養生主論
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- 松本遊齋著, 池田東籬校, 小澤華嶽子画図
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- 2026-08-17T19:23:20.819Z
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- 2026-08-17T19:23:20.819Z
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- 場所: 京都
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- 松本遊齋著, 池田東籬校, 小澤華嶽子画図
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- 日本語
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- 本屋重右衞門
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- 10010000025055
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- ヨウジョウシュロン
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- 東北大学
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- シンペンゾウホヨウジョウシュロン
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
狩り
養生主論
養生主論上下合
池田東籬亭主人校
松本遊斎主人著
同四十一間九九
ピヒ
不諸
「原田工方共
四甫
士示
新編
新編
養生主論全二冊
養生の道をたとしたる書世に多しといへども条々数多にして
記臆なし難し此編は其養生の専ら主たるを教へ食物の能
毒を挙たればよく読よく守り給ひなば無病壮健にして
天寿を保ちたまふべき書なり平安書房文英堂識
叙言
戦て兵を鋪渇して井を堀のいるしめ
養生も亦同しさのとしはしの眼目
和つかの明舌を堂のしまんとて美味
酒色の慎を忘るはかの渕魚飼のために
命を過ち夏虫燈によつと身を焦に付さし
田平
池田東籬亭主人校
松本遊斎主人著
一同四十一間九九
ヒヒ」
予計
正正十一文文
四甫
士示
新編
同断
養生主論全二冊
養生の道をたとしたる書に多しといへども余々数多にして
記臆なし難く此編は其養生の専ら主ざるを教へ食物の能
毒を挙たればよく読よく守り給ひなば無病壮健にして
天寿を保ちたまふべき書なり平安書房文英堂識
叙言
戦て兵を鋳渇して井を堀のいるしめ
に養生も亦同しさのとしはしの眼自
和つかの咽舌を堂のしまんとて美味
酒色の慎を忘るはかの渕魚飼のために
命を過ち夏虫燈によつと身を焦に心寺し
一
養生主妻戸
此養生生主論之聖語阿戒をつゝまやかにし
しかも諸人の罪多く述たる其功賞すへし
庶義はこの書を以て平生に香餌
点煙を遠さけんには自ら天寿の金
を得て松遊事もまた本意ならむし
平安
平安池田東籬亭誌
養生主論自序
やうしやう
夫養生とは生をやしなふとよみて生とは
すなはち天より稟得たる命なりされば
いのちを養ふとは飲食をつゝしみ五慾を
はなれて日夜朝暮こゝろに苦労する
一事なけれは自ら長寿をたもつなり
一故に養生の心得または金物の能毒を
書たるふみくさ〳〵多しといへどもその
慶長三命戸
養生主訓片
一つゝしむべき条々多くして平生記臆なし
がたく能毒もまた同じよつて今その主と
する処のみを述て常住座卦の心得と
なさんとするものになむ
松遊斎誌
やうしゆろん
養生主論
ほやうのへん
保養篇
こゝろもち
心の持やうの事
夫人養生の道は貴賤男女を論せず只平生心の持やう第一の
肝要なり則心の持やうといへるは先高卑とも其身の分限を
わきまへ事物わが身分相発にして驕らずむさほらず所謂
一人欲の私をはなれ知足の二字を忘れざれば常にわづらはしき
ことなく心神平らかなり心神平らかなれば身体安しこれ則
やうじやう
むびやうちやうじゆ
養生の第一にして無病長寿のもとゐなり凡人として養生の
道を思はざるは親孝の道にかなはずといへり鳥獣さへ親をはご
くみかへすものあり況や人間に於をや父母につかふるには先其身
を太切に養生なして身体壮健なる是父母の心を安んずる一の
長三三命二
「「「「」「
孝なりさて我身壮健ならずんは父母に孝養尽しがたし父母は
唯その子の病を憂と聖人も諭し給へは常に其身をよく慎
しみ保養し病のなきやうになし家業をよくつとめ父母の心をや
一すくせしむべき事なり将又養生は惣じて知る事をよくつとめ
一おこたらざるにあり仮初にと怠り休む事をこのみあるひは暑き
とき涼きところに安臥し寒きとき火によりて身を動かさゞる
やうしやう
など養生にあらず朝は早く起き夜はおそくいね寒き暑き
をもしのびて身を動かしはたらくべしたとへ高貴の人なりとも
此心得をもつてつとめ行ふべし又平生の養生は心を静か
にして騒がしからず後やかにしてせまらず気を柔らかにし荒らか
ならす声を高くせず高く笑はず常に心を悦ばしめて帰ら
さる事を悔ずもし過あらは一度は我身をせめてこたひ悔べからず
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
四
或人のいへるに養生者に短命なるあり不養生者に長会な
るあれば必らずしも養生によらずといふはいとも拙なしいかほど
養性しても短命なるはこれ定業天命なり孔子第一の弟子
顔渕なる人いかてか不養生ならんやしかれども三十にして死
す是天の定業なりもし凡人ならは三十までもたもち得ず二十
にいたらずしみ死すべし此道理をおしてしるべきなり不養生に
ても六七十までは生る人これ百歳まても生へき人ならんた
とへは家業出情すれども天命にて富貴なりがたき人も甚しき
貧乏はせざるがごとく養生をつとむる人は大病にいたる事なく
命もながく其天年を終るべしうたがふべからず予は愚に拙な
き生質にてしかも貧賎なるがゆゑもの事思ふに任せず養生
一の道は知りながら正事を得ずして人に勝れて心気を労する必
長三三命二
養生年記
