はなますさみ 青魚子 やき物むし物 同 松ば生しの竹 うときんかん ふ峯のめ 同 なまわらひ うどよめな 同 一すい口山升のめ つけしめじ みつはのくき 一すい口きのめ 鯛 是はやき物 なますニも成候 師是も灸物也 ばんせうろ さぼうふくばんなつかぶらこま すましをがもこぼうへ 同 たんじやくに切 いわ竹ぎんなん 同 しすい口山手のめ 竹子しいたけ 生わらび 同 竹子ごほう 松ばみつば すい口あを山升 のめきすい口山升のめしすい口あを 一石は莫是もやき物魚 藻魚 是は汁 すましをきし 同 なまわらび しい竹つく〳〵し すい口山升のめ 同 まほどしき しを松竹 ひじきうへにえんす ふた玉子のふのやき 〽ふきのせん 一竹子しい竹 すい口あを山下 すい口木のめ 黒焼 目黒 ○毛はやき物 又は汁 是はさし身也 一板焼くすかけて 冬之部 鯛 是は料理色々有 ふくさしをかも小はび なすびいぢやう 同 わりごほう 一しをのたい 同 竹の子 わかめ しい竹すいえんまの すい口さんあめ やきぶな 同わかめ わらび ふきごいさぎ 汁魚鳥分 なすひいてう 四月五月 つけしめじ すい口ゆ 問なすひいてう ふくさあをさき ごほうせん 塩まつたけ ほそさゝき青山升 指身霜ふり かき鯛まき鯛 なます杉焼 同 すゞきくも わたともつゝ切 すい口 あをざんしやう ふきしらさぎ 大こんいてう あをくきとも しをまつたけ すい花ゆ ふらさ たい 同かぶら ことい口青山丸 浜焼蒸鯛 汁すまし 一鯛の子有は三月中也 同 小たいも切 きすで すい口青山升 大あさりから共 同なすひ二つ切 すい口南丁山下 すまくるまゑひかは取 同 いわ竹 みやうが すいゆの花 小だい毛も灸物也 はなおれ鯉 是も 同之事 ふくさ ふなのつゝ切 くずし あらめそほろ切 同ほし大こん すい口すり山升 のり ひやけしじみ 白うり 同のり しやうか □□□□□□□□ 鯰 是もやき物也 はらみに 是も十霜月中 子有汁 鯰のわたすゝわた有 鮎糖毛も汁魚也 同 はまぐり たけの子 木のこ はりごぼう 同 なまさば わかめ やきだうふ 同 ふまのすし あさうり なすび すいくち入 ほしな 同うちまめ だつくり 同 同 此魚の内自然わたみへは てう室いたし候 同 船 是は寒の内重宝致し候 きし身 一なます こくしやう 同 めじろ是はさし身 うを也 同断 飯 厄鯛 毛は汁 同 かまほこにも加え いとより是は灸物也 ごぢやうごばう なすびしそ 大こんねいも すりさんぜう しゞみ くさぎ あつき くはひふき すましをひばり はりごぼう 竹の子 みやうが 汁魚鳥分 同 鮫是は汁に成ル 六月七月九日 なまかつを たけのこ めうが わかめ しほだい 竹の子 なすひ しいたけ すま 同 やきはゑ 一同小ゑびなすび 竹の子しい竹 しをがん 同なすひいちやう同 小ゑびしい竹 すい口はなゆ 小うなき つぶ〳〵きり 小ゑびうど わらび しやくなぎ なすひ たけの子 みやうかふ いはしひして 同みやうがだけ なすひかたは切 かまぼこさいのめ ふきこくち切 竹の子同 やきだうふ 小がも 竹の子 さゝげ みやうが木のこ みつはせり しをがも なすび ほそさゝけ はりごほう めばる 朝鮮 是はやき物 魚也 是は煮やき 又はやき物 白魚 是は汁 吸もの 生海鼠 一内にこのわた有 是はなます さしみ ふくら入 鮑 是はふくら入 かいやき 煮村にも成り候 すかい わたあへ 同 ねぶか五ふ切 大こんいちやう すい口花ゆ ふゝさかまぼこつまみ一ままあしつゝぎり きすご ふたかまぼこつみ入 同 いはたけ すい口さんせう 同小な すいくちゆ ふくさ 同 やきはせ なすび すい口さんせう ふくさ もうをかはとり 同つゝ切 いは竹すいは竹 いり子のせん しやうかしらが 巨くり同あまのり みそめうがからし にしほそ作り 一同からし入 にしのからみ汁 同 ふたゑび 大こん同 なすひいてう わりごぼうすり ふたくづし 同いものくき あづきす治 ふたひばり 大こんいちやう めうかうばふ すい口花ゆ 同 やきあゆ 大こん きのこひはり みやうが なすび こぼうすいき みやうが しをくじち たいらぎ 是は串やき也 此貝えほし貝といふ 栄細に 是は坪やき 又煮物に成る 失吸物 ひだら 同ふき やきだうふ にたい 同大ごほうそき きりあつく すまこちはす切 同やきはへ さゝげ 同ねぶか しをだら やきだうに 同 さけ にんしん 大こん きの子 同 やきにぶな なすびわに切 紺 毛は貝やき 春又は汁のあしらいに成候 煮つけ 能煮物 よなき 是もかいやき 又煮物に使申候 蜆走はあへ物 穀親 是は汁 吸物 す なまぶり 同 松たけ 汁魚鳥分 八月九月朔日 ふさかき 同大こんおろし いちやう 一ばい毛は取肴 つへき是は煮物也 是は四季に 伊勢海老 不嫌有之 ねぶか五分切 す 同 なますゞき せんだい料理 ふくさ かも ふなのすし 同ねいも つぶさんしやう ぼら 〽同たうふ わりさんせう ふたかも 同 ほうれんて 一大こんいてうす帖 ごばうはつ竹 ふたひばり □□□□□□□ すい口ゆ ねぶか五分切 大こんいちやう ふくさ 小とりたゝき 同 浪なこまかにて いれるすいゆく すましをすゞき 〽□あをこぶ 治せんにきり しこしやう ふたあんかう 同 いわたけ すい口ゆ まいかも 両すゞき 同しろうを こぶ しこしやう ふきさけ平つくり ○川魚之部 是は指身 汁 鯉 こゝりニも成也 吸物にもよし 一一洗鯉名物也鯉の子 同 かぶらあをくき付 うどのめ しめぢすい口ゆ 同松ば松たけ ・せりうど すい口にんにく ふた 同 白うを ちしや すいゆ かん 同まつたけ 同又はかふな しめし 同 大こんおろし ねふか白糸一寸切 すい口ゆ 同 なまづる まつたけ 大こん 又は大こんじん はつたけ ま ひやす 同 くしこのり 玉子のしろみ くりみやうが 花かつうほ はらゝご 同むかご とうふのかす はらゝご 同おろし大こん ねぶか白ね わび 同 くるまゑび 大こんせん いも 同 はぜさこ ごぼ 大こん なすび ほしはまぐり 同 うこぎ とうふ あつめくづしわに切 ごぼういを 同 なまひとうふ 汁はつたけ ちいさき青まめ 同 しをだい ごばう やきたうふ はつ竹なすび しろうを 同かぶらのわ切 のり 同 あんかう こんふたんだく にいも すま ねぶかの白み 同かき のり 番なまぶり 同たんごは油すぎ てあら しまつたけ すま 同 このわたなべに いりつけて何に ても時の一しゆ しいりて こち 同 なすび すりざんしやう 汁魚鳥分 一 十月五九 同 かん まつたけ つけわらひ えんすすいゆへ 同 かん さけのうす身 松たけ大こんいだ 小なすびはまゝ すまあをいはし 同ひらさけ ごはうたんじやく すい口ゆ 三月中有四月にすがり候 近江鯉は夏も子有物 にて候へは。こいやせ風味 あしく御座候当地に 尺の鯉無之候得共あふ みには尺の鯉有之候 同 ふたくづし ふたはらしご 大こんいちやう よめがはきうど しいたけすいゆへ しめじ 同 たうふもみくだき すい口 一けたくじら ごほうねぶか五ぶ切 大こんいちやう すい口にんにくし ふさ白うを 同 かふな なめすき すい口ゆ 同 ふきあかゞい ねふり一寸ぎり 大こんおろし いてううをのすり入 にんじんのはを 口こまかにたゝき 又ことりをたゝき いれるゆ ふくさ 鮒 是はなます さし見 けし吸物 ふきあらおろし身 同ほうれんそ すい口ゆ 一地大鮒中嶋さいしん 池のふなよく御座候 八はいきし酒一はいに水 同八はい入 是は十月ゟ来三月 同 なべにしを入つけ 迄出申候 汁時のもの丁ゆ 一やしをのたい 一浪こぶのせん こしやう たいのしをから 同なへにいかつけ 時のもの一しゆ 一鮒の子も鯉同前也 一近江対こい同前子は よく候へ共余り油無之 一八兵かき二つ三り 同いりつけて 汁入子は何に而一首 あさりの身 同白うを みそほしな くち 同 しをたら まつたけ はと 同 同ねぶか はりごほう すい口 近江ぶなは三月中盛 にて御座候 汁魚鳥分 ふく こいのけぎり 一又紅葉鮒と申十月に 十二月之取合 同 すり山下 まゑびつふ切 同 たつくり 小とり し大こんせり かたゝの浦ゟあがり申候 鮒紅葉鮒といへり。大江 小とり なつとう くき 鮒と申当地え大ぶん参り。 たうふ 又わかさゟ参り候鮒を之する まながつうを かへ共猶あしく候 同ごばう 中鮒 似鯉 是はやき物 にくだし 是は本鯉とは 替にあしき物也 せり しやうじん 汁之部分 川鑑 是は指身 よし 此魚夏の重宝也 ふた大こんいてう おろしねぶか 同 やきたうふ大さいのめ すい口ゆへ 鯉 乞は焼物 又こくしやう 一八九月出申候来五六月 ふきかぶらのわゆ 同なめすぎ うとすへ口ゆ 迄もたなにかこい魚 有之候 ふのあぶらあげ 一二月三五月迄出候は 四 かわごほう つけしめじ かにくいうなぎと申て しほうれんそ 大あじ あつめ小あじやきて 同とうふか 同 とうふ大こん ごほういも あをきもの わらび 同 かも ごばうう 大こんたんじやく しいたけ 小ぶなやきて 同な やきだうふ す 山のいも 問あさくさのり ひらたけ ふきあをほしな 一 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 沼青まめしい竹 一にいも真口ゆ 白とろゝ山のいも おろし おろし 同 あさくさのりしらが みそくりしらかからし 同 ふきたうふやきて 一大こんいてう 口わりごばう 治わりごばう しをわらび いもすい口ゆ ふき五分切 つけ松竹かはこほう 大こんいちやう すい口ゆく わらびほし太元 同 ふきつけ竹のこ やきたうふ いも すま 山のいも 同こゞりこんにやく しうどうへによめな すま なめすゞき 同 同よめがはげ うとすい口申 あしく候。八月に出候は 真うなきと申に而御さ候 不増并精進献立 田舎雑汁 瀬田黒津の粗名物也 鮎 是は災物也 なます 是は三月ゟ八月まて 計 鯰 毛はいつも有之 候へ共余り料理に 遣候てははれへ出不申候 但料理にはかまぼこ 汁 汁こくしやうにもける 一春もろこ是は汁吸物也 妙 汁 夏わかさき是も吸物に也 はとのにかいりきじ あをかちのことくわた を其まゝたゝきほね へつそくはやき右のわ たにすりませしやうゆへ たしにてゆるめなへに いり付て 小とりかまほこふきこくち 切竹の子同うどごはうへ 汁 なつとうもときとうふを すりてみそ汁にてゆかめ みそしるをいかにゝこくだし ばかりてたてなまみそゟ 右之すりどうふをいれて くきなり共なにても こまかにたゝき入 小鳥入てよしすい口入 大こんいつれもこまかに 切あつき右たま汁といふ也 どぢやうくだのことくに切 くずのこたにこを入とちやう にくるみ油にてあげる たゞしどぢやうやきて扨 あげたるがよし入手休のこ 汁 たまごゆにしてしろき身 をいかにもこまかにさいの しめに切きりのみをこまかに たゝきあをみのうせぬやう にざつとにる也 右たま子のたゝき汁と いふなり 但名はなさし御いへり 一同真紙是はなませ 一柳鉢是も同断 同 ふた川くじら 大こんいちやう こはうたんじやく すい口あを山升 同ちさか いしもちやきて すいくちさんせうし す すゝき 同 同すい口あを すい口あを山下 わたこ是はやき物也 鯛 いしもち 是もやき物 又なます 一石首魚是は汁 右四十八色ほと申候へ 共用に立申物は右之 通りて に而御座候 かはゑび 川海老 是は汁に成り候 但し夏中遣申候 同 是は汁 吸物 但難大き成るはよき 事に遣不申候一寸どぢ はゝさ はびざこ 同ずいき すい口さんせう えびざこ 鳥のもゝげ 同よめな うとすいじゆ ひだら 同竹の子 わかめ 松もと なすびいてう 同 一かまぼこいてう ふきはまぐりのむき 同身ねぶか五ふ切 大こんおろし すま しほだい 同いとこんぶ こせうのこ しこせうのこ 同 身くじら あり かわごばう ほうれんさう すい口ゆ さけのうすみ 同たうふのかす はらゝ子 同 かまばこつまみ な あかゞゐ やきあゆ二つ切 同なすび切かけ けし 同 もうを いわたけ 同おこのう すゞきつゝ切 すい口ゆく やう成程ちいさきを遣す 