精神教育資料 提督の最期(五)
- AI summary (β)
- 要約: 山口司令官とその幕僚、各官庁や副庁などが集まり、燃え盛る炎と月の光に照らされる中、全員が一瞬の感動を覚えました。各分隊長は人員の転向を行い、上官に報告しました。その後、山口司令官に敬礼し、飛行看板に降り立ちました。足元には駆逐官が運んだビスケット箱がありましたが、誰も口にしませんでした。司令官は戦闘配食の握り飯一個だけで水も飲まずに戦っていたのです。司令官は部下たちに感謝と満足を伝え、戦友の英霊に対する哀悼の意を表し、戦いはこれからだと激励しました。そして、全員に退却を命じました。
- pid
- 3573239
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : 100744, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 211
- persName
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- ニッチク
全員の瞳は気せずして環境に誘われました。
環境の一方に出自するは山口司令官及びその幕僚。
左の方に各官庁、副庁、その他の影子。
燃え盛る炎と月の光にその一つ一つの横顔が染め分けられていました。
ああ、我が司令官、我が官庁もまた現在なりしかと、
全員の瞳に一瞬換気の色を輝くのを見忘るのは、
なおこの気においても事故なく静止なく、
神明ただ一貫と共にありの姿でなくて何でありましょう。
各分隊長は正しに人員転向を行いまして上官にされ、
上官は官庁に報告いたしました。
その報告が終わりますと各官庁は山口司令官に敬礼し、
こもに官庁から飛行看板に降り立ちました。
降り立ったその足元に数個のビスケット箱があります。
これは消火に協力した駆逐官から応急両職として運び上げてくれたものでありますが、
全員たれ一人としてそのビスケットの一片だにも口にしたものはありません。
飲みならずその日の暁からその時まで司令官以下、
総員戦闘配食の握り飯一個を片手に掴んだことがあるだけで、
一杯の水すら飲むものはなかったのであります。
各官庁はそのビスケット箱の上に立ちました。
そして宿前次のお得を訓示されました。
諸志、諸志は上官以来、
ハワイ空襲その他においても、もちろん今日の攻撃にあたっても、
最後まで実によくその職を尽くしてくれた。
後刻海軍軍人たるの本分をいかんなから占めてくれた。
官庁として最大の満足を感じるとともに、実に感謝に絶えない。
改めて礼を言う。
ただ共に今日の戦いに臨みながら、
共にただ今ここで歩みることのできない幾多戦友の英霊には、
多感言い表せないものを覚え、
同時にその尊い戦士を多く失ったことを、
陛下を始めた手祭り一般国民に対して深くお詫び申し上げた。
今時出撃の際にも閣員に申し述べたとおり、
戦いはまさにこれからだ。
諸氏の同僚はここの海底にかみしじまるも、
ここの海上は敵アメリカへの撃滅炉として、
無数の英魂はよろじをかけて我が太平洋を守るであろう。
諸氏もどうか一層奮励して、
さらにさらに我が海軍に好機を加えてくれ。
敵を撃滅し尽くさずの場山地の魂をいよいよ鍛え合ってくれ。
切に諸氏の奮闘を祈る。では、
ただいまより総員の退却を命ずる。