て年よりも耳目もよはり毎日是では短命なるべしと思ひしか
一養生の二字をわすれずして身分成べき父の養生せしゆゑにや
二十年このかた煩らひし事なしされは心がけ計にても養生は成
事なり
身の持やうの心得
身の持やうに四季の心得ありされと強ちに朝夕かくせよといふに
はあらずたゞ其心得をのみいふなり
○春三月は陽気上りて万物を生ぜるがゆゑに人の心もおの
一づからいさみ生ずるやう心得朝もことさら早く起て業事
をつゝめ隙あらんには広き底になど立出て草木の芽を出
し陽気ばむを見て心を楽ましめ心を悠長にもつべしされば
とて俗にのうつけといふにはあらずことさら正月より朝とく起出て栄
事を勧め冬の条に載たる心持肝要なり
◯夏三月は陽気さかんなるがゆゑに人の心もちもなるほど
盛になるやうに持て朝も早く起出終日気を張ていきほひ
よく薬事をつとむべしさていとまある日には涼き処に居て
よしなし事などいひて気をなくさむべし民俗五月頃よりは
ひる寝をなす大なる不養生なり田夫は日中炎天に田畠に
一出て耕ことをいとひ昼休と称し縄なひ又は草鞋なと内業事
をなすこと也しかるをひにやすみといへるをひる寝る事と心得る
一は僻事なり又涼をよしとして夜々川辺なんど出るは大なるふ
養生なり予かしる人書見なすに宅は捷少なるが上蚊の声の
いぶせしとて夜々鴨川の床几をかりて其過より夜半をかぎりに
三十一日二
養生主論上
六月のはじめより七月のすゑつかたまで勤学なしたりしが八月の中
ころより重き痢病をやみて天死なしたり又ある富家のあるし
これも又川端に家居をしつらひ夜々川辺の床に飲食せしが
一同し頃より瘧をやみて終に命を失ふ恐るべしたとへ適々たり
とも営より初夜までは水辺に遊ふべし初夜よりのちは水辺
を遠ざくへし
◯秋三月は天地の気も収斂するほどに我が気を外に発
一せぬやうにおさめて妾に気をつかはぬやうに持ち朝とく起き
涼き気にあたりて夏の暑気をはらし涼気を受べし尤
一俗にあきぐちといひて食物にことに気を付べし
○冬三月は陽気閉蔵して水こほり地も凍折る程なるに
よりて気をつかはず心神を臍下におさめて気をうごかさぬやう
に心得べし春夏の人の病は多くは冬の寒気にあたりたるより
出るなり冬寒気をうけざれば春夏にやむ事神なるもの也
尤冬寒気をうくるも全く夏の養生あしきによりて起る也
夏のあつさを凌がんとて冷物をたしみ水を多くのみ涼気を
もとむれば君とうち合て却て大に汗を出す汗出ること甚し
ければ表の陽気おのづから虚して冬寒気をうくる也惣して
暑気には腹中ひへるものなればあたゝめるが養生なりしかるを
一冷物もて腹中をひやすが故病を生す冬も寒しとて入湯な
と過度し炭火にもつよくあたれは陽気もれて大に閉蔵
の理にそむきてあしゝ四季ともよく考へ心得へし
凡養生の術に十二少といふ事あり食を少し飲を少し五味の
偏を少し欲を少し其證を少し事を少し怒を少し憂を少し
一日二
養生主識上
心をば
常に
おためて
しづかに
鞍馬
身をば
ほどよく
うこがすぞ
よさ
船釜に
足之巨三命二
□□□□□□
青青年年請上
悲しみを少く
夢と悲たゝものたがひはうれひといふは常におのが身にある事悲しとは
人に対してある事なり君子は悲たみを同しらすといへるに同し
一思ひを少し臥ことを少し眠を少すべしと也平生心を静にして
騒しからずゆるやかにしてせは〳〵しからず柔かにして剛々しからず
一声を高くせず高く笑はず常に心をよろこばしめて怒らず帰り
ざる事を悔す過あらは一度は我身をせめてふたゝひ悔べからず
一悦ぶ事も甚しけれは気ひらけすきて性気を減す憂悲しみ
多ければ気結ぼれてふさがる皆元気の害也○津液は一身の
一潤ひにして源腎水と一家なり常にをしみて吐べからず飲べし
化して精血となる仙人はこれを金礫玉漿などゝ称して大切に
する事なり痰は咄べし潤とはならず○歯は常にたゝくがよろし
早く落す口中の熱をもさるなり毎夜寝る時に塩茶にて
うがゆなしいめべし養生に五宜といふことあり髪は多く流るが宜し
面をひたと
手は常に面にあるによろし切ろく
一津は常に飲によろし気は常にしづかなるによろし○よる臥と
きは右を下にして両手共大指をかじめ四ツの絹にて握り右の
手を屈めて臥へし手を握るは胸をふさぎておそはれざらんが
一ゐなり後には習となりて眠の中にもひらかざるものなり医書
是は
送書
扨頭は頭北西面右脇臥といひて北枕面向に臥べししか
るに北枕西向は忌嫌ふ人多しこれ養生をしらざる也仙経
の中に東員南病西福北寿とありて北枕は命長しといへり
孔子の楽枕し給ふは東は陽のはじめ頭も又陽の舎る所にして
一願のはじめなればなり東貧とあれども聖人は貧福を欲し
給はず唯其理を以て主とし給ふゆゑなり其用捨は其行ふ人の
心のまに〳〵すべし○常に自ら大小便に気を付べし小便赤き
養生主識岑上
か濁らば病あり早く保療すべし大便は滑泄をいむといひて馳は
能しからぬことは人皆しれとも滑なるは人左ほどにも思はぬもの也
是脾胃の調はざるか故也飲食に心を付べし腹中を見ること能は
ざれとも腸胃の調不調をしるは是より明なるはなし命は脾胃
だけのものなれば常に只脾胃を随分大切に補養すべしまた
自分顔色目のうちなどを見るべし老人出家たりとも鏡を以て
一毎度容貌を考べし惣じと身心を養ふはたとへは銭かねをしまつ
するがことし毎日わづかづゝにても倹約すれば年分大分ちがふ物
なり養性もこれに同じ日々に心かへれば一年の内には大にその
しるし有ものなり況やと平を重ねは其利益はかるべからず或は
胸腹を撫てあるひは毎日家のうちにありても歩行するがごとき
一少しつゝの事をも是を捨ず怠らざれば切をつみて大に其しるし
いんして
飲食の心得
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
一万の食物過食するは不養生の第一なり三度の食事も此
数をさだめ重菜ならば飯を減ずべし尤四季とも冷物は食す
べからず一切の食物別して魚鳥などの厚味を喰過すは早く
一脾胃よはりて或は病み又は若死したとひ死にいたらずとも長
寿天命を全ふしかたしたとへは草来に奏するが如く其実強
けれは却て枯るゝごとく食味厚暮なれば元気を損ず其故
一は食味淡しく又食を減する時は脾胃に寒所ありて元気めぐり
一安く念もこなれ安く其膏味皆身の養と成て病少く身
も壮健なり若念多くして腹中に充満すれば気めぐらず却て病
を求む甚しきは頓死する事間ゝあり肉と野菜のるい飯より少く
慶生左綸上
同同
一食すべし千金方に曰く山中の人は命長く海辺の人は経命也
