サイトの公開と見た目
非公開サイトと閲覧・編集の権限(ユーザ管理)
サイトを非公開にしたうえで、「許可した人だけ閲覧」「指定した人が共同編集」を設定できます。ダッシュボードの「サイト詳細」→「ユーザ管理」で行います。
- 閲覧者(viewer) — 非公開サイトを閲覧できます(編集は不可)。
- 編集者(editor) — 閲覧に加え、トップページ(CMS)や各種設定を共同編集できます。
- 管理者(admin) — 編集者と同等(将来メンバー管理も)。
- 許可ドメイン — 例
u-tokyo.ac.jpを登録すると、そのメールドメインの Google アカウントでログインしたユーザーは個別招待なしで閲覧できます。
閲覧するユーザーは、まず(Google で)ログインしてから非公開サイトの URL を開きます。許可されていないユーザーや未ログインのアクセスは 404(存在を隠す)になります。公開/非公開の切り替えはオーナー(と管理者)のみ可能です。
仕組み
ログインするとサーバ側で読める安全な Cookie が発行され、非公開サイトの表示時に「閲覧して良い人か」を判定します(外部の生成 AI は使いません)。
公開設定
サイト(データベース)の公開設定を「公開」にすると、次の場所に現れます。
- プラットフォームのトップページ(archivebase.ldas.jp)の「公開中のサイト」一覧
- サイト自体の URL
/{アカウント}/{データベース}(非公開の間は 404)
公開しても、非公開フラグの付いたアイテムは一覧・検索・API に現れません(アイテムとコレクション)。
サイトの標準ページ
各ライブラリはトップページと、資料の種別ごとの一覧・検索ページを自動的に持ちます。その種別のリソースが 0 件のページはナビに出ません(データ駆動)。
| URL | 内容 |
|---|---|
/{account}/dl/{db} | トップ(種別別の件数と各検索への導線) |
…/items | アイテム検索 |
…/collections | コレクション一覧 |
…/pages | 画像(面像)一覧 |
…/annotations | アノテーション(tag / motivation ファセット) |
…/map | 座標付きリソースの地図 |
…/fulltext | ページ単位の OCR 全文検索(対応バックエンドのみ) |
…/visual | ビジュアル検索(対応バックエンドのみ) |
…/assoc | 連想検索(索引構築済みのみ) |
サイトカード(トップページでの見え方)
「公開中のサイト」一覧では、各サイトがサムネイル + 説明文のカードで表示されます。ダッシュボードの「サイト詳細」→「サイトカード」で設定します(画像・説明文・英語説明文)。
未設定時は自動的にフォールバックします: 画像はヒーロー画像 → 最新アイテムのサムネイル、説明文はフッターの説明 → サイト説明の要約。説明文は日英それぞれ設定できます。
独自ドメイン
公開中のサイトには、xxxx.ldas.jp のような独自ホスト名を割り当てられます(Vercel の独自ドメインと同じ考え方)。割り当てると、archivebase.ldas.jp/{アカウント}/{データベース} の内容が、そのホスト名のトップページとしてそのまま表示されます(URL バーはホスト名のまま。内部でテナントに解決されます)。
- 設定はダッシュボードの「サイト詳細」→「独自ドメイン」。使いたい先頭ラベル(例:
haga)を入力して「追加」するとhaga.ldas.jpが割り当てられます。 - DNS と TLS 証明書は自動(Cloudflare)で、追加は数秒で反映されます。
- サイトが公開である必要があります(非公開のまま割り当てても 404 になります)。先に公開してください。
archivebase・wwwなど予約済みのラベルは使えません。1 サイトに複数のドメインを割り当てることもできます。
自分のドメインを使う(外部ドメイン)
ldas.jp のサブドメインではなく、自分で所有するドメイン(例 archive.example.org)でも配信できます。仕組みは Cloudflare for SaaS(Custom Hostnames)で、TLS 証明書は Cloudflare が自動発行し、Cloudflare の WAF/エッジ防御もそのまま効きます。
- ダッシュボードの「サイト詳細」→「独自ドメイン」の自分のドメイン欄にフルのドメイン名を入力して「追加」。
- 画面に表示される DNS レコード(CNAME と TXT)を、そのドメインの DNS に設定します(所有権確認 + 証明書発行のため)。
- 反映(数分〜)を待って「確認」を押すと、検証が完了したドメインが配信中になります。
- 検証待ちの間はまだ配信されません(表示は「検証待ち」)。DNS の反映には時間がかかることがあります。
カノニカル URL
独自ドメインで配信されるページの canonical / OGP URL は、そのドメイン(https://haga.ldas.jp/ や https://archive.example.org/)を指します。
トップページを編集する(ブロック / CMS)