塩物之部 ゑちみ名物 あつめくしこいも 同 大こんいちやう くづしごほう くしあはひすい聞 同 かもごばう しいたけうど つけ竹の子 うばすいゆ 同 あかいわし 一同とうふのかす ねぶか 鮭塩引塩草鰹 寒飯塩引塩鯛 同 しいら 大こんたんしやくに切 小いも こゝ 同 すい口 さしさば 大なすびを わきりにして 同 たいかきだいの ごとく身を取しる へうちこみかき〳〵 まはし出スすい口 塩糖 是は四月ゟ 六月迄遣申候 塩鯖塩塩 秋冬 一塩鱈丹後塩鱈丹後塩鮒 宇和鰯丹後鰯 目黒 右塩物色多御座候 得共先料理に遣候分 此通り也 あさり 同ほしな くろまめ なまず 同なすひわ切 さんしやう ふり 同はらゝご はつだけ こだとろになまこ だみくりせうか 十何音も見合 汁いれるも見合 れる也 同 はもかまぼこのことくみをとりめし のとり由に入どろ〳〵とすりけへかき たて入子はなこまかにたゝきいれる也 いれか也 右ゑつちう汁といへり 精小な 小な こいも 汁はつ竹すの あつめおろし大こん 同 ねふか一寸切 はつたけ すい口ゆ 一万魚の塩取様は鯛 にても鮭にても其外何 魚にても三枚におろし 紙に包うへを水にてぬら し日かげの湿気有之 土に一夜うづみ申候殊外 同 おろし大こん ねぶか とうふ すい口ゆ 同 しいたけ あづき こいも こゝりえにやく ふきのとうゆに 同 しで あげみ はりごほう あげふ 同 ふきのはゆでゝ こまかにして わかさゝげ二分 きり しやか あかいわし 一同大こんにて くきに而も くきにるも すい口こせう あかだ 同こいも 何に而も青物 同 たい大さいのめ 同にきりて 入子一しゆ すい口 何にて すま こゞりたうふ 同うこぎ しはつたけ なすひに 同すをくはへ しやうますまし 松もときと云 なすび 同しそ すりさんせう 塩からく候はゞ一日一夜も 二日も置申候。大方うす 塩ほどに成申候 吸物魚鳥取合献立 并に精進すい物有増 四季干物之部 冬春おきつたい 干鱒沖津鯛汲 鰭 一階九万疋 干鯛 日めさし 同するめ 目指影 春このは 木葉かれい鰤 煎海鼠干かれい 春きりあはひ 夏はつのみ 切鮑 鮪身 つこのひしき春うねすみ 蝋子 一開猟子 夏とひうを 干鯛 干鰹文鰹魚 串鮑 魚 小ゑび またゝびのくき こがりこんにやく 同 すい口ゆすまし からしゞみ うすふくさ すましあはびせんにゆす すまし 同すせんのりたん同 じやく すい口こせう やき小あじ うへに小な すましいせゑびゆでゝ身 問をぬきよき程に じさきて あさ草のり 春白うを 同あまのり すい口こせう すましほらのうす身 同ほうれんそ うどすは口 すましいとよりつゝ切 同なのくき置て すいゆ ふたはらゝ子 同な壱寸切 すい口ゆ 青鳥のもゝげ 同つく〳〵し うごすいゆ すましにしうすく作り 同すせんのり 一同でんのり めうがの子 すい口 まし鳥のもげ 同みりせり すい口ゆ すましいかたんじやくに切 同あまのり すい口ゆ ふき鯉のけきれ 干ざんしやう 色かん 同 同しめじ からすみ是は二色あり ふきたうふさいのめ切 ふき川ざこ 一本からすみはぼらの子也 熨斗是は伊勢はし 同はら子 すい口 問ゑびともに 吸口あを山升 ゑび 同 すい口すり山升 りよく候但したばねのし 切のし三色有もの也 ふさこちのかは取 同 同すい口 万干物やはらげ様は。干 鯛干鱒其外の干魚一 やきあゆすじ にても水にひたし切々 同かへ切 水を替三日程置取上 わかさゝげ やき物によし。余りしを 同 ぬけ候はく。酒の中に塩を 入候て成共将田を付候て ばい あまのり かまぼこいてう切 すまし 同なすひいてうに すいや 同 よたき すい口 ひろしまのり さしさば 同なすびすをはへ同 こしやうのこ 生がつをよくや きて ごばう小口切 みやうが くづし さよりつぶく ぎりにして 同ふきのとうゆ して 何に而ものり のり 成共やき申候。私に成もの に候。右やはらぎ申せし于 魚を水の中ゟ取出し。水 小だいやきて 其まゝ すい口さんしやうへ ひらめ 同てんかく切に 何にても青き物 こく 同 たいのめ たいのめ 同又わた すい口山本 気をよく取酒のかすに付 しやくなき 同 てよと 鳥料理遣用 なすひ 同ずいき しをとり 同ずいき同さ たにしから共に さんしやう さんしやう 鶴 汁せんば酒びて 同もげすい物 ばん 同 木の子 白鳥へ 鴨 わたほねくろ塩は外〻 汁入鳥ゆて鳥 くしやき酒ひて其ほ 汁ほねぬき煎鳥 出皮指身なます □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 佳 こんにやくそうめんの ことゝ切めうが竹 こぐち切 明口青さん中 梅ぼし とくせうくしやき酒びて 同 雁 汁ゆて鳥売鳥 かはいり生皮さしみすまし なま寸串焼せんば 酒ひて其外色々 同 あさ草のり 平たけ すい口ゆ かわたけ みやうがの子 梅ぼし すい口 同 すまし 同 同 たま子をちやわんへなり共めい〳〵に つぶしいれ汁かげんよき時みきの 玉子所々入何にても見合一しゆ入レ也 なまわらび しい竹 山のいも小口切 山のいも小口切 すい口ゆのは よめかはぎ 一同なめすき うどすは口 はつたけ 〽山のいもかは取 なすひいてう切 みやうが 浪ひろしまのり すい口ゆ すい口 平たけ すい口 すいせんじて 同 梅ぼし のり 青かぢ山かけ鱠 雉子 ひしをいりさしみ せんばこくせう丸やき 一肴魚鳥こしらへ様之事 くしやきはぶ酒 つかみ酒其ほいろ〳〵 いかでんがく 山鳥 汁やきとり 其外色々雉子のことく 顔いかばやき さんしやう将監 同 くきりて ゆの皮 しやうがず たこ成ほどほそ 同 ばいうすく切て ゆのかわせんに切 さけす しやも しやうゆ 番 汁やき鳥 いり守其外色々 鶯 汁くしやき 山下味噌 五位 汁いり鳥 くしやき 同 ゑびのでんがく さんせうみそ するめ氏ほとほ 同 そく切て酒にて さつとにてうど 小口切す将由かけ 同 ほどのうす身 山中将皇にて あぢ付あぶる 同 あかゞい しやうがゆのかわ ばせんにして 物由さかしをにか さゞゐの色付 口かぶらほねをむめ 又付にして色付 おきあはせ 同 いせゑびゆでゝ ぬき身をほそく きざみ いりざけわさび 鶉 汁くふき煎鳥 こくせうせんば ひばり ほねぬきかせぢあへ もみのし 同水くり わんこう さばのせわた 同ゆのわかば きざみいるゝ 同 もみのし ちくはたまご おきやはせたる 汁ころばかしせんは 膾 こくせう串やきたゝさ 鳥 しき 鴫 ゆて鳥丸焼酒 せんばこくせう 汁いり鳥焼鳥 こくせうほとわ ほねぬきによし其外色々 鴨 ころはかし汁 くしやき 同 同 たまごのふのや きをうすくして たまごのふのやふゝめ 同つゝみたゝきかへばわたのごとくになり うをの身にすり つけむしてきる といふ たるを。すいのふにてこし。酒びたし 又はさしみのおきやわせ うにやき先かはうけをすみ火 にてよくやき扨かつをほそくけ 一玉子をすりませ右のゆにいれ いりかはらけにしき右奥入ふわ 小鳥あんにんあはびなと入むして 〳〵となり候をかはらけ共に出す にもの又はさかなにはめ也 同 くじらごばうはごばうをゆにして 右のごどうにかまばとにかきたる 右のごばうにかまぼこにかきたる うをのかわをまきしやうゆだし にてあふり切也に物にもよし はむの皮つきかまほどはむのかは を則板に付てかわを身によき 程つけむして扨つねのかまぼこ のごとく板火に切て出す 転 雀 鶏 汁ころはかし やきてこくせう 汁ころはかし 此外小鳥同前 汁煮鳥さしみ めし卯ふは〳〵 ゑぎれの でんがく 白でんがく同 山下みて附ふる かずの子かすづけかすのこをよくあら いさけにてもみてかすにしをよき程 にいれ。右のかずのこつけさかなにいだ す。いつまでもあしくならざる也 精進又者こしらへ横之有増 ふのやきみのに丸声 ふくるみをすり 猶 もだししやうゆにて かまぼこそうめんねり酒 ゆるめふにつけ 一万音物類部分 宣 やきもちゆ 磯草料理遣用 同 なすび小品 あふら引やき こんぶへ 汁煎物煎あへ さんせうみぞ 同 くろまめ。たうにん。かやから共に。せう がちんひ。しやうゆにてから〳〵と。 なるほどにしめ。扨さけにていり上用ゆ 水くり 問あをなし りんご しろうり 同すもみにして あをむめ くはしむこ漬だし はすのわかね 油あげ天はいろ〳〵 汁さみきみ わかめへ あぶり肴酒に入 汁にもの あらめへ きりな 同くり くろくわゑ つのまたのり 同将由すさけ かけて つく〳〵し 同油にてあげ さかいりのことく 同 ふきのはをゆ てゝしやうゆす てゝしやうつす さけかけて さけかけて ごまふりかけ 同つけあふる ふきのとう将由 きくの花もかし 同 くしがきをさけ にていりあげ しやうゆつけて あぶる さがらめ ひや汁 あぶりざかな 汁あぶり肴 青のりへ こんにやくざつと 同あぶり大きく切 こせうのこふりて 同 山のいもあぶり さんしやうみて つけて あひ山のいもをあわ 問びなりに切 しやうがず もどき くはし又酒に入む しつけうはをきによし もつこひや汁さゝみ 同 ちんひからかは あをのりなか程 ほそくよりのごと くにしめおきあはせ 同 たうふのでんかく しやうゆにて かばごぼうのかわを 同あぶらあげにし 同 同 あぶり めあぶりいだす やき山升みは付る かぢめひや汁あぶり肴 とさかさしみなます 一向詰に用肴の有増 甘のりひや汁あふり肴 一大小鯛一大石かれい一大あし 浅草のり右同前色あかし 十六嶋ひや汁あふり肴 くはしに出雲に有 一大あゆ一めばる一大ぶな かだのり汁指身五勺有 みるさしみ 五尺懸 一あま鯛一大きすご一しゆんかん おごさしみあへ物 汁のうはをき しやうがのひぼ色あろし 汁さしみ 汁さしみあぶり肴 いりものに赤いわし 一貝づくし もりまぜもろみかけて 花かご色に 一すゞき重箱 取遣入る也 一貝もり くはしにもよし経のひば共書 一酒びて一指身一大煎物取巻 ひや汁あぶり肴 のろのり いり酒にすを遣て 一焼まぜ くりしやうが入さかなに吉 色々きすこ 小たい 車ゑひ かれい さより 一け五々 一貝焼ル ふじのりひや汁あぶり煮 一たいらき一さゞゐ煮焼一よなき いろあをし ひじきにものあへ物 ほだはら にものなます 一取かい竹輪一あはび貝焼 にあへすさい ところてんさしみかうの物 夏のこゝりに入よし のとのりすい物あぶり肴 はま松さ身あへ物 一鯛 えんす指身すい物 いり鳥に入 め見へさし身にもの 一あはび日さん印 一あはび ちやくはし 一日光のり川に有 焼物に用肴の有増 はまやき みかんのかは一身 そぎやき にして 一大あじ はりくり むしてくるみ ゆのわ切 はりしやうか しき くつだまり一歩 なか一鯛くづだまり一生いはし わさひ 一鯛 たでず わさび でんかく 山中みそ 山井兵衛 一鮒 成置にし 雲上にし山まみぞ一鮒 同さんほ 付やきにして しやゆか一ふか でんかく 山本将野 一いか さんしやう みそ でんかく 山本将野 松茸へ 木の果の懸用 汁あへ物 さんせう 一生たら みそ付 付一黒鯛一黒鯛一学鰹 みそ村付 折由 付やき 将野 平茸 椎茸 初茸汁に物やきて に物やきて 色つけ こいろ 一さより 一雉子 雉子といろ一さより休 一あゆ 付やき 汁煮物 つけ やき えちこと やきているく直 しを付 汁煮物焼て 一魚 一鱒くしやき一たいらきくしやさくしやき ふりやき なます指身ほして しを いりやき 初年汁に物やきて一こちいりやき一石かれいやき一ゑび 色付 くしやき でんがく でんて いくち汁やきて やき よし芋汁にもの 一かますいろ付 ひたし 一このしろ 山下みそ しめぢ汁煮物 山井 せうろ汁指身に物 山升みそ 一せいごせいごとして一石もちたてす一うぐひて 煮あへ煮あへ茶くはし 山井 木海内 なますさしみけや 一ひらめくつたまり一かながしらみ みそ かう耳に物茎はしだけば もろみ ねずみ甘汁煮物 に物ちやぐはし はらきすす 一鮭丸焼 さんしやう ゆはなし しやうがかけて 岩茸 煎鳥の取合有増 指身何もよく 竹のこ まつたけ 大こん 一鴨まつたけ一かもな一鴫はつたけ ひさん升 一雁 わりて 一鴫くつ入 一鴨生しい竹 