是魚肉のとぼしきと多きとによつてなりと又獣肉は我邦の
人の脾胃には必よろしからず冬の日或は虚弱の人薬喰とて
は猪鹿あるは牛熊なんどの肉を食して寒気を防き又元気を助
んとす大なるひがことなり獣肉つかで人間の精神を助けんや人は
万物の長たるもの牛鹿の精血に助けられんやたとへ虚弱の人一端
一獣肉のために精気を得るが如く覚ゆとも化消し大便に解してのちは
精気を保つことなふして却て男中に獣肉の熱毒残りて決て
軽きは頭瘡疥瘡を発し甚しきにいたりては重き種物となりて
一兵病を引出すこと多し必らず薬餌とて肉食をなすべからず且又
食のむら喰とて気合ざる野菜にては金を減じ好める厚味にては
一絶食する事病を求むる一端なり并江戸に居たりしとき浅草丹
四十余の道心者きはめて貧しく住たりしが何の病ともなく俄に
虚弱になり歩行苦しく杖にすかりて居たるに後は譬門前に
一歩もあゆみがたくされど貧ければ服薬をなさて悩み難渋せし
を云或とき尋ぬるは汝は檀家にて一時に飽食等なせし事毎々
なかりしや彼者こたへて達者なるうちは近き頃まで不断に物
一乏しければ供養に逢ときはむさぼり喰ふ事度々なりけか曰
汝か病根これなり今日より一日に一食つゝ。なすべし尤初めは飢て
心地死すべく計に堪がたかるべしこれを忍びたらんには必らず本
復すべしといふ彼者夫より一食づゝにして其余断食せしに自然
と病ひ本服なしたり都て貧き人又はさくはつなどにて暮る
す道心者などの病あるとき薬も得服しかね食もかつ〳〵にて看
病人もなく戸をさして数日床にふしゐるに自然重病の本
養生主論上
腹するもの世間に多しこれ全く飽食より出る病なり凡人は
飢絶ともよからぬ事なれど是らを以て見れば飢かたは病によろ
しきと見えたり皆人似て死するは甚稀なり食に飽て死するは
きはめて多し都て病あるときは数日食せざれとも其病の邪
熱が食になつてある故くるしからず多くは断食よろしき事医書
にも見えたり勧みがたきを強て食すれば却て養ひにはならず金
道をふさげて薬もめぐらず弥病を増といへり天竺にては諸病を断
食にて治する事義浄三蔵の南海寄帰伝に見えたり三蔵天
竺より帰り給ひ此事をすゝめたまひしかども唐士医者も其世に
は用ひざりしよしなれば本朝にも此術つたはらず三蔵は自らこの
此療術を用ひて九十余歳をたりてりとそ東坡は朝夕に
魚肉一品より多からしめず一には分を安んして福を養ひ二には男
を緩め気を養ふ三ツにば費をはぶきて財をやし給ふといへりこれ
養生と倹約と兼行ふものなり都に食物にかぎらず養性につき
てはおのづから倹約に成る事多し能事は何も角もよきもの也
一去ながら養生の事に付はわづかの費をはいとふべからず○酒は百米
一の長といへば少しつゝ嗜むときは気血をめぐらし身を潤すしかれ共
過酒するときは肺をかはし熱毒を帯く百病これより生す酔
臥こと大に身を害す寝酒は大に不養生なりすべて酒によつて
病を生する事はさいに舞ずといふとも人のよく知る所也慎み心得ふ
へし○湯茶は渇するときばかり用ひて其余は呑べからず脾胃
は湿を憎む又飲物多けれは小便しがし小便につれて身の
一潤もぬけて元気をへらす飲物少けれは脾胃つよし東坡曰
昔ある人若きより湯水を禁じて年八十三に及ひて形気四
一金三合二
養生主諸上
養生主論上
此外
五十歳のごとしといへり凡食事をなすときは心を静にして
思慮する事物いふ事笑ふ事など大なる毒なり食前後も
これにはし食後煙草をこのむ人は用ひて気を休めしこふして
胸腹をしづかになでさする事百度に及ふべし必臥事なかれ
つとめて歩行すべし夕飯には必らず野菜のかろきものにて食
すべし決て厚味を食すべからず冬の日他より帰り冷たりとて
直に至極の温物食すべからず肺脾を損ず夏の冷水を禁ずるに
等し冬春北国雪中往来の人に温酒をあたへずといへり温酒を
一呑ときは却て雪中に済る事あり此外食物に心得夥しといへ
一とも一々挙るにいとまあらず自から考へ慎むべし古人のいはく
色欲は遠ざくべし食欲はしりぞけがたし小児といへども食欲は同し
禍は口より出病は口より入る又いはく盥をやぶるは一言にあり腹を
廿一日
一損ふは一椀にありと宜なるかな
ほうじ
房事の心得
夫男女和合は子孫相続の令ひにして更浮たる事にあらず
されど人欲の内に慎がたきは色欲の一つなり凡人の生質にして
強弱ありといへどもたとへ強壮なりとも度を守るべしいはんや虚弱
の人におゐてをや足らざるは身をやしなひ過かは身を削り命を
一縮む又過度する人は極めて風寒に備られやすしされど其
情をむりに堪ゆるは又舜病となる事ありて容となるされば
人三十歳までは其生質の強弱にしたがひ多少自ら考ふべし
きりながらたとへ強壮なりとも月に五六回にすごすべからず虎弱
なる人は三四度をすぐすべからず四十已後は慎み第へなるべし
養生主論上
一月に一度強て両度五十已上は淫事たつべしといへども月に
一度くらゐは交て却て符を散ずべし六十已上にいたりには強
弱とをかならず思ひとゞまり其精をもらすべからず予が知已に若
年の頃漁事を恣にして病気を得年久しく悩み医師散し
く女色を禁じ己もまた身に害ある事を覚て一切女色を禁し
保養なせしかば元来壮卒の折なれは終に本快をなし其のち歳
四十にいたりて更に志願をたて仮にも目に淫を見す耳に聞す
もとより女色を絶て五十にいたる迄慎みしが其後は色欲の思
一念さらに忘れて淫念おこる事なく今九千歳に近くして眼卒
歯に少しも若年とかはらず容貌五句の人と見へたりさらは慎に
一しくはあらじ又交合に禁日あり毎月朔日十五日正月元日三月
三日五月五日七月七日九月九日外に五月十三日十四日立春立夏立秋
一
一
まつとうきのへねかうらんにつしかくしてふしんけいすいの
立冬甲子庚申日蝕月能婦人経水の後七日これらは急く
交合を慎むべし又交合のゝち其まゝ臥べからず手洗口そゝぎて身心
一を鎮めしかふして臥べしこれ養性のひとつなり床にいはん今の人
己が淫欲のために外妾を置て淫楽を事とすなげくべきの
甚しき也先己が身を削るのみならず夫婦の情合自から薄くなり
且不和合の基にして一家みだるゝのはじめなり其所以は一家の主と
して色欲を事とするときは子弟下臣奴僕等色乱を敷がごとし
故に其家斉がたし只節を守り慎て家人を保ず是真の其身并
一その家の養生といふべし抑交合ははじめにもいへるごとく人倫の
はじめなれば心を清浄にしてましはるべし必然若するとき交る
一べからず大病後久しく交るべからず大酒飽食して交るべからず遠路
一歩行し労れたるとき交るべからず重荷をかづき又は力薬なしてのち
同十二
養生主蒲上
飲食は
わが身
やしなふ
ためなるを
口より
