歌舞伎十八番勧進帳(十一)
- AI summary (β)
- この文章は、黄岩殿に似た人物が誤解を受けている状況を描いています。楽居の間に留めようとしたが、黄岩殿に似た五力めは一羽の思い出であり、誤解を解くために努力している様子が描かれています。誤解を受けるのは自分の技量不足のせいだと感じ、悔しさを抱いています。さらに、誤解が続くならば、厳しい対応を取ることも辞さないと述べています。全体として、誤解とその解消に向けた葛藤が中心テーマとなっています。
- pid
- 2915705
- date
- 1940-12
- note
- 商品番号 : 5839, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 歌舞伎劇
- year
- 1940
- genre
- 歌舞伎
- creators
- 並木 五瓶 (三代目)[作詞], 市村 羽左衛門 (十五世)[富樫 左衛門∥役名], 片岡 仁左衛門 (十二世)[源 義経∥役名], 松本 幸四郎[武蔵坊 弁慶∥役名], 長唄囃子連中
- duration
- 218
- persName
- 並木 五瓶 (三代目), 市村 羽左衛門 (十五世), 片岡 仁左衛門 (十二世), 松本 幸四郎, 長唄囃子連中
- publisher
- ビクター
黄岩殿に似たりとも似す者のそぼろをゆえ、楽居の間とどめむをした。
何?黄岩殿に似た五力めは、一羽の思い出な。
あらわたちよ、ひだかくばのとの国までこそもずるわと思いおるに、
わずかな追ひひと背をわて、あとへさがればこそひともあやしむれ。
そうじてこのほどよりややもすれば、
黄岩殿よとあやしめられるは、おのれがわざのつたなきゆえなり。
思えばにっくし、にっくし、にっくし、いでこのみせ。
おのれはとって、さんざんにしょうじょくす。
とおれ。
とおれとこそ、ののわしみ。
いんがよにちんずるとも、とわしことわかりならぬ。
よいにめをかけとも、とわしんぞうな。
これ。
かとごとはなにいえに、おこぞいやしきぐおりきを。
かちごとのおぬきともは、めざれがうのぐるまい。
おくりょうのあいかりかと、みなやまぶしわうし。
かたなむきたてて。
いかにかかれるわりさまは、いかなるてもおにかみも。
おそれずりょうぞ、みにけろ。
まだこのうえにもおんうたがいのせおらわば、
あのごおりきめ、にもつのふせもつもらともにおあずけもわし、
いかいおわにもきゅうめいおれ、ただしこれにてうちころしみせもわしや。
うやこばせんだちのわらけなし。
しからばただいま、うたがいありしはいかし。
そつのものがわれへのうったい。
ごぎねんぼらし、うちころしみせもわしや。
いはやまりたもぼな、ばんそつどもがよしなきひがみよ、
ぼんあんどのにもなきひとを、うたがえばこそこくせかんぼしたもなれ。
いがはうたがいはれもした。
どこどこいざもない。
とおられよ。