みるくひ たいらけ 一静みつは一鴨 一かも 一鴨へ 松たけ おほはに ほうれん 一かもあまたり一鴨釜鉾一かも救ふる ねぶか はつ竹 一つむきねづか 一つむき 一かも 一つむきづか一かも しめし ふ ねぶる 一ひはりせり つけつ子 つけ代子 ふ 一かも わさび 一かも なめずき うと わさひ くわえ 一鴨 わさび ねぶり ほしすいき くわえ 一山鳴 初行 一山鳴和州一かも ねぶか はつ竹 わさひ くわゑ きんかん うとのめ うとのめ 一かもううとのめ一雉子 ほうれん草 うとのめ 干山本 わり山本 ぜんまい な 一きしも あはひきしな 玉子ころじ しい くりいり 一山島へ 一雉子せんは一はといふしわり一山鳥くりいり 山本 わさび 青物料理遣用 一鳩ねぶか一雉子のつぽい一きじせり 汁からしあへ酒入 ふ 菜 くき入鳥にいるゝ ほして其ほいろ〳〵 一小鴨 うど わり山升 一小鳥へせり 汁なき煮物 大根へ かうの物ほして候事也 取肴の類有増 牛蒡へ 汁あへ物煮物 一いせゑび一とちいはし一車ゑび一すめ一するめ もちかうの物 一茶くわし其外いろ〳〵 一焼いる一鮭塩引一鮒塩引一ばい 麩 汁煮物さしみ くしやき油あけ肴 汁でんがくうどん たうふ ふは〳〵こほり草や 一からすみ一うばやきやう一さかうめ 一よなき一昆布一匁一ゆべし一匁一匁一匁一匁一匁五匁五匁五匁 いせだうふろくぜうきじ焼 一もみのし一ろくでう一ごさめ一さゝゐ狛漬 一同うば汁茶菓子煮物 こんにやく さしみなまで汁 一ごん切一あはび痛み一めざし一にしかす 煮物串焼くはし ころばかし氷て吸物 煮色の類有増 山のいたへ 汁煮物もち ほうれん草一大根 いも酒毒ん茶はし 一里芋汁に物かうの物一 〇一にんじん一うこぎ一もやし一あかざ なます なます あまはた 同唐芋のくき あへもの すさいに吉 一くちなしの花一竹子一くはんざう一さき牛房 くわゐ煮物煮物薫はし くろはひやし物 一みつ葉一わらび一ばう風一つくし はす 刃物なます 一よめな一ほし大こん かはしひやし物 一同はゐの茶くはしけんに用 後段の類 ふきへ 汁あへ物煮物 香の物 きかな 一うとん一切むき一麦きり一むし夏 一同とうはさかな みそ めうべか 汁鱠さしみ 一素麺一うきふ一水せん一けいらん あへ物すしつけ物 一同竹の子けんによし 一すいとん一葛切一葛素麺一雑煮 たんほゝ あへ物煮ろ 一珠光餅一薯蕷麺一湯漬食 汁花さし見 あかさあへ物すさい あさみ右同ねもよし 一蕎麦切一小豆粥一八重なり粥 たで こほうのことくに用 一葉扁茶一白かゆ一なめし 莟からみつけ物だしに吉 からしの葉あへ物瓜もの 茶菓子の有増 けしのはすさいあへゆ ままのはあへもの 一川茸一うば一柚べし一山のいも 但あくにてゆてすぢを とりうすにてつきあへ申候 一巻餅一雑茸一より水一寒晒餅の あをまめなますいろ〳〵よし 一まんぢう一梨子一ふの焼一さといも はゝき草あへ物すさい ちしや汁さみあへ物 同面にちしやなます 一くわひ一筒餅一焼餅一くず焼 川ぢしやさしみ 汁なます香物 一蜜づけ一とち餅一葛たんご一くじら餅 白瓜 あへ物ほし吉 一桧餅一ちまき一さゝけ餅一麸もち 甜瓜 なます香の物 汁ほしても 一さつさ餅一水栗一牛蒡餅一牛房餅一水粟一水粟一牛房餅 みやうが のこ 一蒲鉾に用魚并に拵様之事 一鯛一いとより一はたしろ一茂ふし 一凡鯛一鱸一鯔一いか 一藻魚一白うを一鮭一はむ 一かれい一鳥萄鉾一せいと一きすこ 一ゑび一あはび かまぼこ仕様は酒にても出しにてもませ事あし く候。ゆゟ〳〵と仕度は水にてのべ申候。前かたに塩を入 すり置事もあしく候。かき鯛のことく仕置やきゝ時 能すり塩をまぜ。其まゝ焼申候。かまぼとやきみてほろ 〳〵といたし申は塩をまぜておくゆへなり いかかまほこは。鯛を能すりていか角かけて成ほどうすく 木瓜へ なますみかあ 香の物 冬瓜汁なま 烏瓜香の物 一同実は玉つさと云さかな くめしに吉 夕顔汁さし 一同実は玉つさに成 へぎ能すりて。二色等分山のいも十分一入。取湯にて のべいり酒少くはへ板の方ゟ成程よくやぎ申候。うへまて 火通り候へば上の方ゟ焼申候。さめ申さぬ内用て能候 はんへん仕様一山のいも一一はい同 一うを六分すりて右三色残すり合塩扣へて料理好次第 一鯛一鮓一鯛一 茄子汁さし身丸煎 茄子 汁さし身丸お火 一近江鮒一学鰹一鮭一鮭一鮭すし一鱒一鮭すし あへ物かうの物 しぎ焼切ほし候五匁 くこ 一鮎の鮓一なませごし一鮭のすし一わたこすし 汁あへ物に色 さし身もち薬 五加右同前 □□□□□□□□ たこ ゑび 一鱒のすゝ一は屋鮨へ あはひ あかゞび 引さこ にら 汁あへ物 汁さみなま にんにて 味噌すい口 ねぶり 計いり鳥 さしみ杉やき ふな鞘の仕様。遠の内に漬申候ゑらを取わだをぬき。頭を 打ひしぎ。塩沢山にため。両方ゟ鮒を塩のうへりおし付。塩 付く程つけ漬申候。暑米をこはめしにたき能さまし。喰塩 に塩ませ食沢山につけ申。初ゟおしつよく直有ほど 惣 計あへ物すめへ なますさしみ あさつきなますさしみ のひるさしみあへ物 しゆんかん汁 竹の子へ からしあへ香物 さみすしつけ物 やくむしても色々葉 菱の子も遣候あしの子も同 にが竹の子はかわ共に焼 つかひ申候 唐の和布うどのことく遣ふ またゝびさし身つけ物 笑ふもさし身によし わさびからみ吸口汁 ところ煮物くはし 葛粉 煮物に打 そうめん水仙 過ておしを常のすしかけん程によはく恋申候。七十日程 過てよくなれ候。よく年夏秋の時分嵯峨の風ほほ も一段と和に成候。是もおしとゆるめ申しぶんに塩水 をふたの上へため申と取出し候後。内の魚食のかたおしに 不成やうに直し押をかけ。右の塩水頃水ため置なり 鮒早鞘一酒壱升に塩三合大盃へで。酢一合加へ申候四五日 直には酢ふ入ゝ。食をさまし右のせんし酒にて喰塩より 少からく合申候朔に塩を一時程しませ置扨さつと洗 右の食にて漬候。是は二日程にて能ゝ。又四五日も置申命 の塩生なれよりからく仕候。出しは漬く時ゟ二時ほども おしかろく仕。次第〳〵におしつよくかけ申 鯛の鮨一塩弐升水一升合三升を弐升に煎よく両寸。 たい三枚におろし。右の塩水の中へ入出しを置。二日過三日 めに黒米壱升食にたき。扨粕壱升を合右の網を れ合不申様に漬申候。但鮭の塩引も塩能出し右のこと也 はいとんぎんとん やきもちくず餅 ほたん さしみほして 牡丹の花 にいろすあへ 一蕎薬花右同前也 一口なしの花さしみ煮色 くはんざうの花右同前 はもさしみに吉一寸に五ふ 菊の花さしみによし のうぜんの花指身に色 一午冬の花ほとに五 相横紅花さし身 鮎の靴腹あけ少も洗はず一日にても一夜にても塩 おしして翌日も塩水にて能洗。しらを取又水にて洗ひ 一魚焼見えて。少し塩辛口なるか能候。上白米のめし能 さまし。腹へめしをにきり腹へ入たるか能候其外の食をはころ にて一へん洗筆をたらし。食を沢山につけ申候。はやくたべ んには少かるめに狎置言。久敷吾子はおしつよくし。ふたの 上に塩水をため置候。取出し時塩水をあけ仕舞申時湛水 酢の鮨能洗印をたらし三ツ四ツ程にみしかく切一夜 酒に塩を喰塩より辛めにまで。是にひたし。翌日食に塩 をくい塩にまぜ常のごとく漬おしは中ぐらゐにかけてよし じゆんさいさしみけん ゆがきて生にて 地にあるねずなわと云物也 銀杏 煎物くはしに吉 いりてかはをさる 山もゝす付ひやし物くはし 煎酒の仕様 一古酒三升一将里五合一かつを一升成程細く 一削水にてざつと洗はかり申候。水にて洗不申は重入レ也 右の三色能まぜ。すみ火のうへにてわかし。酒のにほひ のき候までいり。大方にえ申時いり塩を入かげん仕候 汁あへ物 よめがはきへ 煮色酢さしこ よもき汁もち くさぎ汁あへ物に五 はこべ汁あへ物 なづな右同前 せり 三つ乗せり右同前 一土筆汁に色すさい 汁あへ物□やき なます入鳥に入 汁なますあへ物 うと すうと香の物 わらび 汁かして煮色 あへ物 粉はもち なます酢付けん ぼうふう ひや汁さしみあへ物 すべり葛 一同唐ひゆあへ物 又頭をも心次第。加へ申。何れもにえ申内にくはへ候。又悔 ほしを廿程も入候。かつをもまゝこして左申。久敷直へ ばかつをくさく成と此煎酒ははやく出来申候 精進煮酒古酒壱升あま口なる酒よし 一昆布二本上々を細かに割む一かんへう 右かんひう西に刻み。昆布のかさ半分但かちぐりも 入候。是は打くだきこんぶのかさ半ら一梅ぼし少な 右の内へ水壱升いれ。よくかきまぜ。炭火のうへにて そろ〳〵とわかし。本の酒一升のかさ程にせんじつま りし時よき程塩すくなくはあつき内にいれ申候 同早煎酒古酒四盃一将野一盃一酢半盃 一右三色合炭火の上にて一淡にやし。其侭おろし。箸 にてかきまはし。人はだにさめし時。又火にかけあや し右のごとくさます。かくのことく三べんにやし候へば 少は廿五 大きは廿 いり酒に成申候 梅 つけ物塩ほして 煎酒に梅いろ〳〵 れる しそ汁酢つけ 一藤の花汁に色あへ物 けんゆみそ吸口 ゆべし酒に入花ふも もやし汁さな 煮色すさい はうけ 汁あへ物 にいろすさい 紅の花へ あをむき 但し三寸斗の時 一青麦汁の上直三寸斗 のことき だし汁の仕様 三升鍋に水一はい入に元立時かつを百五は細かに けづり入れ。煎出し。其淡を取七分め迄せんじつめ。 将由鍋一はい程入て酒茶椀に弐はい入煎立と いかきへあげ料理につかふべし 精進だし右三升鍋に水一はい入昆布上ゝ二升 五寸程づゝ切入かんへう五十匁右七分めに煎つめ 将野鍋一はい程いれ諸白酒薬わんに二はい入煎立 といかきへあげ料理につかふへし 鯰の仕様并鳥料理の仕様 〇ひやし物の部 大こんうりなすひ はすくわゐりんご もゝすもゝあんず くりなしみかん 此外色々時の景物よし 鯉子をいる事あしし錫煮しろをしたみ身を細作り。 入酢をくはへもりさま子をまぜあへ申候 鮒子を付ぬ先に酒をかけ。一へんあへ其酒をしたみ申 酢いり酒塩にてあへ焼骨子は後にまぜもり申候 いり酒あたゝめあへてよし。くりしやうがわさび沢山に 一酢漬の部 めうがしやうがむめ 山もゝ竹の子うど ばうふうはすしそ ほたてにんじんさん升 またゝひ 此外色々但酢一升しを 三合いれ候てよし 一無直漬之部 から皮木海司梅ほし 竹の子同あまま皮さからめ こんぶほだはら銀あん とさかしやうがめうが ごぼう山もゝ人じん 青のり ちんひおご むすひて 右の内当座をあいしを入 てよし此外記次第可入之 一冬の鱠にはあたゝめてよし酢にも少いり酒加へたが吉 一夏の鱠に鯉鮒の外いり酒少も悪し酒と水斗加へてよし 鳥獣一雁鴨にても身を二つ三つに切へぎ。油皮を去て 成程西作り。あたゝめ酒にて洗酒を捨酢は鳥のどうへ がらを入せんじ。少さまし。右の鳥にかけあへてよし。きび 尤がつを入レ魚何にても少まぜてよし 鳥生皮料理雁鴨にても油皮を付ながら。成程細作り。 身のあつき所はへぎそ鍋にだし将由酒酢すこふ。 ざつとにやし能にえし時。火の上ゟあげ右の鳥をいる也。 汁はひた〳〵の和減につもり。鍋へ鳥を入候て煮不申候 わざび沢山にいれかきまはし候。鳥はうすく西づくり ゆへよきかんににえやはらかに成申候 ゆて鳥は。雁鴨水斗にて煮みて取上熊かんに切あつき 内にわさびみそ成共かけ。又塩斗なま塩よし 煎鳥は小鳥は古酒と将由と水と等にまぜ。はな 料理酒之部 玉子酒たまごをあけ ひやざけを少しつゝ入よく ときて塩少し入。かんを して出しく也。玉子所に 酒おりべに三ばい入のよし かつを少入鍋へいりそ鳥とひた〳〵にして煮申候 雁鴨は遺のことく作り。古酒と将由等分に合せ。 鍋へ鳥を入入入右の汁ひた〳〵程に。又鳥に油すくな くはそれゟ少しひかへ炭火にて売酒に仕て 煮鳥はがん鴨うすたれにて能煮て其うへ持野 をさし敷かつを仕候 いも酒山のいも酒山のいか にも白きをこまかにお ろして。是もひやざけ にてよく〳〵ときのべ塩 少し入がんのよき迄かき まはしてよし 鳥こくせうはみそ成程よくすり。水にてのべ酒を三郎ま ぜ。鳥を西にたゝき入。よくよぜ合。鳥と味噌等分か。 但みそ少大め程にいたし。鍋へ入すみ火にて煮申 山下を入てよし。其外何にても入煮立内箸にてかき廻る 魚類指身の仕様 鳥酒はとをよくたゝき 酒にてとき。味噌を少し なべに入きつね色に煮付 てはとも酒も入てよし 鯉の水作り子のなき鯉をいかにも薄く作り。