身をば
やぶらあ
かさ
○十一
ひやくやく
百薬の
長なる
さけも
じうぶん
十分に
十分に
すぐれは
たゞに
百毒
の長
麦三命二
養生主言
交るべからず微熱あるとき交るべからず只心に思ふ事なく身体すこ
やかにしてまじはるべしこれ房事の心得なり
しやうに
小児を育つる心得
夫小児を育る事甚其心得多しといへども先産子のうちよりあらは
ざれば成長して色黒しなどいひて日々浴行水をなさしむる事
一大なる毒なり顔色黒白は其子の血色による事なれは洗ひ
たりとも白くなるに決せしにもあらず度々産子より行水をなさじ
むれは疳を発し甚だしきは驚風となる故に唐士には小児に行水
をなさしめずやはらかなる絹をもつて度々拭ひ疱瘡なして後は行水
をなさしむかといへりされば暑中なんどは汗ぼのいづるを患ひて度々
行水なさしむる事遠慮なすべし乳をのませる事年久しき程
其子壮健なりといひて七八才までもあたゆるは大なる誤なり
より乳は寒なる故に小児脾胃を損ずるなり大低四歳までは
一乳を以て育て其のちは食物をあたふべし将又わうへ風の子など
いひて冷すかしあしく生質虚弱の小児に度々風をひかすれば
終に大ひなる病身となるさればとて暖めすぐるもあく又風は
しよかん
すこしあてるとも水なぶりはなさしむべからず暑寒ともいたつてあし
し三四歳の頃よりも灸治をなすべし尤小児殊にきらふものなれ
どもかたはらに灸賃をおきてよく〳〵いひきかせてすゆるべししかるに
一今の親たちつね〳〵其児を戒るにやいとをすゆるぞなんど威意に
いふが故に灸といへは恐ろしき事と思ふがまゝ灸治せんとすればいたく
恐れ泣わめくを引捕へすゆるは大にあしく心気逆上なし悪身熱気
動きし処に灸なすがゆへ却てよろしからず是等親たる人の心得べ
三十三文献二
養生三言
き事なりかし必らずしも親子の愛におほれてかへつてあしき道
にいさなふ事ありあしき事あらは幼稚なりともゆるすべからずつよく
いましめ折檻すべしつよくをしゆるときは其児内気になるといふ人あれ
どもきはめてひとの親のたとへむごくきびしく教ゆるとも自身の愛
一宇
情にて人目にはやはらか成ものなり扨又富有貴人たりとも小児には
麁食をあたへ美食なさしむべからずもとより美服服絹布を着せへ
からずたとへ表には絹なりとも裏は木綿たるべし去に今の世間を見るに
親は麁食を喰ながら愛におぼれて厚味を与へ身分不相応の絹布
を身に従はせそのうへに帯頭巾羽織などに風流花薯を尽して
一楽とす故に成長して衣食にすき妬をなし身体虚弱にしてしか
も奢の心出来身をいとめざる故自ら多病ものとなる也高貴の
一御子は幼稚のときは里に預るとて都ちかき田舎へ預け給ひ畢六七
身にして取戻し育給ふこれいとけなきときより厚味なき男
身を勤めて麁食を食する乳汁を以て育て又名味を食せしめおの
づから田舎の不自由なると身を働くかし勤類を見聞なさしむるため
なりとぞたとへ富貴の家に育るとも大事にかけすべしときは其児きは
めて病身なり貧賎の子の健なるを見て考ふべし就中女子は
猶さら衣食とも急食衣服を与ふべしさなくとも美味花裳を好む
は女の生質なれば養育も男子よりまた厳重なるべし
総論
孝経にいはく身体髪膚これを父母にうけたりあへて毀破らざるは孝
のはじめ也と又身をたて名を揚るを孝のおはり也と孔子ものたまつりされは
親よりうけ得たる髪一筋もみだりに損ずべからずいはんや身体をやまた
慶忠兵衛
同三番一
身をたてりにも名をあぐるにも不養生にし身体虚弱にして知る事の
ながだきにいかで孝のおはりをとぐる事あたはんや養生を専らとする時
は身体を損ふ事もあらず勤め学ひて身をたつるにいたるべしこゝを以て
養生は親孝君君忠の第へといふべし扨養生の心得前条にのぶる如し
といへども其原は衣食住の三より発る其故いかんとなれは衣食住候
の三欲より女色過酒念慮の三毒出る色酒にて虚損し厚味
を食して身を働らかさゞる故飲食和せず急慮とは妄想なり
一女色酒の二つも妄想より起り身の害となる事をも兼て心得あり
ながら暫時の快楽に生涯の大害をわするゝは豈大悪のいゝりならずや
身体労すれば善心生じ身体逸なれば悪心生ずと尤なる古言也
扨又世の人養生といへは只命ををしむやうに心得侍士又出家などの
一有ましき事などそしる人あり養生と天符は別の事なりといへども
一不断養性を守る人は無病にして天寿を十分に全して死期に及ん
一苦悩なし平日不養生にして身を守り慎まさるは常に多病にて慎楽
をも十分になしがたく終に長病に臥して身体苦痛し昼夜家人
の厄介をかけあまつさへ二便だに人手にかしり後には女房わか子弟にさへ
一飽にてやうなるはいとも浅間しき事なりけり常に養生よき人はかゝる
浅間しき病気はあるべからずたとへは身心を養ふは銭金をしまつまる
が如したとへ纔づゝにても毎日倹約なせは年分には大心違ふものなり
故に大病といへる借銭も日々に始末なして其余計を以て少しづゝにても
償へば終に情財をも返済なすべし日々養生をもつて身を守るときは
数年積たる扁根をも敬断すべしいはんや借銭も病根もなきに
養生をつむときは其利益をして知るべし又此養生の道を行ひて盃
議なる事は予がしるへ其気質荒々しくて貪欲も又深かりしが此人
養生主論上
二月二日一
□□□□□□□□
に逢たびごとに養生の道を解きかせしにはじめは馬耳風の如きさまな
りしがいつしか互に止まるやうになり後には養生の書を求め自から
勤め学びしかは身持ふるまひ正しくなりて慈悲心深くなりしは
是則養徳といふへきものなり
予上にいへるごとく朝夕養生を心かくるゆゑにや久しく煩らは。
一す壮健なりといへども定業は朝をも期せずしるれども此篇に。
述るところは皆聖賢の明言なれは養性の道に志あらん
人は用ひたまふに足なんか去ぬる頃東武に長命の術を指
一南するものあり其比大坂に養生ふかき男此江戸の輪南者
のことを聞つたへ何とぞ態々江戸へ行て長帝の術をきゝたく
一おもひたりしかども遠路の事にて其志をとけざりし内に江戸
の指留者五十八才にて頓死なくたるよしを告来るに大坂人
一大に悲歎し其術を聞ざりし事を啖たるにかたへに居たる人大に
笑て御身いと愚かなる事をいふ人かな其江戸の指南者いかて
長命の術をしら者ならんや若其術をしるとせは五十有余を以て
一死ずべけん是術をしらさるの證なりといふに大坂人答へてそれは
一御身こそ愚なる詞といふべし既に広き江戸にありて長命の指
南者と唱へ百余里を隔たる京接にまで聞ゆるにはいかて其術を
一しらざるへけんや然れ共養生にかぎらず諸道ともしらずしてよく
行ふ者ありしつて而も行ふことあたはざるものあり彼指南者も
