講談;赤穂義士銘々傳「吉良邸討入」(五)
- AI summary (β)
- この文章は、特別な待遇を受けている助人たちの一人であるハンダユーが、敵と戦う場面を描いています。ハンダユーは夜中に急に起きて準備を整え、広間で敵と対峙します。彼は一人で戦うことを禁じられていましたが、若い敵のよもしちが挑んできました。ハンダユーはよもしちを倒しますが、よもしちは再び立ち上がります。よもしちの父が臨終の際に渡した鉢金が彼の頭を守り、攻撃を防いだのです。最終的に、ハンダユーは再びよもしちに立ち向かいます。
- pid
- 1325946
- note
- 商品番号 : AK-815A, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
- genre
- 講談
- creators
- 一龍斎 貞山
- duration
- 221
- persName
- 一龍斎 貞山
- publisher
- コロムビア(NHK)
トリーリエモインシミズイッカクコバヤシヘイハチロウワカハンダユーなどは、
助人の中でも特別の待遇を受けています。
風を敷かぬようにと寝たとこへ、夜のものを持てきなし、動かさずそのままに寝かしておいた。
にわかのものをとがばと跳ね起きたハンダユー、
さてわとしたくをなして広間のただ中、
やあ、食うや食わずなあ功労人。
助人の一人にわがハンダユーをこれにあり、
しびとの山が築いてくれるきたれ。
大石よしおは同志のものに、
トリーコバヤシワクシミズサカキバラなどという腕のすぐれた者へ、
一人で向かうことはならん。
一国の三人で迎え、
もし及ばざれば六人の二国、
至強といわれてもよい味方は限りある人。
決して一人にて手柄はあらわそうなど、
してならぬと言いつけておいたにもかかわらず、
年若な野党よもしち。
きたれ。
わがハンダユー相手に不足なコアッパとあやうしとみて、
三村二郎へもん貝が八重もん右左から、
三人を前に野党よ、
いや、わがハンダユーは後世をとっていました。
わぐの隊にすきやがりけん、野党よもしち。
え、切り込んできたのを隊を開いてハンダユー、だ。
どうても、
あっとよもしちは倒れました。
殺したつもりでおったに、
倒れたよもしちはむくむくとおきあがり。
きたれ。
なんとこいつら頭固いのかとな。
これは打ち入り桃屋三つの不思議の一に数えられております。
よもしちの父ちょうすけが病気臨終、
枕辺にせがれを呼び、
父は君の仇討ちに望むことできん。
打ち入り桃屋は父と思ってこれをかせたにのせよと
渡しましたのが両親の鉢金です。
小さなものです。
端に穴があいております。
それを細い紐でつむりの上にのせて、
顎の下で紐をしばり、その上からずき具をかぶります。
我が反対を切り下ろしたのはこの頭上にいただいていた鉢金に当たりましたが、
明神明神の鍛えたのはわくに切れなかったのです。
当たりが強いので目がくらみ倒れたが、
傷を受けておらんからまた起き上がって向かったのです。
薪の春菜を切って桑橋にこのとお言われた竹林が、
あいよ、そのべき正しにおゆであれ。
三名は右に一人、左に二人のきました。