くみえて 水に塩を少入二三返も洗鯉の身はせ申程洗水け をしぼり身のちゞみ申様にいたし。いり酒に酢をくはへ 候てもよし。からし味噌にてもよし さん升の粉かこせうの粉か わさびなど少し入よし 将由にてもいり付候 はぶし酒きじのはの中 のふしよりさきをこまかに たゝき塩少し入いりて 右のからみ何にても入 酒をよきかんにし出し也 身を喰申時は将由少し くはへてよし つかみ酒きじのわたをこ き味噌を少しくはへよく たゝきあはせ扨一そく のあしに一本づゝに串 をさし。かのたゝきたる物 をゆびの中へいれ。あぶり 候へばよくにぎりも中も よくからりとあぶれたる とみへ候時ほびのきはゟ 生海鼠細作りは二つ三つにへぎ成程西作り。煎酒にて あへ。其いり酒をすて。又別の普約をかけ。今一へんあへ 候へばさらりと成る。わさび花がつをを上置にいたれ ぬる湯にてざつと洗候へばねばりけなくよく候 小だゝみは常世間にする通り也。され共鯛の中うちを こげ不申ぬ様に遠火にあぶり。うへのかう色になり候 時分骨に付たる身を竹箸にてむしり。西に刻み。 すり鉢にて能すそ是を加へ候へば猶いふうみよし 鮎の魚壱二三寸の鮓頭を取三枚におろし中打を捨 ずに塩少入それにて洗。たでずみそか。からし酢みそか。からし酢みそからし酢みそか。からし酢みそか。からし にてよし。三枚にをろしさまに瓦のかたを切はなさず に中うちを取てよし 鰹指身常のごとく湯かけて成共。又是ま成共作り。古 酒に塩を少くはへ。作たる魚にかけ。一時も直取出し盛候。 又右之ことく酒に積置候へは二日程も魚さがり不申候。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 切て又よくたゝき又少し魚類雑汁吸物仕様 いりて酒をへかんをして出〽鯉鮒の汁古酒をひた〳〵に入煮候て酒のにほひ し候也 なき時分。味噌をさして。だし袋を入申候。見はこす なし物に遣魚部 ぎゝはゞ取場さして。あぢなくは少将由さしてよし かつをたしき鯛の子。塩華朝うしほ煮身もほねも道のごとく切。古酒をひた 一貝の鯛塩辛鯖の塩辛 うに塩からおびしを 其うべゝ水を入塩斗にて仕音候 朝綱塩寺 鮮などの汁は将由少しくわへでよし 鏃の塩から鰈の子のき蛸南蛮煮よく洗ずそ木にて能たゝき。和げ。心次第 かうしほ煮身もほねも常のごとく切。古酒をひた 〳〵に入火をほそくして煮申候。酒の匂ひなきとき 蛸南蛮煮よく洗すそ木にて能たゝき和げ。心次第 鮎の切漬海月塩辛 鮎の子江豚海月 同わた塩から 塩かげん夏はいを一升に塩 五合。冬は三合入てよし。去な がら遠近に口伝有之 に切約斗にて久敷責候へば。成程やはらぎ候。其うへゝ 将由をさし又煮て取出し。わたびしやうか酢かけてよし 烏賊の丸焼くろみの水のことく成程洗すて。かうをぬき かたまりたけへろみを其侭直。きらずにうすたれにて能 煮扨筒切にて其侭右の汁の内へ入てもよし 同子煮物腹あけみれは白クかたまりたる物有。是をとり 一錫と粟子と一ツにし 白子よくすり襦子に 能ませ壱升計のかさに 塩四合ませ昼におし付 をく也是をわたうること云 雨ぐり 一むき身一升塩三合入 かき合ふりかへば悪歌 ぬめりとれ候扨粕二合 一塩二合古酒二合。ゆのは 少し。右かき合つぼに金に 七日過用申てよし 一粕漬魚之部 たいますふな 塩さばまながつを あわびあゆさけ さゞゐ赤貝たいらぎ 二つ三ッに切煮物に一段よき物也 に一鯨汁は生くじら能程に切の酒にて一へん酒煮のやうに煮 申候。扨酒をすて味噌汁へ入申候。塩くじらならばしを 出し候て。右のごとく酒にゝして能候。自然塩くじらいろ あかく候はゝうへを切のけつかい申 生海鼠吸物なまこ二ツに割諸大キに切。銅鍋にていり。 ぬる湯に漬置。扨出し申時煮汁能かげんに調にや し直わんに柚の輪敷て其上へ右のなまこ入煮汁 かけ是まゝ出し申候。上直に苛など置てもよく候 蛤吸物むき身を手の内にて少汁しぼり扨酒と水と 等分に入。酒匂ひなき程に能煑申候。焼塩にても仕候 蛎吸物鍋に塩を入付。其塩を取上かきを二ツ三ツなべ 入すりつぶし。扨坊に水ひたくに入一あはにてみきの 入塩かへ申候時により少将由をくはへ尤酒をもさし候 飽和煮様女貝のからをはなし。腸を取よく洗。蛇の 一鮒粕漬は一夜しをゝして かすにつけをしをづよく かけるゝへは五日六日のうち につかはれてよし 味噌汁塩の取様 魚の汁魚の塩辛きか みそ塩からき時水にてのべ れは味噌うすくなる時 くろ米の飯こはいゝのごとく に焼薬袋程の布袋へ 入但シ七分め。右之そ汁の中 入レ一には程たき立る。塩の からみ血とれ上々の汁と成 一極秘伝也。右の食用ゐなさ 時は常のめしにてもよし 合 合 ○食物日用能毒 類、 類分 きれぬやうに耳迄兵を入だゝき。なべに昆布を敷其 上にあはびを置からをふたにして見そ汁にて煮申候 一水と酒と等らにしてうすきふくさ味噌の位に多く。 蛇のからの上迄汁の有程入半分程も煮候へば右の みそ汁大方ねり見ぞ位につまり候。其時取出し塩ふり ても葛だまりにても其儘よく候 万肴の拵様并印の仕様 玉子をつぶし水将由か出し将由か入常のごとくいたし候 酒を入申せはあしし。鍋へつよくこげ討申候。大方能出来申 じぶんなべの内の印。あそこ爰にあなあけ。いり酒を 水にてうすくのべ候てつき込少し煮てよし 切印はたまごをつぶり能ときまぜ玉子五ツに葛の粉 こい茶一ふく程入ふのやきに焼也。いかにも火をゆるくし て玉子を少へ成程うすくやき申候扨西く切いりさけ にてもさし味にも。煮物なます取常にもつかい申候 諸鳥能毒書 つる あぢしははゆく 奥の物 らゝ気おぎない気力ます 風をさつてむしによし肺 すくやかになす物中風を さる白き鶴しよくすべし 百病にくすり也 がんあまく魚の物 中風手あし引によし 巻玉子はたまごのふの焼にかま鉾をつけば うへにあらめをならべきり〳〵とまき。うへをゆい 塩を少しくはゑゆてかてきり出し候也 尽するめはするめをあらひくずの粉をすはし ふりまきわらにてゆひ候てゆにをしさまし切候 玉つさとはからすかりのさね也。さんぶんしとも いふ。たまりにていりあげてよし。其ほあんにん たうにんくろまめからかわしやうがなどもくはへ てよし。夕がをのたねも仕り候 かたみのなへたるに少づゝ 常にくふべし 気をめぐらし耳きこへ ぬによし六七月に食 するな人のたまふやぶ る物夏ないりこきん物也 切さんせう山升の内の白みを取よくすりて。花 がつを見はをくはへ候。かげんはからみよき程にこれ あるべし。つくねひらめ細に一分四方に切。よくほして なをほ色にかけてちんひも入たまうくはゆる めまき山のいもをあらめにてまき。ゆで候て夫々 かも にきり候。是もくずのこすこしふるなり 一中をおぎない気力ませ 一食をけして虫ころす こまがさいやし小べん つうじすいしゆによし ぎよしたる人に用ゆべし 白鳥はねつさましかさいや すなりあを是第一のし くるみの木くらげきん物 くろ鴨はかつけにいむ には鳥あまくうんの物 女のこしけよくなをす 中をあたゝめ気力ます たかの羽とは杉板にかまぼこつけ。間にあらめ を入煮候てはなし。物かいに切てたかの羽のご とくみゆるやうにあはせておき候也 もみぶとはさけにて麩をよくもみてだし溜 りにて煮申也。又本梅平かつをも入古湯にて煮申也 なまびなまがつをよき比にさとり杉ばしには さみからげゆで候て。あぶり切て溜りかけ出し候也 あはびわたあへばわさを煮てよくすり。やきみは 一生姜をもいれ能摺あはびには酢をかけいため其儘と 玉子はす蓮の中へたまごの黄なるところ斗 ながし入口をしてゆでゝ切出し候 小べんしげき人に吉 〇後段之こしらへ糕之事 きよをまし大ざうを おざないしぼりはうとめる 一筋骨いたむによし たまご けいらんと云は餅米六分うるの米四分よく粉に し。絹にかけいく度もふるひ。よき程水にてこね 一中へ黒砂糖を包きんかん程に丸め煮申候汁は しぼり腹とめるさんの後 ゑなを下してめいたむ吉 せいきをましいんせいに よし ひともじにんにゝきらふ かさを生ずる 見ゝきこへぬにくすり也 さんごにふるちくたりて やせおとろふたまへによし 一おこりをちて後いむべし かもめあまくどくなし かもめ かはきをとめ思はず物 にくるふによし はとあまくどゝなし きりよくをます きよ生の人に用べし ねぶとはれ物によし 目をあきらかに気を うどん同前米少しの間水につけて。かし。やがてあ げ桶に入なみよくおし付置てよし。はやけれは粉 あらくおもし。久敷つけ候へは粉ぬれてとぢあひ ふるひ候事ならず心得へし じよよめんは山の芋を細におろし餅米の粉 六分うる米四分を粉にはたき。山のいもにて能 比にこね。玉をちいさうして切麦打申次にいたし込 ゆでかげんはにゑうきあがる時よし。汁は切毒同前 すいせんは葛の粉水にてとき候。かげんは一滴 爪にのせ。たまる程にしてよし。扨すいせん鍋に 水よき比にわかし。湯のうへに置候へば色かはりて かたまりし時。鍋ともにゆの中へいれにゑ候を引 あげ。水の中へいれひやしきり申候。是も叶は 切麦同前。ゆの中へはやくいれし事あしく すいとんはくずの粉とも水にてこね。よくつくね まし五ざうおぎない かさはれ物のうみを ひかする鳩品々有る といへ共さのみかはらず つゞみへのもの つゞみ りん病によしじんつか れゐんなへこしいたむに よしきよをおきない とくもなし諸病に用 あはせ。竹にても木にてもうちのばし。幅二三分 長サ三寸斗にきり申てよし。味噌にだしくはへ煮る うは並にらか又は何にても見合よし扨湯にし て入てよし。か様にいたしけいらんにもり合をうどん の汁にてけし筆のあんを皿につけ出し候 きんとん葛のこを味噌汁をはしらかし。さまし こねて中へけし山椒などすり入ひゝりとまるめ 是もみそ汁にしたて候くぜん有 ひてさしてあたらず 此鳥の うの鳥れいの物 此嶋のしよくせす ふんはわらんべかんの 虫ぢすあたまをやきて 魚の骨の骨のどに立時に用る しよくせす 木平のもの うづら 一物ほねかたくなし中をつ くず素麺は葛を少し水にてときわかし。干湯 のかげんにして桶にうつしさまし。粉をこねてよし。 一加減は引上おとしみるに。糸になるやうされぬ程にね がよし。切るゝもあしし。とをし申上戸は板杉のそこに宛 を指のはいる程あけ。其中へ右のこねたをいれ。なべの 湯をよくにやし其中へおとし。油断なく鍋の下を たき申候。そうめん色かはり候はゞすいなにはすくい歟。 よくし五ざうをおきなふ あづきとしやうがをくはへ 食すれはしぼり腹とむる 春三月にしよくずへからず 草びらさし合いのしゝてき 水にいれひやし。よくあらひ水をさい〳〵かへ候へばゆく見 事に成也。汁は切麦同前葛は吉野ならでは不レ遣 麦切は大麦の粉也打横切麦のごとくみじかく切汁うわ 置はそば切のことくにしてよし やくとかねてしるべし 山どりうんの物 大ざう気のすだくによし 多ク食すれはぢのどく そばと同食きらふ也 けらつゞき 平のもの どくなし 痔ろうのくすり。かさま 治す。虫くいばのくすり くろ焼にしはの色ぬるべ こうの鳥甘へい也 もろ〳〵の病さして毒なし 玉子素麺は印をあけ白さたうをせんじよくかき 玉子のからにてすくいほそくをとし候也。取上能さまして 〇茶菓子こしらへ様之事 ごぼう餅は牛蒡をよく湯にしてたゝき摺鉢にて すりをき。もち米六分うる四分の粉にさたうをくはへ ごぼうと一つにすり合せ候。さとう過候へばしるゝなり候 よき比に丸めゆにをしてごまの油にてあげ申候扨砂 一猟をせんじ中へいれ煮申出し候。牛蒡さたうのかげん事也 くず焼餅葛一升水一升さたう一升三色よく 一こね合せ。みかん程にまろめなべにすこしあぶらを ぬり。さい〳〵打かへしやきてよし 中風かつけしつねつ なめあか腹をとめ気を ます何共かさの名しれ ずいへかねぬるに食してよし 青さぎ来れい也 夏しぼり腹よくとむる 脾腎のきよをおざなふ もろ〳〵のとくをけす ふんまつめて湯にて呑 五かんすんばく能なをる きじ 甘すゆく うんの物 中をおぎなひくだりはら とむ気力をましかはきをと ぬひゐのきぎよせおぎ なふ此鳥冬ばかり用ゆ 一べしよの月はいむべし かさおこる也そばと同食 松原餅はめぐり共いふ杉原をこまかにむしり。山の 一いもの義をゆてゝ。筋くきを取。扨もち米六分うな 米四ぶの粉をこねゆにして。