これを知つて行ふことあたはざる者にて有しものならんすべて
知恵と行は別の事なるといひけるとなり孔子の宣はく言を
以て人を究人を以て言を捨ずとされはおのれ愚昧経第なれ
此希はくは此編の言を捨給ふ事なかれと云原
一金三分二
養生主請上
○十六
◯因にいふ足の三里の灸たへずすゆべし大に血白をめぐらし
一長寿の功あり尤近き頃三州戸井郡小泉村の万平といふもの
一弐百弐十余歳を経今に壮健なり先年公に召されて斯計
やうやう
長寿なせるには子細もあらやと問給ふに外に起て養生といふ事も
これなく候得共先祖より伝えて毎月朔日より八日迄足の三里に
灸治仕り候尤其すへやう有之よしニて申上し其法は
朔日
た十
右九
二日
た十一
右十
た九
三日
たる
右其
四日
た九
五日
た十
右十
右九
左十
六日
右九
七日
八日
右十
た八
たは
右八
一斯毎月勉てすへ申よし外に子細なく
但し其家族皆々此灸をすゆるが故にや万平が妻弐百余来
同しく子百八十余歳孫百四十余歳いづれも長命なるは全く
この灸法によるにやといへりとぞいとも有難き事なれは爰に記す
養生主論上終
養生主論下
食性扁目録
○穀部
餅五十大麦小麦粟黍
黍
稗五十一蕎麦小豆大豆穀豆
伊豆
一豌豆緑豆玉蜀黍さんご米
麩打簑松芥子胡麻榧子
酒焼酎酒糟二丁粃味噌糕
美淋酒艾餅粽白酒麩
醴
一飯湯餅三丁葛餅索麪
能俗飴優脂砂糖緞頭
饅頭
養生主論下目録
◯一
十一月十一日
七日
○魚部
鯛三丁鯛子尾調方類ぬ石伏恵
大魚徹魚くぢ鯉鮒四丁
紡績松魚鱈終
編師時絹紋四丁
鉄絹龍鯉鯰
結餅幾河豚鰤五
同談河豚郷五丁
鑑観慮佐古志金源恵
絞ウ綺鰯鱒鯰
紋古万米鰹袴芹綾鯨
鰹糊絲烏賊章魚六丁
□□□□□□□□□□□□□
海蛇
海蛇海鼠海鼠物微鰕ざこ
小あいざこ
小あいぎこかますび蟹牡蠣牡蠣牡蠣
綴
一短編甜波比奉螺
蓼螺江非主七丁杵紺裟
鰕虎魚
紀州魚鮎魚織縮竹太郎殿
一火筒綾子八丁責魚青魚子金瘡ぬ
織村貞蜆鼈糸分
鱠
熨斗
○鳥部
鶴ウ雁鴨鴨鷺十丁
養生主論下目承
〇二
卯月一月一月一日
鶏橘鶏鶏鶏卵雉子
鷲鴫雀十丁鶏鳩
幡小鳥雲雀鵜鳥廿一丁白鳥
○獣部
豕廿一丁鹿熊十一丁牛野猪
鬼
狸
水獺
○薬部
一李廿三丁梅桃栗豊前
梨樝子林檎柿榴橘
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
柘榴木芋蜜柑柚金柑竹手柑枇杷
楊梅
楊梅銀杏胡桃榛梅
葡萄
十三丁
ウ
砂糖蓮実藕艾
黄実茘枝龍眼内榧子無花楽
松模林團茄子胡顔子山椒胡椒
煙草
○菜部
萵苣廿四丁筧蕃椒蘇薇
蕨餅藜芋芥丁芋芋芋芋酢
薯蕷平竹筍茄子竹筍茄子
金三三命一―
養生年記下同会
C三・
冬瓜越瓜胡瓜甜瓜西瓜
菠薐韭葱胡葱廿七丁蘇
芥大根生姜胡麻布
十七丁
山蒜蘇菜菜菜甘煮
たうぢさ
またびたらぢきたんぼく斎喜八
早肴
仏座旱布茗荷海帯杖丁昆布
昆布
若和郡海盛あまのり水雲大襲来
大凝菜
乾苔木耳石耳重菰椎茸仕
天花耳
玉茸天花耳黄檗頭松茸黄茸枕
掃笠茸
松毛茸
掃部長茸松毛茸芦茸梔花五加草
蒟蒻
防風
独活方
蒟蒻防風独活方
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
バ
くずのこ
蓼
紫蘇
款冬
地膚
葛粉
すぎ菜
よめ菜
艾
菊葉
一鳥類米十丁
萱草
一鶏頭苗牛蒡萱草蟻蓬裸草宜
二十丁
刀豆
ウ
甘藷
天皇
刀豆蚕豆ウ甘藷巻丹紫蘇
南瓜
紫菜
けし葉
豆腐
慈姑
ゆば
雪花来
豆腐皮廿一
オ
廿一丁
豆黄
鹹致
新
惣目録了
養生主論
食性傷
穀部
○餅
○餅温にして熱ものなり二便をかたくす実正の人は斟酌すべし
○大棗心を補ふて諸病によろし夏の日は尤よろし
炒たるはあしゝ鯉と食すべからず
○小麦冷素麺はあしゝやはらかにして少し食すれば
うんどんとかはる事なし
○粟小便を利す粟飯は病人よろしからず
○黍毒あり常人にもよろしからず白酒飴蜜と
一同じく食すべからず葵菜と食合すれば痼疾となる
長三三余
養生主論丁
○稗脾胃を補ふといへとも冷症の人はよろしからず
○蕎麦多く食へは毒となる脾胃の湿熱をのぞくまた
多く食して入湯を禁ず田螺と同食大にあしく
○小豆水道を利す熱毒をさり酒毒をけす
○大豆脾胃よはく泄瀉などに宜からず黒大豆大略同し
○頭豆気と腎とを補ふといへども諸病に宜からず
○豌豆小便を通じ湯を止むしかれども多く食すべからず
○緑豆気をくだし水を利す脾胃虚の人はあしく
○玉蜀黍胃をとゝのふといへども諸病によろしからず
○蜀黍温にして小便を通ずといへとも諸病にあしく
○さんご米脾胃に宜しからずかろき物は脾胃を損じて畢竟
同
よろしからず
○麩毒なく病人によろし労熱を去る
○蓋以仁筋骨の湿をのぞくといへども食すべからず
○芥子諸病に忌ず糯類と同前なり
○胡麻脾胃をやしなひ耳目をあきらかにす
○榧子毒なし肌をうるほす多く喰へば痰を生ず
○酒血脈をめくらし肌膚をうるほし湿気を発ずし
れども大酒するときは却て神をやぶり寿をちゝむ
常に寐酒を飲はあしく臓腑にしみて水腫の病と
なる
○焼酎毒あり胃中の寒積をさる然れ共多く飲べからず
養生主論下
十一月一番一
一○酒糟五臓をあたゝむ毒なしといへども和文ものあるひは
汁などにして腹中をそこなふことあり
○粃味噌胃をあたゝめ気をくだし食をすゝむ
○糕胃をつよくし中を和す
○美淋酒毒あり多く飲べからず皮膚をうるほす能あり
○艾糕次をあたゝめ痢をとゝむ毒なし
○粽毒なく嘔或は頭痛によろし
○白酒能毒大低美淋酒に同し
○麪腸胃をとゝのへ気力をます多く食すべからず
○醴少し飲ときは脾胃をとゝなふ
○荷飯稗胃を和して食気をすゝむ
●湯餅毒あり脾胃虚の人はよろしからず
○葛餅胃熱をのぞき酒毒を解す病人にあつべし
○索麺腸胃をとゝなふ多く食へば気熱を生ず
○飽餅脾をつよくすれども病人には斟酌すべし
○飴餡肺をうるほすが故に嗽をとゞむ目を病む者忌べし
○寝脂冷物なり虚弱の人はよろしからず
○砂糖酒毒をのぞく多く食すれば歯を損ず小児には
疳によろしからず
○饅頭脾胃を和す多く食すれば疳虫を生す小児には
尤よろしからず
之上
養生主論下○三
魚部
○鯛生も塩も諸病によろし多く食すべからず
○調子是も大がい同じものなり
○尨鯛網よりすこし毒あり
○方頭魚性かろくして病人などによろし
○石伏魚大がい前に同し食にあつべし
○大魚毒なし平和なり病人に用ゆべし
○鍬魚稗胃を和し瘀血をやぶる
○くぢ諸病にさし合なし
○鯉常に少しつゝ食すれば元気を補ふ生はあしく