トップページの本文を、コード無しでブロックを積み上げて自由に組み立てられます。ダッシュボードの「サイト詳細」→「トップページの内容(CMS 編集)」で編集します。
使えるブロック:
- 見出し / 本文(Markdown) — 日本語・英語を個別に入力
- YouTube 動画 — URL か動画 ID を貼るだけ(プライバシー強化埋め込み)
- 画像 — URL(任意でリンク先・代替テキスト)
- ピックアップ — サムネイル一覧を自動表示 / お知らせ — 最新のお知らせを自動表示
ブロックを 1 つ以上置くと、従来の自動レイアウト(検索カード等)の代わりにその内容が表示されます(ヘッダーのナビは常に表示)。ブロックを「全消去」すると自動レイアウトに戻ります。背景画像のヒーローは下の「トップページのヒーロー」設定のままです。
安全性
生 HTML は貼れません(YouTube は専用の動画ブロック、本文は HTML を除去した Markdown)。外部の生成 AI は使いません。
トップページのヒーロー
ヒーローを設定したサイトは、背景画像 + グラデーション + ボタンのフルブリードなトップページと、「ピックアップ」サムネイルグリッドで表示されます(未設定ならシンプルなヘッダー)。ダッシュボードの「サイト詳細」で背景画像とサブタイトルを設定します。
詳細ページのビューア
アイテムの詳細ページ(/{account}/dl/{db}/item/{id})の表示は、サイトごとに選べます(ダッシュボード「サイト詳細」→「詳細ページのビューア」)。
- simple(既定)— メタデータ表 + サムネイル
- osd — OpenSeadragon ビューア付きレイアウト。子リソースの画像をコマとして表示し、右側にコマ一覧タブが付きます。画像がない場合は自動的に simple 表示になります
- av — 音声・動画プレイヤー(Clover IIIF)。IIIF マニフェストと WebVTT 字幕に対応
- corpus(
settings.dts.source = "corpus"のサイト)— 翻刻テキストを持つ資料の読解ビューア。OpenSeadragon 画像に加え、行単位の翻刻ハイライト(コーパスの IIIF テキストレイヤ由来の座標)、ページごとの翻訳・要約タブ、ビューア内の全文検索、本文から抽出した固有表現(人名・地名・組織)の一覧を表示します。座標つきの地名を持つコーパスには**「地図」タブ**が自動で出て、作品横断で地名を出現回数つきに地図表示します(分析ページの地図と同じ)。共通レイアウト(下記)はそのまま使い、プレイヤー部分だけがこの読解ビューアに差し替わります
IIIF マニフェストを持つ資料には「VR ギャラリーで見る」リンクを表示できます(既定は非表示。必要なサイトのみダッシュボードで有効化)。3D モデル(metadata.model3d)を持つアイテムは、サイトのビューア設定に関わらず 3D ビューアで表示されます。スキャン由来の GLB がうつ伏せ・横倒しなど傾いて表示される場合は、metadata.model3dOrientation に model-viewer 形式の姿勢("roll pitch yaw"、例 "-169.94deg 37.50deg -152.31deg")を指定すると向きを補正できます。
ビューアの種類(osd / av / 3D)にかかわらず、プレイヤーの下には共通のレイアウトが並びます — 左にメタデータ、右に共有・「この資料のURL」・関連リンク(IIIF マニフェスト等)・利用条件・引用です。異なるのはプレイヤー部分だけです。
コマを指定した共有と引用
複数コマの資料では、いま開いているコマがそのまま共有できます。
- URL に
?canvas=3を付けると 3 コマ目(コマ番号は 1 始まり)から開きます。ビューアでコマを送るとアドレスバーの?canvas=も自動で切り替わるので、ブラウザから URL をコピーするだけでそのコマを共有できます - 右レールの 「この資料のURL」 欄は常に現在のコマの URL を表示し、コピーボタンで取得できます。共有ボタン(X / Facebook / LINE / リンクをコピー)も同じくコマ付きの URL を共有します
- 右レールの 「引用」 は転載時の表記例(
「タイトル」サイト名. URL(参照 日付))で、URL には現在のコマが含まれます - 旧サイトからの被リンクで使われている
?pos=3も同じ意味(1 始まりのコマ番号)として受け付けます。開いたあとは?canvas=3に正規化されます
利用条件(ライセンス)の表示
右レールには利用条件を表示できます。設定はサイト単位(PATCH /{account}/{db}/api/database の rights)で、日本語・英語の表示文と、任意で「詳細な利用条件」のリンク先を指定します。
"rights": {
"ja": "CC BY 4.0 (表示 4.0 国際)",
"en": "CC BY 4.0",
"url": "https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja"
}資料ごとに権利が異なる場合は、そのアイテムのメタデータ license(または rights)に値を入れると、そのアイテムだけサイト既定を上書きします。利用条件は権利表示として右レールにまとめるため、メタデータ表には重複して出しません。