三色一度によくつき合 せ候是は六月土用に大じんの参物小しんにてもよし くこ餅はくこをゆでゝよくつき。其汁をしぼり取て 餅うる四六歩粉をこね。ゆにしよくつき申候又直にも れ申てよしうこぎ餅も右同前也 御所様餅は南部殿伝たる米にぶもち六分 よく粉にして。山の芋をおろしこね候て。ちいさく平め に取。味噌汁にてよくにてもち斗もり。さたうを煎 じかけ出し候さたう一升に水と合入せんじてよし 近衛様餅は白本一両ぶくりやし両さん薬 右よく粉にしてうるの米四歩もち六分の粉に食 よくすりさたう八両。右何れもよくけき合て。道のご とく布を敷むし候て切出す也ひるいなき物也 一すれはすん白のむしをこる くるみ木くらげ草びらひと もじくい合すれは下血ぢをやむ ゐのしゝと喰合れはときや くすなまずと同食す ○万家伝料理聞書 たいを入煮候て塩かげん吸合せ出し候也若煮つま り候はゝ幾度もとぶさしてよし但しひぶくの皮入て よしひぶくやきてはき候てよし 鯛ふくとうもどきは水地中みそにてどぶさして ればわわきかさいづる めがしは 五ざうをおぎないせいすい あますゆく へいのもの をましせうかつを治す 腎元のきよを能ほゑき し気力をます多くくへ は血へきや水しゆをやみ 出し中焦のやぶれそんずる 白さぎうんの物 白さぎ きよ生の薬しぼり腹に よしひゐを思え給へ奉行 鯉のゐいり汁は先ゐを取ゐとほはわたをよく たゝき。鍋に入狐色にいりてかすを取酒にてもだし にてもなへをながしすてゝ後だしをいれ煮申候 一鯉は三牧におろしうろこ共に切入候。夏は鱗入事 あしし口伝有。塩かげん大事也。又ゐをすりてさけ にてのべ別に置あがみの加げん吸愈出す流も有 五左伝同こいみそ汁にては鮒のごとく仕立候也 あんかうの汁は皮をはきおろし切て。皮をも実をもに 元湯入。白みたる時あけて水にてひやし。其後酒を掛 をく。みそ汁にて立時。魚を入とぶをさし。塩かげん吸食 しぎ をます又ねあせをとめる しぎうんの物 きよをおぎないて毒なし 諸病にたゝらざる物 あまたんの物 とゝなし とくなし ひばり きよをおざなひ気を益 手足ふじゆう成人に 用てよしかさなどにたらず すゞめ 大うんの物 とくなし ようをおそしせいをませ物 こしひざをあたゝめて吉 子のなきへしよくせは後 める冬三月大くすり也 ゐんやう共におぎなふ夏 はらみすゞめ食せは忽に 一命おはる也すもえさし合 大とく也 出しめ。又すましの時はだしばかりにかげもすこし おとし候。此時はうはをき作次第にいれる はらゝ汁ははらゝうすみひづにおろしなど入てよし 一中みそにて仕立候だし入かきなどいれし時みそかげん候ゆへ しやか汁は青いはしの腹首をすてあらひ。つまはだい こんにてもめうがにても入だし計にて仕立候てよし也 すいり汁は味噌をこうしてね芋のしき共にいれ よくにえ候時朔のすしのかしら切入出し候也 鳥の皮いりは雁にても鴨にても皮を入だしを入。ほね をせんじなまだれ少。さして。みを入塩加減すい合出し候。 一毛もつまは時分の物。物別木の子は鳥汁に入る あをかぢは雉子のわたをたゝき。みはをすこし入なべに 一いれ狐色程になる迄いり。鍋をすぎ。扨だしを入に先 立しだび鳥を入塩かげんすいあはせ出し候也 いりかけん大事有霜雪正月の事なり よし佳へいの物 しよ病にさしてどくなし うつ気をさんじゑ出す物 気力をましぢをもしづむる 五六才の童物いゝかね口の おもきにあたへてき妙也 一魚類能毒書 かれいへいの物 きりよくをましきよをおぎ なふ多く食せはきをうかす 雉子山かげはだしになまだれをくはえ。きじを何けにも 切いれ煮申候。つまは山芋のり時の有合。いれずても 南ばん料理は鶏のけを引。以足と尻を切あらひ。 鍋に入大根を大キに切入。水をひた〳〵よりうへに入れ 大こん成程やはらかになる迄たく扨鳥をあげ細にむし り。もとの汁へかげをおとし。又大こんにてすい合出し候 時鳥を入酒塩吉。吸口にんにくつまに平茸ねぶか吉 ばうはん汁はにぬきよしかまぼこくりしやうがおろし 玉子あやきなあへてあげこんふめうが花がづをのり 一割物は何れも細によし。精進の時は色々作意也 かます 五ざうおざない気力をませ じんをつよくしはだゑうる をし身をかろくする物 甘うんの物 からざけ 気をおぎないちからます しゆみせん汁はなもどうふもいかにも細にきり たるをいふ。みそ汁にたしをくはふ ほも入ぬかみそを入たるをいふ うゑ門五郎汁はなをながくもみじかくも切ひらかづ 一柳にまり汁はつまみ菜にさと芋いるゝをいふ けつきよの人しよくずへし 一筋ほねつよくしてよし 中風じんの薬かさのとく ひへたる女しよくすれは月 水とまりくわい人となる かにひへ物 むねのいきりをさますちの とゞこほりやぶかはらみ 女ふかくいむべし小産して 子をおろす。さんごに食 すれは目まい来るかにと ふき。くい合せ橘としよく すれは風おこす。じゆくし 一柿食すれは血をはく ばいあかざさゝげ血をはく からけ汁は茄子を二つに割中を少しくぼめ。青山 一升けしなどすりくるみも入合。しその夢につゝみ こんぶを糸にしてよくからげ入。みそ汁にだしくわ毛 よく煮ひて出しさまに吸あはせ昔をときうちとて出し候 じんぶ汁はなすびを二ツに割又刀めをこまかに切 かけ候をいふ也。毛もみそこうくして。だしくはへ吸口 けし青ざんせうすりて置也 くはんぜ汁はたうふをうすく切中みそにしたて しをいふ也是もあんをかけ出してよし 鯉のくはんぜ汁はこいをおろしちいさく切てたうふを あふり切入中みそにてよしけし山下のあんかけて出す 狸汁は野ばしのは皮をはぐ。身狂はやきはぎよし みそ汁にて仕立候。つまは大根牛房其外色々すい 毒とたゝらは大黄しそ かも瓜のしるをのむべし魚吉 くちににんにくだしさかしをなり しか汁はうすこそにだし加へつませて。蛤にんにくこと こい あぢはひあまく かんの物 ひゐのよはきをつよくす わうだんのごのかはきを やめはらみ女の水しゆ ひでり鯰といふは雨の魚を三枚におろし身をすき てつくり。両のかわを打あはせ皮めよりやきて割み 入たうの芋のくきをさゝかきにし入酢しをかげんし てあへ候をいふ也彼もしらやき也 によし右こいをくろや きにしてぜんそくやみ又 りん病の小べんつうじ かぬるにゆにてのませよ くすり也ねつ病の後ふ かくいむべしあたまにどく の有なれば忘れても食 すべからず。又いのしゝはさん もつ也くい合 こちあまくへいの物 胃をひらき五ざうをりて 人こやす身をすくやかにな しくすりにもさしあはぬ物 太郎介鯰は一塩の鯛あはびなど成程うすく作り。 いり酒酢等分にしてあへ候。たゞしあはびは後にいれ てよし。ますさけも吉。花かづを大こん木くらげ割み入れな かせぢあへはうづらにても小鳥にても将由つけよく あをかぢあへ あぶり候てこまかに切。からし酢にてあへ候也あせかぢあい みかはあへき瓜を皮共に割み塩少しふりもみて さつとすゝきしぼり。花がつを入けしみそを煎ざけ 酢にてのべあへ候也。こはくなりし時は皮をさりてよし あをあへいりこをよく湯にしてだしたまりにて よく煮。青まめをすり塩かげんしてあへ出す也 沖なますはあぢいななどを丸作りにてたぞを ともいふ へいのもの たい ひゐのげんきをとゝのへ御目 ぢんよはき人に用てよし 五かんしやくにたゝりなし ろしゆの病上気を治す 一筋骨つよくしねつせ人 にはつゝしみてよし 黒鯛にそかう円呑まじ たら大うんの物 ひ胃のひへたるくだるによし 風をうごかししやうかんの 後食せばさへ帰り死す たこあまくへいの物 下けつ又はぢのくすり腹 中のふる魚をやぶり血をう こがす物 夕がをと同食きらふ物也 あら〳〵と切入しをいふ也さばたいよし塩かけん大事也 かき鯛と云さしみたいを三枚にをろしこそげて重ね もり候いりざけよしからしけんはよりがつをくねんほ 小川たゝきさゞみなまがつをゝおろし。よくたゝき杉板 につけにえ湯をかけしらめて作りたゝみ候。右之 かきたいにもり合せ羅にてもいたし候。同いりさけ きじさしゆ丸にゝしてむしり山椒みそ酢よし 雁鴨さし身きじのことく又骨ぬきにして輪ぎり にしてわさび酢しやうがみそ酢よし。 むし竹の子さし身ねを切皮共に立に直せいろうに てよく。むし色々に切白酢にてさしみによし給ふ みるくいあはびにかいしい茸木くらけなと成合せ 煎朝いり鯉指身ゟ少しあつく切作り。子を半分 つみ切。半ふんはくだきていり酒に酢をおせしはし かし出しさまにたいも子も入もり候にえ過てはあしし ゑびあまくへいの物 気力をますとく多くして のふはすくなし風をうご かしかさを生ずる。虫しや く小児にきらふべし なまこひへの物 じんの薬少し食して精 汁をます諸病のどく 虫ころす物たんのとく也 多くくへは肝きよして こゑかるゝなり なまず 大小べんをつうじ水しゆ あまくへい也 とくなし の病を治スちゝ出ざる時に みそ汁にてあたへてよし うし。ゐのしゝ。かのしゝぎじ くい合いむ物そうし のぶすまは小鳥をたゝき。せんばのごとくざつと煮て 扨鯛をかき細にたゝき。にゑ湯をかけ上置。大成 あはびをうすくへぎて是もしらめ候へばふくろの ことくに成此時だし溜りかげんし三色入かきあはせふ き立人ば。袋の中へつゝまれ候玉子のそぼろ上置浴 いせだうふは山芋をおろし。鯛をかきてすりいもを 三ぶ一いれ。たうふに玉子の白身をくはへ何もひとつ に能摺合せ。杉の箱に布を敷つゝみ。湯にをして切 葛溜りかけ出し候。又鳥みそわさびこそかけて猶よし 鮒のこゞりはたれみそにかげをおとし。骨やはうかに成 候まで煮申候。風吹に置候へば一時の間にこゞり候 ころ〳〵とは小鳥をたゝき。せんば。のことくざつとにて 打あげ置。かま鉾をよくすりむくろじ程にして かの鳥にてこかし。だし溜りかげんし煮て出し候 木のめ焼とはゑそに塩を付。ゆのはにて包。其上を 一目の内赤くひげなきばどく はゝき色なは人ころす也 なよしれいの物 しよくをすゝめはの痛を とめる上気をくだし脾ね つをさる。胃をひらくなり 気ぎよをおぎないかま す物夜食にはきらふ物 かたまりきゑかぬる也 下けつのくすり いりこうんの物 かんけの薬しやくじゆに よし虫をころし気をころしく すじんをおぎないたん をさる。やはらかによく煮て 酒や酒や酒や酒や酒肴酒肴 病にさのみたゝらぬ物 ぞかし 紙に包むし焼にして取出し。かけ汁かけ出し候 まくり焼鯛をおろしうすく切塩を打くべ焼事也 小鳥屋きはふなの三四寸斗有を。三枚にをろし 一串にさし。山升みそ付やく事也。難なよしなどもよし しぎ焼はなすびをゆでゝよき比に切。くしにさし さんせうみそ付てやく事也 やき竹の子は竹の子のふしをぬき。中へかまほど印丸 ながら入。皮共に焼て切る。かまぼこの塩少しからめにして いりやきは鴨を太さに作り。溜りかけ直皮をいり。身 をはさみ入鍋にて一枚ならびにやく事也。あまり汁なく はかけ置たる溜り少しいるべき也 みの煮但し吸物玉子をあげ。しやくしにうけ。くだけ ぬをにえ湯へ入候。つまは色々汁たしにかげをおとし 三国とは但し吸物のとのり也。だし溜りにてしたてる也。 川ゑびをくはへてよし吸口こせうの粉 はゑ いか あましはぼく へいの物どくなし しよ病にたゝらぬ物 気をまし虫しやく胃を ひらくによし月水を 能くだす鳥目の薬也 平のもの じんをおぎない気力増 ひいをとゝのへきよ生の迷 ○料理人諸鳥庖丁指南 まないたの前大方一尺二寸斗のつもりに間をあけて 蒙り足をくみて腰をとつくとすへ。身つくろひして扨箸 庖丁をれいたし。箸庖丁一ッに右の手に持そへ俎まへ左 の足の上のとをりになみをよく直す。尤箸は左庖丁は右 一太方一寸二分斗のつもりにあけて銘を上になして丞 べし。扨鳥魚にかゝり候時。箸包丁に手を一度にかけ かんの虫に用てよし はも あまくひへの物 候と。はやく庖丁をさつと引分。箸は則左の足の通りに きつとたてゝ持かため。包丁は右の足のとをりにはをうへに どくなし ひゐをおざないしよくすむ。 大小べんをつうじしつにて 手足しびるによしかつけ ぢの薬水しゆにてはれ たるに少しづゝ用てよし 百病に食すべしはらみ女 なして先をきつとたてゝ持かため。しづかに大手前にかゝり たるがよし。惣じて俎前にて湯水を好み物をみだりにい ひ口をたゝき頭をまげ腰をかゞめなどする事悪しくほし也 鶴白鳥雁鴨は先雁かしらを前になし。