ソロモン海戰に就て(二)
- AI summary (β)
- 要約:アメリカが大規模な反撃を試みたが、日本軍はこれに対して大きな戦果を挙げた。アメリカの海兵隊を乗せた輸送船や艦艇を多数撃破し、空中戦でも多くの敵機を撃墜した。日本軍の損害は軽微であり、戦術の優位性を示した。この海戦により、米英海軍の戦力が大きく低下し、回復が困難であることが明らかになった。
- pid
- 3573998
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-743, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 192
- persName
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- ニッチク
従いまして反撃の規模も大きかったのでありました。
この輸送船の中にはアメリカが多年訓練してきた海兵隊を乗り込ましていたものと思われるのでありまして、
アメリカ海軍省のごときも今回の出撃をアメリカが初めて取った大好戦であると豪語しているのであります。
これによってもいかに彼らが今回の出撃に期待をかけていたかがわかりましょう。
しかるに発表のとおり我が方は現在判明したものだけでも敵艦艇17隻以上を激鎮破し、輸送船11隻以上をほぐるという戦果を挙げております。
これに対して我が方は大本営発表のとおり損害極めて軽微であります。
現在までに入手いたしました報告によって当時の戦闘の模様を推測いたしますと太陽、水のようなものであっただろうと思われます。
すなわち天国海軍の紹介機は7日早朝ソロモン軍島方面に出現した米英連合艦隊を発見、
直ちに同方面の我が艦艇、航空部隊に報告いたしました。
この報告によって出動いたしましたところの我が戦闘機体は、
後時ござんなれとばかり敵艦隊及び輸送船団に襲いかかり、
また迎撃戦と舞い上がった敵戦闘機軍と猛烈なる空中戦を展開、
たちまち敵41機以上を撃墜したのであります。
ついで翌8日昼には我が雷撃機体が敵艦隊を附属、
ちょうどスコールが下から逆に降るような猛烈な防御砲火を犯して、
ここに運がし得意の捨て身必殺の雷撃が行われ、
逃げ惑う敵艦船はここに大打撃を被ったのであります。
雷撃隊の攻撃が終わって一息つく間もなく、
我が水上艦艇が敵艦隊に接近し、
よにぎるや敵多数艦隊の弱点を看破した我が勇猛なる指揮官の団の一例の下、
まさに桶狭間の戦いにおける信長のごとく、
指揮官自ら戦闘に立って暗夜、
長く突進して支援を頼む敵艦隊の真っ只中に切り込み、
厳々相まする肉薄戦を喚起、
敵の主なる艦艇を壊滅に生きてしめ、
外火を上げたのであります。
この間において兵力において我よりも遥かに大事あった敵兵力に、
壊滅的打撃を与えましたことは、
敵の強促、戦術の卓越性はもとよりのこと、
我が戦闘術力に格段の差のあることを重ねて証明したものであります。
この海戦によって明らかにされましたことは、
米英海軍戦力が決定的に低下し、
彼らがいかに艦艇航空機等の造成に薬気となっても、
もはや救い得ない長楽の一途を辿っていることでありますが、