葵菜と食すべからず又胡椒と食すればあしく
○鮒脾胃を調ふ煮て食すれば元気をたすく腹は病
一人にいむ鮒難も同し蒜と食すれば熱となる
○魴生はあしく常に食して平和なり
○鯰平和なり疼症あるひは病人など指身はいむへし
○松魚虚を補ふ痃毒または婦人産後に宜からず
○鱈性かろくして病人に忌ずぼうたらは化しがたし
○終常に食して宜一さい瘡類熱病にいむべし
○鯒平和なり病人に斟酌すべし
○鰤油づよきものは疾症にいむべし
○鮒平なり病人によろし臭悪しく胸に阻ふ
○絹夷よく五臓を加てのふ腹なと生にてはあしく
同三月一日
養生主諸下
○田
◯飯諸病に忌ず味少し酸き故脾病には斟酌すべし
○鱧平なりかまぼこにして虚を補ふ食用によろし
○錆病人にはよろしからず刺鯖尤も斟酌すべし
○洗諸病に忌す婦人に尤よろし
○鰻驪脾胃の毒なり小児に尤いむ腎陽をたすくる
山椒と食をいむ梅酢と同食をいむどく甚し
○鍬常人によろし病人にいむべし多食すればくだる
○鯰脾胃実熱の人にはよろしからず
○緒常に食用によろし病人に用ゆべからず
○穀痰病には斟酌すべし
○河豚温にして陽を補ふ毒魚なり食ふべからず
一
一柿と同食すれば人を殺す煮るとき煤を禁ず過
て煤入ればかならず害あり又これを食して風呂に
一入事を禁ず又房事を禁す其外薬品にさし合甚
多し服薬すか人は必す食ふべからず
○訴痰熱男熱によろしからず病人は斟酌すべし
○竹
一椎茸と同食すれば酔て醒がたし
○鱸かずの子と同し病人に用ゆべからず
○鯢魚毒あり金ふべからず
○佐古志平なり諸病にいむ事なし
○金糸魚平和なり病人にもちゆべし
○縛平人にはよろしく病人には用捨すべし蕎麦
同十一日
衛生国語下□□
と食すれば音声をうしなふ
○鮫病人はもとより平人とても食すべからず
○臍毒あり食すべからず是を食して死すといへり
○鍋温なり毒あり病人斟酌すべし
○鱒胃をとゝなふ瘡毒ある人は食ふべからず
○鯰腸胃を厚ふして大に益あり但し目赤く髭赤く
一腮なきものは毒あり食すべからず
○純毒なし性軽しはすわたかうぐゐ同性なり
常食によろし病人には用捨すべし
○古万米鰯と同性なり
○鰹小毒あり人によりて酔者あり鰹節は病人にも
いむことなし
○鯰平和にして諸病にいまず
○鞍糠五臓を補ひ諸病によろし
○掻鯉よりは少し軽き性なり
○痢毒あり病人は本より常人も食すべからず赤芝と
食すれは煩悶し咄す又此気を炙るに火の中に
若綿実あれば忽ち人を殺す恐るべし
○縣疝気に大に悪し身鯨かぶら骨皮とも同性なり
惣じく鯨の類はよな毒なり
◯烏賊魚平なり常人はよろし病人は斟酌すべし鯣も
一同し多く食へば脾胃を損ず
長生主論下○六
一一一七一七つより
○章魚平にして陽を起す病人にはよろしからず梅酢にて
○章魚
〇たこにあたりたるにはまさきの葉の
一食へは害あり
○たこにあたりたるにはまさ
しぼり汁をのむべし
○海蛇脾胃虚寒の人は宜しからず婦人瘀血によろし
○海鼠病人には忌べし熱海鼠はよく煮てやはらかにしては
諸病に用ひてよし串舘と同事なり
○海鼠腸海鼠に同し虚寒の人は食すべからず
○貂くるまゑび伊勢ゑび何れも同し病人は斟酌すべし
○鍛ざこ小ゑびも細ざこも同し病人には用捨すべし
○小あいざこ小毒あり病人は用ゆべからず
○かますご小毒あり病人平人とも食すべからず
○蟹病人食すべからず男をとゝかへ食をすゝむ
蜜柑梨棗柿と食すべからず毒あり人を害す
○牡蠣温なり中をとゝかへ酒熱渇を止む病人にいまず
○蜂胃熱ある病人は用捨すべし生にては尤毒なり
煤灰にまじりたるを食ふべからずどくとなる
○鰒平なり介類第一益あり脾虚の人は化しがたし
○串飯よく煮てやはらかにして病人さんごにも用ゆべし
○蚌肉をあたゝめ益ありしかし病人には用捨すべし
○波比病人には忌べし
○拳螺毒なし脾胃虚の人はいむべし
○蓼螺稗胃よはき人は食すべからず化しかたし砂糖又
蜜と食すべからず
慶長三命下〇口
同三十一文
○江酢柱五臓を和し食をすゝむ胃熱の者は忌べし
○蚌眼を明にし酒毒をのぞく
○絲魚男中をとゝのへてやはらく雉子と同しく食す
かまつか
れは大病おこる
○沙魚温にして気をます毒なし
○鰕虎魚毒なし病人によろし
○鯰魚鱒と同し瘡毒にはいむべし
○穢毒なし食して疫病をのぞく
○鱈魚性かろし食用にあつへし
○竹葵魚毒なし病人にても食すべし
○火角此浦晴のやまひによろし
○續子性温にして諸の瘡類によろしからず
○貴魚瘡ある人は尤いむべし
○童章性熱にして消化しがたし積気にいむべし
○金瘡魚諸の瘡を生ず毒あり食ふべからず
○黴魚性温なり一切瘡ある人はいむべし
○背魚脾をとゝのへ気を益す病人によろし
○蜆胃熱をさり小便を通ず
○鼈気の不足をまし瘀血をやぶり腰痛によろし但
三足のもの足赤さもの目一つあるもの頭足縮ら
ざるもの腹の下に王の字あるひは十の字あるもの
腹に蛇がたあることの皆毒あり食ふべからず鶏肉
養生主論下
○
一三宗
十一月十一日
一鶏卵または家鶏芥子桃と同食すれば害あり
○鮓何にても鮓は平人も虚弱の人は食すべからず
○鯰是も虚人は食すべからず病人は猶忌べし
○熨斗平なり諸病によし鰒は猶よしとす
一諸魚類にあたりたるには其魚の骨を黒やきにして呑てよし
鳥部
○鶴温なり陽気を補ひ虚をとゝなふ老人虚寒に
一よろし瘀血労嗽のものにはこれを忌べし
○雁虚を補ふこと鴨よりも大に益あり
○鴨平なり脾胃虚寒の人は斟酌すべし鴨の類尤
多し何れも同し悪瘡によろし
○警毒あり病人にはいむべし卵も同し
○響性かろく毒なし青さぎは少しまされり
○鵲毒あり食ふべからず
○焙磨毒なしといへども小毒あり食ふべからす
○鶏本草に多く能をあげたり虚をおき給ふといへとも
虚寒にはよろしからず
○鶏卵平にして虚利を止しむ痘疹にはいむべしあひる
の卵鼈また李と同食すれば害あり
○雉子小毒あり諸の瘡毒を発す
○鷲臓熱をさるといへども多く食ふべからず
○鴫中をとゝのへて切能多し
一金三三人同
養生主言
おい
先わかき
その
ほどくた
分つ
道
同し
飲食
おなしあそゞ
遊びも
厚味をは
しよくせし
あとは
あじはひ
の
漬しき
ものと
心がくへし
養生主命下
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
すゞめ
○雀要の冷をさり小便をとゝなふ任易へかゆべし
〇小屋
腰の冷をさり小便をとゝなふ妊婦はいむべし
李と同じく食ふべからず○凡鳥類自ら死して目
一を閉ざるもの足ののびざるもの白き鳥にくろき
一首また黒き鳥の白き首又は三足あるひは四つ