俎のまん中に なをし。まのはぶしをひろげ首を左の羽がいに持せ。左の むねゟ包丁にて水をなでおろし。右をなでゝたのわき おり〳〵くふべし風きをさつ 虫にもさのみたゝらぬ物 はまち中の物 はまち ひいをとゝのへ身をこやす也 気力を増きよ生によし 風をおこしてかさを生する 多く過れば虫気おこる也 あまく ほら へいのもの 五ざうをゆるめ胃をひらく はらみ女につゝしむべし血を くるはす物ぞかし とび魚うんの物 とび魚 ひゐをとゝのへ食すめ。百 病によし五ざうをおぎ ない虫しやく中風の薬也 らうさいかんの下り腹煮て に箸をたて左のむねより切めを付。右のむねをろし。頭を 右の羽がいにもたせ。左のむねをおろし。扨もゝの両のつかいを はなし。左ゟ切はなして。卯右のむかふのすみに足を右にな してをき頭を左へまげて。右を切はなし。右の所へなをすべき也。 扨胴がらは左の白のすみへなをすべし。扨俎をよくなでゝ の身より引なをし足を右へなして。もゝのつがいの皮を切はな し。則足をむかふになして。仏の次へなをし。おぶしのつがいを はなし身を俎むかふの中のはづれにをき羽ぶしは朋がらの 通りの下に置ぞしは中の向ふのはづれに直す。右身をもかくの 雉子山鳥鳩等は先きじ頭を左にしてはしを前へむけ腹を 前へむけてよこに羽がひをしかせてなをし。次をねより切て 左の向ふのすみへ直し。扨おろしやう何れも右に同前なり 鳥小切形等は先木口作りとは両の身斗羽ぶし駆のつけ ねゟ切て。其まゝよこに引なをして則木口に作る也。てしゝは なすべし●たつ作りとは右のごとくにしてよとにがてそれ 用ゆべしとまる也。はらみ女に なんざんさゝはりなしかつけの 一薬気力をまず。ゐんつよく して命のぶ道にくふべし どぢやうへいどくなし 百病にたらぬ物きを よくましゐんせいつよくす うなぎ あまく大 うんの物 しつけかつけぢのくすり ゐんつよくして中をおざ なひ。腹中ひへてなるによし としのおもきを治す筋 ほねつよくしじんをかぎ ないもろ〳〵のいぎをいや す也小児かんには常にあ し人よはらくだるを治す薬 くちあまくどくなし をたつに引なをして。則たろに作る事也●ほそ作りとは 右のごとくにして。なんまいにもへぎて木口に細く作る也 ●大へぎ作りとは右のごとくにして。大方二寸四方斗厚サ 二分計にへぐ事也是をせんべいとも云●なげ作りとは 右のごとくにして包丁を釣かへうすくひゝりと是作る也 ●骨作りとはおろして好ふしもゝ等のほねをたゝきひし ぎて。身を少つけて作りませる事是は小鴨ばん時の事也 ●ほねぬきとはおろしてすきと骨の分をさりて作事 なり是も小鴨静鴫等の事也●ほね付とはひぼねをか へして羽ぶし別足のほねすね計さりてたゝかす。其侭 身を付て作る事也是はひばり鶏等の事也但ひばりは かけつめをつくるゆへすねを用ゆる●たゝきてとは右骨つき のごとくにしてたゝきなどのことく細にたゝきまぜる事なり 是もひばりひわしとの事也●たゝみてとは作りてとり 羽がさねに重ねておく事也是は煮鳥ゆて鳥等の事也 ゐをひらき気をまし食 をけすしほう腹をとめる りん病を治するもの くらけ あぢはひからく へいのもの 中をとゝのへ食すゝめ。五ざう をつくして小へんをとめる たんをけし気をます はしかみ魂にて食すべし くじち しいはゆく 大うえのゆし 大うんの物 一おこりをおとし虫ころす也 ほしくじらくだりはらすし ますうんの物 多く食すれは上気をし 魚をやぶる虫しやくいでゝ かさ生ず小児五かんかたか ひ又はたんにも大でとなる ●せんことは西づくりの事。生かわ鳥鱠雉子鱠 等に用ゆる給ひぼねかへすとは鳥の背を立わり。内をく しひろげてはらはたの骨をおしかへして取事也是は鴫 この小鳥の時に用ゆる。大鳥はわしはますと云。小鳥はひ骨 と云へり●鶴の駒の事別の足に是ある物をぬきて そろへたばねて。長サ三寸斗に切てもちゆる事也。すぢぬき やうは。ものふくらを跡先を切て切口ゟ笛をぬくべし。是 鶴のしるしにもちゆる也生鳥にてもしを考にても物を 用ゆか●ひばりのかけづめとは足のゆびをかけつめといふ て。長サつめ有。是を残して前のゆびを皆ねよりすきと 切て。すね共にもゝにつけて用ゆる事也。是ひばり恐るし也 ●もずの別足とは足のふしを中にこめて長サ一寸斗に切て もちゆる是そ也●雉子の八ッざきとは焼鳥の時の事也 先皮をすきとむきて勿論内をよくあらひて扨両の かたのつがひに包丁めを少し入て羽ふしをもちて。両方こり しい あぢはひあまく へいの物 ほしたるは百病によし腹 くだるによし又てんかん虫 によし五かんかたかいしやく らうさいけつくわいによし まながつおあまく一万物 じんきよおぎない気力 ましひゐをつよくし食 すゝめ虫しやくを治す 諸病にはたゝらねどにか んには大どくの物いむべし おなあまくうんの物 ふな 胃のふよはくし食など 一助につかへくだらぬによし 一鱠にしてはきよ気をお ぎなひぢの薬なめ腹 しほり腹よくこむ也少づゝ に引さく朋がらを二ツに引さく。是にて。 に成ゆへ八ッざきと云也●鳥のそじゝとは両の身に 長くへだてゝつきたる身有。毛をいふなり。いつとても 此身をまづ一かして取作るへし●別足とはもゝゟあし 迄の事を六也●羽ぶしとは料の付椎のふしをいふ也。是 をほねつけのふしと土也●わしはまずとは腹のほねをいふ なり。是をひ骨共いふ也●もゝげとは腹の内に是直丸 き物を六也。是を丸共いへり●あつきとはからのこがりたへ ものもゝけと一所に是ある物をいふ也●細腸とは腹中 にあるほそきかきの事也●きもとは膿の事なり 海川魚類庖丁指南 飢睡茂魚等は先たい仏を取にして腹を前へして なをし。丁にて尾の方へ背中腹のとをりを三へん水 をなておろし。又上へなであげべし。是はこけの有なきを しるべきため也。扨箸を口へよくさし込包丁ながしをよく 十一 一合せよ中をあたゝめもろ 〳〵のかさぐすりからし にんにくいのしゝきじ さとう右きんもついむべし ふぐ あまくうんの物 きよをおぎないむしこま也 こしひざつよゝしぢの薬 しつ気をさりくいすごして ははらはるゝ物わた血に とく多し心得べし見代万 時はあしのねのしるをし ぼりておほくのむべし ふりうんの物 ほしても生もくすり あゆ 気力をまし身をこやす 魚をやぶりかさに毒たるべし へいの物 切こみて箸せ内のゑらへよくたて。包丁ながしのきはゟ 水を切おとし。水はきを右になして。水をむかふへむけて 一処左のむかふのすみへなをしおき。扨身の切けへ君をさ し込尾の方へおろすべし。身向ふへかへし俎右のむかふ の角へ尾の方を右になして直し。扨下身上下へかへし 瓦を左へなして水の方ゟ尾のかたへおろして。おろして。 かへし右の所にうすみと〳〵あふやうになをし。中打を 真中ゟ一打に打て尾の方をうへにのせて瓦さきを 左へして。頭の下に置べし。扨俎をよくなでゝうは身より 引よせ。次の方をまへになして。ひれをそとへかへしてうせ 身を取中打を下に置べし。身は中のとをりに尾をむ にへなしてなをし。身をもかくのごとくにすべし 難射うぐひさい等は先こい頭をたへなして腹を向へむけ てなをし。右のごとく三へんつゞ水なでをして上下へかへし。 右のごとく水なでをして箸を口へよくさし込包にろはき 五ぞうをおざないひゐを やはゝげ筋骨つよくなる ろにくふべし多く喰て もやまひおこらず あぢへいの物 諸病にあらひとゝなし らうさい気ぎよに食すべ し。五ざうをぎないしよく をすゝむる過れはむしに たるばかし さは あまくへいの物 どくはなし の内へはを上にしてさしこみて。前の方へあけのくやうにをせば 腹うへになる也。扨笑を向ふのえらぎはへよくたてゝくにて 白の一のひれをおくし。はしにて帰らぬやうにおさへ。扨前の一の ひれを包丁にてはねおこし。其侭坂を切出とし。箸をぬき 頭を向ふの左のすみに水はきをむかふへむけて切口をたてゝ ひれをたへひろげて置べし。川留は仏にひれの討やうに おろすべし。扨身の切口へはじをさし込てたて。次の方ゟ尾の 方へよくをろすべし。扨むかふへかへし置右のことく右の南へ直 し。又下身をも上下へかへして頭のかたを右にならておろし。 右のごとくなをすべし。扨俎をよくなでゝ右のごとく身を 一目をあきらかにしむね はらいたむによし気を 一吹むねのいきるをさます かつけあししひるによし おけらにんにくきらふ物 さけ 大うんの物 どくはなし 引よせ。かす身をき身も中打もなをすべし 鞋鵲。あめ。なまず。鑑めじか。鰤はおろす事也。お月の 海魚は腹を前にしておろすゆへ。初は向ふになすなり 川魚は腹をむかふになしておろすゆへに。初めは腹を前 になすなり。是は手まはしはやきときの事なり 身をあたゝめ気力をます ひへたる人のしぼり腹とめ てよし多く食すれは見れ 物やかさを生ずる也 さはら あぢはひ甘く ねつの物 気力をましじんをおぎないふ 虫しやく小児かたかい疳 の虫血をうごかしきずかさ 生ず何れにもどくといへ すぎへいのゆ しよ病にたゝりなし五ざ うをおきない筋骨かた くなし腸胃やはらぐ物也 鯰に作り食すれは水 気を治する多く食せは しゆ物かさ出べし 白うを 万騎引魚小切形は●背切と銀をおこし。両のうすみ 斗腹のなりにきはより切て。こみはきのふくらをも まつすぐに出様に切てさり。次の方を右になして。およく ごとくにしてひれを付て厚サ四五ぶにも木場にするへ 事也。是は餓難等に用ゆる事也●早付切とは右のこと くあして尾を右へなして腹を曳にても前にても平に して。尾の方ゟ包丁ねさせ。厚サ四五分計木口切にする也。 ●片背切とは右のごとくにし。右にても左にても片気をろ して平せぎりのことく。片方に骨を付て尾の方ゟさる事也 ●すい切とは三枚におろして。うす身をさりて左の方ゟ庭 丁を成程ねせてすくひ切にきる事也●ふり切とはおろし てうす身をさり。先よこにいか程にも切てそれをたつに切か 事也。ふりをかやうに切はじめたるによつて衣計候也●一そんし とはおろして尾の方ゟよこに包丁けたてゝ一文字に切事也 ●さいとは大す一寸と方斗に四かくに切る事也●鯢類な たんにわるし虫のぞ過 てははらをくだしかたのどく 血をやふる物ひゐをつよくし 目をあきらかす食をけす也 いはしへいの物 じんをおぎない気力ませ。 血をうるをし目のくすり 一赤いわしは中風によし 多く食すれはたんの毒 むねつかへてときやくする物 めばるへいの物 ひゐによし諸病に用 一食をすゝめ気力まで 一目をあきゝかす疳腎 のしやきをしりぞき 大小人のくだり腹小べん しげく虫しやくを治す との木口作りとは。おろしてうすみをさりて。中のあかみを 二ツに立ぬきて切尾の方ゟ包丁を立て翠サ一分計に 皮を付て身のくづれぬやうに作る事也●同指身なとの たゝみ作りとは。おろして右のことくに木とりて。皮をさり。ゆへ がきて水にてよくひやし。木口にうすく作りて。かさね をく事也。但大だみにたゝみといふ事有事なげ作りとは 右のごとくにして包丁をすぢかへねて平るとうすく作る也 ●鯉筒切とはごけ計よく取て腹はたもあけずして其侭 尾の方ゟ庖丁を立て厚サリ四五分斗に丸切にきる事也。 但しゐを切つぶさぬやうに心へべし。ゐと云物はかみに有物 なり。つぶれぬればにがくてあしく。網の平背切に同し ●けぎりとはこけもとらをして右のごとくこけ共に切事也 右筒切に同じ●鮒などの一ッ切とは。とけ斗取て腹もあ けずして包丁を立て厚サ一寸斗にもまる切にする事なり ●難さしみなどの細作りとは。二枚におろしてうすみをす 貝類能毒書 あまくうんの物 まて 産の後きよそんおぎのふ ひゐをおざなひ胸の内 いきりもだゆるによししや うかんの後食すべからず きて取尾の方ゟ厚サ一分ぶん中にもうすくぎて。それを 長サ五六寸斗にも切て。たてにて四角に成るに細く作る也 ●同はやづくりとは右のことくかして。長サ五六寸斗によとに きりてそれをたてにして右のごとく一ぶ事のはゞにきり かけて扨木口ゟ右の厚[リ]にへぐ也●同木口作りとはおつ あかゞいかゞい 食をすゝめ胸腹はいへて いたむによし中をあたゝ 胃をすぐやかにし食をけす こしのひゆるをあためいん のなゆるに薬也 あはび あぢしはゆし へいの物 目の頬に第一くすり也 為に食せはせいをまし身 をかろくしすはふぎによし さゞゐ うんの物 とくなし してうすみをさりて尾の方もうすく庖丁を立て木 口に作る事也。