画像のダウンロード
画像ビューア(osd)を持つ資料の右レールには、ダウンロードパネルを表示できます(NDL デジタルコレクション相当)。閲覧者は次を選んで画像を取得できます。
- ファイル形式 — JPG(単コマ)/ PDF
- 解像度 — 通常の解像度(軽量)/ 高解像度
- 範囲 — すべてのコマ / 範囲を指定(
1,3,6や5-12) - 余白を追加して書誌情報を印字(PDF のみ)— 各ページに余白を設け、タイトル・コマ番号・利用条件を印字します
単コマ JPG は既存の IIIF 配信 URL をそのまま取得するのでサーバ負荷はほぼありません。複数コマの一括(ZIP)や PDF はサーバで束ねるため、一度に取得できるコマ数に上限(既定 200)があります。大きな資料は範囲を指定してください。生成中はボタンが「生成中…」表示になります。
これはメインではない重い処理なので、サーバでは同時生成本数を絞っています(既定 1 本、環境変数 DOWNLOAD_MAX_CONCURRENT で調整)。混雑時は「少し待って再試行」を促すメッセージ(HTTP 429)が出ます。1 回の生成が大きすぎる場合(既定 300MB 相当、DOWNLOAD_MAX_MB)は範囲を狭めるか軽量解像度を選ぶよう促されます。クローラや機械的な大量リクエストでもサーバが落ちないための歯止めです。
設定はサイト単位(PATCH /{account}/{db}/api/database の download)です。公開サイトは既定で有効。権利上ダウンロードを絞りたいサイトは無効化・形式制限できます。
"download": {
"enabled": true, // 省略時は公開サイトのみ ON
"formats": ["jpg", "pdf", "zip"], // 許可する形式(空配列で実質オフ)
"maxFrames": 200, // PDF/ZIP 一括の上限コマ数(1..1000)
"defaultSize": "reduced" // パネルの解像度初期値(reduced | full)
}非公開サイトのダウンロードは既定でオフです(enabled: true で明示的に許可)。画像自体は従来どおりアセット単位の公開/非公開(is_public)と閲覧ゲートで保護されます。
その他の表示設定
ダッシュボードの「サイト詳細」では、ほかに次を設定できます。
- 検索ファセット — 種別ごとに、絞り込みに使う metadata キーとラベルを指定(Postgres バックエンドのサイト)
- 詳細ページのメタデータ表示 — アイテム詳細ページのメタデータ欄で、キーごとに表示名(日本語・英語)を変更・非表示・並び替えできます。
dcterms:dateのような標準語彙のキーは、未設定でも自動でラベル化されます(例:dcterms:date→「日付」/ Date)。API キー版ではPATCH /{account}/{db}/api/databaseのdetailFields([{key,label,labelEn,hide}]) - その他のサイト設定 — 上記以外の設定(ヒーロー、フッター、サイトカード、提供機関名、OG 画像、利用条件、OCR の既定モデル など)も「その他のサイト設定」から変更できます。API で変更できる設定は、すべてダッシュボードからも変更できます
- 検索結果の並び替え — 検索ページの「並び替え」プルダウンの選択肢を、そのサイトのデータに合わせて差し替えられます。未設定だと標準の一覧(請求記号 / 差出人 / 出版年 …)が出るため、これらの項目を持たないサイトでは押しても何も起きない選択肢が並びます。API キー版では
PATCH /{account}/{db}/api/databaseのsortOptions([{field,dir,label,labelEn}])。fieldは metadata のキー、またはtitle/slug/relevance(関連度順)、dirはasc/desc(既定asc) - ヘッダーメニュー — タブの表示/非表示、名称の変更(日本語・英語)、並び順、独自リンクの追加ができます
- メニューの表示/非表示 — ヘッダーのタブ(アイテム/コレクション/ページ/地図 等)を個別に隠す
- メニュー名の変更 — 既定のタブ名を任意の名称に変更(例: アイテム → 所蔵品 / Holdings)
- 並び順 — タブの並び順を ↑ / ↓ で変更
- カスタムリンク — 独自のメニュー項目を追加。リンク先はサイト内パス(例:
/about-us)または外部 URL(別タブで開く)
- ギャラリー表示 — 親資料と切り出し領域を並べるギャラリーページを有効化
フッターと固定ページ
- フッター(サイト説明・関連リンク集・コピーライト)は現在ダッシュボードに編集 UI がなく、API キー経由の設定(
PATCH /{account}/{db}/api/databaseのfooter)で行います - 固定ページ — 「このデータベースについて」等はページ(About)機能で表示されます
執筆中
設定画面のスクリーンショット、多言語文言の入力方法、各バックエンド(全文/ビジュアル/連想検索)が有効になる条件、フッター編集のダッシュボード対応を追記予定。