一趾あるもの六つゆび四つ翼あるもの其外異形なる
鳥色かはるもの皆毒あり食ふべからず
○鶏大に五臓をとゝのへ食して益あり病人に忌まず
○鳩つちくれもどばとも山ばとも同性どくなし
○蟠鴨のかろき性なり食して害なし
○小鳥平和なり食によろし学鶏などは食ふべからず
○雲雀食してよろし塩鳥は病人によろし
ひとりどうしやう
○鵜鳥鴨同性なり尤鴨はおとれり毒なし食ふへし
○白鳥脾胃虚寒久瀉に効あり元気を補ふ中風虚
一症に食して益あり鶴よりも切つよし虚人また
老人には益あり
けものゝぶ
獣部
○豕腎を補ふ金瘡ある人はいむべし生姜また蔓
麦梅砂糖鹿鼈鶏鶏を忌む
気をまし五臓をとゝなふ血をめくらずしかれども
多く食ふべからず雉子はゑゑび同食すべか
らす害あり
一金三命下
一金三十一
養生主論□
○熊筋骨をやはらげ不仁を治す種熱にいむべし
○牛腰をあたゝめ胃をとゝなふ
○野猪中をとゝのへ癲癇に効あり服薬には忌へし
○兎男気を和し気血をめぐらす
○鯉痔疾に効あり
○水獺種病によろしく労熱をさる凡て六畜自ら
死して北に向ふもの又口を閉ざるもの足赤きもの
肉を煮て熱ならざるもの酢をかけて肉の色
かはらざるもの肉地におちてよごれざるもの肉水
に入てうくもの肉一夜を経て煮ざるもの肉中
一に星のごときあるもの毒箭にあたりて死しさる
もの皆毒あり食ふべからす
くだものゝふ
果部
○李平人にも毒なり食ふべからず砂糖をいむ蜜と食
すれば五臓を損ず水と食らへは発乱となる雀と
一食へば毒甚し
○梅食して益なし梅干は煮て病人に用ゆへし豕と
○梅
食すれば脾胃を害す
○桃実毒あるは大に害あり毒なきは薬となりて寿を延ぶ
○粟子よく煮て食ば少しは腎をおきなふ生栗は脾胃に害
ありて毒なり病人によろしからず痰には大に毒也
一金一
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
養生弁訓丁
飴と食すれは化せずして病を発す
○棗大に脾胃にあたる食ふべからず病人は猶更なり
○梨子常の人も病人も脾胃を損じてあしく大酒後に
一少々食して口中すゞしくなるを以て病人にもその
一心得を用ゆるは誤なり熱病にもよろしからず
一樝子平人病人ともよろしからず
一○林檎諸病によろしからず病人など男冷て不食す砂糖
をいむ
○柿多く食ふべからずさはしたる柿は病人にすこしは苦
しからず
○枢校常人は少しは用ゆべし病人には宜しからず
○柘榴前に同し
○蜜柑脾胃虚寒の人は用べからず火に暖めて少し用ゆべし
○橙柚金柑三物とも常人は少し用ゆべし病人には
用捨ずべし
○仏手柑砂糖漬の仏手柑または天門冬など多く食す
一べからず脾胃を損じ陽気を伐つ
○枇杷常人も多く食ふべからす
○楊梅平人にもよろしからず尤病人は忌へし
○胡桃病人にても毒にはあらねども多く食らべば気容
○榛平にしてよろし多く用ゆべからず
○橡実餅にして脾胃を補ふ病人にもよろし
長左巨命下
左巨命戸○十三
○十三
同十三前一
○葡萄病ある人はよろしからず脾胃よはく大便滑なる人は悪し
○砂糖黒きも氷も替る事なし病人小児など宜し
からず
○蓮実瀉しやすき人は用ゆべからず
○藕胃気を損じて病人に宜しからず
○芙実毒あり食ふべからす
○黄実蓮の実と同し
○茘枝心の邪熱をのぞく目をあきらかにす
○龍眼肉久しく食すれば諸の虚損を補ふ多食すべからず
○榧子眼をつよくし痔疾を治す病人はよろしからず
○無花果洩痢を止む餅と同食すれば寸白おこる
二十
○枳楓胃熱をさり酒毒を解す
○覆学痰をひらき渇をのぞく病人は斟酌すべし
○胡顔子水瀉によろし病人にあて益なし
○山椒小毒あり五臓をあたゝめ腹中冷痛によし
○胡椒温にして痰をさり冷気をあたゝむ桃李楊桃
と同食する事を忌む
○椎子病人小児など食ふべからず
○茶挽草染も薄きも煎し米も病人によろしからず
其中煎茶のうすく性のよはきは用ゆべし
○煙草毒ありしかれども今の人このんて暫くもやめずつ
よからぬやはらかなるものを用ひてよし
慶七左論下〇右
筆生仕歌一
菜部
◯萵苣小毒あり筋骨をかたくす少き若葉のとき宜し
一蜜と同食すれば腹瀉る
○寛気を補ひ熱をのぞく大便を通せしむ多く食ふ
一べからず鼈と同食すべからず
○番椒寒癖をやぶり症を治す病人はいむべし
○蕨膀胱の熱をさり小便を利す病人にあしく
○薇小便を通し腫気をのぞく
わらびぜんまいと鳥貝と
一同食大にいむべし
○薬少毒あり脾胃虚寒の人はよろしからず
○蕨餅無病の人用ゆべし性寒にして瀉しやすし縁豆と
とうしよく
一同舎すれは人を害す
○芋
○芋中をとゝなふといへども多く金へからず
○芋茎やはらかに懸て病人にも少し用ゆ干たるを汁にし
ては猶よし唐のいもの茎は尤よしとす
○芋魁芋の子と同し
○薯蕷性冷なる故多は用れば泄瀉するなり甘藷も
同し
○寒余子虚人に益あり大低やまのいもに同し
○竹筍胸をひらき痰をさる江南竹は性やはらかにて
一食用に佳なり積気にいむ砂糖もいむ
○茄子小毒あり寒熱をのぞき血の痛をやはらく
三三角二
一養生
何事も
たるに
まかせ
て
て白
じゆう
自由すな
しづ
賤の
住居の
ちやうじゆ
長寿
見るにも
一金二分一
翻出主語下〇十六
○壺瓠よく煮て用ゆるときは毒なし病人にもよろし
○冬瓜脾腎の虚して腫たる病にはいむべし
○越瓜よく煮て用ゆべし生にては害あり
○胡瓜小毒あり多く食ふべからす香物もあしく
○甜瓜脾胃よはき人は少しも食ふべからず
○西瓜胃熱をさり小便を通ず多食ふへからず
○菠薐よく煮てひたしものにして用ゆべし婦人鉄漿つげたてに
食すべからず
○悲少温にして腰脚をあたしむ病後には忌べし蜜と
食するを忌む
○葱脾胃虚弱なる人は斟酌すへし唇棗雉子などく
同食すへからず
○胡葱性温にして気を下す病人はいむべし
○蒜黴毒あり風邪をさり瘡毒を治す実症の人は忌
一生魚と多く食へば陰嚢を病む
○芥毒なし痰咳によし気を下す
○大根葉も根もよろしく中気を和らく効あり
○生姜気をひらき痰を治す
○胡蘿蔔常に食して益あり虚を補ふ
○芹よく煮て病人にも用ゆべし気血をめぐらす
○山藤性熱なり五臓をあたゝめ補ふ
○薜菜辛く温にして気を下し痰をのぞく
奏巨巨命下
請姓註前下
○蓴常にもよろしからず気を下し渇をさる数のこと同入れ
○繁縷諸の悪瘡によろしさん後乳汁少きに食すべし
○高春菊苗を苑にして食用にすべし
○またゝび性熱なり常の人は用ゆべし病人はいむべし
たうぢさちさよりもやはらかにしてよし
○だんぽゝ毒なし食用によろし滞気をくだす
○芥平人はよろし病人には宜しからず
○蕪毒なし常に食して気力をます