但かに付と云時は。則皮を討て作る事なり ●同平作りとは右のごとくにして。皮を付て尾の方ゟほう 丁をねせて丸くなるやうにひらりとつくる事也●ぬた籏 などの細作りは。おろしうすみをさりて大名ならば厚サ 三分斗にもへぎて。それを包丁を物かへてうすく。長サ二 一寸斗にも作る事也●鰹なとのやうなる魚の作りやうは 但かつほならば三枚のおろし。上身を少しさりて中のあひ を立ぬきて皮をさりて。一寸四方程に四角にな かく切とりてなますにも指身にも用ゆへし 胃のふをひらき食すめ 一目の薬産後の古血下物 しゞめ貝ひへ物 小へんつうじ胃をひらく ねつをさまし目を明らかへ にして酒毒けすじつ 気かつけによしわう舟 には汁を取行水にせよ はまぐりあまくひへ物 しんをおさないゐんつよくし 目の薬胃をひらきかん ねつをさりけつく六に吉 病ねつむしにど也 にしひへ物 年久しく目のいたみやま ざるに薬むね虫には菜と 酒のどくけしかはきの 指身の時はたゝみてよし。なますなどの時はなげ作りにして もちひたるもよし●目なげ作りとは右のごとくにして、包丁 を笏かへてうすくひらりとつくる事也●背ごしとは腹はた 斗よく取肉をよくあらひてもまゝ尾の方ゟ木口切に 少し包丁をねせて作る事也。是はあじ。あゆなどの鯰に用る ●きすさより等のなげ作りは。三枚におろしうすみをさり て尾の方ゟ幅五六ふ斗にも包丁をなはへて・大平に作る 事也但皮を取てもよし但さよりのかわを取時はうしろ の赤みをすきてとるべし●片背ごしとは片々おろしかた 方の骨のつきたるを右せごしのことく作る也●切かけとは 三枚におろしていか程にも切て身の方を四五五年にも 四方に包丁めを付て切かける事也是は杉やきなとにみる ●切やき物大ぎりかたとは皮を付てうすみをすきてとり 一もんじにき候事也●あんかうつるし切とはいへ共つるにあ らひの事也。よつてあらひ方の役也。則つると口ゟ水 こしらへ食せよ◯にあしをは から共にすりてたきおほく 一食せよすん白にき妙也 かき貝 □□□□□□□□□□□□□ あぢしはゝゆく へいのもの ひ疳しやうかんねつさま す也。しやくしゆ又は精もる るによし虚をおざない なめ赤はゝをとめるかう を入てひれをさり。皮をはきて骨のつがひをはなして。み 一を三枚におろす事也。梅切方は包丁の役也●ぬのことは一 一則布のごとくなる物腹の内に有。走をあらいて切方 て用ゆる●ともとは丸きぶくろの事也是をあらひて 湯せんをして用ゆる也●茂魚こちはた白おこぜ皮 をはぎて用ゆる。背腹のひれをさりて頭の方ゟはぐべし ●よろつ菊の子はきわめて湯煮して用ゆへし ひやむねのいたみようは ○塩魚干物使様庖丁指南 れ物あせをとめる。大小 ちやうをしぶらしおとり落す おにし大かんの物 一目の内赤く痛にぞよし かつけはれ痛に吉大小 べんをつうじ腹中の夜 さますもの。くろ焼にして かさにつくれば能いゆる也 あわしかしら付とは其侭腹のきれざるをこけばかり去 て用ゆる事也切めとは頭を物かへにきりて腹はたを能 さり尾さきをすこしつまへて用ゆる事也あをぐしとは 則切めにしてあをさ小平にさす事也是は手引物等に用 る事也かす煮等はよくあらひて勿論頭を去てにゆべし 干かれい又むしかれい共いふ切めとは骨を付て則切 事也むしりてとはやきて則身計むしりて用る事也 一獣物類能毒 鹿肉 うんのもの 男女篇ほねのいたみ をやめしつをしやして五臓き よをおぎない血の道ながちけ つくはいしやくじゆによし。物身なへ てひふのかはくにかつけのくすり。 小児ほうしよに用ゆべし心かろく 狸うんの物 死をまぬかれて百病の薬也 手をいさん後にふかくいむべし ようはれ物かさの毒心の骨 一を黒焼はかくのくすり奇妙也 あぢからく午の物 うちをおぎない気をましかは きの病とむか物。からしはじ かみ。には鳥。くるみ。みかん。かは うそ。いづれもきん物。うさぎの 小串とはちいさく切て青小串にさす也右大さはときに さうかう但シこけ共につかふ物也干白魚其侭あつ湯に つけて。生のごとくに成ルまで。置。よくあらひてもちゆべし。 是もふやけすぎてはあしき物也大方生に同しほし あゆはまゝよくすなをざつとあらひてもちゆべし。丸とは つまるにて用ゆる事也切めとはかしらをさる事也かぶら 骨湯につけてやはらげてたんざくせん等に からざけ其まゝわら火にて少しあぶり。ぬる湯にてよく あらひいくつにもまる切にして白水につけやはらげてすゝけ を出しもちゆべし同かわよく砂をたはしをかけあらひて 少しあぶり。かわけはぎて白水につけやはらかあして用ゆ。切かた 大サ時によるからすみ其まゝかゝまうすくさりて用ゆべし 切かた時によるぶり砂をざつとあらひて其まゝ用ゆへし 塩からきとても塩出したるはあしき物也。切かた大さ時による 口塩鱈こけせわた等をよくあらいて塩をくい塩に出して 毛くろ焼やいとのいへかぬるに めうやく也 鼠あぢはひすゆくどくなし ようてはれ物かさぐすり。小 児のかん虫によし。常に用ゆべし。 はらみ女にいましめよ必はゝの 子おかゝ也 狼ねつの物どくなし 五ざうをとゝのへ笛ほねをし づめ胃をまししやくじゆへ人 瓢 用て治す あまゝかんの物平の物 水しゆちやうまんねつ病に吉 目をあきらかにし年久しく すはふきのとまらぬによし 狐あまくひへ物どへも有 きよろうおざないかさを治す物 肝をやきゆにてのめ風をさる也 もちゆへし片塩だら右のことゝあらひ塩を心もち有 ほどに出して用ゆへし切形あは時によるべし田づくり さきてとはあつき湯につけよく砂等をあらひて三 牧にへぎ。骨をさり両の身計用ゆる事也。ゆびきて とは則置てよく砂をざつとあらひながして三枚にへぎ 用ゆる事也丸にてもちゆれは中のこぼねこまか成ゆへに はしかくてあしき物也たう海月ざつとあらひてしを を少し出して用ゆ海たけしをたい塩に出して用ゆ へし切形時にさうおう也熨斗ぬか湯につけて しやき〳〵とはぎれのする程にふやして用ゆ切形時により いりこはなして水にぬるを三ぶ一ほと入て煮てすこしは ぎれのする程にして腹を量り腸砂等をよく云て用ゆ 切形四つわりとは跡先をすこしさりたてに聞に切事也 木口とは其儘こぐちに成程うすく切てゆにをして用 ゆる也二ツ切三ッ切削之数に切る也赤貝あさり小湯 ○果類能毒書 楊梅 すゆくうんの物に からゑつきとめ酒 毒を下しときやくをとめ。五 臓やはらげしぼり腹とめ たんをさる 木子子すゆくねつの物 木子子 多く食ずれは筋ほねやぶる 小児に少しもくはすな目あしく 金柑あまにがくの物 なる 酒をさまし食すゝめ気を めぐらしたんをきか物 柚すゆくうんの物 柚 はら三女のふ食によしゐ中 のあつきさり食をけす。又 酒のどくけす 蜜柑大小べんをつうじ 気のとゞこをりめぐらしとき につけてくいかげんにふやかして砂皮等をよく去てもちゆ こんぎりもまゝ少しあふりて骨をさり用ゆさしさば 皮骨をさりて塩をすきとこそげてもちゆむよりて とは手にてむしりさく事也めざし其侭つかふべし但し かしらを去ルあらひてとはぬるゆにてあらひほくして用ゆる 事也やきてとは其まゝ将由を少しふりかけて焼用ゆる也 切めとは則きる事むしりてとはむしか事也子籠 かしらをさり腹のさけぬやうに皮をむきてひれをさり 用ゆ切形時に相応但し大かたは厚サ一ぶ半二分ばかりに 子共に木品にすべき也あいきやう鮭の子台に同じ 木口とはうすく小口にきる事也/干鱈けづりとは皮をはき 身斗けづる事也但小刀にてたて本木口に成程うすく けつる事也。煮物等にはやはらかにゆにゆにをしてもちゆ ぶく右に同じ焼くじらやはらかに湯にをゝて切て又 湯にをしやき〳〵と歯ぎれのする程にてもちゆる也 やくくはくらん寸白によし。脾 胃をおさめてはいねつをさる かにと同食きんもつ也 枇杷 あまくひ人物毒なし 五臓をりてはいをうるほ す気をくだしつゝかはき荷 からえつきとめてよし多く 食せはたんねつす。小むぎの るいきんもつ 桃あますゆくねつの物 もゝくい水あびれはりん病 をこる多ク食せはねつきさす也 木子にがすゆく平うんの物 多食せは虚ねつさす中 をおぎない気をます 蕉や密をきらふ物なり くねんほう あまくれいの物 九年安 串あわびもまゝみこのとをる程に湯煮をして用ゆ 木口とはもまゝすこしあぶりて木口にうすく切て あつゆにてふやし用ゆべし海月其侭あらいて割み 酒にひたして用ゆ万かた塩鳥皮をはぎ塩を以持 色程に出してすこしの間酒につけて用ゆべし但し 鶴白鳥は皮付もよき物也 〇万貝類料理庖丁指南 たいらぎ木口丸へぎとは白身をよく去て杏にうすく 作る事也楊がたとはたてに二つ割にしてそれを木 口に作る事也たんざくとはたんさくのなりにつくるなり せんとはたてにへぎてたてに細くつくる事也あはび たんざくとは皮をさりたんざくのなりに木取厚サぶん 中程にも作る也へぎてとはまはり計をさりてしまより うすくへぐ事也 にも細くつくる事也今ふくろとはへきのことくにしてしまより 気力によし。脾胃をおぎない酒 をけす也。胸の内いきりをさま したんにさゝはる 梅すゆく平の物どくなし かはきをとめ歯そんず。すぢ ほねやぶりきよさし出る 梅干しはゆくうんの物 くはくらんのむね腹いたむに しよくすべし。ときやくをとめ たんをきる。のどのいたむに ふくみてよし。口のかはきとめ 一食すゝむ多ク食せまじ 梨子あますゆくかんの物 ひへ物なれば金さうさんごに ふかくいむ上気をさりむねのい きりをやめ。目のいたみとめ酒の ゑいをさまし胸はらいたみをち 成ほどうすく大きにへぐ事也大いかたとは かくのごとくに木どりて切めをたゞしく作りてたむ事也 是は有貝などに用ゆる大平とは皮耳をさりしま ともに包うを少しねせてつくる事也是は酢貝大煮もの 田楽等に用ゆる切さきとは嶋をたてに四筋五すぢ程 包丁めをあはびのしまより半ぶん程切こみて大ひらに 作る事也切ちがへとは□かくのことく作る事也一 もんじとは則一もんじにする〳〵と切事也さいとは双六 のさいのやうに切る事也。是は秋やきとうにもちゆるなり あかゞいへぎてとは。二つに割てきを能さりあらひてうち の方ゟ庖丁を少しねせてうすくひとりとへぐ事也 大へぎとは右のことくにして大きにうすく赤貝のはゞ 程にへぐ事也せんとはへざて細く作る也丸切とはまるな がら一もんじにする〳〵と切事也栄螺べきとはまはりの 一黒身をさりて平にうすくな也木口とは則木口に らす也。汁をしぼりてほうさうへ 目に出たるに入べしきめうなり。 多食せは後にはゝやむ 求束 うんの物 百やくの毒やはゝげ。きよをお ぎない気力まし。しんはいの さううるほし。脾胃をやしなふ。 はらのいたみとめる物 柿あまくひへ物どくなし 見へはなの気をつうじ気らう をおぎないしんはいうるほし たんをけし。胃をひらく。血はく 人にあたへてよし。かにと同食 せは腹いたみかならずくだる物也 林檎あぢはひあまゝく物 くはくらん腹いたみしほるをとむか多〳〵 食せはたんしやうほつねつする。血 うすく作る事也すぶ功とはまはりのくろみをさりて四つ 斗にもたてにも横にも包丁を一もんじにしてつぶ〳〵と 切ル事也たこ大明かたとは長サ三寸斗にずか〳〵切てそ れをたてあしていほをうへになし。二ツ三ツ四ツ斗に包丁を一文 学にしてわか事也扨たゝみがたねて。おくへし 皮を成程きれいにすきとむきていかやうにも切事也。 き木とは木口にうすく。二枚三枚程切かけて作る也かの爪 とは包丁をすぢかへて木口に切る事也 さかずして足を二本づゝつなざにして、それをこぐはうす く作る事也生にても煮ても同じいぼつきとはいほ計 つけて。まはりの皮をよくさりているやうやうかも作る也生も煮 ても同しさき海老とはいせゑびを塩あゝしてよくさまし からを丸ながら取て長サ大かた二寸斗にも成ほどほほどほはくさく 事也但しかわはよろしからず。わりゑびと煮て二ツに割 なり車ゑびひらきとは生にて皮をむきて瓦ばかり 物をとめてようをこるねぶり来る 葡萄 酒の二日はいさまし。筋骨いた へいのもの あぢはひあまく みしびれるにくすり。くはく らんときやくしてむねのわき に薬也。もがさはしか。出かぬるに 少しくへば残りなく出る也 石榴あますゆくひへ物 味すゆきはしほりはらとめ。 付て頭を差ぜよりわりわりかけにて。