うちも泣きぬべき心地

感情分類
悲しみ・哀れ
身体部位
極性
neutral
強度
medium
人物
天皇(一条帝)
人物の性別
unknown
作品
枕の草紙
コマ番号
60
NDL 書誌 ID
888880
を承りながら、啓し侍らん」など、まめやかに憂く、心憂がれば、上も渡らせたまひで、「まことに年來は、多くの人なんめりと見つるを、これにぞ怪しく思ひし」など仰せらるゝに、いとゞつらく、うちも泣きぬべき心地ぞする。「いであはれ、いみじき世の中ぞかし。後に降り積みたりし雪を、うれしと思ひしを、けそれはあいなしとて、掻き捨てよと仰事侍リしか」と申せば、「實に勝たせじと思しけるならん」と、

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