○仏座すゝなすゞしろたひらこ五形菜何も病人にいむ
○早芹心気をひらき腸胃を利す
○茗荷邪気をさり瘧によろし外の病にはよろしからず
○海帯よく煮て病人にも用ゆべし
○昆布化しがたし脾胃弱き人はよく煮て食すべし
○若和布常に食して害なし水道を通ず
○海堂水腫によろしく病人には用ゆべからず
○あまのりをこのりとさかのりいづれも病人にいむ
○水空毒あり食ふべからず
○大熱薬常人にもよろしからず用ゆべからず
○乾苔諸のむしをころす病人には用ゆべからず
○木耳毒あり気力をつよくす色赤きもの食ふべからず
○石耳目をあきらかにし小便を遠くす食して益あり
○重菰病人にはいむべし
二十一日
養生壬誕
○椎茸瘀血をやぶる病人にはよろしからず
○玉蕈病ある人はよろしからず好物ならば少し用ゆべし
○天蕈多く食ふべからず柳木に生ずるは尤よろし
○黄饅頭麦蕈青頭蕈胴脂蕈毒あるものに食あはせば
害あり病人には用ゆべからず
○松茸精気をまし脾胃をやしなふ五月松茸は散れり
病人にあしく粳米の中へ入たるを食へば毒あり
雪花菜と食すれば酔て咄す諸の草あぶしけの
ものと同食すれば害多し茸を煮て生姜と
一飯粒と入て見るに色黒くなるものは人をそこなふ
一又茸の上に毛ありて下に紋なきもの仰ぎ巻
アリ
あかいろ
赤色なるもの夜ひかりあるものさきて見るに名
通らざるものは皆毒あり食ふべからず
○黄草病人は用ゆべからず
○掃箒耳同断
○松毛茸同断
○茅茸同断
○梔花毒なし常人もこのむまじ病人は忌べし
○五加葉枸杞葉二とも病人に忌む脾胃虚重の人には必
忌むべし
○蒟蒻毒あり湯をさるぶどう酒と同食すれば咽いたむ
○防風常人にはよろし病人は用ゆべからず
美巨乞命下
同同三人同同
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○独活用ひて害なく生にて多く用ゆべからず風を除く
○黄精性寒にして胃を損ふ脾胃強き人は害なし
○何首為脾胃弱き人は食すべからず大便をゆるくす
○紫蘇毒なし病人にても苦しからず魚毒を解す但し
鯉と食すれは悪瘡を発す
○葛粉脾胃虚寒の人は斟酌すべし
○款冬害なし心肺をとゝのへ痰嗽を治す
○地虜小便を利す腹くだる病には用ゆべからず
○夢水気を下し目に益あり病人は用捨あるべし
○菊葉花も葉も損益なし
○よめ菜むねをひらき食をすゝむ脾胃弱きものはよろし
十八
十一日
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からず串柿と食すれば腹いたむ酢と食す
つくく
眼をやましむ
○筆頭菜病人は斟酌すべし芥子と同食すれば腹くだる
○すぎ菜巻人もよろしからず
○艾病人にも平人にも害なし団子餅にして用ゆ
○鶏冠苗若薬を汁にし又あへ物にして食へども毒なり
○牛房常にもちひて大に益あり諸病によろし
○昼草心熱をさまし諸の血病によろし
○鹹蓬性温にして胃を和し腎水をやしなふ
○祐帯豆腸胃をとゝのへ腎をかたくす
○刀豆中気を下し飢逆をとゞむ効あり
慶巨三命下
○二十
表同十一丁目
○蚕豆五臓をよく和し中をとゝなふ
○甘藷脾胃をとゝなふ食して益あり
○巻丹中をとしのへて百病に益あり肺をあたゝむ
○紫蚕血症のいたみをのぞき風気をさる
○慈姑産後の瘀血逆上を治す
○南瓜五臓の気をやしなふ脚気の証に食ふべからず
一蛯と同食すべからず
○紫菜咽喉の熱をさる
○けし葉瀉利をとめる多く食すべからず
○豆腐小毒あり中をゆるくす多く用ゆべからず
○雪花菜中をゆるめ酒毒を解す
○豆腐皮病人は食すべからず
○豆黄性寒にして脾胃になづむ多く食ふべからず
○鹹致中気をとゝのへ中を和す
○麺筋気力をとゝのへ労熱をのぞく病人によろし
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一
養生主論巻下終
之上三命丁
皇都松本遊齋主人著述
池田東籬亭主人校合
松本遊齋主人著述
小澤華嶽子画図
此書は火用心第一の心得を童蒙にも見易くなし
一既に天明申年の火災を記して小児下女下男あに
万民千代礎
火をそまつに成べからざるの教をくはしく着たる書也
此書は一休禅師人て悟道を教諭し給ふ道歌を
一木口は田去五口集めたれば常々庄右に寄し給はゝおめづから迷主風
一休和尚法語
に晴わたり金剛心成就し一生安楽の境に至る書也
天保三年壬辰七月吉日
二条通衣棚東へ入町
皇都書林
本屋重右衛門梓
二219
大日本國郡全圖
彩色摺
箱入
全二冊
此六十余州の全図は一には経国の大業に志ある人をして地の理を知ら
しめ或ひは遊歴の客廻国順拝の人々勝県古跡を探り神社仏閣なんどを
尋るに必用の書にして比年東豁翁の撰にてその志海内に公にせん事
を計り累年の工夫をもて終に大成せしなり其各国の郡県村落山
河にいたるまで尽く著色をもて分ち一覧するに易からしめ其今明なる事
恰も暗中に燭を得てたゞちに掌中を照すがごとく詳にして乾坤を知
事眼下に歴然として寔にこれ一奇書なりかの仙家編地の
一術も是には及ざるべき歟戸を出ずして天下をしるといへる古
一語も嘗て此冊子の為にいふなるべし
書肆
尾州名古荒本町通七丁目永樂屋東四郎
江戸日本橋通本銀町二丁目
同出店
皇都松本遊齋主人著述
池田東籬亭主人校合
松本遊齋主人著述
小澤華嶽子画図
此書は火用心第一の心得を童蒙にも見易くなし
一既に天明申年の火災を記して小児下女下男未に
万民千代礎
火をそまつに成べからざるの教をくはしく着たる書也
いつきうおせうはふご此書は一休禅師人て悟道を教諭し給ふ道哥を
一本口は司去五口集めたれば常々庄右に寄し給はゝおめづから迷惑す
一竹米治法記
一に晴わたり金剛心成就し一生安楽の境に至る書也
天保三年壬辰七月吉日
皇都書林
二条通衣棚東へ入町
本屋重右衛門梓
1219
大日本國郡全圖
彩色摺
箱入
全二冊
此六十余州の全国は一には経国の大業に志ある人をして地の理を知ら
しめ或ひは遊歴の客廻国順拝の人々勝県古跡を探り神社仏閣なんどを
尋るに必用の書にして比年東豁翁の撰にてその志海内に公にせん事
を計り累年の工夫をもて終に大成せしなり其各国の郡県村落山
河にいたるまで尽く著色をもて分ち一覧するに易からしめ其今明なる事
一恰も暗中に燭を得てたゞちに掌中を照すがごとく詳にして乾坤を知
事眼下に歴然として寔にこれ一奇書なりかの仙家編地の
術も是には及ざるべき水戸を出ずして天下をしるといへる古
語も嘗て此冊子の為にいふなるべし
書肆
尾州名古尾本町通七丁目永樂屋東四郎
江戸日本橋通本銀町二丁目
同出店