内のわきをさりてとや へひらく事也二ツにもとは皮をむきてかしちをさり瓦ばかり 付て二ツにまね也生にても煮ても同じもけべきとは 二ツに割生も塩もまはりの皮をすきとさりてうすくへぐ事 なりせん。たんざく右に同しうすへぎとはまはりのほそわ たをさりて輪にうすく切事也二ツわりとなま二つわり にする事也割かけとはこつにわりかけて直手也まるとは 則ふやして其まゝ丸にてもちゆる事也まてゆがきよくす せはたんのど也 のどのかはきによし。夢食 干物類能毒 鶏冠へいの物毒なし 常に用れは目の薬。しんはいの ゑば血やぶるもの 和加布ひゑもの さうおぎない食すむ。多く なをさり用ゆべし。貝をはなし扨身の頭を二つわりにして よし・但し此湯かざしるをもつてまて煮物のしるに用ゆる也 但一番しる也中々砂とれかぬる物也ばいてまゝ湯にをし て又きにたをさりて、よく塩みがきにしてもちゆ貝つ きとは其貝の内へ入て出す事也とこぶし湯にをして 目をはなし腹をさりもちゆ貝つぎ右に同し 右者四条家庖丁秘事料理指南終 はら三女の風を治す。多くへは は虫出る腹上たるかさの毒 干瓢少しひへ物 小べんをつよくつうじりん病の いたみとむるたゝなみ置べし 椎茸あまくうんの物 虫のどく気をふさぐ物生成は 毒ふるきはさのみどくなし 肉茸あまく平の物 肉茸 虫しやくじゆたんかたかいの毒 よる光るのはどく是をくふまし 鼠茸あまくれいの物 虫しやくかたかい百病のとく 下腹わづらふ人につゝしめ 六条諸病にくすり 脾胃をつよくし食すむる。 たん生によしときやくにも吉 一音物類能毒書 山のごとありあひしんきよする芝羽ましらうえきよする芝野 大小使しけき人は命せよ。やせたる人ははだめうるす。久蔵左衛門 せは気をふさく物也其上には又平のぞ正に病のとく腸胃ゆるくし 気をくだす風をうごかし気のとゞこそ。脾をくるしむ。小児には一 ふかくいましめよ虫出る。冬計は食すべし。又しくくへばたん出る也 ひ下めしけのやすはふきたんによし。ときたくしやくりをとめ。しやう かんづつうはいの風かんよくちらし。胃のふひらき上気をざせ。 目の煩にふかくいめ八九月に食すれははる目を煩ふ夜にいつて くふまじ気ぞうごくある夕喰べし五臓おきなふ ちたんの大さうをりしてむねひらく。筋骨けたく名にもねひらく。 をかたくすさんごには用ゆまじ 人にはいめ腹はりじんの毒。筋骨の中こふさぐ也。中風かつけにつゝ しみてよし。幼子にふかくはむべし足よはくする也。是を見ることなり 気をまし五さうをのにして食をけす人をこやす物 気をまし腰ゟ下のはれたるによし小へんをつゝも頭のいきりをさまし かはきをとめる。ひへたる人くふまじ。後にややるといひ人物身をまし きよをおぎない。血の道らうさいむねのいさりもたまで。腫物又はくさし 木海月あまくへいの物 気力をまし五腹やはらげ。女の 月水よくとゝのへこしいに薬 女のゐんいたむによし。しやく じゆにもよしはな血とめる 青海苔あまくうんの物 中をあたゝめ胃のきをつよくし。 腹くだるをとめかはきの病治 する也塩のからきはきん物也 甘苔あまくかんの物 冬を下しいきりをさますめ。 はれ物によし。多くくへば腹 いたみはるもの也 あましははゆく 昆布 かんの物 かさはれ物すいしゆによし。 油あげ病人にどやたゞやは らかに煮てくふべし くすり手負によし。虫をしづむ又さんごに乳のたらざるに用てよし。 虫くすり也 一食をけしたんをさる也。髪いたき時よくすりて鼻に入べし血をはく 人に用ゆべし第一たうふの毒をけす ねつをたる。むねのいきりをさまし小便つうじ気をます。つうをとめて たんをけす物。くわい人めまいつつうせは少しきゆべしあたりあまく 脾胃をおぎないきよの薬多く食せは腹下り虫にたゝるもがさえ しかの初食せよにあるひしかんの玉ひへたる人くうまじ気をうごかして かさのごく。胃のふそんさす物ねつする人は少しくうへしへたを切灰に焼 江のつ成かさにつけてよし によし。金さうのいたみとめ風引よふしいたむによし。中風かつけにたゝ いわなしさきあらひたんをめぐらす物とくなし 疳つつうによしあせ出る。中をおぎない眼のせいをまじ魚のごとくけしはら のいたみを治し。はな魚とむかくはくらんと足物つる。かつけや目まいによし。こま ひ中風のはれひるす。冬の三月過食すなし殊にみつと内食きん物なり ありあまらせいをやしせいをやしないも。食をすゝめ身をこやし。大にへんを つうじりまし。わうだんによし女のことけにくずり。持由にてしたゝめよ。 にがあまく 酢につけくへば歯そんず三八月しよくすべからずのであしむ れいのもの 病者常に食す品々 気をましかいきをとめようはれ物をのぞくさん絵に思ひ出しざる しき。くろしを。とひ鼻あち。ほし。 に汁をのますべし。はらみ女かつけぢのど也 かます。めはる。いりこ。かき。中あひ の薬をけす物おこりをおとす過食せは物忘れしてものほるなり はむ。むき。あわ。きび葛もち さますお酒をけしかはきをとめ。ねつきをさまし気をうごかす ぬゆもくつくへぬ。大こんくこ うこさ。いちごほしな。山のいもかや あまからく 一ぎよれの人おさないにいむべし。いきりねつする人はくふべし。 あまりかりかく十二けいみやうじ。五ざう六にのあく物をさる”為に合せ 生ぐり。くゝけ。香の物瘡ほうさん ほうろんみそ右煩に見合すべし 平の物 はくすり也。ちうさいせんきわはふきおとりふるふによし。ようはれ物ふうと 万魚にはいたる薬 しめ鬼のいきりをさましはのいたみ何れにもよし年よらぬもの也 五五五臓やはらげ合すらげ合すゝめ。虚をおぎない胃ねつをさか。 一かしらん壱匁右ちやはんに水一はい ひざあたゝめ腹くだりいたひによし夢にはいもらすによし。しやうかん 半入一はいにせんじ用立所にさぶ の後ふて。いむべし。春二月食すべし。五月に上よまじ。五合は目を 又方かまの下の灰を水につけ。 いくらくなす物ぞかしあはからん数のいたみ下かによしん 其あく水をのみて忽よし。山せうに。 ひゐすくやかにしおとりによしようはれ物かさちらす也。気をさし風 むせたるも同前也ねぶりてよし 一個に骨立たる薬 をさる。久しく食ははいかんやぶれたんまし目ありありなす也 一よくいにん右よくこにして。ちや 魚をうごかし目かすむ。しやくじゆの虫きち也。さすに毒もかさの 一ふく程さゆにて用ゆきめう也 後にくへばしする也此方のもの辺あましなめ赤腹をとめかん 又方大みかん目十八匁を黒 ねつをさり虫ころす。かんのしほう腹によし。よみれ物かたの薬 焼にしのめは即ざに吉冬春拵置べし 又方へいせわかめにてもよし 目を明らかにし年よらぬ物年久敷いざか足に出たるかさに付べし 7520 喰合の薬物品也 一いのしくにはじかみ大風を煩ふ 又なまにてすりおさな子の白くほにぬれいゆる也 らんの物引つるによし中をあたゝめ目を明らかにし顔のおもはれたるに 一うさきにはじかみ三はらん煩ふ こ薬をようなれたはれはれはむねいたく食せはむねいたみ物ほねをそんと 一はいひ入る酒にかにちをはく 年二月にくふまじ 一ふなにからしきしゆを煩ふ 一円にひう腕中にかめます 女のちぶさはれたるに汁を付よたちま地よしに便しけきへによし気の 一ふなりたたうかんの虫をしやうず とゞこそによしうこぎまんかんか家中をおざないせいきをまし。小便よく返しと 一きずくさびらぢをおこす じいんなゆるをすくやかにし物ほねかたくなす物 一こいにひしは咽にかさ生す くすいしゆわうだん食のつかへに治す。胸はらいたむによし気をくたし虫 一あんずにくりときやくし腹くたる ころすゆへなきのごくしんきのごくしんきのつふうをこる物。気をうこかし 二かきにかにはらでりいたむ どくも有。大こんと同じるやうるすべしはあまへひゐをとゝのへいきりを 一酒の後くるみかうべうづく さまし。腹の下りをとめる物どくなしことをやぶり 一酒の後からし物かねゆるくす 血を出す。ようふうとくのはれ物によしはつたり 一酒の後しゆくし柿むねいたむ ん物のどかつくによし。かはきの病やせたる身に薬也 一かゆの後ねりゆりん病を煩ふ 一きじにいのしくはらくだりときやた 年久玉かさの春小児の前腹とまる也又さん後のふる血やふり小便とむる物也 一はへにきしらいひやう生す 一みつにさたま一思びにかに くはくらんをなしはらざす也 右のくい合常手かたくむべし 正徳四午載菊月吉旦 江戸日本橋壱丁 橋壱丁目 須藤権兵衞 壱丁目 大坂本町 一万屋彦太郎 板行 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ハヨ 病者常に食す品々 しき。くろしをとひ草あち。ほし。 かますめはか。いりこかき。中あひ 気をましかはきをとめようはれ物をのぞくさん後に思はりざる に汁をのすべし。はゝみ女かつけぢのど也あらひ。かかもろ〳〵 の薬をけす物おこりをおとす過食せは物忘れして身のほるなり はむむき。あわ。きび。音もち け風のもう物酒をけしかはきをとめ。ねつきをさまし気をうごかす。 ぬゆみはくへめ。大こんくこ うき。いちごぼしな。山のいもかや あまから きよれいの人おさないにいむべし。いきりねつする人はくふべし。 ほのまるほのかくけいみやくをつうじ。五ざう六にのあく物をさる。道に食也 生ごりくらず香の物焼ほうきん 平の物 はくすり也。らうさいせんさすはやきおこりふるふによし。ようはれ物ふうと ほうろんも右煩に見合すべし 万魚にはいたる薬 しゆるのいきりをさましはいたみつれにももよし年よらぬもの也 あらみまりゆゑをやはらげ合すゝめ。虚をおぎない胃ねつをさか腰 一かしらん壱匁右ちやはんに有一はい ひざあたゝめ腹くだりいたひによし夢にせいもらすによらしやうかん 半入一はいにせんじ用立所にき妙 の後ふくいむべし。春三月食すべし。五月にくたまじ。過食せは目を 又方かまの下の灰を水につけ。 くらくなすゆばかしなしかにくうらんのおくはくらん数のいたみ下るによし。 其あく水をのみて忽よし。山せうに むせたるも同前也ねふりてよし ひゐすくやかにしおこりによしようはれ物かさちらす也気をくざし風 一個に骨立たる薬 しねす玉の事 一よくいにん右よくこめして。ちや 一ふく程さゆにて用ゆきめう也 をさる。久しく食ははいかんやふれたん生し目ありなす也 血をうごかし目かすむ。しやくじゆの虫きち也。さすに毒もかさの 後にくへばしする也か通りの辺あまねんかし 又方大みかん目十八日水を黒 ねつをさり虫ころす。かんのしほう腹によし。ようはれ物かさの菜 焼にしのめは召ざに吉や壱拵置べし 又万一いせわかめにてもよし 目を明らかにし年よらぬ物。幸久敷のへざか足に出たるかさに付べし 喰合の禁物品々 一いのしゝにはじかみ大風を煩ふ 又なまにてすりおさな子の白くほにぬれいゆる也 らんの物引つるによし中をあたゝめ目を明らかにし顔のおもはれたるに 一うさきにはじかみくはくらん煩ふ 菜のようめいれきはつ物によし多く食せはむねいたみ物ほねをそんじみ 一はいの入た酒にかにちをはく さす二月にくふまじ 〽さず二月にくふまじけるをあつまくなるはれ物を治し食の両けし 一ふなにからしきしゆを煩ふ 女のちぶさはれたるに汁を付よだちまちまちまちよしけき人によし。気の 一色にひそ腕中にかめます とゞこをりによし〽うこんするかも中をおきなんせいきをまし。小便よく医 一ふなしきたうかんの虫をしやらず じいんなゆるをすくやかにし物ほねかたくなす物 一きじにくさびらぢをおこす じいんなゆるをすくやうにし物ほねかたくなす物 一こいにひしは咽にかさ生す くすいしゆにうだん食のつかへに治す。胸はらいたむによし気を 一あんずにくりときやくし腹くたる ころすゆきうもかさのごくしんきてつちこそ 一かきにかにはらだりいたむ どくもを。大ごんと同じりやうりすべし 一酒の後くるみかうべうづく さまし。腹の下りをとめる物どくな〳〵 一酒の後からし物かねゆるくす 血を出す。ようふうとくのはれ物に 一酒の後しゆくし柿むねいたむ ん病のどかはくによし。かはきの病を 一かゆの後ねりゆりん病を煩ふ 年久ぶかさの末小児の赤腹とまり 二きじにいのしくはらくだりときやた 一はへにきしらいひやう生す 江戸日 みつにさたま一ゑびにかに 正徳四午載菊月吉旦 くはくらんをなしはらざす也 右のくい合常手かたくむべし 大坂本町